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2018/03/23 fri. - 04/08 sun
イトヨリの美しさとの出会いは、偶然だったのか?ウロコ/scale、scale factor (スケール因子) という言葉。「scale factor とは対象となるものの尺度を表す量である。変換される対象の大小を表し、基準となるスケールに対する比によって表わされるもの」方程式y = Sx は物の見方や価値判断を数式化しているように思えました。「方程式を x に対するスケール変換 S によって新たな量 y を与える操作と捉えれば、xの比例係数 S はx のスケール因子である。」スケール因子は尺度や既成概念または、感性などに置き換えて考えることもできるのではないかと思います。ウロコを見た時の私を、この数式にあてはめるとy ( 美しい) =S ( 私のスケール因子)× X (捨てる物)という事になるのでしょうか。廃棄物を素材にした「equal」というテーマを追ってきた私にとって、作品となる素材をこの方程式で「equal」という事を考えていたような気がします。
神戸在住 アパレルデザイナーを経て、ヒコミズノにてジュエリー制作を学ぶ。
神戸移住後、伊丹ジュエリーカレッジ終了
2010 日本ジュエリーアート展入選 2015 伊丹国際クラフト展準大賞 2017 伊丹国際クラフト展入選
「artificiel phenomenon」小林初子
風が吹くと樹々がざわめき、雨粒が水溜りに落ちると波紋が広がる。水滴ができるのは冷たい水をグラスに注いだから。日々の中で心に残る小さなできごとは、また、それを感じ取る主体との対話でもあリます。ふとした気付きや感覚に残るゆらぎを自らの計らいと偶然の所作で、現象として掘り起こしかたちに留めていきたい。
神奈川県在住 インハウスのグラフィックデザイナーとして勤務のち、留学。ベルギー・アントワープ王立アカデミーにてマスター修了。コンテンポラリージュエリーの制作を始める。
2017 伊丹国際クラフト展入選 2018 SCHMUCK 入選