犯罪加害者の家族を支援するNPO団体「ワールドオープンハート」(阿部恭子代表)などは5日、犯罪加害者の家族を対象にした初めての全国調査の結果を発表した。約3人に1人が「うつ傾向」に陥っていることが分かり、阿部代表は「ホットラインの設置など加害者家族の求める支援を今年度から始めたい」としている。

 調査は09年12月~10年3月、約100人を対象に実施。4月5日までに34人から回答が寄せられた。困りごとを尋ねた質問では67%が「事件について安心して話せる人がいなかった」と回答。全員が「同じような体験者と話し合える場所の提供」を求めた。

 また、約3割を「うつ傾向」と分析したことについて、共同で調査を実施した仙台青葉学院短大の高橋聡美講師(精神看護学)は、薬物事件などより、傷害や殺人など他人に危害を加えた事件の方が、加害者の家族はうつになりやすいと指摘している。

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