整体の基本的な操法に「肩甲骨剥がし」というのがあります。
かなりの頻度で使用するのですが、これにはいくつかのやり方があるのです。
私の所でも、何通りか指導しておりますが、まだ教えていない型もあって、なかなか面白い。

簡易式と呼ぶ様な、恐らく整体を学んだ事がない人でも、ちょっと練習していけばできるものもあります。
よくリラクゼーションなんかでも、これに近い事がされている様です。受け手は俯せに寝て、片手を後ろに回します。それで肩甲骨を浮かせて、その中に手を差し込んでいく様な感じ。
もちろん、実際にはそこにも身体操法が関わってくるのですけど。

本来の肩甲骨剥がしは座位にて行います。
これにも師伝によって違いがあるのですが、目的・効果が同じであれば、たぶん自分に合う形で行うのが良いと思います。自身の体癖によっても合う型は違うのだろうと思っています。

そしてこの座位での肩甲骨剥がしにも、第一操法と第二操法があります。
第二操法の方がよく使っている気がしますけど、まあどちらも習得しておいた方がいいのは間違いありません。
昨日は第一操法の方を生徒達に指導していました。小手先でやりがちになる操法ですので、身体操法に気を付けねばならないと思います。


時々、肩甲骨剥がしと言って、力づくで肩甲骨を引っ張られたと聞きますが、それは間違っています。
大体ですね、整体に力づくで行う操法なんて無いのです。
いわゆる「力」というのを極力使わない様に行うものですから。そうした訓練を日々しているわけです。


以前にも肩甲骨剥がしの事を少し書きましたが、最近多くなっている「乳癌」の予防や調整に使われる操法です。時代に求められている操法と感じていますので、生徒達には是非ともマスターして欲しい。
肩甲骨は骨盤とも強く連動しており、骨盤も異常を起こしている人が本当に多いですから、そちらの観点からも重要です。
まあ、乳癌と骨盤異常が別個の問題なわけでもないのですが。

パソコンの普及から急増した「眼精疲労」も、スマホの普及でさらに増加しました。
この眼精疲労と肩甲骨も繋がった問題で、当然ながら肩甲骨剥がしが適。この問題は、肩甲骨と後頭部の連動によるものです。
つまり、肩甲骨は骨盤とも後頭部とも連動しているのです。面白いと思いません?
こういうの、私は大好きです。凄く面白い。