1994年12月4日に脚本草案、第2稿が脱稿

脚本:エレン・レヴィ=サーノフ、ダニエル・J・サーノフ

ストーリー

今日は土曜日、アイーシャは両親が夜まで出かけることからホームパーティーを開くことにする。

それを月から見ていたのはリタとロード・ゼッドだ。バブーとスクワットは自分たちもパーティーを開くことを提案するが、リタもゼッドもそんな提案を受け入れるはずが無く、アイーシャのパーティーを台無しにせんと企む。

アイーシャのパーティーに目をつけたのはゼッド達だけではなかった。バルクとスカルだ。今日も今日とて居残り勉強をさせられていた2人だが、キンバリーの電話を盗聴し、パーティーのことを知ったのだ。

バルク達はモンスターのコスプレをしてパーティーを襲撃し、パワーレンジャーをおびき出して正体を探ろうとしていたのだ。

キンバリー、アダム、ロッキーの3人がアイーシャの家に向かっているとゴーレムの襲撃を受ける。撃退した彼らだが、ゼッドの目的はモンスター制作の為の時間稼ぎだ。

ゼッドが目をつけたのはアイーシャの母親が大事にしているアンティークの花瓶。それをパーティークラッシャーモンスターに変えてしまう。

アイーシャの家までやって来たロッキー達はアイーシャにゴーレムに襲撃されたことを話す。ゼッドの目的が分からないアイーシャだが、リビングにあった母の花瓶が紛失していることに気づく。

花瓶がモンスターになっていることなど知る由も無いアイーシャは人生の終わりだと落ち込む。そうしているとトミーとビリーも家に到着し、事情を知る。

他の友人達も到着し、パーティーが始まるものの、そこにバルクとスカルがモンスターをコスプレをして現れる。

次から次へと起きるトラブルにアイーシャがうんざりしていると、ゾードンから連絡が入る。

コマンドセンターにテレポートしたトミー達はアイーシャの母親の花瓶がパーティークラッシャーモンスターに変身していたことを知る。

変身してモンスターに挑むトミー達だが、攻撃は通用せず、トミーとアイーシャ以外のレンジャーが敵の体内に取り込まれてしまう。

体内に取り込まれたロッキーは脱出しようと体内で武器を使おうとするが、下手に攻撃して花瓶が元に戻らなくなることを恐れたキンバリーに止められる。

コマンドセンターに戻ったトミー達にゾードンは敵の腹部に攻撃をすることで取り込まれたロッキー達を吐き出させるように指示。アイーシャも決意を固め、花瓶の心配を辞め、本気で戦うことを決める。

アイーシャの家を襲撃せんすとるパーティークラッシャーとゴーレム達だが、その前にトミーとアイーシャが立ち塞がる。

サーバを手にゴーレムを蹴散らすトミー。アイーシャのキックがモンスターに炸裂し、ロッキー達は解放される。

巨大化したパーティークラッシャーだったが、サンダーメガゾードの敵ではなく、サンダーサーベルの露と消え、元の花瓶に戻った。

残っていたゴーレムもトミーによって蹴散らされ、事件は解決した。またしても敗北し、頭を痛めるリタ。

花瓶は戻ったものの、アイーシャの家のリビングは彼女達が留守の間に荒れ放題だ。しかも悪いことに両親の乗った車がすぐそこまで来ていた。

トミー達は両親が家に着く前にリビングをなんとか片付けたが、帰って来たアイーシャの父親が誤って例の花瓶を割ってしまった。

これから起こる最悪の事態を予感しつつアイーシャは母親の帰宅に身構えるのであった。


雑感


このエピソードは第114話(当初は第108話)として製作される予定でしたが、「Zordon, I Shrunk the Rangers」と同様に何らかの事情で中止になりました。

今回登場するパーティークラッシャーは取り込んだレンジャーのゾードのレリーフが体に浮かび上がるなどの描写を見る限り、『五星戦隊ダイレンジャー』の壷道人を流用する予定だった模様。

戦闘シーンには日本の映像とアメリカの映像を混ぜて使うと言う記述があるので『五星戦隊ダイレンジャー』第26話「嫌な嫌な嫌な奴」と第27話「最終拳だだだッ」の映像を使用する予定だったのかな?。

なお、このエピソードが撮影されていた場合、アイーシャの両親は声のみの出演だったそうです。

また、このエピソードの中でアイーシャが読んでいる書籍の著者としてハイム・サバンの妻であるシェリル・サバンの名前が出てきます。