地方自治体の首長選で、民主党推薦候補の苦戦が続いている。

 政権交代前の約半年では自民党推薦候補との直接対決に勝ち越していたが、ここ半年は負け越している。政権交代への期待感がしぼみ、内閣支持率の低迷などが地方選の結果に出た格好で、民主党にとって、夏の参院選に暗雲が立ちこめている状況だ。

 「民主党の支持率がもっと高ければ、違った結果になったかもしれない」

 自民、公明両党推薦の現職が、民主、社民両党が推薦する新人に2万票差で勝利した11日投開票の鳥取市長選。民主党鳥取県連代表の川上義博参院議員は12日、支持率の低迷が同市長選に影響したことを率直に認めた。

 民主党は赤松農相や小沢幹事長側近の高嶋良充筆頭副幹事長が現地に駆けつけてテコ入れを図った。一方の自民党は小泉進次郎衆院議員らを送り込んだ。与野党対決ムードが盛り上がっていただけに、地方選とはいえ民主党には手痛い敗北だ。

 昨年9月以降に行われた179の首長選(知事選、政令市長選、特別区長選、一般市長選)のうち、民主党が推薦を出した66選挙の戦績は、29勝37敗。無投票や自民党との相乗り推薦だった選挙を除くと16勝35敗で、鳥取市長選のように自民党の推薦候補との対決構図となった選挙に限ると3勝9敗とさらに分が悪い。

 民主党は、衆院選前の昨年1~8月には185選挙中42に推薦を出して31勝11敗、自民党との対決構図でも6勝3敗と勝ち越していた。

 こうした地方選の結果について、民主党の石井一・選挙対策委員長は「(党が)当初の勢いを失っているのは事実。(地方選に)影響していることは否定できない」と認める。

 ただ、民主党が負け越している一因には与党に転じて以降、新人を中心に推薦候補を大幅に増やしたという事情もある。衆院選前は新人と現職がほぼ半数ずつで、自民党との相乗りも20選挙と5割近くを占めた。衆院選後は7割以上の48人が新人で、相乗りも約2割の14選挙に減った。

 一方の自民党は、衆院選前には57選挙に推薦を出していたが、野党に転落後は、推薦を出した首長選は34選挙と民主党66選挙の約半分。野党転落後、地方に「自民党の名前では戦えない」という空気が広がっていることがうかがえる。戦績は26勝8敗と勝ち越しているが、推薦候補は34人中26人が現職であるほか、勝利した選挙は、昨年の衆院選の小選挙区でも自民党候補が競り勝つなど、もともと地盤が強い自治体が多い。

 自民党幹部は地方選の結果を「地方で盛り返し始めている証拠だ」と歓迎するが、党勢が回復しているとまで言えるかどうかは微妙な状況だ。

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