PTO(Power Take Off)駆動のチッパを輸入販売するにあたって、PTOの知識が全くなかったので、どうしたものかと考えた際に、ドイツで想定されている動力源は農業用トラクタなのですが、日本では、大型の農業用トラクタって、どうなんでしょう

日本は「農業=水稲」といっても過言ではないくらい、全国津々浦々に大小の水田が広がっています。ですが、水田は泥濘地なので、重量級のトラクタが入るとスタックしてしまって、脱出できません。

また、畑作や乾田が中心の欧米の農業では、超デカい農地で、超でかいプラウを引き摺りますから、強力な馬力と、強力なPTOが必要ですが、日本の狭い水田では、逆にライトウエイトなトラクタが必要ということで、独自の進化を遂げた結果、30馬力とか、チッパにとっては、まったく非力なトラクタしか存在しません。

もちろん、長野でも高原野菜を栽培している地域では、100馬力越えのトラクタが走っていますし、北海道では大型がデフォルトだと思いますが、通常では「ありえない」選択肢なのです。

また、トラクタの価格も馬力あたり10万円(例えば100馬力ならば1,000万円)と言われたのは過去の話で、今はこちらも価格が高騰しています。

しかも、大型の農業用トラクタは、車検も必要、免許も大型特殊が必要となり、これらをクリアしても公道を35km/hでしか走れません。

これ、実際に使えます?

海外では、林業仕様と言われる農業用トラクタも存在しますが、以前、そのメーカーの本社を訪問し、テスト運転させていただいたことがありますが、トラクタってサスペンションがなく、キャビンの地上高が相当高いので、林道を走ってみたら、このまま横に倒れるんじゃないのかと思うくらい、恐怖でした。車両自体は非常によくできていて、オートマで、なんの違和感もなく乗用車感覚で乗れるのですが。

そのような経験もあり、私の中で「大型の農業用トラクタを日本の林業で使うのは無理」という結論に達しています。

しかも、トラクタはそれ単体で非常に高度な技術をもつ商品であり、チッパの動力として販売したら、そのサポートまで引き受ける必要がありますが、果たして、そのようなことまで、この限られた人材で可能かというと、これも無理。

さらに、メーカーが沢山あります。国産機は、あまり大型のものがなく、最近では海外市場で努力はされているものの未だにマイナーな存在。海外勢は有名なメーカーが沢山ありますが、乗用車と同様にグループ化が進んでいてややこしいです。

最後のダメ押しは、お客さんによって、好き嫌いがあること。赤が好きとか緑が良いとか、青がどうとか。色まで選択できるメーカーまであり。こんなややこしい世界に今更飛び込む勇気も時間もありません。

電子化も進んでいるし、部品も高いし。
悪口を書いているつもりではありませんが、本当に無理なんです。

で、得た結論はUnimogでした。
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昨年の夏あたりから、ブログにも写真がちょくちょく出ているし、昨年秋に宮城で開催された林業機械展には、チッパのデモで使いました。Unimogだけが興味を引いていて、チッパの宣伝にならなかったと車内的には不評でしたが・・・。
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Unimogを選んだ理由は、公道を普通免許で走行可能でPTOが付いていること。
ただ、問題が一つだけあって、周囲には私の趣味だと思われていること

ま、それはそうと、PTOの研究はこのモグちゃんでかなり進みました。
趣味だと冷たい目で見られながら、研究開発を進めています(笑)

今朝は早朝5時起きで、車検が終わった車両を引き取りに行きました。

エンジンがむき出しのようなキャビンですし、クーラーもないので、早朝じゃないと車内で熱中症になってしまいます。あと、ウイークデーだと、通勤などの車両に交じって走るのは大変で。トラクタよりはましですが、5km/hくらいしか速度がでないので

昨年、レストアした際には燃料ゲージがうまく作動してなかったから、インピーダンスを調整可能なメーターに取り替えてもらいました。これで、毎回、燃料タンクの中をLEDライトで照らさなくて済みます。
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リアのPTOはセンターが出ていないので、PTOセンタリング・ギアボックスなるものをオランダから取り寄せて、自分で取り付けたのですが、車検にはバンパーが必要なので、穴あけ加工してもらいました。
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あとは、エンジンのバルブシールからオイル下がりが発生していたので、ケミカルを添加してもらいました。驚くほど、青い煙が減少しました。
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ま、そんな趣味?を満喫しながら、隣の倉庫に収納されている出荷前のチッパの最終的な整備も実施しました。遊んでばかりでは叱られるので(笑)
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この下にもぐるのは結構勇気が要ります。