2017年09月12日

近交係数上昇を避けるために・・・

先日ですが、ホルスタインの近交係数についての話題があったので、自分としての見解を書こうかなと。
まず、現状での近交係数の目標上限設定は6.25%となっています。これは、いとこ同士の交配が2つ入る事で6.25%となり、これを超えない様にする事で近交退化を防ぐというものであったりします。で、現状で各地域の平均近交係数が6.25%を超える勢いの中で、目標上限設定を上げたらどうだろうかという話がありました。自分も、現場で6.25%というものは厳しいなと思っていますが、その反面で”これを上げたら、後々でマズイのでは?”とも思っています。前述した近交退化というものは、主に能力(乳量)に主眼をおいたものです。が、自分としては、それ以上にこの上昇によっての先々に起き得るかもしれない目に見えない弊害があるかもしれないと思っています。例えばですが、遺伝病の増加や妊娠率の低下など。。。能力の低下以上にマズイものがあるのかもしれないと思えています。で、北海道の授精団体の方限定で申し訳ないのですが、自分が現状として種雄牛を選定する際に、この近交係数をどの様に取り入れてしているかをご紹介します。

成績公表されてから普通に種雄牛を選定。その選定したものを、北海道ホルスタイン農協HP中の改良情報→種雄牛選定webでそれぞれの6.25%以上の割合を見て最終的に選定。そして、後日来る近交システムから選定した種雄牛を選択して各農家のリストを出し、それを見ながら授精(酪農家さんにもリストを送付)。

といった様な感じです。割合は、自分は60%以上は外す様にしています。種雄牛のそれぞれの割合を見て、50%台もあればかなり低いものもいますので、それらを総体的に見ていけば結構この6.25%はクリアできるかなと感じています。(自分はプラスで他の項目も選定材料にしていますが・・・)
登録団体でのwebシステムだったり近交システムですから、自分の様にJAで授精業務を行っているところはすぐにでも活用できますが、そうでないところの方については、自分の管轄しているJAさん等にユーザーIDとパスワードを教えてもらったり、また近交システムを提供してもらったり出来れば良いかなと。

自分としてのやり方ですが、参考になれば幸いです。





kyousuke2011 at 18:28|PermalinkComments(0)

2017年07月25日

ジャーナリズムって何?ver.加計学園

今年に入って、学園シリーズが続いています。今回、書きたくなったのは加計学園ですが、獣医学部の問題なので、何だか身近なものなので。
結構、この話題を自分の身近な獣医師さんに聞いたりしました。で、国内的に獣医師が足りないかと言えばそうではないらしいです。で、自分として、その色んな現場の話を聞いた中で判断したのは、”余っている分野は余っているが、不足している分野はホントに不足している”というところなのかなと。そういったものを、”獣医師”という総体的に見て、”足りている”と判断しているのではないかと。自分がたまーに耳にする、獣医師資格をもった上での就きたい職第1位はペット病院だそうですが、そうであれば産業獣医師が増えるワケないかと。ペットを扱う事を主目的にして獣医師を目指している人が、産業獣医師に向かうはずがないと思います。結局は、今の現状が”食うのに困らない”から産業獣医師に回っていかないんだと思います。いつも思っていますが、獣医師と言えども、”社会人として現場なんだぞ!”と。産業獣医師から逃げている獣医師は、せっかく現場の経験ができるものから”逃げているでは?”と思います。国策として、0医師は産業獣医師が基本であって、その派生がペット等を扱う獣医師かと思います。獣医師とは、まずは国内の伝染病に対する防疫が主たるものじゃないんでしょうか?ジャーナリズムとして、なぜこの問題が起きているのかを検証しなければと思います。前事務次官の話ばかりではなく、前愛媛県知事の話も取り上げて、”何をもって獣医師が足りている、または足りない、と言っているのか?”を検証するべきなのではと思います。
自分としては、”産業獣医資格”と”ペット限定獣医資格”を設ければ良いかと思います。そうすれば、よっぽどでない限り”産業獣医資格”を選ぶ状況になるかと思っています。




kyousuke2011 at 20:22|PermalinkComments(2)

2017年06月14日

ジャーナリズムって何?

久々に書きます。
昨日だか、ガイアの〇〇〇っていう番組で、バターがどうたらこうたらが放送されていました。去年もされていましたが、見ていてホントつくづく”ジャーナリズムって何だろう”って思いました。自分の解釈ですが、ジャーナリズムっていうのは”真実の追求”だと思うんですが、この番組のこの話題については、自分としてはどうしても真実の追求をしているとは思えないんです。片方の話だけで。見ていて思ったのは、〇〇Jさんは生乳の仲介取引をしている業者さんだそうですが、であるならば、それを卸しているメーカーさんがあるはずで、何故か分からないんですがそのメーカーさんは出てこない。バターを作って欲しいのならば、卸しているメーカーさんに頼めばいいのでは?何でそのメーカーの話は出ずに、あちこちのメーカーに頼んで断られる場面ばかり放送されるの?っていう疑問がすごく残ります。”指定団体よりも高く買い取る事を売りにしている業者さんが、何故にバターを追求するの?”と。単純に、”放送する側としてこういった疑問って無いんだろうか。それも追及するべきなのでは?”と非常に思います。”ジャーナリズムって何?”ってすごく思います。番組中で出ていた、とあるメーカーさんの、”今の乳価でバターを作ったら採算とれないんです”っていう話が、上述の事を全てを語ってくれている様に思います。”取材している中でこの意味を理解できていないんだろうか”と思う中で、業界に関わっている人間として矛盾だらけの内容でした。
ホントはもっと書きたいんですが、この記事で何を言いたいのかを読み取ってくれれば幸いです。

しばらく更新していない中で、コメントを下さった方、ありがとうございます。



kyousuke2011 at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年05月31日

世襲に試験・面接を

しばらく休んでいましたが、書きたくなったので書きます。ちなみに、復活ではありませんw
ずぅっと思っていた事ですが、日本ていうのは世襲の文化で、それこそ普通に大企業でもそうですし、こと農業はそういう面が強いと思います。やっぱり、その歴史の中で、その土地が自分達を作ってきたものであるというものがあるが故なんだろうと。だからこそ、その土地、またその地域への思いがあると思っています。それが、ある意味日本の農業の社会であったんだろうと思います。それ故、その地域に迷惑をかけてはいけないという先代の教育も当然にあったと感じます。ですが、今の現状を見ていると、その後継者がそうなっていないと思うところが多いです。が、その反面、新規就農者は社会勉強が非常に不足で、非常に早くに頓挫してしまう事例が多いです。ある意味、後継者以上にヤバいものも多かったり。結局は”日本の農業は世襲でしかないんじゃなかろうか?”とさえ思えます。日本では、農地っていうのは、宅地と違って非常に重い意味を含めているからこそ、農地の流動化が進まない一因でもあると思いますから、日本の農業を維持していくには、まず継ぎたいという後継者に対し試験・面接を実施し、それが通った上で認定後継者とする必要があると思えて仕方ありません。そうした中で、”この人なら、自分の土地を守ってくれる”と思って農地をその認定後継者に譲るというものが構築される気がします。

何だか、自分にはこの政策が必要なんじゃないだろうかと思えてなりません。

kyousuke2011 at 00:01|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2014年12月31日

一区切り

今日で、平成26年も終わろうとしています。で、8年間続いたこのblogも今日で一旦終了致します。理由は、書く記事が殆ど無くなってきたからでして。書けない記事は一杯あるんですけどねwこのblogを始めて書いてきた中で、見ている方々に訴えたかったのは・・・

○”輸入精液だから良い”とか”国産精液だからダメ”だとかの先入観は持ってはいけない。本当に良いのかどうか、その成績内容やその国の状況をキチンと調べて判断して欲しい。
○授精師は、地域や個々の改良を重んじなければならない。間違っても、改良という名を使って自らの私腹を肥やしてはならない。
○卵巣を100%分かる人はいない。だからこそ、授精の判断をするまでに授精台帳の確認、外発兆候、直検のどれもが欠けてはならない。

という、主にこの3点です。ゲノム等難しいものに直面しながらのものになっていますが、酪農家さんを初め自分達授精師も基本は大事で、この3点は基本となるものだと思っています。

8年間、見てくださった方々には感謝を申し上げます。皆さんに見て頂いたお蔭で、こんなに続ける事が出来ました。こんなに続くとは、自分も思っていなかったりです。ひょっとしたら、何かしらがあったらひっそりと復活しているかもしれませんw
一旦、ここで終了致します。皆さん、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

PS
誌上ジャッジングコンテストの自分の予想は・・・
1位 D 2位 C 3位 A 4位 B
ですw

kyousuke2011 at 18:16|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

2014年12月29日

誌上ジャッジングコンテスト

ちょっと色々と立て込んでいまして、なかなか記事をupできずにいました。申し訳ございません。
ホルスタインマガジン1月号が届きまして、毎年恒例の誌上ジャッジングコンテストが掲載されていました。で、またここで皆さんの予想をお聞きしたいかなとwただ、この材料牛が何歳なのかが記載されていないのが、少し頭を悩ますところかなぁと思えています。

皆さんの予想はいかがでしょうか?

kyousuke2011 at 18:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2014年12月23日

数字だけでは・・・

種雄牛成績の体型数字の中で、数字だけでは読み切れないものがあるかと思います。それは、皮膚質や骨質かなと感じます。ショウカウを考えると、この2つはなかなか切り離せれない形質でして、それを無視は出来ないものであると。。。体型数字の良い種雄牛はいますが、それがショウカウと成りえるのかはまた違うものかなと感じます。今までの自分はそれを血統で判断してきましたが、ゲノムヤングサイアについては、その父親の傾向すら分からない中ですから判断が非常に難しく、それをああだこうだという話すら出来ないでいます。

数字だけでは見えないものがあるが故に、このゲノムヤングサイアにはもどかしさを覚えています。。。

kyousuke2011 at 17:21|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

2014年12月20日

問い合わせ

ゲノムヤングサイアの問い合わせが、昨年から結構されています。ネットで見ているというよりも、共進会会場のブースで貰った資料での問い合わせが多いです。正直、このゲノムヤングサイアのスピードにはついていくのに必死という自分がいまして、”どうだ?”と聞かれても困惑している状況だったりです。結構、ショウカウ目的で考えている方が多いですが、うーん、やっぱり近交があるが故に公表済の種雄牛が使いづらいんでしょうか。自分としては、そんなに無理しなくても良いんじゃないかなと思ったりです。



kyousuke2011 at 17:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年12月17日

大荒れ

昨日から今日にかけて、北海道は大荒れの天気でした。こちらでも雪と風で散々でした。

雪かきで披露困憊です。。。

kyousuke2011 at 18:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2014年12月13日

牛の見方

牛の見方は、ホントそれぞれに違うものです。審査員さんですら若干の違いってありますから、それが自分のレベルだったら尚更です。でも基本はあるワケで、その基本を知らずして牛の見方は語れないものだと思います。何て言うんでしょうか、それを早くから理解していかないと、自分の頭の中が間違った方向に固定化してしまうんじゃないだろうかとも思えます。そうなってしまうと、結構厄介な状況も生まれるかなと。

牛の見方って、何度勉強しても良いものだと思っています。



kyousuke2011 at 18:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Profile
livedoor 天気