2007年02月14日

それでも、はてなブックマークでなければならない理由

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昨日、自分でブックマークをしたり、過去に自分がブックマークをしたりする時のユーザビリティの側面から、del.icio.us が結構行けてるので、ブックマークする時に自然に del.icio.us の使用頻度が高くなって行っている、という趣旨のエントリを書いたのだが、このテーマについてのまなめさんの記事について考えるところがあったので、エントリを書くことにした。

まず結論から言うと、もし私のブックマークをする行為が100% del.icio.us になったとしても、del.icio.us にアクセスする頻度と b.hatena.ne.jp にアクセスする頻度は、

del.icio.us : b.hatena.ne.jp = 1:100

くらいで b.hatena.ne.jp の方が圧倒的に多い状況は変わらないと思う。
それは、はてなブックマークは、del.icio.us と比べ物にならない程、ブログのエントリやニュースサイトの記事と、それに対する他の人のコメントとをつなぐソーシャルな部分が強いから。

Web2.0 はマイクロコミュニケーションだと常々思っているのだが、
例えばある人がへぇと思って何の気なしにあるエントリをブックマークしたとして、
そういう風にして集まったブックマークやコメントがエントリの書き手に与える影響はとても大きく、以前小飼弾さんが Google は元気玉だと言っていた事があったけれども、ブックマークだって元気玉で、ちょっとした小さな行為の集合が大きな力を生み出すそのダイナミズムこそが、ネットの今日に至る発展を支えているようにも思う。

そのように考えている私の今現在のソーシャルブックマークの使い分けとしては、

■ del.icio.us
・ローカルなブックマークのネット版
・自宅でも職場でも参照できて便利

■ はてなブックマーク
・自分のブログへのブックマークとコメント、言及エントリのチェック
・ブックマークコメント上でのコミュニケーション
・最近の話題のチェック(hotentry)

という感じになっていて、いくら del.icio.us の使用頻度が上がってきたといっても、
del.icio.us はあくまでも通常のブックマークの延長で、ソーシャルな部分でははてなブックマークをメインに使っているし、これからもそれは変わらないだろう。

それだけに気になるのが、del.icio.us の、気軽にストレスなくブックマークできるユーザビリティである。
はてなブックマークがいくらソーシャルな面で強くても、結局はブックマークの数が命なので、ブックマークする行為そのもののストレスが残ってしまうようだと、気付いたときには国内のコンテンツについても del.icio.us に追い抜かれていた、などということが、起こらないとは誰にも言えないのだ。

だから、まさに No.1 の地位をキープできている今こそ、はてなブックマークにはブックマークそのものの行為におけるユーザビリティに磨きをかけて欲しいと切に思うのである。

はてなブックマークには、これまで本当にたくさんのことを教えてもらってきたし、
はてなブックマークがなければ、私はとっくにブログをやめてしまっていたかもしれないとも思っている。
もしブックマークのユーザビリティが改善されなかったとしても、ソーシャルな部分ではてなブックマークがdel.icio.us に負けてしまう状況は考えにくく、私ははてなブックマークを使い続けるだろう。

けれども、ユーザビリティの怖さは、人体における肝臓のように、悲鳴はすぐには聞こえないが、ジワジワと進行し、気付いたときにはもう遅い、ということが起こりえることにある。

ユーザビリティとはそういうものだと思うのだ。



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lalha at 01:56 │ウェブ  │Comments(0)TrackBack(0)

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