2013年10月02日

新型 iPhone5sを購入したら開封する前にiPhoneを包み込む小箱・パッケージの仕上がりに注目するのもいいかもしれない

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ところでやっぱりゴールドは人気なんですか?

ドコモショップでSH-02E→iPhone5sへの機種変更の手続きをしているときに、女性スタッフに尋ねてみた。この先の供給量が我々には全くわかりませんけれど、なんとなく年内は品薄状態が続くような気がしますね。ですから早く欲しい方はゴールドを諦めた方がいいかもしれませんよ・・・・とのこと。うちの嫁さんがiPhone5→iPhone5sゴールドへの機種変更を虎視眈々と狙っているので、さり気なく聞いてみたのだが、こればっかりは今後の情勢次第ということなのだろう。

そういえばつい先日GALAXY S4のゴールド版が発表されたが、サムスンもそろそろ柳の下のどじょう狙いは止めにしないと・・・iPhone5sゴールドが爆発的に売れているのは、このブログで何度も書いているように、1年前に発売されたiPhone5以降、アップル全製品は異次元領域である神の領域に到達したと言われるほどに、圧倒的な質感の高さを誇っているからだ。

20130917_iPhone5s_002

関心ある方はぜひとも【アップルデザインを分析した記事】を読んでいただきたいのだが、多くの消費者は【アップルデザインを分析した記事】なんかは読まなくても、みんな、直感的にそのデザインの素晴らしさ、ハードウェアの質感の高さを本能的に嗅ぎ取っているのだ。だから、ただでさえ一頭地どころか十頭地抜きんでているiPhone,そのiPhoneに金色が搭載されたということでより一層の付加価値、いわゆるプレミアム感が増して、みんなが飛びついているのだろう。

サムスンファンの方には悪いが、GALAXY S4程度の質感の端末をゴールドに仕立て上げたところで、しょせんは厚化粧。みんな、化粧・メッキがはがれた時の地肌の色を知っているのだ。先日掲載された【ブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2013」】によると、アップルのブランド価値はついに世界No.1。とはいえ、サムスンも堂々の8位と前年よりワンランク上げている。もうそろそろコピーキャットと呼ばれぬためにも、模倣者ではなく創造者を目指して欲しいなと考えているのは私だけではあるまい。

1位 アップル
2位 グーグル
3位 コカ・コーラ
4位 IBM
5位 マイクロソフト
6位 GE
7位 マクドナルド
8位 サムスン
9位 インテル
10位 トヨタ

さて、晴れて念願のiPhone5sドコモ版を購入することができた。2008年7月11日、iPhone3Gがソフトバンクより発売されてから5年が経過して、ようやく手にすることができたドコモiPhoneだけに感慨もひとしおだ。いずれそのうちに、ドコモiPhone5sのnanoSIMをAndroidスマートフォンに装着しても、通話&ネット共にOKとなるような気がしてならないが、それまでは当分の間、ドコモではiPhoneを運用するつもり。いずれau Android SERIE SHL22との比較記事を投稿したいなと思っているが、それにしても相も変わらずiPhoneは扱いやすい。

所感を書く前に以前に投稿した記事の続編を引用したいと思う。なんで、ここまでこだわるの?としか思えないアップルの哲学だが、結局はこういうことなのだ。

いい?いろんなところに俺たちの哲学が散りばめてあるから、それを感じ取る、感じ取らないは購入したあなた次第。感じ取ることができなくてももちろんそれは構わない。なぜかというと、随所に散りばめられた設計思想が集合体となって、ああ、アップルは他とちょっと違うよね、っていうアップルワールド提供しているから。そして一つでも気になることがあると、次から次への気になるように仕組んであるんだよね・・・

それにしても・・・・と思う。プロに
「仕事柄、多くの高級ブランドの箱を見てきたが、ここまで精度を追求した箱も、そんな箱を作れる製函機も見たことがなかった。何のためにこれほどの機械が必要なのか、そもそもどんな企業がこんな箱を必要とするのか当時は全く理解できなかった」
と言わしめるアップルの哲学・設計思想を端的に以下の記事は表していると思う。触れてからまだ数日しか経過していないが、やはり2013年最強スマートフォンは、いろんな意味でiPhone5s & iPhone5cだろう。

異例の1個600円 iPhone「箱」に革命(下)
2013/4/30 7:00

切り出したばかりの豆腐のような滑らかさ。それが箱の表面ばかりか、内側まで続く――。世界中で人気を博す米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は、箱のデザインまで徹底的に練り込まれている。今回、日経デザイン誌がiPhoneの箱を製造しているものと同じ機械を持つ工場を国内で発見。専門家の試算によると、iPhoneの箱1つ当たりのコストは、高級ブランドの腕時計を入れる箱の2倍に相当するという。

角のシャープさを際立たせるために、箱の下地となる構造体に「V字カット」と呼ばれるコストのかかる手法を採用していたiPhoneシリーズのパッケージ(2013年4月2日公開の『ブルガリ並みの配慮 iPhone「箱」に革命(上)』を参照)。だが、アップルがパッケージに巻き起こした本当のイノベーション(革命)は、その下地に巻く外側の化粧紙にこそあった(図1)。
20131002_iPhone_001

図1 iPhoneの箱は、(1)高い貼り合わせの精度、(2)平滑な面――が大きな特徴

■切り出した豆腐のように平滑な面

日経デザイン誌はまず、大阪で貼り箱製造を手がける村上紙器工業所の村上誠・社長とiPhoneの箱を分解した。村上社長の分析によれば、iPhoneの箱の化粧紙の構造は、次の図2の左側のように、「フラップ」と呼ばれるのりしろの部分が箱の側面全体を覆う構造になっている。これにより、側面の表面に段差が一切生じず、まるで切り出したばかりの豆腐のように平滑な面を実現している。

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図2 箱に貼る化粧紙の構造と貼る手順。左の写真の下2つはiPhone 4Sの箱を分解した後、その構造を再現したもの。内部の板紙はiPhone 4Sのものだが、外側の紙は分解の結果を基に村上紙器工業所の協力を得て作り直したもの。また、右の写真の下2つのサンプルも村上紙器工業所の提供

これに対して一般的な貼り箱の作り方だと、構造上、膨らみや段差がどうしても生じてしまう。図の右側に示したように、構造箱の仮止めにテープを使うため、その上に化粧紙をかぶせると、テープの厚み分だけ段差ができるのだ。また、構造箱に化粧紙を貼り付ける際に使う従来型の自動製函(せいかん)機の構造だと、化粧紙のフラップ部分を小さくする必要があり、そこでも段差が生じてしまう。

■箱の内側にも、地味だが大きな違い

さらにiPhoneの箱は、内側にも大きな特徴がある。化粧紙の折り返しが箱の内側を完全に覆うようになっているのだ(図3)。通常の貼り箱の場合、折り返しは箱の縁に1センチから2センチほどが巻き付く程度だ。裏側も徹底して磨き上げることを良しとするアップルらしい作りだ。

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図3 箱の内側にも大きな違いがある

表面にも内側にも段差がない箱は、見た目が美しいだけではない。このほかにも、箱を開閉するときにある効果を与える。

箱の本体からフタを取り外すとき、フタが隙間から空気を含みながらすっと滑らかに開くようになるのだ。閉じるときも、箱の本体の縁にあわせてフタを置くだけで、自重で滑らかに閉まっていく。精緻な茶筒のフタを開閉するときのような感動をiPhoneと対面するときに演出し、消費者に高い商品価値を印象付けようとしている。

村上社長によれば、「アップルが作る箱の量を考えると、一つ一つ手貼りに頼ることは考えにくい。しかし、これまでの一般的な自動製函機では理論上、この箱を作るのは不可能」なのだと言う。

■iPhone向けと同じ製函機を発見

ではアップルはこの箱をどのように作っているのか。日経デザイン誌はさらなる調査を始めた。すると、iPhoneの箱を製造しているものと同じ機械を持つ工場が国内にあるとの噂を聞き付け、その存在を突き止めた。イタリアのエメッチ社が製造する製函機「MC-2004 MEB ST-HM」。東京の貼り箱メーカーの三光紙器工業所が導入しているものだ。

三光紙器工業所の菊池嘉章・統括製造部長によれば、これまでの製函機はサイドののりしろ部分を貼るときも、箱内側の折り返しを貼るときも、左右を同時に貼る仕組みになっていたと言う。そのため、iPhoneの箱のようにのりしろや折り返しの面積が大きい紙を貼ろうとすると、前出の図3の左のイラストのように、左右の紙が互いにぶつかってしまい、きれいに貼ることができなかった。また、紙を貼るためのカムと呼ばれる部品も、これまでは箱の側面全体を貼れるような大きさには設計されていなかった。

一方、エメッチ社の製函機は左右別々に紙を貼る機構を備えており、アップルが求めるクオリティーの箱を作れる設計だ。

「箱を貼る際の一連の動作を1つの動力で賄っているのがこれまでの機械。そのため、できることに制限が多かった。それに対してエメッチ社の機械は、紙を貼る一つ一つの動作を個別のモーターで制御する。これまでの製函機とは全く違う思想で設計されている機械」(菊池部長)なのである。

20131002_iPhone_004

iPhoneの箱を製造しているのは、伊エメッチ社の全自動製函機と見られる。国内では、三光紙器工業所が同じ機械を保有。写真は同社が導入しているエメッチ社の「MC-2004 MEB ST-HM型」

菊池部長は数年前、この機械を導入するに当たってイタリアのエメッチ社まで視察に行ったことがある。そのときにエメッチ社がiPhoneの箱とほぼ同じ仕組みの箱を作るデモンストレーションをしていたと言う。「仕事柄、多くの高級ブランドの箱を見てきたが、ここまで精度を追求した箱も、そんな箱を作れる製函機も見たことがなかった。何のためにこれほどの機械が必要なのか、そもそもどんな企業がこんな箱を必要とするのか当時は全く理解できなかった」。

菊池部長はその後、iPhoneの箱が登場して、初めてこの機械の存在意義を理解したと言う。それから今になっても、菊池部長はiPhoneの箱に迫るクオリティーの箱を見ていない。現状、アップルほどこの機械を使いこなしている企業はない、と言えそうだ。

この機械を購入するに当たってエメッチ社とやり取りをしていた三光紙器工業所の堀泰之・社長は言う。「アップルがエメッチ社にこの機械を作らせた、というのは言い過ぎかもしれないが、アップルの存在が、エメッチ社にこの製函機を作らせる後押しとなったのは間違いない」。アルミニウムの加工を中心に、モノ作りにさまざま革命を巻き起こしたアップルは、貼り箱の分野でも大きな革命を巻き起こしていたのだ。

■あらゆる手を尽くして可能になる精度

だが、単純にこの機械があれば、iPhoneと同じ箱を作れると思うのは軽率だ。紙は生き物。ちょっとしたことで伸縮してしまい、精度に大きな影響を及ぼすだけではなく反りや曲がりの原因になる。

紙を貼り合わせる接着剤の選択や接着の際の工夫はもちろんだが、伸縮せず、接着剤の乗りが良い紙の見極めが欠かせない。そして工場の温度と湿度の管理、紙を貼り合わせた後に箱を定着させるプレスの技術など、「あらゆる工程で最善の手を尽くさなければ、このレベルの箱は作れない」(堀社長)。

そのコストも破格だ。「おそらく我々にこの箱を作るよう依頼が来たら、1箱当たり600円にはなると思う。また、事前に相当の準備期間が必要だ」(堀社長)。パッケージに非常に気を使う和菓子メーカーの箱や、高級ブランドの腕時計の箱でコストは300 円ほどだというから、iPhoneの箱は相当な“高級品”だ。「我々自身、このサイズで1個600円という仕事はほとんど受けたことがない」(堀社長)。

中国や台湾で生産し、大量生産のメリットを生かして、徹底的にコストダウンを図ったとしても、かなり思い切った投資になるのは間違いない。パッケージも重要な商品力の1つ。そうした思いを強く持っていなければ、決して生み出せない箱だ。

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iPhoneの箱の分解図


【追記】 記事投稿を優先しました。書き込んでもらいました方々、明日までお待ち下さい。

Lancer2000lancer2000 at 21:06│コメント(4)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

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この記事へのコメント

1. Posted by j.j   2013年10月03日 15:44
隊長、秋冬モデルは、画面特大ですね、、、。アローズが、かろうじて小型。
2. Posted by Lancer2000   2013年10月03日 19:51
3 j.j隊員へ。その昔、って言ったって、ちょっと前だけれど、秋冬~春モデルって百花繚乱の選り取り見取りだったよね。それからするとみんな大画面スマホで、同じに見えて個性があまりないな・・・・Xperia miniに期待していたんだけれど。

Xperia Z1 SOL23って売れるのかな?横幅74ミリってもうでかすぎ。64ミリぐらいのXperiaが欲しいんだけれど・・・
3. Posted by 21世紀梨   2013年10月03日 19:53
Appleのイメージ戦略は確かに見事ですね。事前の情報リークで興味を繋ぎ止めて(docomoから発売含む)予約無しで行列作らせて金銀の比率もコントロールして品薄にする。前年比の数字作る為にあの手この手と感心します。
箱の出来も素晴らしいのは理解してますけどユーザー的にはケーブルの強度上げたり事前リーク以外のサプライズアリの発表とかを期待したいのに…
4. Posted by Lancer2000   2013年10月03日 22:20
4 21世紀梨さん、釈迦如来の手のひらから抜け出そうとして抜け出せなかった、金斗雲の孫悟空をちょっとイメージしてしまう、アップルの戦略、お見事の一言です。一説によると900万台を越えたのは当たり前という話もありますが、自らを上昇気流に乗っかっているかのように見せることも大事。

今年前半は製品発売は小休止していたので、これから怒涛の製品発表ラッシュに期待しています。iPad5,iPad mini2,iWatch? 少し情報を漏らしてほしかったですけれど、あんまり早く漏らすと、すぐに真似されるからギリギリまで隠すのだとか・・・

>ケーブルの強度上げたり

これはまさにおっしゃる通り。ケーブル類は全般的に強度が弱いです→経験者が言っているんだから間違いなし!!

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