かずよし絵日記

宮城県議会議員 畠山かずよし 〜海・山・人〜 リアスの郷の「いのち」と「くらし」

2011年12月

bd4e4361.jpg庭先に掲げていた[頑張れ日本]の旗が[明日へ進もう日本]に代わりました。復興への願いを込めた旗印です。今日はまるで何事もなかったような静かな大晦日になりました。少し気が緩んだのでしょうか、少々風邪気味ですが、皆さんと一緒に良い年を迎えたいと思います。

8cc41ed1.jpg雪模様の年の瀬になりました。明日から二日まで、決まった日程はありませんがお正月の準備といってもお飾りをする神棚もなく拍子抜けです。資料など整理していたら来年に持ち越した課題が結構あります。年明けも忙しくなりそうですね。それにしても賃貸住宅の家賃の過誤払いなどやっぱりそうかと情けなくなります。行政の意識改革、システムの改善、極めて重要だと改めて思います。

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公務はおやすみになりましたが、政務調査は年中無休です。今日は南三陸町の復興市場 おすばで(酒の肴の事)市の視察に行きましたが、現地で緑のカーテンを普及するNPOの関係者と面談仮設住宅の夏場対策に取り組む事になりました。午後には志津川、歌津地区の漁港で応急工事の要望や仮設住宅の談話室などへの対応について話し合いがありました。沿岸では年末でも連日復旧作業に余念がありませんでした。ご苦労さまです。南三陸から気仙沼まではやはり広いですね。ぐるっと回って帰ってきてちょうど百キロでした。

e4394af4.jpg震災以来実に多くの出来事が通り過ぎて行きました。今日は御用納めです。少し心や気持ち、身体を休める時かも知れません。鼎が浦高校の跡地には仮設の県事務所と警察署があります。一体誰かがこんな状況を想像したでしょう。
今日は役所へ年末のご挨拶、地域では沿岸漁業者と六次産業化への具体的な取り組みや災害時のボランティア活動のあり方などの話し会いがありました。

e8f75e5b.jpg唐桑の生家の海側にあった恵比寿神社も流失しましたがご神体は動かずに鎮座していました。どこにもお祭りする場所がなかったので知り合いのお宅に預かって貰いましたが、毎夜帰りたいと夢枕にたったそうです。先日、元の場所に戻って頂き、この度ささやかな鞘堂が完成しました。神様も安心したのか神社の跡地には落ち着きが漂っていました。一安心です。今日は本庁決裁の用件が増えたので終日県庁です。教育庁、農水、産経、保健福祉部の執行部との協議がありました。

923651b5.jpg歌津地区では中学生で組織された少年防火隊が誕生しました。西光寺での操練を見学しましたが、練度の高さにびっくり仰天です。一緒にいた消防団の現役の団員も舌を巻いていました。格好よくて逞しくて、素晴らしい活動ですね。

a056d0fc.jpg長い歴史の中で秘密結社として知られていたメイスン財団は、現在は世界的な規模で慈善事業を展開している団体です。と云うことを今日始めて知りました。今回の震災でも主に南三陸町を中心に支援活動を行って来ました。今日は歌津の西光寺で漁船の贈呈式があり感謝のご挨拶を申し上げて来ました。代表のアンブローブさんや横須賀からわざわざおいでになった造船所の社長から引き続きの支援を約束頂き感激です。朝は北かつのマグロ直販、午後は、小泉地区での瓦礫二次処理の説明会に参加しました。地権者の皆さんには県の処理方針にご理解を頂けたようです。夜は産業界の皆さんとの懇談会があります。

07c663cf.jpg気仙沼市の最も歴史のある南町商店街も壊滅的な被害を被りました。地区の避難先である紫神社で話合われたのが新しいまちづくりと商店街の復活です。50以上の店舗が一致団結、仮設復興市場が今日グランドオープンしました。数ヶ月間の関係者の懸命の取り組は涙ぐましいものがありました。熱い思いのこもった市場です。気仙沼の賑わいを取り戻す起爆剤の役目を期待して祝辞を申し上げました。午後は経済界の知人と夜はこれから地域の皆さんとの懇談があります。

49c75bca.jpgスロープのある仮設住宅は玄関前がせまく二重にすることが出来ません。屋根をつけて腰板を設置することにしました。が、しかし、雪がふると当然のことながら廊下は雪が積もります。何の役にもたっていないと言ったら担当はあんまりだと嘆いていました。ここまでが県の仕事であとは地域の特性を考慮してそれぞれの市、町が担当するとのことでした。役所の模範解答です。持ち分が決まると相手のテリトリーには決して入りません。市、町と協議して改善するとか現場を確認して市民の意見を聞いて解決策を探るとかは全く考えられない人達のようです。何度言っても改まる気配がありません。総括質疑でも取り上げましたが残念です。私たちの責任も多く申し訳なく思いますがお手上げです。かゆいところに手の届くように対応しますという新聞の知事コメントに?です。当初の設計ミスがずーっと尾を曳いていきそうです。今日の昼下がり、仮設住宅見てなんとも言えない気持ちになりました。が、午後、旭が丘学園のクリスマス会に出席、子ども達のとても愉快な劇と明るい笑顔に救われま
した。最高のクリスマスプレゼントを頂きました。また明日から頑張りましょう。

231b00c0.jpg仮設住宅の冬対策が進んでいますが、個別にはなかなか要望通りにいかない箇所があります。設計を担当する方も大変ですが出来るだけ手を尽くすよう強く要請しています。これまで決まった補助事業の交付決定も多くなっていますが実情を掴みきれていない案件も散見されます。被災直後とはまた違った課題が増えてきています。一つずつ解決策を探す日々が続いています。

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