今まで数回計画したのに、悪天候のためキャンセルした山に行ってきました.
それもキャンプまでしてしまいました.
ただ、登山はちょっと残念な結果になってしまいました ・・・・・・・
雨飾山 (標高 1963m) 、 長野県北安曇郡小谷村 と 新潟県糸魚川市 との県境にあります.
日本百名山 にも選ばれており、名前も魅力的なので近年登山者が増加しています.
標高は 2000m もないのですが、この山、侮っているとかなり痛い目にあいます.
家から結構遠いです ・・・・・・ 往復で 220 km ありました.
小谷村 と言えば、 新潟 の日本海までも 40-50 km ほどです.
長野県 最北の豪雪地帯です.
国道 148 号線を北上し、県道 114 号線を小谷温泉方面に ・・・・・・
月曜日はこんな青空だったんですがねぇ.
まぁ、こんな青空だったから、急にキャンプに行く気になった訳で.
行った場所は 雨飾高原キャンプ場 .
雨飾山 に登るとすると、時間的にかなり早めに家を出ないと厳しいそうなので、だったら天気もいいし、いっそキャンプしちゃおうと、昼頃から準備.
15:00 頃キャンプ場に着いたのですが、かなりの車がまだ止まっていました.
見える建物がトイレ&休憩室.
連休だったので、森林組合の方がキノコ汁を作って販売していました ・・・・・ ボクはキノコすべてダメなので、見向きもしませんでした.
このトイレなどは、夜になると中の照明などが使えないため、登山者用キャンプ場の上にある管理事務所のトイレや洗面所が使えます.
こちらがテン場の上にある管理棟と左側が炊事場
ただし、こちらも夜は誰もいなくなってしまうので、管理棟の裏から回り、トイレ・洗面所・洗濯機・シャワーは使えるようになっています.
当然灯りも点きます.
今回のキャンプは、完全な山のキャンプとはちょっと違うので、椅子も持参しちゃいました.
イギリス マクラーレン 製の ガタパウト・チェア ・・・・・・ 昔キャンプやっていた頃 2 脚購入したので、座る部分がかなりほつれています.
でも、確かこのチェアってもう製造していなかったんじゃないでしょうか.
ちなみに、もう 1 脚はほとんど座ることができません.
この夜、ここにキャンプを張ったのは 3 組、上の段のオートキャンプ場にはまったくいなかったような感じです.
昨夜はかなり冷え込んだ様ですが、 立山 の夜のほうがはるかに寒く感じました.
20:00 頃には空には満天の星 ・・・・・・・ とてもきれいな空でした、翌日の晴れを確信していたんですがね.
本当は写真に収めようと思ったのに、三脚を持ってくるの忘れちゃいました
・・・・・・ これが一番目の失敗.
19:00 頃にはシュラフにくるまって、いつもの iPod (今回は iPad まで持参でしたが、携帯電話が全く使えない場所でした) で Blue Note 聴いてウトウトしていたら ・・・・・・・・・
外でガサガサ、明かりも結構テントに当たっています、男の声で 「そのロープ ・・・・ ファスナー ・・・・」
そう、 19:30 頃に到着してテント設営しているんです.
それにしても、もう少し早く到着しろよ ・・・・・・ って、声には出しませんでしたが.
一番気になったのは、明かりです.
ヘッドライトを頭に付けて作業しているので、どうしても他に光が当たってしまいます.
話し声は他のテントからもするので、まぁ許してやるとしても、この明かりは気になって、気になって.
でもテント設営したら静かになったので、結構ぐっすり休むことはできました.
朝です ・・・・・ 6 時頃、まぁ期待できそうな天気です.
朝ご飯作って食べたのですが、今回持っていったアルファ米のご飯がおいしくない.
いつもは 尾西 のものだったのですが、今回は変えて持っていったのがねぇ ・・・・・・
おかげでホントに少し食べただけで、登る準備を始めてしまいました
・・・・・・ これが二番目の失敗.
登山口にある案内板です.
これをよく読めば、必然的にコースの厳しさがわかります
ヤマレコ を読んでも、みんなが結構厳しいコースだったと書いています.
最初は比較的平たんな道を歩いていきます.
途中、木道だったりして、お天気もいいし結構お気楽モード.
ところが、自販機で飲み物を買ってくるのを忘れてしまいました
・・・・・・ これが三番目の失敗.
持っているのは ポカリスエット 2 本とカップラーメン用のお水 500 cc ・・・・・・・ 過去の経験からも、もう 1 本ないと厳しい.
特に今回の山はかなりの登りもあるので、バテそうですし.
さりとて今更戻る訳にもいかず、仕方ないから行ける所まで行くことにしました.
途中は、こんなグッチャなところもあります.
7 日に結構雨が降ったみたいなことを、森林組合のオジサンが言っていました.
全体的に粘土質の道なので、注意していないと靴が ズル〜ッ です.
見えるのは 布団菱 ・・・・・・・・・ 少しガスがかかっています.
紅葉はようやく色付き出した感じですね.
この写真を撮ったのが 6/11 付近で、ここから 荒菅沢 に一気に下ります.
この下りが ・・・・・ 下りながら、またここを帰り登るのかと思うと、結構ブルーでした.
この 荒菅沢 は 布団菱 のビュー・ポイントで、清流の音を聴きながら一休みできる場所.
一休みして顔でも洗おうかと思ったら ガ〜〜〜ン、なんとタオルを忘れてきてしまいました
・・・・・・ これが四番目の失敗.
荒菅沢 から 布団菱 方向を撮った写真ですが、行きはちょっとガスっていたので、この写真は帰りに撮った写真です.
さてここからは、登山道の風景です.
この 荒菅沢 から 笹平 まではほとんど直登と言ってもいいような、ハードな登り.
写真撮る元気もなく、おまけに水の心配もしながらの登りでした.
上の方こそガスっているものの、結構青空が出て汗も出ています.
水が足りないのは、間違いなく致命的です.
そんな登りをヒーヒー言いながら登り、ようやく着いたのが 笹平 .
ちょうどガスってしまいました.
でも、この場所はボクがずっと前からどうしても歩きたかった場所なのです.
だから、いつかは 雨飾山 と思っていたんですよね.
でももう少し背が低いのかと思ったら結構高く、おまけに微妙なアップダウンもあり、予想していたのとはちょっと違いました.
これだったら 根子岳 の熊笹のほうがずっと素敵です ・・・・・・ ただ風景はこちらの方がずっと素敵ですが.
目の前には 雨飾山 ですが、見えたり隠れたり.
おまけに最後の急登ですし、水もほぼ半分近く、足の疲労も結構 ・・・・・・・・・・
ということで、 笹平 を横切って登りに取り付くところで勇気ある撤退を決心.
時間的には十分登ることは可能でしたが、やっぱり水です.
下りも粘土で滑るのでしっかり足に力を入れるせいかかなりの体力消耗、さらに途中からは強い日差しもあり水分をかなり摂ったので、キャンプ場に着いた時にはちょうど水はおしまい、途中カップラーメンも作ることができませんでした.
幸い行動食は多めに持っていったのでよかったのですが、それでも朝ご飯が少なかったので空腹感はありあり.
でも結果的には途中で戻って大正解だったでしょうね.
家に無事に着くことが、登山の一番の目的なのですから.
そういう意味では、いろいろ考えさせられた山行でした ・・・・・ 思いつきでキャンプに行っちゃいかんなぁ.
笹平 で見つけた シラタマノキ です.
失敗だらけの山登りで見つけた、一輪の花 ・・・・・ 果実でした.
それもキャンプまでしてしまいました.
ただ、登山はちょっと残念な結果になってしまいました ・・・・・・・
雨飾山 (標高 1963m) 、 長野県北安曇郡小谷村 と 新潟県糸魚川市 との県境にあります.
日本百名山 にも選ばれており、名前も魅力的なので近年登山者が増加しています.
標高は 2000m もないのですが、この山、侮っているとかなり痛い目にあいます.
家から結構遠いです ・・・・・・ 往復で 220 km ありました.
小谷村 と言えば、 新潟 の日本海までも 40-50 km ほどです.
長野県 最北の豪雪地帯です.
国道 148 号線を北上し、県道 114 号線を小谷温泉方面に ・・・・・・
月曜日はこんな青空だったんですがねぇ.
まぁ、こんな青空だったから、急にキャンプに行く気になった訳で.
行った場所は 雨飾高原キャンプ場 .
雨飾山 に登るとすると、時間的にかなり早めに家を出ないと厳しいそうなので、だったら天気もいいし、いっそキャンプしちゃおうと、昼頃から準備.
15:00 頃キャンプ場に着いたのですが、かなりの車がまだ止まっていました.
見える建物がトイレ&休憩室.
連休だったので、森林組合の方がキノコ汁を作って販売していました ・・・・・ ボクはキノコすべてダメなので、見向きもしませんでした.
このトイレなどは、夜になると中の照明などが使えないため、登山者用キャンプ場の上にある管理事務所のトイレや洗面所が使えます.
こちらがテン場の上にある管理棟と左側が炊事場
ただし、こちらも夜は誰もいなくなってしまうので、管理棟の裏から回り、トイレ・洗面所・洗濯機・シャワーは使えるようになっています.
当然灯りも点きます.
今回のキャンプは、完全な山のキャンプとはちょっと違うので、椅子も持参しちゃいました.
イギリス マクラーレン 製の ガタパウト・チェア ・・・・・・ 昔キャンプやっていた頃 2 脚購入したので、座る部分がかなりほつれています.
でも、確かこのチェアってもう製造していなかったんじゃないでしょうか.
ちなみに、もう 1 脚はほとんど座ることができません.
この夜、ここにキャンプを張ったのは 3 組、上の段のオートキャンプ場にはまったくいなかったような感じです.
昨夜はかなり冷え込んだ様ですが、 立山 の夜のほうがはるかに寒く感じました.
20:00 頃には空には満天の星 ・・・・・・・ とてもきれいな空でした、翌日の晴れを確信していたんですがね.
本当は写真に収めようと思ったのに、三脚を持ってくるの忘れちゃいました
・・・・・・ これが一番目の失敗.
19:00 頃にはシュラフにくるまって、いつもの iPod (今回は iPad まで持参でしたが、携帯電話が全く使えない場所でした) で Blue Note 聴いてウトウトしていたら ・・・・・・・・・
外でガサガサ、明かりも結構テントに当たっています、男の声で 「そのロープ ・・・・ ファスナー ・・・・」
そう、 19:30 頃に到着してテント設営しているんです.
それにしても、もう少し早く到着しろよ ・・・・・・ って、声には出しませんでしたが.
一番気になったのは、明かりです.
ヘッドライトを頭に付けて作業しているので、どうしても他に光が当たってしまいます.
話し声は他のテントからもするので、まぁ許してやるとしても、この明かりは気になって、気になって.
でもテント設営したら静かになったので、結構ぐっすり休むことはできました.
朝です ・・・・・ 6 時頃、まぁ期待できそうな天気です.
朝ご飯作って食べたのですが、今回持っていったアルファ米のご飯がおいしくない.
いつもは 尾西 のものだったのですが、今回は変えて持っていったのがねぇ ・・・・・・
おかげでホントに少し食べただけで、登る準備を始めてしまいました
・・・・・・ これが二番目の失敗.
登山口にある案内板です.
これをよく読めば、必然的にコースの厳しさがわかります
ヤマレコ を読んでも、みんなが結構厳しいコースだったと書いています.
最初は比較的平たんな道を歩いていきます.
途中、木道だったりして、お天気もいいし結構お気楽モード.
ところが、自販機で飲み物を買ってくるのを忘れてしまいました
・・・・・・ これが三番目の失敗.
持っているのは ポカリスエット 2 本とカップラーメン用のお水 500 cc ・・・・・・・ 過去の経験からも、もう 1 本ないと厳しい.
特に今回の山はかなりの登りもあるので、バテそうですし.
さりとて今更戻る訳にもいかず、仕方ないから行ける所まで行くことにしました.
途中は、こんなグッチャなところもあります.
7 日に結構雨が降ったみたいなことを、森林組合のオジサンが言っていました.
全体的に粘土質の道なので、注意していないと靴が ズル〜ッ です.
見えるのは 布団菱 ・・・・・・・・・ 少しガスがかかっています.
紅葉はようやく色付き出した感じですね.
この写真を撮ったのが 6/11 付近で、ここから 荒菅沢 に一気に下ります.
この下りが ・・・・・ 下りながら、またここを帰り登るのかと思うと、結構ブルーでした.
この 荒菅沢 は 布団菱 のビュー・ポイントで、清流の音を聴きながら一休みできる場所.
一休みして顔でも洗おうかと思ったら ガ〜〜〜ン、なんとタオルを忘れてきてしまいました
・・・・・・ これが四番目の失敗.
荒菅沢 から 布団菱 方向を撮った写真ですが、行きはちょっとガスっていたので、この写真は帰りに撮った写真です.
さてここからは、登山道の風景です.
この 荒菅沢 から 笹平 まではほとんど直登と言ってもいいような、ハードな登り.
写真撮る元気もなく、おまけに水の心配もしながらの登りでした.
上の方こそガスっているものの、結構青空が出て汗も出ています.
水が足りないのは、間違いなく致命的です.
そんな登りをヒーヒー言いながら登り、ようやく着いたのが 笹平 .
ちょうどガスってしまいました.
でも、この場所はボクがずっと前からどうしても歩きたかった場所なのです.
だから、いつかは 雨飾山 と思っていたんですよね.
でももう少し背が低いのかと思ったら結構高く、おまけに微妙なアップダウンもあり、予想していたのとはちょっと違いました.
これだったら 根子岳 の熊笹のほうがずっと素敵です ・・・・・・ ただ風景はこちらの方がずっと素敵ですが.
目の前には 雨飾山 ですが、見えたり隠れたり.
おまけに最後の急登ですし、水もほぼ半分近く、足の疲労も結構 ・・・・・・・・・・
ということで、 笹平 を横切って登りに取り付くところで勇気ある撤退を決心.
時間的には十分登ることは可能でしたが、やっぱり水です.
下りも粘土で滑るのでしっかり足に力を入れるせいかかなりの体力消耗、さらに途中からは強い日差しもあり水分をかなり摂ったので、キャンプ場に着いた時にはちょうど水はおしまい、途中カップラーメンも作ることができませんでした.
幸い行動食は多めに持っていったのでよかったのですが、それでも朝ご飯が少なかったので空腹感はありあり.
でも結果的には途中で戻って大正解だったでしょうね.
家に無事に着くことが、登山の一番の目的なのですから.
そういう意味では、いろいろ考えさせられた山行でした ・・・・・ 思いつきでキャンプに行っちゃいかんなぁ.
笹平 で見つけた シラタマノキ です.
失敗だらけの山登りで見つけた、一輪の花 ・・・・・ 果実でした.