iyaiya

『NO』とはっきりいう欧米人に対して、自己主張を避け、ストレートに断らないのは日本人。こういうイメージはよく広まってるけど、実際はどうなんだろう。
言葉だけの問題なのでは?

15ヶ月の我が子は、パパ、ママ、マムマムなど、少しずついくつかの言葉を言えるようになった。そして、ついに「NON(ノン)」を言えるようになった。その反対語の「OUI(ウィ)」はまだ全然だけどね^^。「NON」と言えるようになったついでに、どんどん自己主張をし、自分の意見を通すように行動しはじめてる。

日本語には「NON」にぴったり相当する言葉がないようで、「いいえ」「違う」「いや」「ちょっと・・・」と不同意を表す表現がたくさんあるようで、文化の違いをよく表すとても深いテーマ。

日本語に「NON」がないからとはいえ、日本人の子供は「いや」を繰り返す時期、いわゆる「イヤイヤ期」があると知ってすこし驚いた。自分を主張するため幼い子供が親に反抗することは当然人間共通だとは思う。

しかし、フランス人の子供が「NON」を言う理由としては、それまでに「だめ」「さわらないで」「やめて」等と親から「NON」で始まる文章をたくさん言われてきたからだと思ってた。つまり、子供は親が「NON」をたくさん言ってることを真似してるという説。「やめて」と子供に注意する時にフランス人はよく「Non, non, non !」とか、言うからね。

しかし、日本の場合は否定的な命令「やらないで」「やめて」などに「いや」という単語を使わない。なら、どうやって日本人の子供はイヤイヤ期のように「いや」を使う発想になるのかな。面白いことに、「やめて」「やらないで」「いいえ」とか全部「いや」っぽい音で始まるのね。関係かもしれないけどね。

「Non」をはっきり言えないと評判されてる日本人。実は心の中に「いや」と叫んでいると、欧米人のみんなは知らないだけだ^^。

ぜひご意見、イヤイヤ期体験、国際育児体験、聞かせてください。