地方版総合戦略である本市「富田林市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、地方創生について政府が全国の自治体に求めていた長期的な人口ビジョンとその対策としての5カ年計画の素案が示されました。
本市では他の自治体でもすでに公表されている様に、出生率向上や移住者増を織り込み、なんとか人口流出に歯止めをかけることを目指しています。
内容も地域の特色を生かした対策を盛り込みつつも、観光や地場産業の振興、子育て支援策の強化や企業誘致といった既存政策が並んでいます。
しかしながら子育て支援の環境を整備したからといって直ちに出生率が増加するわけではなく、若者のUターンや移住の流れを作るには時間がかかると考えます。成果が出るまでの長期的視野と粘り強い取り組みが求められます。
今回、地方ごとに人口ビジョンや総合戦略を策定することは、現状認識を高め危機感を持って将来に当たること、それ自体の意義は大きいと思います。
これを機に住民参加を進めて地域の魅力を再発見し、強みを生かした取り組みに磨きをかけてもらいたいですね。
その一方で急がれるのは「広域連携の取り組み」です。
自治体ごとに整備を進めて来た計画を見直し、自分たちの役回りをしっかりと決め、どのような連携が地域の生き残りに必要なのか、各自治体が待ったなしで求められている課題です。
人口減少社会を迎えダブついた公共施設の現状や税収減など、将来への厳しい現実を直視することから地方創生が始まります。
将来の子供たちに「魅力ある ふるさと」を残すためにも長期的視野で広域連携を行い生き残りをかけて本気で取り組むときが来ています❗️
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