厚生労働省の「先進医療専門家会議」(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は5月18日の会合で、2月と3月の高度医療評価会議でそれぞれ承認された2技術を新たに「第3項先進医療」(高度医療)として認めた。これによって、一定の条件の下で保険診療との併用ができるようになる。

 承認されたのは、(1)5-アミノレブリン酸溶解液の経口または経尿道投与による蛍光膀胱鏡を用いた膀胱がんの光力学的診断(2)腫瘍抗原ペプチドを用いたテーラーメイドがんワクチン療法―の2技術。

 (1)は、筋層非浸潤性膀胱がんが適応症。光感受性物質の5-アミノレブリン酸を投与し、蛍光膀胱鏡など光力学診断システムを使って表在性膀胱がんを赤色に蛍光発光させることで、より高い精度で検出する診断方法。特に微小腫瘍や上皮内がんなど、従来の白色光源での膀胱鏡診断では視認が難しい平坦腫瘍で有用性が高く、膀胱内再発率の大幅な低下が期待される。
 (2)の適応症は、ドセタキセル不適格のホルモン不応性再燃前立腺がん(ただし、ヒト白血球抗原HLA-A24陽性に限る)。免疫性が高いと推測されるがんペプチドを、それぞれ患者ごとに適したものを選択し、テーラーメイドで治療することで、より早く、強力な特異免疫賦活効果を狙う治療法。患者自身のがん免疫機能を活発化することで、生命予後の延長やQOLの向上につながることが期待され、技術を申請した久留米大病院の臨床研究では、24%の患者についてPSA値が50%以上低下した。

 一方、「第2項先進医療」には、3月受け付け分として3技術の届け出があったが、書類の追加提出や書類不備で2技術が返戻となり、1技術については、手法が従来のものと変わらないという理由から申請者が取り下げた。


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