三里塚空港に反対する連絡会

 

 113日、三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人:柳川秀夫)は、横堀農業研修センター2013三里塚反対同盟旗開きを行い、50人が参加した。

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 旗開きでは昨年
1128日の千葉地裁八日市場支部による横堀・団結小屋撤去の強制執行との闘い報告資料(抗議声明、ドキュメント、新聞記事)が配布された。抗議闘争に参加した仲間たちは、警察・ガードマンとの強制排除に対する体を張った闘いなどを紹介しながら空港会社、千葉地裁に対する怒りをあらためて参加者とともに共有化した。

 旗開きは、山崎宏さん(労活評現闘/横堀地区案山子亭)の開催あいさつから始まり、「昨年は、一坪共有地に対し空港会社が裁判を通して強奪を行ってきた。裁判闘争は、東京高裁で敗訴し、最高裁に上告中だ。一坪共有運動の連絡先である横堀の団結小屋が裁判によって撤去の決定が行われ、1128日に強制撤去された。空港会社は、話し合いといいながらも実質的には司法権力を使って土地強奪、拠点破壊を行っている。こうした敵の攻撃に対しても、これまで以上の闘いを組むことによって抵抗していこう。1128団結小屋破壊抗議闘争には、反対同盟と支援が一体となって果敢に闘った。主体の健在と底力を示すことができた。今年もともに奮闘していこう」と決意表明した。

 柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)は、冒頭、「昨年12月に小川むつさん(元婦人行動隊)、今年15日に熱田一さん(反対同盟元熱田派代表)が亡くなった。かつてともに闘った先輩たちの冥福を祈りたい」と報告した。

 そして、「1128団結小屋破壊は強制収用だ。絶対にあってはならない状況だが、基本的には力の論理で強行してきた。しかし人間の力を押しつぶすことはできない。団結小屋破壊抗議闘争は、多くの人が集まり、意気軒昻の闘いであった。今年も何が起こるかわからないが、問題がある以上闘っていこう」と呼びかけた。

 また、「千葉地裁は、団結小屋前にある道祖神も破壊しようとしてきた。そんなことをやったら絶対にバチが当たるぞと抗議したら、神主を呼んでお払いをしてどこかに持っていった。『神様』は強いことを示した。横堀大鉄塔下に故原勲さん、上坂喜美さん、江口志郎さんの遺髪や遺骨がある。三人の魂が存在している。死んでも魂は残る。人間の生きざまと情念は絶えることはない。死んだ人も闘う勢力だ。闘うという志があるかぎり、未来永劫、世直しができるまで頑張っていこう」と述べた。

 加瀬勉さん(大地共有委員会〔Ⅱ〕代表)は、「昨年の団結小屋破壊、一坪共有地『強制執行』判決に断固抗議する。団結小屋破壊抗議闘争の現場指揮を行なった。鬱積した感情を出し切った。七九歳になるが一生青春、三里塚の先兵の決心をあらたにした」ことを述べた。

 さらに①衆院選での民主党の惨敗と統治能力のなさ②三里塚闘争から逃亡した共産党③安保容認、三里塚治安立法賛成、一坪共有地放棄した社会党④旧総評指導部の三里塚闘争への敵対⑤新左翼諸党派の「雲散霧消」と不統一状況を歴史的に批判し、「権力を追い込んでいったことは自信を持っていい。過去の栄光にぶらさがっていることはできない。政治は生き物だ。現実にどう対応していくか問われている。三里塚の拠点を守りぬき、権力に肉薄して続けていく」と力強くアピールした。

 清井礼司弁護士は、「空港会社は、横堀・団結小屋破壊裁判で無理矢理に地主・尾野勇喜雄(元横堀農民)を原告にさせ、形式的には表にでない形だった。尾野は、第二の犠牲者でもある。今後も地域の分断のために会社は、行政に介入し反対派を追い出そうとしてくるだろう。今後、横風滑走路建設が焦点化する。ここには一坪共有地、旧横堀現闘本部の拠点がある。絶対死守の決意を固め、闘う陣形を強化していこう」と発言した。

 平野靖識さん(東峰地区らっきょう工場)は、「成田空港B滑走路に三本目の誘導路の工事が終わった。空港会社は春のダイヤ改正から二七万回離発着を強行する。これまでよりも東峰地区上空の騒音がひどくなる。島村宅、樋ケ宅、小泉宅の苦労を思うと腹立たしい。空港運用の変更時は、空港会社から東峰部落に説明があったが、このごろでは住民に対する説明はほとんど行われていない。住民の生活が脅かされ続けている。三里塚物産は今年、35周年になるが、若い人たちも参加し新たな継承が生まれている。若者たちの育成に寄与していきたい」と発言した。

 関西から駆けつけた小山広明さん(泉南市会議員)、関西三里塚闘争に連帯する会の渡邊充春さん、刈谷稔さん、支援の仲間たちが次々と発言した。

 旗開き終了後、参加者は東峰地区共同出荷場跡地に移動し、三里塚空港に反対する連絡会による東峰現地行動を行った。

 デモ出発前に石井紀子さん(三里塚農民)は、「闘う皆さんと再会できてうれしい。旧出荷場はなくなってしまったが、この場所を守っていきたい」とアピール。その後デモに移り、B滑走路が目の前に見える開拓道路から「三里塚空港粉砕!飛行時間延長・30万回離発着をやめろ!」のシュプレヒコールを東峰地区一帯に響かせた。(Y)