昨日。2024年6月25日の朝、NHKのニュースを見ていたら、1ユーロが171円だとフツーに報道していました。
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ほぼ1年前、2023年5月29日は150円で騒いでいました。
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いやはや、我々のような輸入貿易事業を営んでいる者としては、もうお手上げです。

2019年のコロナ前から比較すると、当時が115円とかその辺でしたから、現在の170円に比べたら55円の円安ですから、対ユーロで円の価値が50%近く低くなっています。
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米ドルに対しても、106円とかその辺だったのが、160円ですから、5割のドロップ。

2019年に100円で買えたチョコレートが150円出さないと買えないような状態です。

加えて、コロナ後は海外製品の価格が軒並み3割ほど値上げされているので、結果、2019年当時の当社の輸入価格の8割マシくらいになっています。100円で買えたチョコが180円って、ほぼ2倍に近い話です。

しかも、安いもので数百万、高いものだと数千万する機材だと、例えば2000万円のチッパが3,600万円です。

聞くところによると、メルセデスはAMGの高い車種から売れるそうですが、果たして、当社のボイラやチッパがそんな風になるようには思えず、また、為替操作の常習犯として米財務省から監視リストに入れられてしまった今、円は低くなれど高くなることはないと思って、これからの経営に備えなければなりません。

この為替の状況は、単に金利差の問題だけではなく、日本経済というか、日本の国力、もっといえば技術力や開発力、教育、民度が反映されたものであり、我が国の財務省がいうファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が低くなっていることの現れなのではないかと、私は思います。

教育制度や移民対策からしっかり立て直さないと、改善しないんじゃないでしょうか。
しかも、今からやって成果がでるまで20年以上かかります。

為替の状況に誰も驚かないのは、そういった根本的な問題が日本社会にあることを皆が知っているからなのでしょうか。また、結局は政治の問題なので、日本では「誰も関わりたくない=誰も騒がない」ということなのでしょうか。

国産化はどうかと聞かれることが度々ありますが、再エネの政策日程がグダグダな状況で投資するのは危険なので、誰も投資できないのです。

「政治と経済」は「パー券と裏金」のような低次元な話ではなく、もっと戦略的に運用すれば、社会を変革できる有効なツールなんですけれど。