2008年02月07日 【創作日記】

すごいな!ホームズさん。

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※おすすめを選ぶネジデミー賞2007、もっともっと募集中(〆切は2月10日、なんと今週中)。

とりあえずあげる粗品を決めよう、と思い部屋を散策中。

 

先日、僕のもとに送られてきたセクシー画像を元に書いたすごいよ!ホームズさん。

今日はセクシー画像は送られてきてはいませんが、実は続きます。

と言うよりはむしろ、今日のために前作があったのです。

(ホームズさんのキャラが若干変わっているのは気のせいです)

(2月12日追記:最後にバトンのお知らせがあります)



(ここから)

 

私の名はワトソン。

ホームズ探偵事務所で優秀な助手として働く傍ら

その探偵の妻と不貞の関係にあるという、我ながら救いようのない男だ。

この不思議な三角関係は、ある事件がきっかけで

私の友人でありパートナーでもあるシャーロック・ホームズが

それまでの聡明さが嘘のように中身が子供になってしまったことに端を発している。

こうして文章にしてしまうとたった数行たらずの出来事だが、その間様々な葛藤があった。

もっとも、私たちに降りかかる出来事など、たいていこの程度のものなのかもしれない。

 

さて、今日も事務所には私とホームズの二人きり、愛をはぐくむには申し分ない環境であるが

彼はテレビの前でかじりつくように「笑っていいとも!」を見ている。

お目当てのほしのあきでも出ているのだろう。

全く、うきうきするにもほどがある。

ちなみに私はきたるべき転職のときに備え、二級ボイラー技士の通信教育にはげんでいる。

はじめよう、ユーキャン。である。

 

そう言えば、昼どきに彼が事務所にいるとは、めずらしいことだ。

普段の彼ならたっぷり二時間は昼休みと称して近所のコメダに引きこもるというのに。

だいたい、あんなまずいコーヒーで二時間も居座れるとは、賞賛に値する。

頭にガムシロップでも詰まっているのではないだろうか。

 

「はぁはぁ…あきちゃん…うっ

 

聞いてない聞いてない!そんな白いどろっとした何かが出てしまったような声は聞こえない!

 

「ふぅ――、よかったよ、あき…」

 

そう言うホームズの肌が、心なしかツヤツヤしているような気がする。

うん、最近の保湿クリームは効果バツグンだもんな!そうに違いない。

そう言えば最近私も肌の乾燥が気になることだ、今度何を使っているのか聞いてみよう、うん。

 

そうこうしているうちに、今度は何やらカバンから金属製の箱のようなものを取り出している。

なるほど、今日は弁当だから外に出かけなかったというわけか。

そう言えば私も彼女に―彼の妻に弁当を作ってもらったことはない。

彼女の作る弁当には、いったいどんなおかずが添えられているのだろう―

 

 

おかず…おか…え?

何だろうこの弁当は、こんなに…その、たくあんなのは初めてだ。

彼女の実家は漬物屋か何かだっただろうか?

しかも彼はボリボリと実にうまそうにたくあんを頬張っている。

うん、食べ物の好みはいろいろあることだしな。そういうことにしておこう。

それにしてもたくあんとは…

 

「すいません」

 

その声が、半ばたくあんの世界へと旅立ちかけていた私を現実へと引き戻した。

声のした方を振り返ると、そこには柴咲コウからSの精神だけを抜き取ったような

とにかくバツグンな女が立っていた。

 

「あの…ここって、ホームズ探偵事務所です…よね?」

 

どうやら久々の依頼人のようだが、語尾が疑問形だったことには気付かなかったフリをしよう。

それもしかたのないことだ。

何故なら当の探偵がまるごとのたくあんをうまそうに頬張っているのだから。

 

「えぇ、そうですよ。どうぞこちらへ」

 

私はすかさず彼女を事務所の中に招き入れ、奥のソファに座るよう促した。

久々の客を逃すわけにはいかない。

 

「ちょ!ちょ!お客さんマジカワイイっすね。へぃへぃ、今日はどうしたの?」

「あ、何なんですかあなたは…?」

 

いつの間にかホームズが彼女の傍らによりそうように立っていて

たくあんをぶらぶらと見せびらかしている。

何なんだ、このいつにも増して速い身のこなしは。

そもそもそんなしおれた長いものをぶらぶらと女性に見せびらかすとは何事だ。

 

「何か困っちゃったんすか?それよりもこのたくわん食わないっすか?」

「いえ、漬物はちょっと…」

「いいじゃんよー、ほら毛生えちゃってるよ?こんなところに毛生えちゃってるよ?」

「やめてください…」

 

彼女が私を一瞥し、その目が「この人大丈夫なんですか?」と聞いているように見えた。

残念ながら、大丈夫ではない。

それにしても彼女の明らかな拒絶にもめげず、ピッタリと寄り添うホームズは健気ですらある。

たくあん片手にナンパ…あ!もう片方の手が彼女の腰に!

こいつ、中身が子供なのをいいことに…!

 

しかし、その手が彼女の腰に添えられることはなかった。

ホームズの手が、この責めることを忘れた柴咲コウのような女の腰に触れるや否や

彼女はまるで風に揺れる柳のようなしなやかさで身を翻し、そして

 

「や、やめてくださっチョエェェェェッスウゥ!!

 

およそ女性のものとは思えぬほどの叫び声を上げるとともに

彼女はホームズの手首をつかみ、そのまま目にも止まらぬ速さで投げ飛ばした。

 

「グェノム!」

「ッッ―スゥ…あっ!すいません!つい父から習った合気道が!」

 

まるで観覧車のように回転し、事務所の床にしこたま叩きつけられたホームズを見て

ふと我に返った彼女が言った。

マイク・ベルナルドに殴られてもこんなには吹き飛ばないだろう。

彼女の背後に一瞬、スティーブン・セガールが見えたように、私には思えた。

 

「すいません、私男の人に触られるとつい反射的に投げ飛ばしてしまうんです…」

 

何が起きても絶対彼女には触れないでおこう、私はそう固く決意した。

例えそれが、彼女がつり橋から落ちそうになっているときにでも。

 

「それでは気を取り直して…彼が…先ほどあなたが見事な小手返しを喰らわせたこの男が、この事務所の主、シャーロック・ホームズです。そして私が助手のワトソン。今日はどういったご用件で?」

 

ソファに腰を下ろし、机を挟んで向かい合わせになったところで

私は改めて仕事の話を切り出した。

ホームズは私の隣で外敵から身を守るウサギのように小さくなり

畏怖の念をその目に宿しながら彼女を見つめていた。

そして彼女は「この人が?」という目でホームズの視線に応える。

そう、この人なんだ、残念ながら。

 

「実は、子供を探しているんです…」

「ほう、人探しですか。どんな方なんですか?写真か何か…」

「はい…生憎これしかないんですけど」

 

そう言って、彼女はカバンから一枚の写真を取り出し、机の上に差し出した。

 

バトン用画像

 

 

 

 

 

 

 

それは変哲もない、本当に何の変哲もない、ただの写真であるように見えた。

バスを見守る大勢の園児と、その保護者である保母さん。

奥の方では男が二人、語り合っているようにも見える。

彼女が探しているのは、いったい誰なのだろう?

 

「こ、これは…」

「え?」

 

私の隣でブルブルと、生まれたばかりのトムソンガゼルのように震えていたホームズが

気付けば今にも飛び出さんばかりに身を乗り出して、彼女の提示した写真を見つめている。

 

「これは…Children Of Chapel…」

「チルドレン…何だって?」

「チルドレン・オブ・チャペル…通称『チャペルの子供達』…まだ続いていたのか、こんな計画が…」

 

これまでとは違う、いや、これこそが本当の彼なのだが

口調も目つきもまるで別人のホームズに、彼女も驚きを隠せないようだった。

以前自分の妻の写真(彼は私の女装姿だと思っているようだが)を目にしたときにも見せた、突然の変身。

どうやら彼はある種の写真を見ると、昔の聡明だった頃の彼に戻るらしいのだが

何なんだ、それは何なんだいったい?

その写真がお前のネクストコナンズヒントなのか?

 

「何なんだ、その『チャペルの子供達』というのは?」

「母体に投薬した薬物によって胎児の大脳に劇的な進化をもたらし、人工的な天才を生み出そうという計画のことさ。この計画によって生まれた子供は、生後三ヶ月で『ハロー』としゃべり、小学校に上がるまでに物理学の学位を取ることも可能らしい」

「そんなの、SFか何かの話だろう?馬鹿げてる」

「本当にそう思うのか、ワトソン君。軍にかかればそれくらいはお手の物かもしれないぞ。それに、君はこれまでに何人もの『チャペルの子供達』を目にしているはずだ」

「なに?」

「例えばそう、テレビなんかでね。妙に大人びた子役を見たことが、君にだってあるだろう?」

 

そう言われてみれば、子供のくせに妙に落ち着き払った子役を

これまでに何度か目にしたことはある。

が、しかし…

 

「あの安達祐実だって、『チャペルの子供達』なんじゃないかと言われているくらいだ」

「…え!?ちょっと待て、安達祐実はもう大人だぞ!?しかも結婚したじゃないか!?」

「ハハハ、何を言ってるんだワトソン君。安達祐実が結婚なんてするはずないだろ?彼女はまだ子供だぞ?」

「いや、え、うーんと。もういいや、めんどくさい」

 

薬物投与、人工的に作られた天才児、安達祐実…

その全てが私にとっては遠い世界での出来事のように思える。

いや、待てよ…人工的な天才児、子供のくせに天才…

 

「まさか、ホームズ。あの記念式典パーティで出会った小さな探偵も…」

「あぁ、その可能性は十分にある。江戸川コナンは『チャペルの子供達』である可能性が高い」

「そんな…」

 

一年前の推理合戦でホームズを完膚なきまでに叩きのめし

その後のホームズを幼児退行へと追いやり、私たちの人生を変えたあの子供。

だとしたら、この写真がここに持ち込まれたことは、何と因果なことだろう。

 

「よし、ワトソン君、そうと決まれば早速調査だ。まずはこの写真が撮られた場所と日時を特定する」

「しかし、これに写っているのが本当に『チャペルの子供達』だとしたら、危険じゃないのか?軍が関わっているんだろう?」

「あぁ、本来『チャペルの子供達』は国家機密レベルの秘匿事項だ。嗅ぎ回れば何かと面倒なことになるかもしれない。だが…」

「だが?」

「大丈夫っすよww自分の鋼皮(イエロ)は十刃(エスパーダ)中最硬っすから!」

 

あ、戻った。

しかし、何故国家機密であるはずの『チャペルの子供達』をホームズが知りえたのか

何故写真を見ただけでそれと気づくことができたのか。

そして、この写真を持ち込んだ、この目の前の女性はいったい―

いずれにせよ、これから私たちはとてつもなく大きな「何か」と対峙することになるのかもしれない。

事務所を出て行く彼女の背中を見ながら、私はそんなことを思うのだった。

 

※※※

 

「よかったんですか?あの写真を彼らに渡しても。せっかく手に入れた、計画の実験場の写真なのに」

「構わないよ。彼らなら、あの計画に辿りつくことができるかもしれない…僕は少々面が割れすぎているからね」

「…」

「ところでどうだった?彼らに会った感想は。僕が会った一年前より、だいぶアレしてるみたいだけど」

「変人でした、ホームズは。思わず投げ飛ばしてしまいました」

「そっか。でも、彼らならきっとやってくれる。彼らなら、あの計画の真相を暴きだしてくれる。一年前、初めて彼らに会ったときに思ったよ。これでもう、僕みたいな子供を増やさないで済むかもしれない…」

「コナン君…泣いてるの?」

「なっ、バーローwww」

 

(つづかない)

(ここまで)

 

と言うわけで、ホームズさんの日記は

moon piece」の画像バトン(上の園児たちの画像を使って行うバトン)のためだけに書きました。

バトンが回ってきた経緯、回す相手はまたのちほど。

 

(2月12日追記)

 

実はバトンそのものがmoon4さんから回ってきたのは、もう三ヶ月も前のことになります。

このバトン、これまでに回ってきた経緯を見てみると大手サイト、ブログがほとんどで

何か僕も有名どころに回さなきゃいけない、みたいな無言のプレッシャーが

ひしひしと伝わってきました。

 

と言うわけで、僕が最初に選んだ相手が

不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘」の加藤はいねさん。

どうせなら今僕が読んでいるブログ、サイトの中で一番おもしろい人に回してやろう

そう思ってダメ元でメールをしてみたら、やっぱりダメでした。

 

いや、違うんだって、無視されたとかそういうんじゃなくって!

ちゃんとメール返ってきたよ!

「一週間くらい経って返ってくればいいかな…」なんて思ってたら、その日のうちにきてたよ。

ただ、懸念していた通り、バトンはやらない主義(僕だってほんとはやらない)ということで

丁重にお断りいただきました。

 

でも、ちゃんと画像を使った小話をひとつ書いていただいて

それは今でも僕のお気に入りフォルダの中にこっそりとブックマークされています。

残念ながら僕が書いたものではないのでみなさんにそれをお見せすることはできませんが

ちょっとだけ、だいたいこんな感じでした。

 

憧れの加藤さんからメール返ってきて、小話まで書いていただいて

ブログやっててよかったー!と思った瞬間でした。

これ、相当うらやましくないですか?僕はうらやましい。

メール、いつものまんまでしたよ。

 

で、それから三ヶ月放置しっぱなしで、そろそろバトンを回さなければならなくなったとき

やはり頼りになるのが以前からお付き合いのある、ウチダさん。

有名だし、画像を使ってうまいこと言ってくれそうだし、ということでお願いしたら

快く引き受けてくださいました。

 

と言うわけで、画像バトンはウチダさん、お願いします。

 

ランキングボタン(そう言えば前作を書いた頃は一位だった)

 

←緑に癒されたい、2位。

←ひよこがかわいい、4位。

←名前ほどくつろげてない、6位。



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1. Posted by ゆうこちゃむ   2008年02月08日 05:58
ホームズさんシリーズ、最高です!またお願いします。
2. Posted by らん   2008年02月08日 08:43
蘭ちゃんだと思ったのに…
3. Posted by さくら   2008年02月08日 13:30
お弁当と、とうさんのメガネケースを間違えなくて良かった
4. Posted by アオ   2008年02月23日 12:35
5 いやぁやっぱねじさんは最高ですね☆
そういえばチャペルの子供達って、ホームズとアームズで掛けたんですかね?笑

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ブログ開設:2005年8月15日
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