二回戦の勝ち上がりが清澄と姫松に決まったとき咲界隈は荒れに荒れたのではないでしょうか。前評判からすれば第三シードの永水が大本命で、大将戦の力関係からしても対抗宮守、大穴姫松という見方が大勢を占めていたでしょう。それに加えてエース神代の不発具合は準決で本領発揮のフラグと捉えられました。しかし結果は予想を裏切りメゲ王末原まさかの二位抜け。五決というサプライズもあり姫松は三試合、他二校は一試合と出番に大きく差がついてしまいました。永水を勝たせるべきだった、宮守を勝たせるべきだったという声は当時から度々目にしたものです。

 今改めて考えてみると勝ち上がったのが姫松でほんとによかった。誤解のないよう言っておくと私は当時から宮守ファンで、今でもキャラソートだと有珠山の次に宮守が来るぐらいです。なので決着のときは「負けちゃったかぁ…」とショックだったけど、麻雀の内容で見れば姫松が適任だとは思ってました。なぜなら準決では新たな強敵二校と当たるわけで、当然新しく能力お披露目となるわけで。そうなると無能力軍団姫松の方が新キャラが映えるんです。五決で阿知賀編の超能力麻雀と合流するとなれば尚更です。カムイ!デュエル!ゾーン!リザベーション!に対抗するのが裏鬼門!六曜!でいいのかって話。完全に超能力同士のターン制バトルになってしまう。

 正直言って永水の麻雀は染め手ドーン役満ドーンで対局としてはつまらない。チート能力者モノクル臼沢のおかげでなんとか形になった感じ。初見のインパクトは強いけどもう一回見たいとは思わない。春の安手流しの方が麻雀としてのおもしろさ出てたなぁと。

 宮守の方はシロも胡桃もそこまで能力能力してない良い塩梅で大味感は薄いけど他はオカルト全開だし。なにより宮守が勝ち上がったらエイスリンの悲劇が繰り返されてしまう。染谷パイセン一人にも対応できなかったのに準決だと中国麻将のハオにヤケクソ闘将の誓子…なにこのセオリー外卓。「モウマージャンヤメル!」まであるかもしれない。シロvs智葉の試合巧者対決はおもしろそうだけど。有珠山なんかは宮守が上がってきてたら二大エースの片方が機能しないから詰んでたでしょう。「左手を使います」なんて「今こそ防塞のとき」って教えてるようなもんですからね。

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明華の天敵


 三試合連続で全国編を駆け抜けた姫松高校の夏もついに終わりました。激化するオカルト戦争の中で普通の麻雀を貫いた姫松がもたらしてくれたのは、さながら怒濤の肉料理に茶碗一杯の白米がある安心感。いつもマイペースに普通の麻雀を楽しんでいた真瀬由子を、トンデモ能力率の高い大将戦で知略を武器に(早和了り系能力者に片足つっこんでた気はするけど)立ち向かった末原恭子の勇姿を忘れない。

 そして二回戦の意外な決着があったからこそ準決での勝ち抜け予想がおもしろくなったのではないでしょうか。普通なら清澄と臨海だね、で終わるところが「清澄敗退もあり得る」「臨海がかませ化するルートも」「姫松はもうないと見せかけてもう一回勝つ」「まさかの有珠山」とすべての可能性を感じさせてくれました。臨海の圧勝に逆に驚いたぐらいです。そのおもしろさに間接的に貢献した宮守と永水の勇姿を忘れない。

 全国編(団体戦)キャラのお披露目も全部済んで能力もかなりの数になったので能力短評表を作ってみました。人によって何がおもしろくて何がつまらないか違ってくるだろうから自分の好みを垂れ流してみるのも一興かなと。能力人気投票でもやったらなんだかんだで主人公の嶺上開花がトップだと思うけど、上位に何が来るかは興味あります。能力といえるかは微妙だけど自分は純くんの亜空間が好きです。