色んな方から「何を食べれば良いのでしょうか?」と聞かれます。
この質問をされるという事は、今の食生活は狂っていると想像できます。
何を食べるか頭で考えている様では不健康だからです。

何を食べれば良いかは身体が教えてくれます。
なので、そこを気にしても意味がないのです。食べたい物を食べれば、それこそがその時必要な物であるのが普通。現代人は幼い頃から食べ過ぎているから、そうした感覚が鈍っている場合が多く、物心ついた頃には狂っているから気付くこともない。大きな異常ですね。

そうした異常は、まず少食にしていくと改善されます。以前に言った事があるかと思いますが、現状の食事量から少しずつ減らしていく。いきなり減らすと無理があるので失敗する可能性が上がりますから。
そうしていく内に鼻が正常化してきます。
鼻は身体の大事な大事なセンサーでありブレーキ役。ここが食べ過ぎなどによって毀れると、何が安全で何が危険かの判断に誤作動が生じるのです。
顕著なのは鼻骨骨折などした場合。いきなり大食漢になる事もあるほどです。


そして誰と食べるかです。
1人で高級フレンチなどを食べても寂しいですね。安くて簡単な料理でも、好きな人と一緒に食べると旨い。それこそ好きな人が握ってきてくれたオニギリなど、驚くほど旨いんじゃないでしょうか。
逆に嫌いな人だったらどうでしょう?神経質な人なら食べることもできないでしょう。

さらに言えばどこで食べるかも重要です。
ゴミの山を見ながら食べれば、何を食べたって美味しくはない。好きなロケーションで食べる事ができれば、美味しさは増しますね。当たり前ですけど、何を食べれば良いか?ばかり考えていると、これほど簡単な事まで忘れてしまうのです。

おふくろの味とは言いますが、私は母の料理が苦手でした。好みが全然違うからでしょうか。
今はうちの料理番は妹ですが、これは私の好みにマッチした料理を作ってくれますので助かります。
食は生きる上で欠かせませんから、当然ながら重要。
だけど何を食べるかではなくて、どこで誰と誰が作った料理を食べるのか?そんな事こそ大事なのではないでしょうか?