今週、10/18~19の日程で、JWBA(日本木質バイオマスエネルギー協会)主催の『地域コーディネーター・地域中核人材育成研修』2021年度が松本で開催されました。

この事業は環境省の補助事業として、バイオマスの熱利用推進のための人材育成を目的として開催されるものです。会場は長野(松本)、長崎(対馬)、岩手(紫波)の3会場。各会場に3団体を上限としての開催となりました。

したがって、公募した参加者に対しては応募書類として目的や課題を記してもらって、審査させていただきました。意欲的でハードルの高い研修会だと思います(笑)

結果として、長野は6団体、長崎は3団体+ウェブ参加1団体、岩手は3団体となりました。

長野については、同じ県内からも応募があったので、6団体のうち3団体については別開催として、計2回の開催とさせてもらいました。

1回目は県内3団体(大町、須坂、小布施)を対象として9/27に開催、2回目は県外3団体(青森、山梨、奈良)を対象として10/18-19で開催しました。

1回目の県内参加者
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2回目の県外参加者
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研修会はウェブ形式での集合研修(座学)を経て、現地研修という流れで実施されました。現地研修では松本市に協力いただき、松エネや佐久エネからも講師を派遣いただき、ボイラの導入までの経緯や効果、チップ供給の体制、ボイラのメンテナンス等、「森林エネルギー事業」に係る実際的な内容について説明しました。

竜島温泉での説明の様子
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2回目の際には、オガサワラ林業さんがチップ供給のタイミングを合わせてくださったので、実際のコンテナの脱着風景を見ることができました。
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関係者でもあまり見たことがないと思います。
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特に、コンテナをはずした後の状態を見ることができるのはレアです。
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コンテナ式のボイラについて、排ガスの測定等についても説明しました。
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あわせて煙突掃除についても説明しました。
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チップを製造している松本広域森林組合の筑北支所では、チップ製造について説明と実演。まずは水分管理。
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かさ密度測定
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ふるい振とう器による粒度分布測定
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チッパのメンテナンス
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最後は、研修を経て気づいたことやそれぞれの地域の課題に対するアプローチなどを参加者と議論しました。
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地域材をチップに加工して化石燃料の代替燃料として熱市場に供給するのが「森林エネルギー事業」です。未利用材に価値を与える(有価で買い取る)という点が地域経済や雇用に対して大きな意味を持ちます。副次的にCO2を削減でき、ボイラの利用者(需要家)のエネルギーコストを削減します。

まさに「三方よし」の事業。

現状、原油価格が高騰し、冬季の暖房燃料の価格が上昇していますが、このことがバイオマス燃料の生産と供給にとって追い風かというと、残念ながら、まったく問い合わせも何もありません。

とはいえ、この価値を共有できる仲間づくりが大切ですので、こういった人材の育成のため、我々は松エネ、佐久エネと共に、現在保有している経験や知識を皆さんと共有していきたいと考えています。

【補足】
・参加者はワクチン接種を2回完了しています。
・県外者と事務局は事前にPCR検査を実施して陰性が証明されています。