ねとらじ放送者のために必要な、Windowsにおけるミキサーコントロールに関する情報をまとめた文書です。 この文書はMizki_F様がまとめて下さいました「ねとらじDJのための ミキサーコントロール学」を一部改変後引用させて頂いております。
目次
1.はじめに
2.ミキサーコントロール
3.信号の流れ
4.ハウリングに注意
5.アプリケーションのボリュームの罠
6.Winampでの裏技
7.まとめ


はじめに
ここではネットラジオ放送をするにあたって基本になるWindowsでの音量調節(ミキサーコントロール)について考察していきます。

ミキサーコントロール
Windowsで音量をコントロールするのは「再生コントロール」と「録音コントロール」があります。

再生コントロールパネル

録音コントロールパネル

ここで最初に解り難くなる原因に、サウンドカード・ドライバの種類によって名称が違うということがあります。
大抵は名称から予測できると思いますが、重要なものについて簡単に対応を書いておきます。

上記画面での名称他の名称この考察での名称
ボリューム コントロールメイン ボリューム・マスター ボリューム・Master etc...Master
WAVEWave Out etc...Wave
マイク Microphone・Mic. etc...Mic
ライン入力Line・Line in etc...Line
ステレオ ミキサーWhat U Hear・Stereo Mix・Stereo Out・Mono Out・再生リダイレクト etc...Mix

この他にも色々な項目が別の名前である可能性があります。大体はその名称から役割が予測付くと思いますので、自分で検証をしてみて下さい。


信号の流れ
さて、上のミキサーコントロール画面だけ見ても解り難いと思います。
そこで、簡単に音声信号の流れ(信号図)を描いてみました。


Φのような形をしているのがフェーダー(ボリュームを調節するスライダー)です。
実際には、再生コントロールのそれぞれのフェーダーの前(後?)にミュートやトーン・バランスが入ります。
また、簡潔にするため信号の線を1本で描いてますが、音声信号のほとんどがステレオです(マイクは大抵モノラル)。

録音コントロールの「選択ボックス」では、図の右側から入ってくる複数の信号のうち一つを選択するものです。
上のハードコピーの画面でいうと、録音コントロールウィンドウの下側に並んでる「選択」チェックボックスがこれにあたります。

つまり、アプリケーションに渡せる信号は一つしかありません。
複数の音源(マイクとWave等)をまとめてアプリケーションに渡すには、 Mixを選択することが重要 だということがわかっていただけるでしょうか。


ハウリングに注意
アプリケーションの操作で、アプリ(WinAmp等)に入ってきた信号をそのまま出力することができたりします。 その場合、録音コントロールでMixを選択してあると信号がループしてしまうのが信号図から読み取れます。 そうなるといわゆる「ハウリング」の現象が起こってしまい、最悪アンプやスピーカーなどを壊してしまうかもしれません。 放送中アプリケーションの操作には十分注意しましょう。

アプリケーションのボリュームの罠
ちょっと実験をしてみましょう。
再生コントロールの画面を出した状態で、RealPlayerまたはAudioActivePlayerなどを立ち上げてみてください(WindowsMediaPlayer・WinAmp2.8以降以外)。
再生コントロールのWaveを最大(に近い状態でも可)にしておきます。
そしてプレーヤーで音楽ファイルを流します。
この状態でプレーヤーのボリュームをなるべく小さくします。
ここからが重要。
おもむろに 再生コントロールのWaveのスライダーをちょっとだけ動かしてみましょう
どうですか? 音がいきなり大きく なったでしょうか?

これはつまり、 アプリケーション側のボリュームつまみがWaveと連動してる ということです。
ちなみにこの現象は、アプリによっては起こりません。
最初にWMP不可と書いたのはそのためです。
WMPではアプリの中に 別系統のフェーダーを持っている からです。
ただ、多くの音楽プレーヤーアプリがWaveを乗っ取り操作するタイプなので注意が必要です。

WinAmpでの裏技
WinAmpも、バージョンが古いとボリュームがWaveと連動している場合があります。
でも実はWinAmpには別系統のフェーダーも内蔵しています。
イコライザーパネルの「PREAMP」 です。

つまり、イコライザーをONの状態にしてPREAMPのスライダーを調節することで、Waveの設定が変化することなく音量調節できます。
イコライザーで無理やり音量調整することも可能ですが…。
イコライザーはフラットの状態にしてPREAMPだけで調節した方が楽でしょう。

まとめ
音声チャットなどを行うときもハウリングには注意が必要です。
重要なのは、 信号の流れをよく考えて設定をする ことです。
また、放送では普段単発で使う音楽再生アプリケーションを複数使うことが多々あります。
その場合は、 アプリのボリュームがどの様な作用をするか を考慮に入れて操作をしましょう。