塩野義製薬と日本イーライリリーは4月19日、抗うつ薬「サインバルタカプセル」を発売した。両社で情報提供・収集を含めた共同販売活動を行う。

 国内のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)としては、ミルナシプラン(旭化成ファーマの「トレドミン錠」など)に続く2番目の薬剤で、1日1回の経口投与でうつ病の幅広い精神・身体症状を改善するという。現在、糖尿病性神経因性疼痛の適応拡大に向けて申請中。

 厚生労働省の患者調査によると、2008年のうつ病患者数(躁うつ病を含む)は約104万人で、調査(3年に1回)ごとに増加傾向にある。塩野義製薬は、両社合わせた予測売上高を10年度34.8億円、14年度(ピーク時)244.0億円としている。

 塩野義製薬は10-14年度の「第3次中期経営計画」で、「豊富な新薬群を軸とする着実な成長」を基本戦略とし、新薬8品目のうちサインバルタ、高脂血症治療薬クレストールと高血圧症治療薬イルベタンの3品目を「最重要戦略品目」と位置付けており、この3品目で14年度売上高1000億円を目指すとしている。

 サインバルタは、米イーライリリーが創製した薬剤で、日本を含め99か国で承認されている。09年の全世界売り上げは約31億ドル(適応症に糖尿病性神経因性疼痛などを含む)。


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