2011年10月19日

人生で必要な知恵はすべてブラウザ三国志で学んだ

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ブラウザ三国志での1000人対1000人の一ヶ月に渡る大戦争が終わった。

今回の戦争はこの2年間のブラウザ三国志の活動の集大成として位置づけていたので、
これを機に私がブラ三を通じて学んだことをまとめてみたいと思う。

1. 絶望的な状況でも諦めない
学生にとっては努力の結果状況が一変する、ということが日常茶飯事だ。

毎日部活で夜遅くまで練習して1年後には見違えるほど上達していたり、
受験勉強で1年前には絶対合格不可能だと思われた大学に合格したり、
「今のままでは無理」と諦めずに努力や工夫を継続することで状況が劇的に
改善する事例は、自分や周囲の人のことを思い出してみても枚挙にいとまがないだろう。

しかし年を重ねるにつれ、自分に合った進路を選び、
人との接し方や問題が起きた時の対処の仕方もある程度身に付き、
上手くいかない場合にもその理由を整理し、対策を考えることもできるようになって行き、
様々な意味で成長すると共に、一方で「今のままでは無理」なものに対して諦めずに取り組み、
状況を変えていくことの大切さをついついどこかに忘れて来てしまいがちである。

ブラウザ三国志を始めて1年が経とうとしていた頃、
3000人の敵勢力に対し、残る味方勢力は300人程度という絶体絶命の状況が訪れた。

敗北必至なのは誰の目にも明らかで、諦めて降服する人も出始めた。
現実を直視すれば、降服して当然の状況だった。

「自分はなんて無力なんだ・・・一人、また一人と減っていく」

ある同盟員は自分の無力さを嘆いた。

「すみません、窮地なのは自分だけです。同盟は大丈夫です」

皆を勇気づけようと励ましの言葉をかけ、その言葉を最後に陥落して行ったメンバーもいた。

残存味方勢力も200人を切り、敗戦はもはや時間の問題となったある日、
盟主である私の本拠を無血開城して降伏するか、
逆に援軍を集めて最後まで徹底抗戦するか話しあう会議が開かれた。
会議の結果、ここまで来たら最後まで戦おうということになり、
翌日には私のところに何通かの書簡が届いた。

「戦えるところまで少しでも戦って、自分たちにしかできない負け方をしたいです」

「ここまで来たら、防衛伝説つくって終わりましょう」

降伏希望者が居場所がなくなることを案じて会議の場では発言を控えていた彼らは
不眠不休の戦いを展開し、ある者は一人で同盟を陥落させ、
ある者は敵の戦略的資源である衝車を毎日何千台も破壊しながら、
それでも最後には陥落していった。

しかし翌期以降、「あの時の戦いを見て」、と、同盟への参加希望が相次いだ。

勝てる見込みのない戦争でも、それぞれの戦局で諦めず見せ場をつくりながら
散っていった同盟員の姿を、見てくれていた人たちがいたのである。

世の中には困難に立ち向かったからこそ生まれた変革は数多く、
諦めずに立ち向かう姿勢が人の心を動かすことも少なくない。

器用に難題を回避しながら生きていくのではなく、
逆境の中でも何とかできることを探して諦めずチャレンジし続けることの大切さを
この時の戦争で私は同盟員から改めて教えられたと思う。

2. 重点課題を設定する
大規模戦争が長期化した場合、勝利に向けたアクションとしてもっとも重要なことの一つに
「重点課題を設定する」ことが挙げられる。

例えば今回のような1000人対1000人の戦争では、
何十もの戦闘地区で同時並行で戦争が進行していく。

戦力が拮抗しているか、または劣勢の場合には、
どの地区も人手が足りない状況になり、現状を維持することに手一杯で
新しい手を打つことができなくなる。

これは戦争をしていく中で気づいたことなのだが、
戦争が長期化しそうな場合、

「10/19の週はA地区を重点地区として設定する」

というように期間を決めて重点対応地区を決め、
その期間中に他の地区のリソースを削ってでも
重点地区に人や兵士等のリソースを集中投下して該当地区を完全制圧していくと、
目に見えて効果がある。

ある戦域での戦闘が終わり投入していたリソースを他に回せる、という意味では
敵・味方とも同じ話だが、大きな違いが2つある。

(1) 「あの地区は制圧されてしまった」という心理効果
(2) 優勢であれば制圧完了のタイミングをコントロールできるため、
次の一手のタイミングや地区を自分たちの都合で決めていくことができる。

ある地区の平定が終わればすぐに次の戦略地区を決めてリソースを重点的に投入して
その地区で局地的勝利を収める、ということを繰り返していくことで、
かなり劣勢の状況でも巻き返していくことは十分可能である。

このやり方は、仕事でもそのまま当てはまるだろう。

どこの部署も目の前の仕事で手一杯、ということが多いが、
ややもすると忙しすぎて中長期的にやるべきことになかなか取り組めない、
ということになりがちだ。

そこで、「この四半期は○○に重点的に取り組む」という重点課題を部署を超えて
全社の重点課題として設定し、その課題に対応するためには部署や役職の枠を超えて
協力体制を構築して時間がかかりそうだった課題も一つ一つ解決していく。

これはかなり効果がありそうだ。

思い立ったら吉日。

先程早速、開発チームの部長に、四半期か半年くらいの期間で
部内のグループを超えた全体としての優先課題を設定してみようと提案し、合意が得られた。

3. 絶対にやらなくてはならないことを常に整理しておく
ブラウザ三国志の世界では、盟主は実に多くの仕事をこなさなくてはならない。

同盟の方針策定と同盟員への説明、諸勢力との外交、同盟員同士の揉め事の仲裁等、
すべてにおいて満点を取ろうとすると、それだけで人生が終わってしまう。

対応しなくてはならないことがあまりにも多いため、「対応漏れ」がどうしても出てきてしまい、
あれもやらなくては、これもやらなくては、と全てを対応する前提で仕事の順序を決めていくと、
その順序決めの最中に別の仕事が舞い込んできて破綻しやすい。

そんな盟主業をリアルでの仕事もしながら約2年続けて来る中で
最後に私が行き着いたのは、

「絶対にやらなくてはならないことだけを整理しておく」

という対応方法だった。

(1) まず絶対に対応が必要なものだけをリストアップする
(2) 絶対に対応が必要なものも自分でこなし切れない場合にはすぐ他の人に依頼する
(3) 他の人で引き受けてくれる人が見つからなかった場合にはリストをもう一度見なおしてタスクを捨てる

「これは対応が必要そうだな」という事案が出てきたらすぐに「絶対に対応が必要かどうか」
というふるい分けだけ行い、対応が必要なら「絶対対応が必要なタスクリスト」に追加する。

もしあなたが仕事やその他のプライベートの取り組みで、
やることが多すぎて取りこぼしや漏れが出てくるような状況に遭遇することになったら、
私が盟主業を通じて得た上の方法が役に立つかも知れない。

もちろん、細かいものも含めてタスクが漏れないように組織として調整できるのがベストだ。

また、別の盟主のやり方でなるほど、と思ったのは

「とにかく全部すぐに対応する」

というものだった。作業中であろうが何だろうが、出てきたものはすべてすぐに片付けてしまう。
私は性格的に面倒くさがり屋なところもあってこのやり方は自分には無理だと思ったが、
これができる人はこの方法もありかもしれない。






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lalha at 16:56 │ゲーム | 仕事Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ひで   2011年10月21日 00:11
私の今までの体感としては、

1.は(主にオーナーでもある)社長が行うべきこと、
2.は戦略を策定する人間が行うべきこと、
3.はマネジャー全般が行うべきこと、

というように思います。
ブラウザ三国志、うまくできていますよね。

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