今年は記録的な早さでの梅雨入りだそうです。
しかも長雨になるそうで。


その報道の枕詞として「地球温暖化の影響で」と普通に言われるようになったのはいつの頃からでしょうか。

私がバイオマスの業界に入った1990年代は「気候変動は科学的に証明されていない」などという主張が当然のようにありましたし「地球温暖化で冬が温かくなっていいじゃない」くらいのマッチョな発言も多くみられました。

ところが、この問題は地球規模で、人類のみならずあらゆる生命に対して脅威であることが、近年の災害や農作物の不作、あるいは漁業への影響で多くの人が実感するようになりました。

つまり年々「深刻化」しているわけですが「気候変動を防止しなければならない」ことが、ゆるぎない「共通認識」になったこと自体は進歩だと思います。

科学という点では、東京大学の大気海洋研究所が一般向けの冊子を2011年と2015年に発行しています。

東京大学「暑いだけじゃない地球温暖化-世界の気候モデルから読む日本の将来-」 2011年10月


もう10年も前の刊行物になりますが、その脅威は現実のものになりつつあります。

2日前も夜中の豪雨で目が覚めました。
気になるのは千曲川の水位。

2019年10月に台風19号の水害を経験してからというもの、雨の激しい夜は目が覚めるようになりました。

よく考えたら、武漢で新型コロナが広がり出したのが2019年12月ですから、水害の後はコロナなのですね。

もとい、その水害によりファクトリーの事務所も水没しました。

これは事務所の中です。
助かったのは壁掛け時計だけ。
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奥にペレットストーブが見えるのがわかりますか?
あれは、確か2003年に私が個人的に購入したオーストリアRika製のペレットストーブ。

しばらく本社の事務所で使っていましたが、2019年の秋にファクトリーの事務所に移設して、これから使おうとしていた矢先でした。

まだ煙突の施工が終わっていなくて、段ボールに入った新品の煙突がストーブの横にあるのが見えます。

その後、部屋から出して水洗しましたが、使えそうにありません。
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今年、知り合いのストーブ輸入業者さんから、展示品で売れなくなった(メーカーが倒産した)商品を譲っていただきました。早速、燃焼試験を実施。
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オーストリア製なので、電源は230Vです。
変圧器が必要ですが、そういえば、水害で水没していました。
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ですが、片付けのボランティアに来て下さった二光エンジニアリングの社員さんがバラして水洗だけしてくださっていたので、それを改めて組み立てました。
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恐る恐る、ブレーカー付のコードリールに挿して、電圧を測ったら230Vが出ていたので、使ってみたら使えました。いつまで使えるかは不明ですけれど。

こんな風に、洗っておけば再度使用することができる機器もありますが、周波数を変換するインバータについては、高価な備品ではあるものの怖すぎて捨てました。なので、50Hz仕様を60Hzで運転する際の問題点は解決できていません。次は、周波数を変換して、50Hzと60Hzとで動きがどうなるかを検証し、それから、ファクトリーの事務所に取り付けたいと思います。

もう二度と、水害は勘弁です。

地球温暖化防止のためにも、木質バイオマスの熱利用によって、化石燃料の消費を減らしていかなければならないと、改めて思いました。

意外と、暖房市場における化石燃料の問題は取り上げられませんね。

自動車のEV化や発電市場での石炭は問題視されていますが、暖房市場のグリーン化も費用対効果の高い政策だと思います。

石油業界の利権が大き過ぎて経済や雇用への影響が大きいから、政治が動かないのでしょうか。

であればこそ、政治の出番だと思うのですけれどね。