Sakiものとりひき

ヤングガンガンで連載中の麻雀漫画『咲-Saki-』のファンサイトです。主に自作SSを掲載していきます。

【R-15】由暉子「ウコチャヌプコロしてください」 爽「ふざけんな」(前編)

●あらすじ:
 有珠山高校麻雀部の部室がウコチャヌプコロしないと出られない部屋になった。

●主:有珠山

※ ノーマル世界で百合エロ談義
※ 直接描写はないけど一応R-15推奨

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前編
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揺杏「ロン! やっり!」

成香「わあ、大逆転ですね」

誓子「むー……次こそトップを……」

由暉子「もう半荘できますか? もうけっこういい時間ですけど」
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有珠山の全国未満3人が勝てる相手を考えてみる

 準決・5決ともに下馬評どおりマイナスで終えた成香・誓子・揺杏の3人ですが、地方大会や全国1回戦・2回戦では活躍してたりするかもしれません。実際に揺杏は174局で針生アナから「地区大会の緒戦や準決勝ではけっこう良い戦績」という情報も出ています。誓子は3人の中ではちょっと頑張ってて、準決では-4200で区間3位。5決ではラスながら-2900で、高一最強の人に500点差まで迫りました。成香は麻雀経験1年に満たないのに対戦相手や他の対局に的確なコメントができるほどのセンスを見せています。成香のくせに生意気・図々しいというイメージになってしまうのはご愛敬。

 全国レベルのアイドルと規格外の召喚士がいるために勝ち進んで全国の猛者を相手にするハメになってる可哀想な3人とも言えます。準決勝進出の8校はディフェンディングチャンピオンと名門校が5チーム。ダークホースの清澄は少なくとも中学から打ってる選手ばかりでインターミドルチャンピオンだったり家が雀荘だったり、小さい頃にプロ疑惑がある母親とか未来のインターハイチャンピオンと打ってたサラブレッドだったり。阿知賀は子供クラブで伝説級の選手から指導を受けてたり小っちゃい頃から大人と打ってたり。対する有珠山はというと…

成香
 完全初心者。麻雀歴は10ヵ月くらい。おそらく麻雀部にまともな監督とかコーチはいないので、受けたのは他の部員からの実技指導のみと思われる。真面目なイイ子で、早くみんなに追い着かなきゃと入門書を読んだりPC相手に打ちまくったりしたのでしょう。

揺杏
 児童館でけっこうやった。遊具があって好きに遊んでいいよ~ってことだと思うので、子供クラブとかではないでしょう。中学で部活としてやってた可能性もないわけではない。

誓子
 小学生大会で伊達市ベスト8。大会に出るくらいなので小学校のクラブなんかに入ってた可能性が高い。麻雀をやるつもりで部に入ってるので、中学でもやってたのかもしれない。この中では一番経験あるはずが一番素人くさい打ち方…間違いなく性格のせい。


 それでは、実際に3人が勝てる相手を探してみます。麻雀は他家の影響や運の要素も大きいので1回だけなら収支で上回れる相手はたくさんいるでしょうが、そうではなく10回やったら5回以上勝てるような相手です。勝てるというか対等にやり合えるというか。

 まず思い浮かぶのが、成香よりも初心者の妹尾佳織です。ビギナーズラックを発動されると厳しいですが、個人戦では予選落ちしてるようにそう都合良く何度も和了れるわけではないため、全員勝ち越し可能でしょう。鶴賀だと津山睦月蒲原智美も全国レベルはないでしょうし、部活もネトマばっかりだったので実打ちに慣れてるという点では有珠山有利か。長野決勝の打ち回しを見ても、特に強みを感じられません。ただ智美の方は魔境長野の個人戦の9回戦終了時点で19位、最終戦で順位を落としても30位には入ってるんじゃないかというくらいは実力があるので、成香じゃ厳しいでしょう。

 メイン級のキャラの中では早くも成香が勝てそうな選手は尽きました。揺杏ももう…と思いきや名門風越の文堂星夏がいました。あの大量失点も相手が悪かっただけで、強豪校の5位なので実力的には敵わないと思いますが、1年生で初の大舞台で気負っていたと考えるとつけ入る隙はあるかと。揺杏は完全に場違いの全国の舞台であの立ち回りですから、肝は据わってるでしょう。なんとかこう、揺さぶって5勝5敗ぐらいに持ち込める可能性も…?

 まあでも麻雀に力入れて名コーチやら監督に連日しごかれてる強豪校には基本的に勝てないでしょう。その意味では永水女子ってどうなんでしょう。小蒔・初美・霞のオカルト3姉妹は論外としても、狩宿巴滝見春は全国レベルというわけじゃないのかも…? 1試合2試合の結果で何が決まるわけでもないですが2回戦もあの調子ですし…有珠山と同じく超高校級のチームメイトのおかげでなんとなくここまで来られたタイプの可能性もあるのでは。「トバされなければなんでもいい…」なんて実力者っぽいことを言ってましたが、「トバされなければ(はっちゃんと霞さんがまくってくれるから)なんでもいい」だったのでは。

 10回打って5回勝ててもよさそうな相手をまとめるとこうなります。

佳織睦月智美星夏巴 春 
成香
揺杏・誓子

 うん、少ない。そりゃ全国の準決までいったらボコられますね。そして有珠山の悲劇は春みたいな安手で流す戦法を取らなかったことにあるのではないでしょうか。実力的に劣る3人はタンヤオか役牌で早和了りを目指す。配牌で早和了りが見込めないときは安牌を確保しておき、聴牌気配がしたらベタオリ。親にだけは振らないように、子をアシストしたり差し込んででも親を流すことを優先する。そうして点の移動を少なくしておき、ユキと爽の逆転に望みをつなぐ。チームとしての勝ちを目指すならそれが戦略として最適なはずです。しかし誓子や揺杏の対局中のモノローグからは、爽は対戦相手の傾向と対策を授けても、戦略までは決めてないことがうかがえます。いくらユキを目立たせるためといっても、捨てゴマ戦法はしたくなかったのでは。爽の性格的にも送りバントは嫌いそうだし、「好きなように楽しんでこい」ぐらい言ってるかもしれません。

 いやまあ早和了り目指したけどできなかった可能性もありますが。それかその戦略でいこうと提案したけど拒否られたか。

「このままじゃ勝てないけど後輩に捨てゴマ戦法取らせるわけにはいかねーよな…チカ、チームのために死んでくれ」

「嫌。私も高い手和了りたいの!」

 というやりとりがあったかもしれない。

 最後にもう1人、成香以上の初心者のことを考えてみます。エイスリン・ウィッシュアート。麻雀歴は前年の秋から始めた成香よりも更に遅い冬から。名伯楽の指導のおかげか本人の才能か、瞬く間にスターダムにのし上がった留学生。才能・実力の世界の残酷さを有珠山連中に突きつける存在です。しかし、神をも誑かすワガママ女・桧森誓子ならそんな東北の天使の夢を砕くことができるかもしれない。


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有珠山のオーダーはベスト・オブ・ベスト

 準決や5位決定戦で有珠山が他校に後れを取る度に「なんであのオーダーにした」という疑問を目にします。特に初心者の成香を先鋒にしたことや、全国レベルに満たない3人を先に出してトビ寸前の窮地に至ったことを指しているのでしょう。

 しかし声を大にして言いたい。あれが有珠山のベストオーダーだ!

 なぜなら有珠山チームの目標は優勝することではなく、「ユキのビジュアルを広く知らしめる」ことだからです。130局で爽がそう言ってます。全国出場や上位進出はそのための手段に過ぎないのです。いくら勝ち進んでもユキが和了れなくては試合中継やダイジェストであまり映してもらえず注目されないでしょう。なのでオーダーを組む際の条件としては、第一にユキが活躍できること、第二にできれば勝ち進めることとなります。

 それを考えるとまずユキのポジションが次鋒か副将に決まります。ここにエースを持ってくるチームはほとんどありません。そしてよりアピール度合いが高いのは「次鋒で先鋒の負けを取り戻す」より「副将で一気に浮上」でしょう。勝敗に直結する試合後半というのもあります。というわけでユキは副将に決定。

 次にポイントゲッターの爽のポジションを考えると、大将がなにかと都合が良いです。カムイ・雲が消費型のため、前半よりも後半に出番があった方がどのくらい温存して勝てるか計算しやすいからです。また、前半で一気に稼いで逃げ切る戦略だと「獅子原選手がすごかった」という評価になってしまいます。副将でユキが稼いで大将で爽が調整しながらなんとか逃げ切る形が、「真屋選手の大活躍によって有珠山が逃げ切った」という理想の勝ち方になるのです。最後に爽が控えてるという状況は他のメンバーが安心感で伸び伸び打てるようになるかもしれませんね。

 他3人のポジションとしては、地方大会と全国大会でオーダーが同じかはわかりませんが、全国では成香が先鋒で正解だと思います。照や智葉クラスが相手なら3人誰がやっても大差ないでしょうし、強者同士が牽制し合ってるときにおこぼれにあずかることもあります。そして次鋒、中堅と進むにつれてトビの危険性が増していきます。トバして勝てるとなれば他チームもここぞとばかりに牙をむくでしょう。そのとき、「上家は満貫確定だし山越ししてくるかも」とか「リー棒出すと親の3飜50符直撃でトんじゃう」とか計算しながら打たなければなりません。初心者には厳しいでしょう。

 有珠山面子の雀力は 爽>>>ユキ>>誓子>揺杏>成香 といったところでしょうか。さすがに成香と揺杏が続くと一気にトビを狙われる範囲まで削られる恐れがあるので、次鋒は若干実力が上の誓子で。それに10万点持ちだと現実的にトビが視野に入るのは中堅あたりからでしょうが、危なくなってヤケになりそうな誓子よりは小賢しく立ち回ろうとする揺杏の方が踏みとどまれるかもしれません。わっかんね~人にも粘り強いと評されてたことですし。

 というわけで本編のあれは理にかなったオーダーだったのです。準決で実際にトビ寸前までいったのは、そこまで強い3チームとやるところまで勝ち進むと想定してなかったということで仕方ないでしょう。そもそも本人たちも全国出場は出来すぎだったと言ってます。おわかりいただけたでしょうか。今後有珠山のオーダーが~と言われてたら、このニワカと言ってやってください。まあ素人が銀行がといじられてるのは、それはそれでおいしいので微笑ましいんですが。

 次回はユキ贔屓なしで試合に勝つためのオーダーを考えてみたいです。

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アナログゲーム部としてのチカセン

 最近本誌ではわれらが有珠山高校が大活躍で嬉しい限りです。麻雀的には大阪二校が中心でしょうが、ネタ的には有珠山の右に出る者はいません。点数的には順当に最下位キープしつつも、涙目バーゲンセールの成香・ポーカーフェイス知らずの誓子・風格だけなら強キャラっぽい揺杏(早速親かぶり)と、持ち味を存分に発揮してくれています。

 特に次鋒戦は173局の1話だけでしたが、これぞチカセンという無茶苦茶な打ち筋が面白かったです。神頼み失敗とかやけくそ大明槓とか三副露してまだ一向聴とか笑いどころ満載で、最後に次鋒戦終了のアナウンスで4人が立ったときに思いっきりドヤってるのが最高でした。真面目に練習して1年にも満たない初出場校としては確かに健闘したけど、僅差とはいえ区間最下位、チームとしてもダンラスの状況であのドヤりよう。完全に自分の和了りのことしか考えてませんね。チカセンいいキャラしてる。

 思えば誓子は準決勝でも表情がコロコロ変わり、迷ってダマにしたところで即他家にテンパイを見抜かれるという素人丸出しの有り様でした。表情は漫画的演出の面もあるでしょうが、明らかに他のキャラよりも振れ幅が大きいです。きっといくら練習しても性格的に直らなかったのでしょう。有珠山高校麻雀部は、

 爽・誓子が入部して1年間―2人(+たまに先輩)でアナログゲーム
 →揺杏・成香が入って半年間―4人でアナログゲーム
 →ユキが入って10ヵ月間―5人で麻雀

 という活動の経過だと思いますが、麻雀をやる前はどんな調子だったのか気になるところです。少なくとも駆け引き・読み合い重視のゲームでは誓子が負け続きだったのでしょう。成香も爽や揺杏にはかなわなそうです。きっとポーカー・ババ抜き・ダウトなんかは毎回同じ展開で、早々に技術がモノを言うゲーム(ビリヤード・ダーツなど)とか運の要素が大きいゲーム(七並べ・双六・花札など)にシフトしたことでしょう。まあどんなゲームをやっても勝てば満足して「そろそろやめよっか」、負ければ不機嫌な顔で「もう一回!もう一回!」と有無を言わせず始める誓子が目に浮かびます。そんなワガママちかちゃんとそれにつき合う有珠山連中が好きすぎて、本気でスピンオフやってくれないかなぁと妄想する毎日です。
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桧森誓子はマザー・テレサに憧れる

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 咲-Saki-界一「勝手に赤になった信号が悪いのよ!」のセリフが似合う女チカセン。口調を変えれば透華かワハハでもいけるけど。

 以前書いたジョジョ4部パロのSSでは爽をトニオさんポジションにしたけど、最初は爽が主人公で考えてました。そうなると揺杏が相棒ポジションで…誓子=由花子だ!と、自分の中ではすっかりプッツン誓子のイメージに。
 成香を監禁してスパルタ麻雀教育をしたり、無茶な頼み事をして人の話を聞かない性格だと呆れられたり…

 最初は爽と揺杏のバカを止めるしっかり者の優しいお姉さんポジションだと思ってたけど、最近はむしろ一番子どもっぽいんじゃないかと思えます。それでいて自覚なさそうで、自分では幼馴染みどもに「しょーがないわねえ」みたいな目線でいるつもりなところがいい。
 三人組といえば宮守生え抜きトリオとか姫松や千里山の3年トリオとかも魅力的だけど、有珠山幼馴染み三人組が一番好きです。

 怜-Toki-の次のスピンオフは教会で懺悔を聞く『桧森誓子は動かない』でお願いします。

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管理人:あるみね
別名:準決がアニメ化して有珠山人気が爆発するのをひっそりと待ち続けるブログ

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