2007年02月09日

心に残るプレゼンは、必ずと言っていいほど事前に用意周到に準備されている

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私はもともとはプレゼンは完全にアドリブ派で、大まかな流れだけサッと考えて直前に資料をつくって、後はぶっつけ本番で、残り時間を見ながら話す内容をその場で考えてプレゼンする、というのがお決まりのスタイルだったのだが、昨年末あたりから、このやり方だと、内容はそれなりに伝えられても、発言に冗長なところがあったり、表現が洗練されていなかったり、そして何よりも、プレゼンの中にドラマがないというか、良いプレゼンを見ていると、どれも周到に準備されていて、話の展開はもちろんのこと、沈黙のタイミングや長さ、声の調子に至るまで微にいり細にいり実によく考えられており、アドリブのプレゼンだと、このようによく準備されたプレゼンと比較すると、演出の面において決定的に劣ってしまうのではないかと考えるようになった。

レベル1
レベル2
レベル3
準備の程度
大まかな流れだけ考えてスライドは直前に作成。トークは基本的にアドリブ。 スライドに加えて話す内容の一語一句を一度通しで作成。何度か練習。 スライドが目の前になくても完璧に話せる状態になるまで何度も練習。
準備中の風景
他の業務に忙しいので顔は別のPCの画面を見ながら片手間で資料を準備。 話す内容を考えながら絶妙な言い回しを思いついてニヤリ。 声の抑揚などの細部にわたる演出をイメージしながら目を瞑って自分の世界に没頭。
例えるなら
練習せずに本番に臨む劇団員。 役者と大道具と小道具は揃っているので一応は観られる芝居。 照明までもが完全に演出された演劇。
演出可能性

このところ上記のように考えていて、そんな折、たまたま某所でプロジェクトXを立ち上げた今井彰さんのスピーチを聴く機会があった。

彼のプレゼンは「プロジェクトX」とだけ書かれた1枚のスライドを背景にして、それ以外スライドはまったく使わずに1時間のスピーチ、というスタイルのものだった。始めのほうは低い声でボソボソと呟くように話し始め、次第に話を盛り上げていく。一言一言が、聴く人の心に届くように丁寧に選ばれているのが聴いていてよくわかる。

大学時代にアナウンサー志望の知人がいたのだが、その人が、ある程度人が集まるところで話をするときには、何度も何度も原稿を読み直して練習していたことを思い出した。

内容を伝えるだけのプレゼンなら、引き出しさえ揃っていればアドリブだって問題なくできる。

けれども、心に残るようなスピーチやプレゼンの多くは、事前に本当によく準備されている。


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lalha at 19:39 │仕事  │Comments(0)TrackBack(2)

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