「時間あれば軽く飲んでいきます?」
一年前のちょうど今くらいの季節に、Diablo3のオフ会の後に伊藤直也さんと2人で新宿三丁目のバーに向かった。
伊藤さん曰く、
「グリーにいたとき、すごく優秀な人がいて。お願いしたいことを短い言葉で伝えるだけで、行間を読んでこちらがやりたいことを全部理解して、必要な指示を出して自分も動いてあっという間に成果を出しちゃう。」
一年前のちょうど今くらいの季節に、Diablo3のオフ会の後に伊藤直也さんと2人で新宿三丁目のバーに向かった。
伊藤さん曰く、
「グリーにいたとき、すごく優秀な人がいて。お願いしたいことを短い言葉で伝えるだけで、行間を読んでこちらがやりたいことを全部理解して、必要な指示を出して自分も動いてあっという間に成果を出しちゃう。」
「その人は、SIer出身の人だったんですよ。昔はかなり苦労したらしくて。それで、自分は快適でエンジニアの楽園みたいな職場をつくろうとずっと思ってきたけど、それが本当にエンジニアの成長につながってたのかなって。」
一般に、エンジニアの楽園のような職場 - 快適で自由闊達に意見が言えて、技術力があり、それぞれが自主性を持ってのびのびと仕事をしている職場の方が、エンジニアは良いアウトプットを出せるし、類は友を呼んで優秀なエンジニアが集まってきやすい。これは確かなことだろう。ただ、エンジニアの成長を考える時、そういう職場は本当に理想的なのか、という点については、少し立ち止まって考える必要がある。
人の成長には、明るく楽しく周囲も優秀でコミュニケーション能力が高いチームの中でキラキラしながら腕に磨きをかけていく中で得られる種類のものがある一方、到底実現できないように思える無茶な目標を必達のものとして押し付けられたり、話の通じない相手に何とか自分の考えを伝えようともがいたりする中で得られるものもある。
もちろん、単純に「だから苦しくてもがんばろう」と言い切ることは、ブラックな状況に対しての思考停止した自己肯定につながる可能性があり、危うい。
個人の成長、という意味では
「必然性を感じる場所で、何かしらの点で常にストレッチしている」
というのが良いのかな、と、現時点では考えている。
職場が好きで、自分にはここまで合う職場は他にないと思っているものの、上手くいかないことがあって課題を抱えているとか、プロジェクト自体には大きな意義を感じているものの、一筋縄では行かないプロジェクトで、今ここで自分が倒れたら他に誰が、という使命感に燃えているとか、自分こそはこの分野での第一人者たろうとしているものの、目標が高く、思うように事が進まず悩み苦しんでいるとか、単純に嫌なことがあるから即自分はその場所を去る、というのではなく、何かしらの必然性は感じるものの、今の時点での自分の手には負えないように感じ、工夫したり努力したりしないと目指す場所にたどり着かないような状況。「今日の時点では届かないところ」を、「自分には届かないところ」と決め付けず、スポーツのストレッチがそうであるように、ある程度痛みを伴いながら、届く範囲が広がっていくような環境。
一般に、エンジニアの楽園のような職場 - 快適で自由闊達に意見が言えて、技術力があり、それぞれが自主性を持ってのびのびと仕事をしている職場の方が、エンジニアは良いアウトプットを出せるし、類は友を呼んで優秀なエンジニアが集まってきやすい。これは確かなことだろう。ただ、エンジニアの成長を考える時、そういう職場は本当に理想的なのか、という点については、少し立ち止まって考える必要がある。
人の成長には、明るく楽しく周囲も優秀でコミュニケーション能力が高いチームの中でキラキラしながら腕に磨きをかけていく中で得られる種類のものがある一方、到底実現できないように思える無茶な目標を必達のものとして押し付けられたり、話の通じない相手に何とか自分の考えを伝えようともがいたりする中で得られるものもある。
もちろん、単純に「だから苦しくてもがんばろう」と言い切ることは、ブラックな状況に対しての思考停止した自己肯定につながる可能性があり、危うい。
個人の成長、という意味では
「必然性を感じる場所で、何かしらの点で常にストレッチしている」
というのが良いのかな、と、現時点では考えている。
職場が好きで、自分にはここまで合う職場は他にないと思っているものの、上手くいかないことがあって課題を抱えているとか、プロジェクト自体には大きな意義を感じているものの、一筋縄では行かないプロジェクトで、今ここで自分が倒れたら他に誰が、という使命感に燃えているとか、自分こそはこの分野での第一人者たろうとしているものの、目標が高く、思うように事が進まず悩み苦しんでいるとか、単純に嫌なことがあるから即自分はその場所を去る、というのではなく、何かしらの必然性は感じるものの、今の時点での自分の手には負えないように感じ、工夫したり努力したりしないと目指す場所にたどり着かないような状況。「今日の時点では届かないところ」を、「自分には届かないところ」と決め付けず、スポーツのストレッチがそうであるように、ある程度痛みを伴いながら、届く範囲が広がっていくような環境。
コメント