2006年06月13日

エンプロイヤビリティについて

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私はエンプロイヤビリティという言葉があまり好きではない

たくさん資格をとって
様々な能力を身に付けて
華々しいキャリアを積んで
転職を繰り返してその給与においてさらに優遇されて

その行き着く先にあるのが
様々な証明できる能力を持った
しかし同時に同じ資格や経歴を持つ者とその能力において
交換可能な人物像なのだとしたら

そういう道に進むように彼や彼女を鼓舞して盛り上げてきた
メディアやその世代でのキャリアパスの雛形というものに
罪はないだろうか



私はエンプロイヤビリティという言葉があまり好きではない

どこに行っても通用する
コミュニケーション能力を身に付けるのだと言う

大切なのは敗北を勝利に転じさせる
勝負における転機をつくる迫力や決断であり

もう日はあたらないかと思われた場所に日の光を呼び寄せる
決定打となりえる鮮烈な案や方法を導き出せる発想力であり

どんなに辛い状況でも口を結んでじっと耐え忍ぶことができる
打たれ強さであり

傷ついた人を見守り癒すことができる
包容力と心強さであり

ありきたりのことを笑顔で卒なく話したり
壇上でクルクルと回りながら横文字を並べて
軽やかにプレゼンテーションができることなどでは
断じてない


私はエンプロイヤビリティという言葉が好きだ

目標は人を前進させる
資格や学歴や職歴は時として人に誇りを与え
時として誇りあるものとしての行動を促すことさえある

何もできなかった自分ではない
ここまではできる自分

階段を上って行こう
高いところに行こう
みなぎるやる気とエネルギー

目標が背中を押してくれる



しかしそれでも
私はエンプロイヤビリティという言葉があまり好きではない

資格とは最低限の能力の証明であり
学歴や職歴も同様に最低限の能力の証明である

そういう小さなところで評価されて満足して
これで良いのだと思ってしまうことは
スキルだキャリアだと声高に言われる中で生きる
私たちが陥りがちな甘い誘惑であり罠である


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lalha at 13:27 │仕事  │Comments(0)TrackBack(2)

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