■「組み立て」までおまかせ

 流行に敏感な世代をターゲットにしたインターネット経由での買い物代行サービスが人気を集めている。雑誌やテレビで見た最先端のファッションや、北欧の洗練されたデザインが人気のイケア(IKEA)の家具を代行で購入。ターゲットはいずれも20~30代で、リピーターも急増している。(太田浩信)

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 ◆8割が女性客

 最新ファッションの買い物代行で顧客を増やしているのが、ECナビ(東京都渋谷区)の「ECナビコンシェルジュ」。注文してくる客との徹底したコミュニケーションが特徴だ。希望商品の掲載雑誌や放映されたテレビ番組名などを挙げての注文を受けると、(1)スタッフが販売店を探す(2)メールで購入の可否確認と代金支払い方法を連絡(3)入金確認後、店舗で商品を購入し発送する。在庫がない場合は色違いやサイズ違い、類似の商品などを提案したり、再入荷予定日などを連絡したりする。

 商品発送の際には購入時の領収書はもちろん、ショップバッグや無料カタログも同封。スタッフが店舗で聞いた買い物情報やブランドの新作・人気商品情報なども手書きのメッセージとして一緒に送る。

 昨年2月末のサービス開始当初は注文件数は月に数件だった。しかし、7月には100件を超え、12月には累計で約1200件に達した。「注文の多くは高額なブランド品ではなく、最先端ブランドが中心」と同社社長室広報グループチーフの江頭令子さん。メーンユーザーは8割が女性で20代が6割以上、30代が2割強から3割弱。「利用される方は、店員に話しかけることや在庫確認などで店に電話すること、店員と直接やりとりすることなどが苦手という理由も多いようだ」という。

 ◆企業からも注文

 デザイン性と手ごろな価格の組み立て家具が支持されるイケアは、東京近郊や阪神地域に5店舗を展開する。だが、遠隔地に在住▽組み立てが難しい▽店舗が広くて目的の商品が買えなかった▽店内が込んで買い物が大変▽大型家具は運ぶのが一苦労-などの理由で、代行購入を依頼する人が増えているという。

 購入だけでなく、搬送や出張組み立ても行う代行サービス「組み立て君」を運営するイデアスペース(神奈川県海老名市)は、サービスの多彩さなどから急成長中だ。開始から2年で買い物代行が月に70~80件、組み立てだけの代行と「購入・配送・組み立て」がセットになったパックサービスも同程度の注文が舞い込む。企業やインテリアコーディネーターからの大口注文も増えているという。

 料金は購入代行が商品価格の約10%、組み立て代行は20%。「壁一面のテレビボードなど本格的な商品は組み立てが大変。注文を受けた家を訪問したら組み立て中の家具が倒れて壁に穴が開いていたり、途中で組み立てを断念した方もいる」と同社の久原修代表。自身もイケアの大ファンで、「デザイン性と価格が魅力。イケアのスペシャリストになりたい」と話している。

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