「子供が頭をぶつけたのですが、大丈夫でしょうか?」
という相談が割と頻繁にあります。
大体はさほど心配せずとも大丈夫なものですが、その見分け方が分からないと不安ですよね。
そこで昔から整体で行う頭部打撲の判断方法を紹介します。

抱っこするだけ。
簡単過ぎますね。でも、本当にこれで判断できてしまいます。
抱いた時にいつもより軽いと感じる場合は、頭部打撲でなくとも心理的なストレスが原因となっている時もあります。とにかく、心身に何らかの異常をきたしている証なので、注意が必要です。
特に羽毛でも抱いたかの様に軽い場合がありますけど、これは命に関わる状態であり、すぐさま治療が必要。

こうした判断をするためには、日ごろから抱っこしておかないと分からないかもしれません。
抱き癖をつけて良いか?と、何か心配されている親御さんも少なくありませんが、要らぬ心配でしょう。なぜ「抱っこ、抱っこ」と子供が要求するのか?それは本当に普段から抱っこばかりしているせいですか?違いますね。
普段から、子供から要求する前から抱っこしていると、むしろ子供は抱っこされたくないと、降ろしてくれと要求します。満たされているから、独立したいと要求するのです。それが自然。
ですから気にせず抱っこされれば良いのです。


今は4月ですから、新たに保育園や幼稚園に通いだした家庭を多いですね。不安だと思います。私も経験がありますから、そこはよく分かります。
不安だからこそ、こうした判断方法を知っておいて、少しでもその不安を和らげる事をオススメしたい。
例えば迎えに行ったらお子さんが暗い表情をしている。抱いてみたら軽い。そういう時は担当の先生に「今日、何かありませんでしたか?」と聞いてみた方が良いかもしれない。先生も1人で多数の子供を見ておりますから、目撃していないかもしれないけれど、確認した方が良いかも。
それで先生が「特に何もなかったと思いますが」とか言ったとしても、ちゃんとお子さんにも聞いてみる。何歳であっても。
そしてお子さんも「別に」と言ったって、やはり体に異常が出ているのだから、そういう時は要観察。不安を伝えない様に気を付けながら。私なら呼吸数と脈拍数を測りますが。(一息四脈)

幼児だけではなくて、本当はもっと大きな子供達もこうした基準は通用します。が、抱っこはさせてくれないでしょう。ですから声のトーンや表情、歩き方などを観察するわけです。絶対に変化がありますから。
イジメ問題が深刻化しておりますが、やはりご家庭でまず気付かねばならないと思います。学校だけの責任ではない。いや、学校の責任も重いんですけどね。


来月から一般向けの講座を定期開催しますが、その内容を決めかねていて、まずはこういった緊急時の整体法をお伝えしようかな?と思っています。
子供だけでなくて、大人にも使えるものも。介護に役立つものもいいですね。喉に詰まった物を出す技術とか、しゃっくりを止めるとかどうでしょう?災害時に安全な方へ逃げる方法とかも面白いんじゃないかと、まあそういう風に考えております。お楽しみに。