小さなお子さんの相談も多く寄せられているのですが、子供と大人の身体は見た目通り大きく異なります。同じ様に観るわけにはいかないのです。

子供に起こる異常の根本原因はいつでも「感情」です。
それは、子供というのは物事を常に感情で受け止めますから、まあその様になるわけです。
ですから感情に関する処を調整していく事になります。 


その急処が頭部2番と整体では呼ぶ処なのですが、頭頂部の左右です。
以前に「角が生える」と紹介したのと同じ処です。
触って少し窪みを感じるのが正常ですが、ストレスが上限を超えますと角の様に隆起してくるわけです。

調整としては、この角へ愉気していけば良いでしょう。
押さなくて良いのです。
ただ拇指をそこに当てて、ジーっと集注しておくのが良い。
というのも、子供にとっての最大の栄養は「親からの注意」なのですから。
注意というのは叱る事ではなく、要するに気を向ける事です。(気って特別な気功とかではなく気持ち)

その注意の不足を子供が無意識に感じますと、注意を促そうとして危ない事をしたり、叱られる様な事をわざとする。
子供は注意を向ける事に一生懸命なのです。自分に注意が向かなければ生きていけないのですから当然。しかしその事が分からない親が多くて、闇雲に叱る。
それで最近も相談が多いですけど、「うちの子は全然言う事を聞かないんです」と言うのですが、これは子供の事が分かっていないだけ。まあ、誰だって育児初心者ですから仕方ないのかもしれません。
知っていれば簡単な事が、知らないために大きな悩み・問題になってしまう。親は心身を崩すし、子供は発育に異常が出る。誰のためにもなりませんよね。
だからなぜそういった指導を受ける場が提供されていないのか、不思議に思うのです。11月の育児講座に参加予定の方は、どうぞ分からない事を何でも御質問いただければと思います。