足首の硬さと食欲

以前から足首は「女性の急処」と書いておりますが、実は食欲とも関係が深いのです。
私は過食症の方も拒食症の方も担当しており、そこまでいかずとも、食欲異常を抱えている人をたくさん観てきました。

そうした方々は必ず足首が硬いのです。そして、多くの方が足首が本来どのくらいの可動性を持っているか?という事を知りませんし、考える事もあまりしません。
そこで今回は足首の柔軟性チェック方法を書きたいと思います。

【チェック方法】
①長座(両足を伸ばして座る)します。
②両足首を出来るだけ手前に引きます。
③踵が地面から浮きましたか?

色んな方にやっていただきますと、足首が直角くらいまでしか曲がらない人が多いのです。多いものだから、それが普通と思われる様なのですが、これは全然硬い。異常なのです。
これだけ硬いからしゃがめないわけですね。
本来はもっと曲がるもので、足首を手前に引くと踵が浮くものです。
浮かなかった人は自覚が無くてもホルモン異常や食欲異常がある可能性が高い。なので簡単な調整方法も書いておきます。

【調整方法】
足首を小刻みに振る。

一番簡単な自分でできる調整方法はコレです。
大きく振るのではありません。なるべく細かく振って下さい。最初はなかなか上手くできないと思いますが、やっている内にできる様になるでしょう。
私が見本を見せますと「そんなに細かくは動かないですよ!」と、結構驚かれますが、これが普通なのです。
食べ過ぎたり、食べなさ過ぎたりしていると動かなくなるわけです。それに気付いていない事が最も大きな問題です。


右足と左足でちょっと意味が違ってくるのですが、両足ともしっかり動けるのが良い。ですから両足とも振って下さい。片足ずつ振って頂ければ大丈夫ですよ。
摂食障害だけでなく、生理痛・生理不順・不正出血・不妊症などの相談が当院にはかなり多いですが、こうした症状の改善にも繋がりますので、オススメ致します。