折り紙は趣味に含まれますか?

俺は…折り紙を折るッ…! 折り紙が世界を支配する、その日まで…!! (京大生が折り紙を折ったりするブログです)

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ポルターガイスト/Poltergeist(Closet)(創作:kyoppy)
用紙:38×38cmビオトープ+ニューカラペ

ポルターガイスト:誰一人として手を触れていないのに、物体の移動、物をたたく音の発生、発光、発火などが繰り返し起こるとされる、通常では説明のつかない現象。 いわゆる 心霊現象の一種ともされている。(Wikipediaより)



折りネットに展示した作品。

「実体のない現象を、具体的な形に起こす」というコンセプト。

「ポルターガイスト現象」を、「家具の裏から正体不明の影が這い出てくる」という形で表現してみました。

幼少期にしばしば襲われた、「家具の裏の暗闇に何かがいるような気がする」恐怖が反映されたデザインです。

人物と幾何学的構造が組み合わさったデザインには、ジョワゼル作品の影響も少なからずありますね。


この作品、「恐怖心」が主題となっているからには、共感を得るには鑑賞者にも恐怖を与えなければならないと考え、

恐怖心を煽るために「鑑賞者の視点」を強く意識しています。

作品のサイズ、及び展示代の高さの問題で大人が気味悪く思うまでになったかは微妙ですが、

子供が怖がっていた、という話を聞いたので、とりあえずは成功だったのでしょうかね。

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巨大な左手。ここをいかに目立たせるかに腐心しています。

広がった蛇腹は、掌の幅をもたせる以外にも、蛇腹に対して集合体恐怖症に似た感覚を呼び起こす狙いがあります。

昨年の折りネット展示にあった、U39氏の『IBM』の影響ですね。完全に。


後ろからの写真を見るとわかるように、左手の薬指と小指が他より短くなっています。

これは鑑賞者が手前側から左手を見た時(最初の写真の視点)、最も「迫り来る感じ」が出る形を模索した結果。

見られることを意識した作品作りというのは、折り紙界隈でどこまで進んでいるんでしょうかね? よく知らない。



左手以外の部分は、なるべく情報量を減らして主張しないようにしました。

顕著なのは頭部ですね。「フードの人」まんまです。

下手に恐怖を煽る表情をつけるより、こちらの方が「正体不明」って感じが出て良いです。



余談として、俺はこれを創作する際、迫ってくる手は「左手」にしようと、無意識に決めていました。

右手という選択肢が全くなかったんですね。理由は分かりません。心理学的な作用とかあるんでしょうか。

折り紙に関しても、見せ方に心理学の要素を持ち込めば、作品がより魅力的になるのは間違いないと思います。



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一番気に入ってる部分は、実は右手です。

偶然できた形なんですが、こちら側に乗り出してくる感じが上手く表現できたと思います。

この構造を活かすためだけに、わざわざ無駄領域を出したりしてます。



惜しむらくは、クローゼットが全然クローゼットに見えないところでしょうか。

情報量を減らしたはいいものの、ただの直方体にしか見えない。色々試行錯誤したんですけどね。

「引き出しを1つ開ければいいのでは?」というアイデアを頂いたので、もしかしたらやってみるかもしれない。




最後に、カッコつけたような珍妙なタイトルについて。

「アルファベット併記の方がかっちょええやん!」という厨二病的理由もありますが、

本当は『(Cupboard)』とか『(Bookshelf)』とかも作りたかったんですよね。

今後作るかと言われれば……うーん。





(o´艸`)<創作過程を飲みの席で語ったので、kal君がまとめてくれる……かもしれない。

3月18~19日に、折り紙サークルネットワークの第3回展示会がありました。

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今年は大阪でした。

んでもって日程が関西コンと丸かぶりした。

関西コンと両方来て下さった方々には感謝感謝。


俺は今年で大学卒業なので、参加はこれで最後。

せっかくなので講習と展示をしっかりやった。

講習は人全然いなかったけど。

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(作品解説はまたそのうちやると思います)



今回は新企画として公開お題合戦をやりました。


お題合戦とは!?

与えられたお題に沿って、即興で折り紙作品を創作するゲームである!!



折りネット内では恒例行事になっているこの「お題合戦」を公開でやろう、という試みです。


さて、このお題合戦ですが。

身内でも毎回二度とやりたくないという意見が出るほどの死のゲーム

20分で創作、それも相当に無茶なお題が飛んでくる。

俺は個人的にエクストリームスポーツと認知しています。

それでも、毎回何かしら名作が生まれてしまうせいで、今では恒例行事として定着している。

それを人前でやれ、という。かなり攻めた企画なのは間違いないですね。


このハードな企画、当然参加者はメンバーの中でも精鋭と呼ばれる人ばかり。

何故か俺も参加させられたしました。まあ最年長者だしね?

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↑『サンクス』by俺(お題:コンビニ)

詳細な内容は、Twitterで#お題合戦のハッシュタグを検索していただければ。

事前にTwitter上で演習をした記録も残っています。かなり盛り上がりましたね。



もう一つ、こちらは展示会恒例の巨大折り紙

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カンガルー(創作:萩原元)
用紙:4.9m四方クラフト紙
俺の担当:アヤメの基本形まで

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サイ(創作:小松英夫)
用紙:4.9m四方クラフト紙
俺の担当:上に乗る(中の人はがっきー君)

折りネットの度に、俺のネタ画像が増えている気がする。

あと「細すぎてコラにしか見えない」とか言われた。



やっぱ大阪開催だからか、人の入りは正直大したことなかったです。

関西コン丸かぶりも痛かったですね。向こうが被せに来ちゃったから仕方なかったんだけど。

展示会東京一本化とかも視野に入ってきますね……。どちらにせよ来年は東京ですが。俺は参加できませんが。


イベントそのものもさることながら、酒の席は大いに盛り上がりました。

やっぱ同年代同趣味の仲間がたくさんいる環境は素晴らしい。元々交流目的の団体ですしね。

2日目の夜には、折り紙についてかなり濃密な話ができました。新たな知見がいくつもあった。

コンベンションとはまた違ったガッチガチの折り紙討議も面白いもんです。



はあ、終わっちゃいましたね、折りネット。

折り紙サークルも引退だし、大学も卒業。

正直、寂しくなるなあ……。





:;(∩´﹏`∩);:<採用延期食らったので社会人はまだちょっと先です

折りネットも近いので、ブログに載せてなかった創作作品をちょくちょくまとめていこうと思います


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トリバネアゲハ(創作:kyoppy)
用紙:15cm折り紙用紙
沿革:昨年7月創作、折りネット夏交流会で講習済


去年作ったやつ。そういえばブログには何も書いてなかった。

サークルでチラシを適当に折ってたらできた。ヘンテコな構造は偶然の産物。

『トリバネアゲハ』と題したものの、実物のトリバネアゲハには尾状突起はありません。

これは、俺の脳内イメージを元に創作したためです。

実物とイメージ、どちらが先行すべきかというのは、折り紙のデザインにとっては一つのテーマではないかと思います。

言い訳? うるせえ!! 黙ってろ!!


羽の形の自由が利くので、アレンジの幅は広いと思います。

一番大きな内部カドを余らせるという無駄なことをしているので、そこも改善の余地はあるかもしれません。


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展開図。中心の比率が1:√2。近似22.5°系です。

「近似22.5°」とかいう用語を使うと妙にテクニカルに見えますけど、

要するに「角度の誤差を誤魔化して折ってます」ってことです。

具体的には、左下から左上、右下から右上に伸びる斜めの折り線。

こういう変な構造って、実際に折って見つけるしかないんですよね。

ただ何となく紙を折っているだけでも、思わぬ構造が見つかったりします。




(๑-﹏-๑)<作品をアーカイブにまとめるのも、大事な作業なんだろうなぁ

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