本市金剛地区は、南海線で難波まで約25分という都心へのアクセスも良く、良好な住環境を備えたポテンシャルの高い街として発展して来ました。
その一方、開発から約50年が経過して少子高齢化や施設の老朽化、人口減少などのオールドタウン化によるいわゆる「ニュータウン問題」が顕在化しています。
本市の人口減少対策や地域活性化施策を考えると、本市の15パーセントの地域人口を抱え、整備された街並みと住環境を備えた金剛地区は重要な地域であり、再生による活性化が見込める潜在能力の高い地区と期待されます。
これまでも「金剛地区まち再生研究会」による提言が行われ、まち再生のアイデアや進め方が示されました。
大事なのは地域のニーズをまずきちんと把握すること。
そのためには従来からのアンケート調査だけではなく、地域住民や地域活動団体からなる「まちづくり協議会」の設置。さらには千里ニュータウンや泉北ニュータウンの再生への先進事例を参考に住民と一緒になって再生指針などを策定する必要があります。
特に大事なことは、子育て世代の活動拠点づくりと高齢者との世代間交流の場所を確保することで「まちづくり拠点」とすることです。「多様な人々が暮らしやすく住み続けられるまちづくり」における大事な視点であると考えます。
時間がかかっても粘り強く、そうした多様な人々が安全・安心・快適に暮らし続けるまちづくりの視点で金剛地区の再生・活性化を検討して行きたいですね❗️
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