2019年にクレディセゾンに入社して、3年の月日が経った。

これまで基本的にシステムに関するすべてを外部に委託してきたこの事業会社で、ゼロから内製チームを組成し、70名規模に拡大し(※1)、データ駆動経営の推進チームも組成した。また、日本の大手金融会社として初めてSlackを全社導入するなどデジタル人材の採用・育成による内製開発を武器に、デジタルの力を事業会社のど真ん中にインストールしていくことはそれなりにできてきたかな、と感じている。

そして1年前に大きな転機があり、CTOに加えてCIOの仕事もすることになった。長きに亘りプログラミングを自分の仕事の核としてやってきた私にとって、当初はCIOの仕事は違和感もあり慣れないことばかりだったが、1年間を経て課題がクリアに見えてきて、今後何をすれば良いかが分かってきた。(※2)

だから2022年は、CIOとして一気に会社を良くしていきたい。

■ 業務改善、プロセス改善、システム開発のやり方の不条理さの解消を目指す

「この資料、運用で一回でも使ったことあるんですか?」

事業会社やSIerで仕事をしながら、本音ではそう思いながら資料を作成し続けたことはないだろうか。

「決まったことだから。」

誰が見てもユーザーのためにならないことが、その一言で黙殺されてしまったことはないだろうか。

本来ならこうした方がいいのに、というより良いやり方が明らかにあるのに、「だれも責任を取れないから」、「お客さんが判断してくれないとやれない」、そういう理由で進められないもどかしさを感じたことはないだろうか。

今回私がやりたいことは、これらの理不尽さを感じながらITの世界で仕事をしてきた人たちに事業会社であるクレディセゾンに来てもらい、社内の他の部門やITベンダーとの壁を作らず、技術に明るい人がビジネスサイドとベンダーサイドと会話していくスタンスで、社内のITに関わる諸々を一気に改善していく、ということだ。

CIOとして担当している領域は、アプリレイヤでは基幹システムと周辺システム、基盤レイヤではお客様向けに提供している各種サービスの基盤、社内業務の基盤、セキュリティ、ITガバナンス等、自社の事業でITが関わる領域のおおよそすべての領域だ。業務的にはクレジットカードなどのペイメント事業、住宅ローンなどのファイナンス事業と、クレディセゾンの主たる事業に関わる社内外向けのシステムを、アプリと基盤と双方の観点から支え、改善していく。クレジットカードだけでも3600万人の会員規模なので、社会基盤に近いところを支えていく仕事だ。この全領域について、現在の総合職中心の200名超のメンバーに加え、上述のような思いを持っているITサイドの人に来てもらい、聖域なしのプロセス改善を推進していきたいと思っている。そして現実を見据えて少しでも改善を続けていく組織にしていきたい。

そこで、事業会社のDXを本気で進めてみたいと感じながらITの仕事をしてきた方を全方位で募集したい。

例えばアプリレイヤについては、PMやリーダー的なことをやっていてプロジェクトで頼りにされるタイプの方などで興味を持ってくれる人がいればかなりドンピシャなのではないかと思っている。他にも、自分自身は技術が得意でなくとも、技術に明るい人と協調しながら最適解を模索できる人(もちろん技術に強いことに越したことはない)にもぜひ来ていただきたい。

基盤レイヤについては、ネットワークの全体設計ができる方、各システムのアプリのモダン化(認証周り等)を担える方、社内環境をカルチャーごと変えられる方(コーディネートできる方)、セキュリティ全般、全社導入しているM365に強い方など、こういう方がいたら心強い、という領域が多岐に渡る。AWSを中心としたクラウドの利活用についても2025年までにシステムの80%をクラウドに移行する予定だ。

クレディセゾンにはすでに、テクノロジーセンターという、この3年間でゼロから立ち上げてきた内製開発チームがある。外部から私のチームに転職してきてくれた人で退職した人はいまのところ一人もおらず、みなそれなりにやりがいや快適さを感じてくれているのかな、とありがたく思っている。アプリにしても基盤にしてもテクノロジーセンターとも連携しながら進めていくことも今後多くなってくるし、テクノロジーセンターの文化面での良いところもIT関連部門全体にどんどん取り入れていきたいと思っている。技術者の集団がすでに社内にいることでデジタル化も推進しやすい環境は築けているかな、と思う。

というわけで、一緒にクレディセゾンで仕事をしてくれる方を募集したい。

これまで過去二回実施してきたこのブログでの社員募集エントリと同様、ちょっとでも興味があるよ、という方はぜひまずは気軽にこちらのフォームから連絡いただければ幸いである。
「まだ募集中でしょうか?」とお問い合わせをいただいております。その後も継続して募集中で、募集終了する際にはその旨を明記するようにします。 2022/6/24


※1 ECのグロースハックやSNSの中の人、Webアクセス解析など内製開発以外も含む広義のデジタル人材は180名規模になった。
※2 CIOの仕事にまっすぐに向き合った結果、光栄なことにForbes JapanのCIO Award 2021で準グランプリをいただいた。