2017年04月28日

秋葉原の中古ショップの一番人気はなんといってもiPhoneだ。どのお店も店頭入り口両側の目線の高さに、新旧のiPhoneがずらりと勢揃いする。SIMロックフリーiPhoneを筆頭に、ドコモ・au・ソフトバンクのiPhoneが所狭しと並んでおり、Androidスマートフォンの人気機種であるGalaxyやXperiaもここでは影が薄い。

見ると入れ替わり立ち替わり外国人が熱心にiPhoneの値札を観察している。狙いはSIMロックフリーiPhone一択。連れ人との歓談内容までは分からないが、おそらく他店との価格比較をしているのだろう。

以前ならば中古でSIMロックフリーiPhoneが出回ることは少なかったはずだが、2015年5月以降に発売された機種ならば国内機種であってもSIMロックを解除することができるために、ここに来てSIMロックフリーiPhoneの在庫も潤沢となってきた。

少し前までは中古ショップの店頭目玉商品といえばパソコン周辺機器、特にマウスとキーボードと相場は決まっていたものだが、SIMロックフリーiPhoneが目玉商品になっている昨今を鑑みると、まさに十年一昔と言っていいのかもしれない。

キャリアiPhoneをファクトリーアンロックでSIMロック解除する仕組み
序章アップル・アクティベーションサーバの仕組み 
第1章 キャリア下取りiPhoneのSIMロック解除
第2章 GSXとはなにか?
第3章 iPhone GSX情報を移植する原資
第4章 改竄ファクトリーアンロックは必要悪か

さて、ITmediaに興味深い記事が4月5日に掲載されたので要約する。

日本の中古iPhoneが海外へ転売されている? 実態を見てきた
■国内キャリアが下取りしたiPhoneは海外に転売されているらしい。
■その調査のために中国・香港と深圳(しんせん)を訪ねてみた。
■香港ではSIMロックフリーに人気が集中しており、ロック端末は論外だった。
■香港100店舗を探したが、日本版iPhoneは1台も見つからなかった。
■深圳(しんせん)では1000店舗以上を回り、約150万台のiPhoneを見つけた。
■そのうち日本版iPhoneは30~40万台で、すべてSIMロックを解除していた。

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気になるのが、深センで売られていた日本のiPhoneが、どこでSIMロックを解除されたのか? という点です。SIMロック解除は、日本国内の正規ルートのキャリアショップでしかできません。それも、auを除いて契約者本人しかSIMロック解除できないため、中古事業者が行うのは難しいのが実情です。

それを踏まえると、SIMロックが解除されたiPhoneの深センへの流入ルートは、以下の2つが考えられます。

1. キャリアまたは関連業者がSIMロック解除後、香港経由で深センへ
2. SIMロックiPhoneを日本から香港へ輸出、香港または深センでSIMロックを解除する

ITmediaの記者は結論として、No.1の可能性が極めて高いが断定するまでには至らなかったとしており、また日本から海外へ転売する理由としては『海外じゃないと大量数がさばけないから』を挙げている。別に自慢する気は毛頭無いが、この結論については自ブログでもだいぶ前に触れており、特に目新しい内容ではない。

2015年05月23日 キャリアiPhoneをファクトリーアンロックでSIMロック解除する仕組み-第1章-キャリア下取りiPhoneのSIMロック解除
従って下取りしたiPhoneは世界最大の中古スマホ市場である香港で売却されることになるが、そのまま横流ししたのでは二束三文の価値もない、というよりもゴミ同然だ。キャリアSIMロックのかかっている中古iPhoneなど、誰も見向きもしないというわけだ。

売却する側からすれば選択肢は二つある。タダ同然で香港で売却し、買い取った業者がSIMロック解除する方法が一つ、そして日本国内でSIMロック解除を行い、香港市場で高値で売り抜ける方法が一つ。

ゴミの山で売却するのか?それともお宝の山に変身させて売却するのか?

2年ほど前に自ブログでもこのように推論しており、ITmediaの記事はそれを裏付けてくれたわけだが、注目すべきは以下の指摘だ。

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SIMロックの掛かった日本版iPhoneを仕入れて自分でロックを解除するより、最初からSIMロックフリーの香港版や米国版などの方が作業時間とコストが掛からないし、手離れがいいからです。

SIMロック解除された日本版iPhoneの販売価格を調べましたが、今回は、上記4点(為替レート・関税・輸送料・SIMロック解除料)を加味しても国内相場より高い数字は出ませんでした。

日本から中国に転売されたSIMロックフリーiPhoneの価格が、中国国内相場と大同小異であるとの指摘は実に興味深い。なぜならば経済原則の常識に照らし合わせれば、

【日本国内iPhone買い取り相場+SIMロック解除費用などの諸費用】>【中国・深圳での販売価格】

となるべきなのに、実態は

【日本国内SIMロックフリー中古 iPhone価格】=【中国・深圳でのSIMロックフリー中古 iPhone価格】

となっており、さほど変化はないというわけだ。日本から転売された中古SIMロックフリーiPhoneにも関わらず、SIMロックなどの解除費用が加算されていないとなると、それに対する解はただ一つ、誰かが意図的に価格操作を行っている可能性が高いということになる。

中国深圳では日本版iPhoneが30〜40万台流通しているという。常時流通在庫なのか、それとも累積在庫なのかは不明だが、現実問題として30〜40万台の日本版iPhoneがSIMロック解除されて販売されているのであれば、これは中小企業が扱える販売台数ではあるまい。秩序だった極めて大きな組織が介在していると判断して良かろう。

キャリアiPhoneをファクトリーアンロックでSIMロック解除する仕組み-第1章-キャリア下取りiPhoneのSIMロック解除
その全台数がSIMロック解除されるのかどうかは不明だが、これだけの規模になれば個人または小規模事業者でSIMロック解除を行うことはまず無理だろう。つまりもし日本国内でSIMロック解除を行い香港市場で売却しているのであれば、何らかの際立った組織が関与していると判断する方が自然だ。

なぜなら万台単位でレベルで"Locked(制限)"→"Unlocked(解除)"への書き換えが一斉に行われたのであれば、常に監視状態にあるアクティベーションサーバ内部の一事象として看過することは難しいからだ。

日本国内では毎年新型iPhoneが定期的に発売されるために、旧機種は回収して海外中古市場に売却する。日本国内中古市場に旧型iPhoneが出回ると新機種販売促進の妨げとなるために、旧機種は可能な限り回収する。

アップルと国内3キャリアともにWin-Winが成立するわけだが、その際に海外市場で売却をしやすくするためにアップルがSIMロックに介在している余地はかなりあると見てもいいだろう。現在iPhoneのSIMロック解除相場は3000〜6000円前後だが、アップル関連子会社が破格の安値でSIMロック解除を行うことにより、

香港・深圳価格>日本国内価格 ではなく
香港・深圳価格=日本国内価格 にしてしまうのだ。

でなければ、

SIMロック解除された日本版iPhoneの販売価格を調べましたが、今回は、上記4点(為替レート・関税・輸送料・SIMロック解除料)を加味しても国内相場より高い数字は出ませんでした。

の説明がつかないことになる。

長期利用者の支払金額を新機種の販売促進費用に充当し、破格の値段で携帯電話がばらまかれたことが糾弾されたのは記憶に新しいが、うがった見方をすれば、iPhone購入者の支払金額をiPhone SIMロック解除費用に充当し、格安の価格でiPhoneを中国・深圳でばらまいているとすれば、その原資は日本国内のiPhone購入者ということになる。

つまり日本国内のiPhone正規購入者は、中国・深圳で格安でiPhoneを販売するために、国内販売価格にそれが含まれていると見ることもできるわけだ。

毎年新型iPhoneが発売されるたびに国内キャリアが回収した下取りiPhoneは、数十万単位でアップルまたはその関連会社がSIMロック解除を行い、中国中古市場で大量にさばいていたと推測してもあながち見当外れの見解ではあるまい。

国内では常に新型iPhoneのみを販売し、中古iPhoneは購入しにくくすることで、アップル・キャリアともにWin-Winの関係が成立してきたわけだが、ここに来てその潮目が変わりつつある。(以下続く)

Lancer2000lancer2000 at 20:08│コメント(1)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2017年04月24日

母親にiPad Air2を購入して良かったなと思ったことはいくつもあるが、操作性の点に関していえばなんと言ってもホームボタン。

あのね、間違えたなとか分からなくなったら、とにかくこのホームボタンを押して最初からやり直せばいいんだ。押しすぎて壊れることもないし、何度でもやり直すことができる。だからまずはこのホームボタン、これを押してから一つ一つの操作を確認して進めばいいんだよ・・・

以来母親は忠実にこのホームボタンの操作を守っている。これさえ押せば常に0からスタートできるということが安心感となっているのだ。そしてさらにいえば多くのAndroidスマホのようにホームボタンがソフトウェアキーになっておらず、物理的に独立しているのがいい。

モバイルIT機器の操作に慣れ親しんでいる人たちにとっては、ホームボタンがソフトウェアキーであろうとハードウェアキーであろうと些細な問題に過ぎないのかもしれないが、初めてスマートフォンに触れる人にとってはやはり視覚的に独立したキーは直感的で安心する。

ホームボタンの場所なんてすぐに覚えるんじゃないの?とだからソフトウェアキーの方がスマートでかっこいいと思っている人がもしいるとしたら、ご年配の方々にタブレットの使い方を教えてみるといい。物理的に独立したキーまたはボタンは分かりやすさの点でソフトウェアキーよりも遙かに親しみやすいのだ。

さて次期iPhoneやら2018年iPhone?の噂が飛び交う季節となってきた。おそらくあと5か月も経てば新型iPhoneが発売されるのだろうが、個人的に一番気になるのがホームボタンの仕様変更だ。アップルマニア御用達サイト"MacRumors"を要約すると次のようになる。

20170424_iPhone1

■iPhone7と次期 iPhoneはほぼ同サイズ。
■ベゼル(縁取り)は極小に抑えられる。
■iPhone前面をディスプレイ全面で覆い尽くす。
■物理的な専用ホームボタンはない。
■前面ディスプレイにホームボタンを組み込む。
■とはいえ前面ディスプレイに3D Touchを組み込むのが難しい。
■背面にTouch IDを組み込む可能性もないとは言えない。

毎年恒例の新型 iPhoneの噂話なので話半分で聞いていればいいかと思うが、ちょっと心配なのは物理的なホームボタンの廃止記事が目についてきたことだ。冒頭で記載したようにモバイルIT機器の操作に不慣れな人たちにとっては独立した、物理的なホームボタンの方が視覚的に、直感的に安心できるので、個人的にはできればソフトウェアキーにはして欲しくない。

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が、新型Galaxy S8を見ていると画面分割機能を活かすために、今後のトレンドとしては縦長画面になりそうな気配が濃厚だ。iPhoneも縦長画面を取り入れるとすれば必然的に物理的なホームボタン廃止となるのだが、果たしてどうだろう?

その昔、Windowsパソコン全盛時代、Windowsマウスは多機能ボタンを導入し、マウス1台に5個や6個のボタンがあるのは当たり前だった。それに対してアップルが採用したのはワンボタンマウス。利便性を追求するうえで多機能化は必然的な方向だったが、アップルは現時点でも見かけ上はワンボタンマウスを採用し、かたくなにボタンの多機能化を拒んでいるのだ。

もちろんアップルのマウスでもソフトウェアで2ボタン、3ボタンにすることは可能なのだが、アップルMacintoshが発売されてからワンボタンマウスの伝統を守り続けているところを見ると、iPhoneのアイデンティティーとなっている物理的なホームボタン、そのまま継続される可能性も少なからずあるような気がする。

iPhone,iPad mini4,そしてiPad Pro 12.9インチ。iPad mini4は嫁さんにプレゼントしてしまったが、iOS搭載端末の長所として挙げられるのが、どれか1台使いこなせれば、残り2台は難なく使いこなせるということだ。異なるのは画面の大小だけでそれ以外はほぼ同じといえるほどに統一が取れており、違和感が全くない。

その象徴が物理的なホームボタンと言っていいかと思うが、老齢の母親が現在使用中のソフトバンク携帯に代わってiPhoneに興味を持ち始めている様子を見ると、願わくばそのまま存続して欲しいものだ・・・・と、そんなことを考えていると、本日以下の記事が目にとまった。

あなたの瞳でスマホが開く 手袋していてもOK
目の瞳孔のまわりの膜である虹彩の模様を個人認証の手段に使う「虹彩認証」のスマートフォン(スマホ)への導入が広がってきた。2015年から搭載する富士通だけでなく、韓国サムスン電子も搭載を始めた。画面を見つめるだけで認証できる手軽さが特長。決済などでの利用が増えるスマホの安全性を確保する手法として、存在感が高まっている。

虹彩認証機能があるスマホ端末は上部に赤外線を発する発光ダイオード(LED)を設置する。スマホの画面を見ていると、赤外線が目に照射される。LEDの横の赤外線カメラでその様子を映し出すと、目の虹彩の模様が読み取れ、個人を認証できる仕組みだ。

スマホに虹彩認証の機能を初めて搭載したのは富士通だ。赤外線LEDと赤外線カメラを小型化するなどして15年発売のスマホに搭載した。

スマホの画面を見つめているだけで0.6秒でロックを解除できる。最新機種では外部の光が多い屋外での認証精度を高めると同時に、メガネを装着していても認証できるようにした。

しばらく、富士通だけの機能だったが、16年になってサムスン電子が導入を始めた。3月に発表した最新機種「ギャラクシーS8」にも搭載しており、利用範囲を広げている。今後、米国や中国の大手メーカーも追随すれば、スマホの新たな機能として定着する可能性がある。

スマホが個人を認識する手段としては、長らく暗証番号が使われてきた。しかし暗証番号は忘れてしまったり、他人に知られてしまったりする可能性がある。より安全性の高い認証手段として、一人ひとりが固有の特徴を持つ体の部分で個人を認識する生体認証の利用が始まった。

認証手段として使うには、生体の特徴を読み取る専用センサーが必要になる。スマホは小型化が進み、新たな部品を付け加える余地は大きくない。センサーの小型化の面で、虹彩認証は手のひらの静脈認証などよりも先行している。

ただ、スマホの生体認証の手段として、もっとも普及しているのは指紋の利用だ。スマホでも米アップルの「iPhone(アイフォーン)」が指紋認証のセンサーをホームボタンと一体化したことで、急速に広がった。ホームボタンを押すと同時に、指紋を認識してロックを解錠する。

だが、課題がないわけではない。指をケガするなどで、指紋の状態が変化していると、認証がうまくいかない場合がある。手がぬれているときや手袋をはめているときには認証できず、イライラした経験を持つヒトも多いだろう。

虹彩認証なら、そんなイライラとは無縁だ。目の瞳孔の周囲にある虹彩の模様は2歳ごろまでに形成され、その後は変化しない。目は指により外傷を受けにくく、偽造も難しいとされている。

電子部品メーカーはスマホへの虹彩認証の搭載増を予想し、動き始めている。シチズン電子(山梨県富士吉田市、郷田義弘社長)は生体認証用の赤外線LEDの市場規模が20年ごろに現在の約10倍の500億円程度になると予想。生体認証用の赤外線LED市場に参入し、世界最小クラスの製品を開発している。

さてと次期 iPhoneは果たして物理的なホームボタンを廃止するのだろうか?そして虹彩認証への取り組みは?

巷間、10周年記念モデルを含んで3機種発売の噂がかまびすしいが、おそらくPlusや10周年モデルは見送り、普及価格帯のiPhoneを購入しそうな気がする。


Lancer2000lancer2000 at 20:46│コメント(2)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2017年04月20日

ZenFone ARの仕様を見ていたら、ぶっ飛んでしまった。RAM8GBもスゴいし、解像度2560×1440dpiってなに?これ?って感じ。標準的なWindowsパソコンを軽く凌駕しているじゃないの?いやスマートフォンのスペックもついにここまで来たのね?これはもうひれ伏すしかないかも・・・・でも一番驚いたのはmicroSD最大2TB!!!

2TBって2000GBの事でしょ?これ、まさにモンスタースペックだけれど、誤植じゃないの?と慌てて他のサイトを見てみると、みんな2TB。実際に2000GBのmicroSDカードが発売されているのかどうかは知らないが、それにしてもこれはスゴすぎる。

20170420_ZenFoneAR_1

Galaxy S8 & Dex StationでデスクトップPCに変身させるよりも、ZenFone AR & ドッキングステーションで変身させた方が楽しいかも・・・と要らぬ妄想が湧き出てしまったが、発売時期を見ていたら価格的に多分買わないな・・・というか買えないなと思った。

どうやらZenFone ARは夏に発売されるらしく、その頃になるとiPhone10周年記念モデルに耳目が集まるから、iPhone以外にハイエンドで10万出すのはかなり辛い。いま発売されたらGalaxy S8とどっちにするのか相当悩むだろうけれど、さすがにiPhoneとバッティングするとなるとZenFone ARは選びにくい。でもそれにしても魅力的なスペックだなぁ・・・・

そしてもう一つ期待したいのが、Android7.0から搭載されたマルチウィンドウ機能、いわゆる画面分割機能だ。自分の場合、iPad Pro 12.9インチ/128GBで初めて画面分割機能に触れたわけだが、2732×2048dpiのiPad Pro 12.9インチで何が便利かっていうと、スプリットビューとスライドオーバー。

2015年10月12日 新時代のモバイルノートを再定義することになるかもしれないiPad Proの衝撃
スライドオーバー↓ 左側が閲覧サイトで、右側で同時に起動したいアプリを選択する。
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スプリットビュー(画面二分割機能)↓
20151012_iPad_Pro3

【2015年10月06日】iPad Air2 & iPad mini4搭載の画面分割機能"スプリットビュー"は使い勝手の幅が広がるのでこのために買い換えもあり!
この記事でも触れたようにスプリットビュー(画面二分割機能)やスライドオーバーは実に秀逸だ。現時点ではiPad mini4やiPad Air2などの一部機種だけに限定されているために、多くの方がその存在を知らないようだが、個人的にはこの機能のためだけにiPadシリーズを買い換える動機にはなると判断している。

画面分割とアプリ切り替え機能を使いこなしてこそ、大画面タブレットの醍醐味を味わうことができると言っていいぐらいに重宝する機能だが、Android 7.0搭載のNexus5Xではその画面分割機能を使うことが殆どなかった。理由は簡単、Nexus5Xの解像度1920×1080dpiで画面分割を行うと見やすくなるどころか、逆に1画面あたりの情報量が失われ実に見にくいことに気がついたのだ。

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そういえばGalaxy S8も公式サイトでこんな使い方を提案しているし、手のひらサイズクラスのスマートフォンでもようやくマルイチウィンドウ(画面分割)機能を使いこなす時代が到来したのかもしれない。

■Nexus5X  1920×1080dpi
■iPad Pro 12.9 2732×2048dpi
■ZenFone AR 2560×1440dpi
■Galaxy S8 2960×1440dpi

そしてZenFone ARでどうしても気になる機能がやっぱり"AR"だろう。

Tangoは、世界との関わり方を変え、見える世界を広げる、刺激的な新しいAR(拡張現実)技術です。また、Daydreamは、高品質で臨場感あふれるVR(仮想現実)体験をスマートフォンで可能にします。ZenFone ARを手にした日から、あなたと世界との関わり方が変わります。

ZenFone公式サイトではこう書かれているが、なかなか画像だけでは分かりにくい。やっぱりここは動画を見て勉強しなければ・・・とYouTubeから拾い出したのがこれ。こういう動画を見せられると自分なんかはもうダメで、ぜひトライしてみたくなってしまうのだが、考えてみると対応アプリが充実するまでにあと1年ぐらいはかかりそうな気がしてきた。


鳴り物入りで発売されたiPad Pro 12.9インチ&Apple Pencilだけれど、振り返ると最初の1年ぐらいはアップル純正アプリ上では動作するものの、サードパーティアプリではごくごく限られたものだけで動作した。出そろうまでに結構時間がかかったのを覚えているが、やっぱりZenFone ARのTango & ARも同じような感じなんだろうね。

いずれにしても今夏はGalaxy S8,ZenFone AR,そしてシャープAQUOS R・・・と欲しいスマホが目白押しで、個人的には久方ぶりに活況を呈している。au 非VoLTE nanoSIM→VoLTE対応SIM交換が最優先課題だけにおそらくGalaxy S8を購入することになりそうだが、久方ぶりのキャリアプリインアプリ満載の携帯電話だけに今から戦々恐々としている。

格安端末の競争激化 10万円スマホで脱却狙うASUS
エイスース・ジャパン(以下ASUS)は、米グーグルがOS「アンドロイド」向けに開発した空間認識技術「Tango」に対応したスマートフォン(スマホ)「ZenFone AR」を2017年夏に発売する。従来の光学式カメラに加えて、モーションセンサーや深度センサーを搭載し、人間の目のように物体との距離や空間の広さなどを認識できる。

部屋のなかでZenFone ARと専用アプリを使うと、部屋の大きさや間取りを検出できる。例えばソファなどの家具をどのように配置できるか、問題なく収まる大きさかなどを確認ができる。

それだけだと「見たことがある」と思われるかもしれない。しかしこれまでのアプリだと、現実世界にソファの画像を重ねるだけなので、例えば宙に浮いてしまったりした。それを防ぐために、壁や床にあらかじめ目印となるマークをつけておくといった仕掛けを盛り込んだソフトもあった。Tangoを使えば、特に目印などを置く必要がなく、カメラを向けるだけで空間を読み取り、ソファなどを配置できる。

ほかにも、壁や床の長さを測定したり、目の前にクルマを立体で表示させて四方八方からじっくりと見たり、撮影した室内の内装をいろいろな角度から確認するといったこともできる。

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■アプリが足りない

例えば家具の販売店であれば、ZenFone ARを顧客に貸しだし、自宅で寸法を測ったり、欲しい家具が収まるかを確認するサービスを提供できる。観光地や美術館であれば、順路を案内したり、展示物をZenFone ARで解説するといったサービスが可能だ。

このようにTangoは、スマホの新たな使い方をもたらす。しかし現状では、対応するアプリが少ないのが悩みの種だ。実際、Tangoに対応したゲームも30本程度しか存在しない。対応端末が普及しなければ対応アプリも増えないし、使えるアプリがなければ対応端末も売れない。こればかりは「鶏と卵」の関係であり、Tango市場を拡大するにはアプリの拡充が不可欠だ。


Lancer2000lancer2000 at 20:49│コメント(6)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote