各自治体の教科書採択が来月初めに山場を迎えます。以前にも紹介した、韓国政府も資金を提供している韓国の反日団体による、日本の新聞への広告掲載が読売に続き、朝日にも掲載されました。読売の時と本文の中身はほとんど変わっていませんが、おかしな漫画が追加されています。その漫画には扶桑社の教科書を読んだ子供が、「戦争ってかっこいいな、またやってみたいな」とニヤニヤ笑っている姿が描かれています。いったい扶桑社の教科書のどこの部分を読んだらそういった考えが生まれるのかは全くわかりませんが、「扶桑社の教科書=戦争推進教科書」という
根も葉もない捏造された印象操作を行っているのは明らかです。政府の息がかかっている団体がこのような行動を行うのは、間違いなく内政干渉に当たりますが、嫌韓流の広告掲載は拒否しておきながら、
教科書の採択期間にこのような印象操作を目的とした広告を平気で掲載してしまう日本の新聞社にも大変な憂いを感じます。
また、このBlogで何度も紹介している、代表的な国内の反日工作団体である
市民の教科書研究所が、採択日が近く、つくる会の教科書に好意的な意見がある自治体を名指しし、その地区の教育委員会の住所、電話番号、メールアドレスを掲載して徹底的に抗議をするようにHPで呼びかけています。
そのページによると、今彼らにとって”危ない”のは新潟市、栃木市、小山市らしいです。彼らの主張を抜粋してみます。
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緊急行動要請
・新潟市
「拉致問題などをもっとも詳しく正確に書いた教科書を採択する請願」が可決した新潟市で22日、選定委員会が開かれました。社会科の選定委員は「つくる会」の教科書以外の歴史・公民教科書を提案しました。ところが、PTA代表として選出されていた方が扶桑社版を押したため、会は紛糾しました。結果的に双方の意見を併記することにまとまり、7月28日の教育委員会で最終決定することに決着しました。
急ぎ、不採択の要請を行いましょう。
・栃木市と小山市
大田原市での「つくる会」教科書の採択は残念でしたが、彼らが計画したほど大きな成果はその後上がっていないようです。先週末までに決まった栃木県内の状況は、要注意とされていた足利市と河内地区がそれぞれ歴史を大書・東書、公民は帝国・日文に決め、さらに上都賀、芳賀、塩谷、那須塩原市、那須、佐野市など、8採択区で扶桑社を抑えることができました。
しかし、残る4地区のうち、栃木市と小山市は危ない、との情報です。(中略) 採択協議会は、栃木・小山市ともに8月3日の予定です。
可能な限り広範な不採択要請の声を2市へ届けましょう。要請先は以下です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで
ここまで来ると、その執拗な執念さには本当に異常なものを感じます。さらに、その他様々な団体が同様の行動や、既に採択された地域に不当な抗議を行っています。以前も書きましたが、
検定を通った教科書であれば、どの教科書が採択されても全く問題はないのです。採択後に、その結果によって抗議をされることもありません。しかしその一方で、特定の教科書を名指しして採択をあらゆる手段で妨害し、採択結果に不満があると執拗な抗議を行い、自分達の思想を強要しようとする異常な団体が国内にも多数存在するのです。
私はつくる会の教科書を応援していますが、教科書採択の権利や自由は各地方自治体が持っているのですから、その地域なりの考えや地域柄から、公平な判断の元に、どの教科書を選択したとしても仕方がないと思っています。決して「つくる会の教科書を使え」と強要したり抗議することはありません。
しかし、不当な圧力や抗議によって、その公平な判断ができないように追い込むなどという行動を絶対に許すことはできません。
異常な反日団体の不当な圧力に各地方自治体が屈しないことを強く望みます。私は、上記の新潟市、栃木市、小山市や、自分の行政区の教育委員会に、「検定を通ったどの教科書を選択しても抗議されることはありません。不当な抗議に屈することなく、公平な判断をされることを希望します」といった内容の意見メールを送って見ます。みなさんもお時間があれば是非。
参考書籍:
全「歴史教科書」を徹底検証する―2006年版教科書改善白書三浦 朱門
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