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すみれ図書室





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二葉マークのタクシー





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今宮神社の見開き御朱印





「すみれ図書室」の記録 2017.8.27

日中は暑いけれど、朝晩は涼しく、少しずつだが秋の気配が感じられるようになった。早朝や夜になると、虫の音も聴こえる。
朝、家族を銀月アパートメントまで送り、その足で恵文社一乗寺店に寄り、続いて下鴨神社に参拝。
下鴨神社では結婚式があるようで、寿タクシーが何台かとまっていた。本殿で拝礼をしていると、正装(?)の宮司さんが神殿の中、私の正面あたりまで歩いて来られた。神様に歓迎されているのかもしれない、とありがたく参拝を終える。
その後、今宮神社へ向かっていたら、北大路通で二葉マークのタクシーが私の車の前に。先週に続いて2種連続の週末遭遇だ。京都市内で2台しか走っていないレアなタクシーなので、信号待ちで写真を撮る。この車両は、世界文化遺産にも登録されている上賀茂神社の「式年遷宮」に合わせたもので、二葉は神紋の「フタバアオイ」を表現したものらしい。何でもこのタクシーに乗車したレシートを上賀茂神社で見せると、記念品がもらえるとか。その後、ちょっとお店に立ち寄り、再び今宮神社に向かって走りながらふと左を見ると、何と先ほどの(多分)二葉マークのタクシーが隣を走っているではないか。わずか15分程の間に2度も遭遇するなんて! 何だかいいことがありそうだなぁ、と、ちょっぴりワクワクしながら今宮神社に到着。いつも通り「ようこそお参りやした」という参道脇のあぶり餅の店の方に声をかけられながら神門をくぐり、手水で口と手を浄め、本殿に参拝。参拝後、御朱印をお願いした。ここでは両面御朱印をお願いすることが多いのだが、この日は片面御朱印を。しばらく待っていると、「大変申し訳ありません。片面とのご希望でしたのに、間違えて両面の御朱印になってしまいました。片面の初穂料で結構ですので、よろしければおおさめいただけませんでしょうか」と申し訳なさそうに言われたので「何だか得した気分で嬉しいです。ありがとうございます」と言って御朱印帖を受け取る。これも、二葉マークのタクシーを見たことによるラッキーなのかもしれない。
その後、チップルソンでパンを買うつもりだったが、お店は閉まっていた。先週末も閉まっていたなぁ、と残念に思いつつ、玄武神社に参拝。
こうしてあちこち寄り道をしながらやっと部屋に到着。すでに12時を回っている。
部屋の窓を開け、掃除をしてからお昼ご飯。今日は、三分搗きご飯、小豆カボチャ、高野豆腐の炊いたの、沢庵、車麩の角煮風。ご飯を食べ終えてから、お茶の用意をし、修道院のお菓子をテーブルに並べる。今日のお茶は、若狭彦神社のご神水で淹れた中原淳一のマリーゴールド入りの紅茶。
黒板にメッセージを書き、看板を出し、ひと通りの準備が整ったところで、お盆に習った仙人呼吸法をする(この呼吸法については、すみれ図書室通信に書いたが、改めてブログでも紹介したいと思う)。静かに私の「神殿」に入り、深く長く、仙人呼吸法を実践。せめて10分位したかったのだが、時間がなかったので3分程で終了。
予定通り、2時にオープン。いつも足を運んで下さる方々、はじめての方……夏休み最後の図書室での時間が過ぎてゆく。この日、いちばん遠くから足を運んで下さったのは新潟県からの方だった。こうして足を運んで下さった方々の話を聞いていると、私の知らないことばかりで興味深い。ここを開室していなければ知らなかったであろうことばかりだ。
そういえば、来て下さった方から、『ことばのはおと』がここのすぐ近くに移転し、そのオープンが今日だと教えていただいた。『すみれ図書室』を閉めた帰り道にチェックしたところ、歩いて5分もかからない場所だった。界隈にすてきなお店がまたひとつ増えて嬉しい。
話は変わり、図書室を閉めてから、ゆっくりと白湯を飲んだ。飲みながら茨木のり子さんの詩を思い出し、「白湯」とは消え行く日本語なのだろうか、そんなことを思った夜だった。

「そんな話を聞いた日の深夜
 しゅんしゅんと湯を沸かし
 ふきながらゆっくりと飲む
 まじりけなしの
 白湯の
 ただそれだけの深い味わい」 ━茨木のり子「さゆ」(『茨木のり子 言の葉3』筑摩書房に収録)より

☆9月の「すみれ図書室」は、9月24日(日)の午後2時からです。