全般

当ブログでは、教員採用試験に関する情報をいち早くまとめ、配信していきます。

教員採用試験の勉強法
教員採用試験とは、正式には「教育職員採用選考試験」と言われるもので、簡単に言えば、公立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校などの教員になるための試験のことを言います。各都道府県で毎年夏休み期間中を使って実施されています。

団塊の世代の退職に伴い、近年では、各地で大量採用がされています。特に大都市圏(北海道・東京都・大阪府・愛知県など)やその周辺の都道府県(神奈川県・埼玉県・横浜市・名古屋市)などでは積極的な教員採用を行っているようです。

試験内容は各都道府県で若干違うものの、多くは「教職教養」「一般教養」「専門教養」「論作文」「面接」「模擬授業」「集団討論・集団活動」「実技試験」などで試験が行われています。通常2次試験の合否で採用・不採用が決定されます。

当ブログでは、管理人である私の教員採用試験合格体験をもとにした効率的な勉強法をお伝えすると共に、教員採用試験の日程や倍率、難易度などの情報をいち早く配信していきたいと考えています。

教員採用試験に必要だと思われる情報は当ブログでどんどんまとめていきますので、みなさんはその情報をインプットしたり、教員採用試験に向けての勉強に時間を使ってくださいね!

このブログが少しでも多くの方のお役に立て、教員採用試験合格への架け橋となれれば幸いです。頑張りましょう!!


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まずは教員採用試験までの日程を確認しておきましょう。このスケジュールを参考に今後勉強をしていくことになります。応募期限はどの自治体も厳密に行っていますので、忘れないように確実に把握をしておいてくださいね。


【4月頃】

4月頃から順次採用試験の募集要項が配布になります。教育委員会や市役所、または県政情報センターなどで手に入れることができます。中にはPDF形式でインターネットからダウンロードが可能な自治体もあります。

しかし、私のお薦めは「説明会への参加」です。大量採用が続く自治体では都道府県をまたいで優秀な人材を集める努力をしています。そのため、各地で募集要項の配布を兼ねて説明会が催されています。各自治体で説明会の工夫をしていて、今年初任者として教壇に立っておられる方の体験談やその自治体が求めている教員像の話など、今後自己PRや面接で使えそうなネタをたくさん得ることができます。

また、説明会は多くの場合事前の申込が必要で、当日も受付で出欠を取られます。これが合否に響いているのかどうかはわかりませんが、不安要素をつぶしておくにこしたことはありません。ぜひ積極的に参加してくださいね!日程や場所の詳細は説明会の発表がされ次第、またこのブログ上で配信させていただきますね。

募集要項を早くもらいに行くことが合否に関わるなんて話もありますが、それはあまり気にしなくていいと思います。私自身がギリギリで募集要項をもらい、期限ギリギリで応募しましたので。気分的に焦りますが・・。

募集要項を手に入れたら、必ず熟読をしてください。特にTOEICや英検などの資格を使って受験される場合や、受験資格の条件に当てはまっているか、また年齢制限なども自治体によって違いますので必ず確認をしてくださいね。資格に対する優遇措置や年齢制限は意外に変更になっていたりします。


【7月頃】

夏休みに入るのと同じ時期に各自治体で1次試験が実施されます。試験日は複数の自治体を受験する人のためにエリアごとにずらしてあります。毎年東京都・大阪府・愛知県は違う日程で試験が行われています。

1次試験では、受験者が非常に多いため、筆記試験が中心となることが多いです。具体的には、「教職教養」「一般教養」「専門教養」「集団面接」といった流れが一般的でしょうか。自治体によっては1次試験から「ロールプレイング」や「集団劇」、「実技試験」や「論作文」を実施するようです。日程と試験内容
から逆算をして計画的に勉強をしていきたいですね。

また、社会人経験枠や常勤講師歴などで優遇され1次試験を受けなくてもいい場合もあります。


【7月下旬頃】

1次試験の合否が郵送で送られてきたり、インターネット上で確認ができます。試験結果の開示ができる自治体も多くありますので、試験結果の判定が気になる方は開示請求をしてみるのもいいかもしれません。


【8月~9月】

夏休み終盤頃に2次試験が行われます。中には9月下旬まで行われている自治体もあるようですね。1次試験で受験者がある程度絞られているので、2次試験では1つ1つの試験がじっくり行われます。「集団討論」「論作文」「実技試験」「個人面接」・・そんな流れが一般的でしょうか。自治体によっては、2次試験でクレペリン検査や専門教養の試験が行われます。(私は愛知県で受験しましたが、愛知県では2次試験でクレペリン検査と専門教養試験がありました。)


【9月上旬頃】

この頃から順次2次試験の合否が発表になります。最近ではインターネットで合否結果が閲覧できるみたいですね。合格している場合は、分厚めの封筒が自宅に届きます。その中に入っているさまざまな書類に必要事項を記入し、提出して手続き完了となります。

中には“補欠合格”もあります。これは、合格者の中で採用辞退者が出た場合に採用されるものです。しかし、補欠合格者の中から採用されるのは稀なのが現実のようです。


【3月頃】

配属校が決定され、通知されます。各自治体で配属校の通知方法は違うと思いますが、私が採用された愛知県では配属校の校長先生から直接電話がかかってきました。突然来るので結構驚きました。


【4月】

晴れて新米教員として教壇に立ちます!!常にこの日をイメージして、毎日の勉強に励みましょう!

その他情報

よくインターネット上の掲示板などで話題に上がるのが「コネ合格」。あくまで個人的な憶測でしか発言できませんが、コネは実際にあるんじゃないかと思います。

ただ、コネ合格があるのかないのかって議論は正直意味がないんじゃないかと思うわけです。私たちが目指しているのは教員採用試験の“合格を勝ち取る”ことであって、教員採用試験の在り方の是正ではないはずです。

だから、


「コネがなくても教員採用試験に合格することはできる」


この事実だけで私たちにとっては充分だと思うわけです。私自身もコネはもちろんありませんでしたし、大学だって難関大学というわけではありません。おまけに一般企業に一旦就職したものの1年もたたないうちに辞めてしまったという世間的に見たらあまり良い印象を与えられない経歴までありました。でも合格しました。誰にだって合格の可能性があります。これは私の経験から言っても断言できます!

もう教員採用試験にコネがあるのかないのかって議論は辞めませんか?その時間をぜひ勉強時間に回して欲しいです。

確かに気になる情報ですが、このブログを見てくれているあなたはそんな議論に加わらず、教員採用試験に向けて着々と勉強を進めて欲しいです!!

楽しく前向きに(^_^)/!さぁ、教員採用試験の勉強を再開しましょう!

面接

私が教員採用試験を受けてみて、最も重要だと思ったのが「面接」です。教員採用試験の受験者を直接見られる面接にはやはりかなり重きが置かれているようです。現役の校長以上の先生方が面接官になるのが一般的なようです。今回は面接で話す内容以前の“見た目の大切さ”についてお話したいと思います。

ところで、「メラビアンの法則」って知っていますか?

メラビアンの法則とは、人が他人に与える印象を100としたときに、その内訳が

55(見た目)+38(声)+7(言葉)

という割合になる法則です。かなり有名な法則なので、もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんね。意識して見ていただきたいのは、面接官に与える印象で最も大きいのが実は“見た目”なんだということです。私自身このメラビアンの法則を知って、面接当日は見た目に本当に気を遣いました。見た目で私が気を付けた点を以下に書きますね。

【私が気を付けた面接での見た目】

① スーツ

教員採用試験の為だけにスーツを新調しました。購入のときに私が意識したのはスーツがスタイリッシュであること。スッキリとしたシルエットの方が面接官に知的なイメージを与えられる気がしたからです。

② ネクタイ

ネクタイも新調しました。ネクタイって自分で思うより相手に与える印象が大きいです。使い古して少し汚れていたり、擦れていたりするようなネクタイは絶対にやめた方がいいです。私の中でのポイントは活発で爽やかなイメージを与えること。自分ではわからないので、お店の人に「爽やかそうに見えるネクタイってどんなのですかねぇ?」と直接聞いて購入しました。そのときはシルバーを基調に明るいパープルのラインが入ったネクタイにしました。

③ ビジネスシューズ

ビジネスシューズも新たに購入しました。年齢によって与える印象が違うため一概には言えませんが、私は足先が比較的尖ったタイプで色がブラウンのものを購入しました。オシャレは足元から。と言われるようにシューズも第1印象に大きな影響を与えると思います。

④ ワイシャツ

最後にワイシャツです。就職面接などでたまに聞くのが面接は真っ白のワイシャツが良いということです。しかし、私はそうは思いません。私が徹底して意識したのは“知的に見えるためのコーディネート”だったので、ワイシャツはストライプ柄を選びました。ストライプはスタイリッシュなスーツと合わせることでさらにスタイリッシュに魅せる効果があります。

こんな具合に“見た目”に細心の注意を払いました。少々お金がかかってしまいましたが、相手に与える印象の半分が見た目であることを考えれば、これぐらいの出費は大したことないと思います。

そこまでするか!?と思われるかもしれませんが、私たち自身も普段人の身なりを見た第1印象で「この人賢そうだな」とか、「この人キッチリしてそうだな」といったように知らず知らずのうちに決めつけています。面接官だって同じだと思うんです。

そして、メラビアンの法則によって1度与えられた印象は30分の面接中には払拭できません。少なくとも数週間はかかるでしょう。良い第1印象を与えられれば何も問題ありませんが、悪い印象を与えてしまったら大変です。声の印象や話した内容でよっぽど良い印象を与えない限りは逆転が不可能になります。

面接始めからそんなビハインドを背負うくらいなら、ある程度のお金をかけても見た目を大切にした方が絶対に良いです。ちなみに、第1印象を与えるまでの時間はわずか3秒なんだそうですよ。

面接対策や勉強の時間を削ってでも、私自身が実践して良かったと本当に思いますし、あなたにもぜひ実践していただきたいと思っています。