広重と清親に行ってきた。
浮世絵を生でまじまじと観たのは初めて。
基本的に浮世絵は木版画。
どうしてこんなに細い線を彫れるのかと感心しきり。
版画と切り絵、余分な部分を落として一枚の絵にする手法は
共通してると思うので、ものすごくいい勉強になった。
下絵を描く絵師も、その通りに削る彫り師もカッコイイ(・∀・)
広重は、正統派の景色図はもちろん、遊び心たっぷりの作品も
たくさん飾られてた。
スサノオノミコトとクシナダヒメが、退治したヤマタノオロチを
蒲焼きにして売ってるのとか最高に好き( ´艸`)
清親の作画は、かなり現代風。
「猫と提灯」の緻密さにびっくり。
そして、一番の目当て。
北斎の娘・お栄(葛飾応為)の作品「吉原格子先之図」。
これは、版画ではなく肉筆の浮世絵。
光と影のコントラストがあまりにも美しく、しばしの間見とれたよ。
ちょっとフェルメールを思い出したりも。
記念に買ったポストカードたち。
葛飾応為「吉原格子先之図」(右上)
小林清親「猫と提灯」(右下)
歌川広重「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」(左)
さて。
公開中の『百日紅』。
ほんとうは広重清親展とあわせて観たかったけど、
どうにも予定がつかない。
このぶんじゃあ『蟲師』もパスになりそ・・・・゚・(ノД`;)・゚・
コメント
コメント一覧 (4)
『百日紅』お栄の声が杏なのがイヤです〜なんか棒っぽくないですか? ちゃんとした声優さんにして欲しかった……( ´△`)
浮世絵、私もじっくり見たいです〜図録も欲しい!
大変遅れてしまいましたが、オベさまのお誕生日おめでとうございました!
コメントありがとうございます。
>『百日紅』お栄の声が杏なのがイヤです〜なんか棒っぽくないですか?
杏ちゃんは嫌いではないですが、声だけの演技だとどうしても物足りなさがあります。
やはり、本職の声優さんとはぜんぜん違いますよねぇ。
でも、松重豊さんや濱田岳さんは、味があっていい感じします。
杉浦日向子ファンとしては、着物の描き方が一番気になりました。
当時は「おはしょり」がなくて、日向子先生の原作でも
そう描かれてるのに、映画ではしっかりおはしょってるようで・・・。
>オベさまのお誕生日おめでとうございました!
ありがとうございます!
何かとバタついて、彼のお誕生日をゆっくり祝えませんでした。
(こっそりケーキでも買って、ひとりで食べたかったのに〜)
来月の銀英舞台もスケジュール的に危ういですが、なんとか行きたいです。
こんばんは
こんな美術館があったのですね。
私も浮世絵って余り見る機会ないので、
時間があれば除いて見たいです。(^。^)y-.。o
コメントありがとうございます。
>こんな美術館があったのですね。
浮世絵に特化した美術館だそうです。
明治神宮前駅から間もなくですが、大通りから少し入ったところにあり、
割とこじんまりとした建物で、一見美術館ぽくはないかも。
ちょっと隠れ家的な感じもして、なかなかよい雰囲気でした。
この後所用で神保町へ行ったんです。
約束の時間まで古書店街をぶらついていたんですが、
ついつい浮世絵関連のお店の前で足が止まり、
ウィンドウに飾られた作品たちに見入ってしまいました。
いずれ、浮世絵風の切り絵も作ってみたいです(*^_^*)