デザイン

2014年03月16日

メイン携帯をドコモiPhone5sに変更してから約半年が経過した。前機種ZETA SH-02Eも決して悪い機種ではなかったものの、自分の使い方ではやはりiPhone5sの方がしっくりくる。性能や機能面で両端末の差は殆どなかったが、こと通話機能に限定すると、やはり横幅68ミリ(SH-02E)と58.6ミリ(iPhone5s)の差は顕著だ。

Nexus5を買うことなくしてAndroid OSを語ることなかれ!!【年末恒例】2013年度に購入したモバイル機器BEST10!
Nexus5を購入することなくしてAndroid OSを語ることなかれ!!と言い切ってしまってもいいんじゃない?と思っているが、いろいろな意味でiPhone5sと並び2013年度を代表するエポックメイキングなスマートフォンである。GALAXY,Xperia,ARROWS,AQUOSも、Nexus5が39800円で発売された事実の前には吹き飛んでしまうぐらい、その価格には衝撃を受けたが、端末そのものの完成度も非常に高く、iPhone5sと甲乙付けがたい逸品である。

ここまで来ればどちらがいいとか悪いとかの差ではなく、どちらが自分の好みにより合うか?で判断されるべきで、その意味でAndroid OSが到達した一つの金字塔だろう。分かりやすいという点で、個人的にはAndroidガラパゴススマートフォンよりもNexus5をスマホ初心者の方には勧めたいぐらい気に入っている。

この記事で書いた通り、すでにiPhone5sとNexus5の使い勝手の差はなく、あとは好みの問題だと思っているが、ただこと通話だけに絞って判断すると大画面Androidスマートフォンは腕が疲れる。毎日30分から1時間程度、横幅70ミリ前後の大画面スマートフォンで通話してみれば分かるが、1週間もそんなことをやっていたら、翌日携帯電話を握るのが嫌になるほど疲労感が溜まってくるのだ。

週刊アスキー2014/03/18増刊号P36
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ドコモ,auの冬モデルを見ていると、大画面Androidスマートフォンはもとより、小画面Androidスマートフォンもラインナップに揃えているのはそのようなユーザニーズを反映したものなのかもしれないが、たまたま読んでいたマイナビニュースではこんな記事が掲載されていた。

6カ月間じっくり使ってわかったiPhone 5sの長所と短所

iPhoneとAndroidはどちらがいいのか、スマホ2台持ちライターが率直に答えた記事まとめ

iPhone寄りの評論家諸氏がiPhoneについての見解を記述した興味深い記事が掲載されていたが、気になったのは、ハードウェア、つまり工業製品として分析したときに神の領域に到達したと表現される、iPhoneだけが持ち得る端末上の質感について、誰一人として殆ど言及していないことだ。

iPhoneの最大の魅力は、全世界でほぼ1社、アップルだけに許されたハード&ソフトウェア一体型開発がなし得る、万人向けの至上の使い心地が全てであり、決して他社が真似できないもの。iOSやアプリだけに焦点を当てるのではなく、ハードウェアの質感そのものがもっと脚光を浴びても良いとは思っているのだが、なかなかそれに言及した記事は少ない。

WindowsノートPCは過去に数十台購入しているが、ここ最近はアップルMacintoshノートPCを購入してWindowsを利用することが殆どだ。アルミユニボディを採用したMacintoshノートPCの比類のない質感に触れていると、端末質感に比重を置いた設計思想を持たないWindowsノートPCは使う気になれない、というのがその最大の理由だが、同様のことがiPhoneにも言えるのだ。

アルミ筐体とはめ込み用のガラスパネルの写真を撮り
ベストフィットするパーツの組み合わせを725通りの中から選んで
底部分穴にガラスをはめこみ

用意された725パーツからベストフィットする1パーツを選び出すアップルデザイナーの設計思想と、以下に引用するねじの目の方向を全く気にしないサムスンデザイナーのそれを比較すると、アップルデザイナーに対しては貪欲というよりも戦慄心を感じてしまうが、iPhoneを購入する人たちは意識する、しないとに関わらず、あるいは無意識のうちに直感的にiPhoneだけが持ち得る端末質感を嗅ぎ取っているような気がする。

記事文中にあるように【身に付けて誇りを持てるような、装具としてのデザイン品質も同時に高め】たAndroid端末は、個人的にはいまだお目にかかったことがない。Nexus5にもし欠点があるとすれば、それだけだろう。

腕時計型端末 「未完」サムスン、ナイキとの距離
2014/3/14 7:00

■質感は3万円超の価格に及ばず

日経デザイン編集部分解班がまず分析したのが、NTTドコモが販売する韓国サムスン電子製の「GALAXY Gear」だ(図1)。

ただし、コンセプトそのものは思い切ったものだが、商品を魅力的にするためのデザインには「中途半端なイメージは否めない」と前述のデザイナーや技術者は見る。腕時計の代わりの商品として身に付けるには、高級感や作りの良さが足りないと言うのだ。

例えばリストバンド。カメラモジュールやフレキシブル基盤をバンドの中に埋め込むために素材として樹脂を選択せざるを得なかったのは仕方がない。とはいえ、若干テカりを感じる滑りやすいゴム調の質感は「3万円超という価格にふさわしいとは思えない」(前述のデザイナー)。

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きょう体の上部ディスプレー側のフレームは金属製だが、一方で本体の下半分を樹脂きょう体にしてしまったことも、高級感を演出するには中途半端な印象が残る。

きょう体の四隅には機能面では特に意味のない飾りネジを配置したが、ねじ穴の方向はそれぞれバラバラで、丁寧な作りに欠ける(図3)。「ねじの目を合わせられないのなら、いっそのこと星形のねじにするなど、装飾的な要素をもっと強めれば良かったのではないか」(前述のデザイナー)。

■レーザー刻印では出せぬ金属の高級感

こうした作りの甘さは、「おそらく、従来の電子機器や家電製品の常識から抜け出せないデザインや加飾技術を選択してしまったことに原因があるのではないか」と前述のデザイナーは分析する。

その最たる例が、有機ELのディスプレーの周囲に張った金属調のフィルムだ。携帯電話機やスマートフォンでは、こうした金属調フィルムを樹脂製品と一体成形する加工が一般的だが「少し高い時計ならば、製品の命とも言える顔の部分にフェイクの素材は使わないだろう」。

金属の質感表現にあたり、前述のデザイナーが指摘した点がもう1つある。リストバンドを固定するバックルのロゴだ。GALAXY Gearは、この部分にサムスンのロゴが入っているが、ロゴの刻印に凹凸の感じられないレーザー加工が使われている点も、金属の豊かな質感を損なう要因になっていると言う。

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図4 左から、GALAXY Gear、Nike+ FuelBand SE、スイス・オメガの時計のバックル。金属のバックル部の刻印は彫りが深いほど、金属らしい高級感が生まれる。GALAXY Gearのレーザー刻印(左)では厚みが感じられず、ほかの製品とは質感に差が出る

時計メーカーのバックルを見てみよう(図4)。この製品では、ロゴの部分に金属板を裏から重ねて補強し厚みを出して、そのうえでロゴを深く彫り込んでいる。こうすることで、実際は薄い金属板を使いながら、あたかも分厚い金属の金具であるかのように見せることに成功している。

このように腕時計はあくまで装飾品やアクセサリー。消費者は高級感を演出する緻密な作りの良さとファッション性を、腕時計型端末にも同じように求めるはずだ。「人に自慢したくなるようなデザインかどうか。その部分を見極めることが大切になる」。

■目指すは「人に自慢したくなるデザイン」

一方でナイキのNike+ Fuel Band SEはどうか。いまやファッションブランドとしても認知されているメーカーの製品らしく、アクセサリーとしての魅力を損なわないデザインであることが分かる(図5)。

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金属部分に施されたナイキのロゴマークはしっかりと彫り込まれており、めっきの質感にも、安っぽさはない。マットなシリコーンで覆われたバンド部分は高級感こそないが、真っ黒なバンドから突然LEDの表示が浮き上がるディスプレーの演出は面白く、人に自慢したくなる驚きがある。

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さらに、基板には同社の企業メッセージ「JUST DO IT」の文字が刻み込まれるなど、部品にも遊び心が見て取れる。

ウエアラブルデバイスが実現する新たなユーザー体験を消費者が受け入れるようになるためには、単に便利な機能を提供するだけでは不十分だ。

腕時計型やメガネ型にかかわらず、思わず身に付けたくなるような、身に付けて誇りを持てるような、装具としてのデザイン品質も同時に高めなくてはならない。それは、メーカーが想像する以上に高いハードルのようだ。

自社工場を持たないアップルの巨額設備投資から感じた、他社とは一線を画すデザインのあくなき追求と執念


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2013年12月14日

ドコモiPhone5sのnanoSIMカードを取り外せば、Google Nexus5でもWindows Phone Nokia Lumia520でも利用できるようにしたのはいいのだが、毎回毎回nanoSIMカードを脱着するのもそのうちに面倒くさくなるかも・・・・ということで、MVNO SIMを1枚購入するか、それともドコモ・モバイルルータL-03EのmicroSIMをNexus5と兼用するかと思案している真っ最中だ。

本当はドコモiPhone5sのnanoSIMカードをNexus5と兼用すればいいのだろうけれど、排他制御ではないけれど、当然のことながらNexus5を使用している間はiPhone5sを操作することができない。ようやく発売されたドコモiPhoneということもあり、自分にとってはいま現在のメイン機種。一日たりともiPhone5sが操作できないとなると、なんだか妙に寂しくて手放せないぐらい寵愛していることに気がつくのだ。

このiPhone5sとNexus5、ともにスマートフォン初心者の方でも操作しやすいように設計されており、甲乙付けがたい。iOS7から取り入れたフラットデザインは可もなく不可もなしといったところで、できれば従来のドロップシャドウ型、つまり3Dっぽいデザインとの選択制にして欲しかったのだが、いずれそのうちに戻るのでは?と期待している。

最近はほぼWindowsマシンだけで仕事をこなしているので、Android OSの細かいところまで行き届いた操作性、人によっては煩雑すぎると評するかもしれないけれど、操作性に関してはWindowsライクなAndroid OSの方が好みだが、iOS7になってそれほどAndroid OSに見劣りしなくなった。思うにiPhone5→iPhone5sと2代の年月をかけて、より一層孤高の境地というべきか、高みの境地にiPhoneは到達したのだろう。

パソコン、スマートフォン、タブレットやその他のモバイル・IT機器のデザインで、アップルデザインの影響を受けていない工業製品デザイナーは皆無だろうと言われるほどに、アップル製品の質感は高い。来年前半には登場するかもと噂されているiWatchがお披露目されれば、現在発売されているスマートウォッチは全て前座、引き立て役に終わる可能性はかなり高いと思っているが、そのアップルデザインを分析した記事が日経新聞に掲載された。

自社工場を持たないアップルの巨額設備投資から感じた、他社とは一線を画すデザインのあくなき追求と執念

Nexus5を一言で言い表すとしたら、これはもうかろやか、これ以外にはないのでは?と思っているが、iPhone5sを一言で言い表す言葉を探すのは極めて困難だ。ここ日本でiPhone5sが爆発的に売れている最大の理由はなに?と聞かれたら、個人的には、魅力・共感、そして感動だと思う。

思わず手にとって触れてみたくなるような質感高い魅力に満ち溢れ、ハードウェアデザインという観点から眺めたとき、iPhone5sと同じ土俵に登ることができる端末は1台も存在しないことからくるブランド価値の高さ。

初めて手にした人でも操作性にそれほど困ることがなく、人間の感性と直感に忠実であることを最優先にして考えられたユーザインターフェイスに対する安心感と共感。

お仕着せアプリ満載ではなく、自ら能動的にAppStoreからアプリを取り込むことにより、主従関係の従ではない、主となって自分の環境を整えていくことができる感動と体験。

全ての要素が高次元で調和しているのがiPhoneの最大の魅力なのだろうが、改めて日経新聞記事を読むと、MacProで書いたように正気の沙汰とは思えない戦慄心を感じてしまうのだ。

超弩級モンスターマシン"Mac Pro"で改めてBEST ONE & ONLY ONEを誇示したアップルの創造能力
帰宅後にアスキーを読んでいたら、やはりみんなこのPCがただ者ではないことを直感的にかぎ取っている。同じ穴のむじなはみな嗅覚・触覚が似通っている証拠だが、それにしても全世界のPC関連工業製品デザイナーの間では、昨日一日このMacProの話題で持ちきりだっただろう。参考にするか研究するとかの次元でこのMacProを見つめることができた人はおそらく居ないはずだ。多くはただひたすら畏敬の念で矯めつ眇めつ眺めるだけ。モノを製造するという過程において、絶望的なまでに設計思想が異なることを完膚無きまでに知らしめられ、そして叩きのめされたに違いない。

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前述のアスキーの記事によると直径167ミリ、高さ251ミリとのこと。にわかには信じがたいことだが、もし製造方法がアップル十八番のアルミユニボディであるのならば、約170ミリ×250ミリ前後のアルミの塊を用意して外皮だけを残し、中身をえぐっていることになる。リンゴで例えるのならば、リンゴの外皮は一切傷つけないようにしながらも中身は全部食べ尽くすという手法だ。美しく、綺麗に、そして質感を高めるためにはいかなる犠牲をもすら問わない、貪欲というよりも戦慄心すら感じるその設計思想はジョブズの遺伝子と分析するのが正しいのだろう。

そして白眉(はくび)はその外皮であるアルミニウムカバーを取り外したとき。正円加工のヒートシンク(放熱器)にも度肝を抜かれたが、人類が製造するPCとして現時点で最新最強であるのは当然としても、そのあまりの機能美の美しさにひれ伏した人も多いのではないか?これほど分解記事が待ち遠しい機器も珍しいが、少なからずの工業製品デザイナーがこの機能美を目のあたりにして茫然自失となったことは想像に難くない。なぜならモバイル&IT機器内部の仕上がりに、ここまでこだわるデザイナーはアップル以外に存在しないからだ。

「もはや時計の域。家電の常識でモノ作りをしているメーカーには、考えが及ばないクオリティーだ」と日経新聞には記述されているが、神の領域が正解だろう。スティーブ・ジョブズの遺伝子がジョナサン・アイブには確実に受け継がれているというよりは、ジョナサン・アイブの設計思想そのものが狂気なのだ。

細部に宿る美意識、iPhone5s「驚きの外装加工」
2013/12/12 7:00

昨年秋に発売した「iPhone 5」からカラーバリエーションが変化しただけに見える最新の「iPhone 5s」。細部を調べると、リンゴマークやiPhoneロゴがよりシャープになるなど、繊細な改良が数多く隠れていた。デザインを徹底して洗練させようとする米アップルの執念を、iPhone 5sを分解して明らかにする。

もともと洗練されていたデザインを、これ以上ないほどに磨き上げたモデル。iPhone 5sのデザインを見ると、トヨタ自動車の生産手法である「カイゼン」という言葉を思い浮かべずにはいられない。それほどまでに洗練に次ぐ洗練を重ねているのが、この製品のデザインだ。

日経デザイン誌は今回、デザイナーで東京大学生産技術研究所の山中俊治・教授や携帯電話機メーカーのデザイナー、外装設計や電子回路に詳しい複数の技術者とともに、iPhone 5sを分解・分析した。

■高い精度を印象付けるデザイン変更

一見すると、前モデルからカラーバリエーションしか変わっていないかに見えるiPhone 5sのデザインだが、実は色以外にも外観面で繊細な変更がいくつも加えられている。その1つが、本体側面のボタン穴の形状だ。iPhone 5にはボタンの周囲に若干のすき間がある。それに対してiPhone 5sでは、そのすき間がほとんどなくなっている(図1)。
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iPhone 5のボタン用の穴は「周囲の角を面取りして、意図してすき間があるように見せているデザイン」(山中教授)だ。iPhone 5は、ボタン周囲の穴を含め、スピーカーの穴など細部にわたって丁寧な面取り加工が施されているのが特徴。こうして外観に現れるどんな小さな穴にも面取り加工を実施することで、あらゆる細部に手を抜かないというアップルの繊細な作り込みの姿勢を、ユーザーにアピールしていた。

一方iPhone 5sの場合は、ボタン周囲の穴については角の面取りをしていない。ボタンと本体とのすき間が全くなく、ぴったり密着しているかのようなデザインに変更することで、切削加工ならではの高い精度表現を優先したと見られる。それ以外にも、iOSのユーザー・インターフェースを「フラットデザイン」と呼ばれる平面を基調にした見た目に変更したことに合わせ、操作部の立体感を強調しないようにした、との意図もありそうだ。

またiPhone 5sの他の穴については、iPhone 5と同様に、すべて丁寧に面取り加工を施している。さらにはスピーカー用の小さな穴の奥にあるメッシュの角度にもこだわるなど、徹底した配慮がなされている(図2)。

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iPhone 5sは、こうした微細とも呼べるディテールで数多くの進化を遂げている。それは外観に現れる部分だけではない。特に顕著だったのが、内部の基板の美しさだ。図3に示した2つの基板の写真は、左がiPhone 5、右がiPhone 5sのもの。コンデンサーやコイルと呼ばれる小さな部品が、iPhone 5sのプリント基板では一列に整然と並んでいるのが分かる。

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■回路部品まで「美意識」を強く反映

日経エレクトロニクス誌の分析によれば、この整然とした基板のデザインは、徹底した高密度の部品実装を目指した結果だと言う。これにより、メーン基板の面積が6%~10%ほど削減された。その分を、バッテリーの容量アップに使っている。

ただしこの部品の美しい配置は、実装効率だけを目指したものではなさそうだ。図3の写真上に矢印で指した「コイル」という部品がiPhone 5sでは丁寧に角が丸く削られている点を見てもそれが分かる。ボディーの内部までも美しく見せたいという設計者の美意識が強く反映された結果と言えるだろう。

iPhone 5では基板に貼り付けるシールなど、加工の簡単な部品が丸い角をしていたが、iPhone 5sでは電子部品そのもののデザインにまで踏み込んで、中身のさらなる美しさを徹底して追求しているのだ。

さらに、同じデザインを作り慣れてきたからこその進化も、iPhone 5sでは見て取れた。図4の中の写真は3つとも、きょう体(ボディー)の細部をそれぞれ拡大したものだ。リンゴマークやiPhoneロゴを見ると、iPhone 5ではエッジが2重に見える部分があり、アルマイト(アルミニウムの陽極酸化皮膜)の処理に甘い部分があったが、iPhone 5sではかなりシャープなエッジが出ている」(金属きょう体設計に詳しい技術者)。さらには、斜めにダイヤモンドカットされた側面角の処理も、iPhone 5sではより滑らかになったと言う。

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■きょう体コストは他社の2倍以上

スマートフォンをはじめとする電子機器の分解と部品解析を手がけるフォーマルハウト・テクノソリューションズの柏尾南壮氏によれば、iPhoneの外装部品のコストは、日本円にして4000円ほど。液晶パネルと並び、iPhone 5sで最も高い部品の1つだ。

一方、外装設計に詳しい別の技術者は「製造がこなれてきたことも考えると、おそらく3000円を切るくらいではないか」と試算する。いずれにしても、携帯電話機メーカーのデザイナーは「国内のスマートフォンの場合、きょう体の製造コストは千数百円を目標にする」と言うから、その2倍以上のコストを、アップルはiPhone 5sのきょう体にかけていることになる。

年間1億台を超える台数を作ることで部品の調達コストを徹底的に下げているうえに、これだけの資金を投入してデザインにこだわる姿は、他社が簡単にまねできるものではない。

なお、iPhone 5sと一緒に発表・発売された「iPhone 5c」のきょう体のコストは、柏尾氏の試算では50円ほど、先の外装設計に詳しい技術者は200円から300円ほどと見る。iPhone 5cのきょう体は、金属ではなく樹脂でできている。

きょう体に掛ける手間やコスト、そして内部まで徹底して洗練させるアップルのモノ作りの姿勢は「もはや時計の域。家電の常識でモノ作りをしているメーカーには、考えが及ばないクオリティーだ」と、ある携帯電話機メーカーのデザイナーは脱帽する。そんなアップルが、今後盛り上がってくるだろうと予想されるウエアラブル端末に対して、一体どのようなアプローチで来るのか、注目していきたい。


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2013年10月02日

新型 iPhone5sを購入したら開封する前にiPhoneを包み込む小箱・パッケージの仕上がりに注目するのもいいかもしれない

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ところでやっぱりゴールドは人気なんですか?

ドコモショップでSH-02E→iPhone5sへの機種変更の手続きをしているときに、女性スタッフに尋ねてみた。この先の供給量が我々には全くわかりませんけれど、なんとなく年内は品薄状態が続くような気がしますね。ですから早く欲しい方はゴールドを諦めた方がいいかもしれませんよ・・・・とのこと。うちの嫁さんがiPhone5→iPhone5sゴールドへの機種変更を虎視眈々と狙っているので、さり気なく聞いてみたのだが、こればっかりは今後の情勢次第ということなのだろう。

そういえばつい先日GALAXY S4のゴールド版が発表されたが、サムスンもそろそろ柳の下のどじょう狙いは止めにしないと・・・iPhone5sゴールドが爆発的に売れているのは、このブログで何度も書いているように、1年前に発売されたiPhone5以降、アップル全製品は異次元領域である神の領域に到達したと言われるほどに、圧倒的な質感の高さを誇っているからだ。

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関心ある方はぜひとも【アップルデザインを分析した記事】を読んでいただきたいのだが、多くの消費者は【アップルデザインを分析した記事】なんかは読まなくても、みんな、直感的にそのデザインの素晴らしさ、ハードウェアの質感の高さを本能的に嗅ぎ取っているのだ。だから、ただでさえ一頭地どころか十頭地抜きんでているiPhone,そのiPhoneに金色が搭載されたということでより一層の付加価値、いわゆるプレミアム感が増して、みんなが飛びついているのだろう。

サムスンファンの方には悪いが、GALAXY S4程度の質感の端末をゴールドに仕立て上げたところで、しょせんは厚化粧。みんな、化粧・メッキがはがれた時の地肌の色を知っているのだ。先日掲載された【ブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2013」】によると、アップルのブランド価値はついに世界No.1。とはいえ、サムスンも堂々の8位と前年よりワンランク上げている。もうそろそろコピーキャットと呼ばれぬためにも、模倣者ではなく創造者を目指して欲しいなと考えているのは私だけではあるまい。

1位 アップル
2位 グーグル
3位 コカ・コーラ
4位 IBM
5位 マイクロソフト
6位 GE
7位 マクドナルド
8位 サムスン
9位 インテル
10位 トヨタ

さて、晴れて念願のiPhone5sドコモ版を購入することができた。2008年7月11日、iPhone3Gがソフトバンクより発売されてから5年が経過して、ようやく手にすることができたドコモiPhoneだけに感慨もひとしおだ。いずれそのうちに、ドコモiPhone5sのnanoSIMをAndroidスマートフォンに装着しても、通話&ネット共にOKとなるような気がしてならないが、それまでは当分の間、ドコモではiPhoneを運用するつもり。いずれau Android SERIE SHL22との比較記事を投稿したいなと思っているが、それにしても相も変わらずiPhoneは扱いやすい。

所感を書く前に以前に投稿した記事の続編を引用したいと思う。なんで、ここまでこだわるの?としか思えないアップルの哲学だが、結局はこういうことなのだ。

いい?いろんなところに俺たちの哲学が散りばめてあるから、それを感じ取る、感じ取らないは購入したあなた次第。感じ取ることができなくてももちろんそれは構わない。なぜかというと、随所に散りばめられた設計思想が集合体となって、ああ、アップルは他とちょっと違うよね、っていうアップルワールド提供しているから。そして一つでも気になることがあると、次から次への気になるように仕組んであるんだよね・・・

それにしても・・・・と思う。プロに
「仕事柄、多くの高級ブランドの箱を見てきたが、ここまで精度を追求した箱も、そんな箱を作れる製函機も見たことがなかった。何のためにこれほどの機械が必要なのか、そもそもどんな企業がこんな箱を必要とするのか当時は全く理解できなかった」
と言わしめるアップルの哲学・設計思想を端的に以下の記事は表していると思う。触れてからまだ数日しか経過していないが、やはり2013年最強スマートフォンは、いろんな意味でiPhone5s & iPhone5cだろう。

異例の1個600円 iPhone「箱」に革命(下)
2013/4/30 7:00

切り出したばかりの豆腐のような滑らかさ。それが箱の表面ばかりか、内側まで続く――。世界中で人気を博す米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は、箱のデザインまで徹底的に練り込まれている。今回、日経デザイン誌がiPhoneの箱を製造しているものと同じ機械を持つ工場を国内で発見。専門家の試算によると、iPhoneの箱1つ当たりのコストは、高級ブランドの腕時計を入れる箱の2倍に相当するという。

角のシャープさを際立たせるために、箱の下地となる構造体に「V字カット」と呼ばれるコストのかかる手法を採用していたiPhoneシリーズのパッケージ(2013年4月2日公開の『ブルガリ並みの配慮 iPhone「箱」に革命(上)』を参照)。だが、アップルがパッケージに巻き起こした本当のイノベーション(革命)は、その下地に巻く外側の化粧紙にこそあった(図1)。
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図1 iPhoneの箱は、(1)高い貼り合わせの精度、(2)平滑な面――が大きな特徴

■切り出した豆腐のように平滑な面

日経デザイン誌はまず、大阪で貼り箱製造を手がける村上紙器工業所の村上誠・社長とiPhoneの箱を分解した。村上社長の分析によれば、iPhoneの箱の化粧紙の構造は、次の図2の左側のように、「フラップ」と呼ばれるのりしろの部分が箱の側面全体を覆う構造になっている。これにより、側面の表面に段差が一切生じず、まるで切り出したばかりの豆腐のように平滑な面を実現している。

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図2 箱に貼る化粧紙の構造と貼る手順。左の写真の下2つはiPhone 4Sの箱を分解した後、その構造を再現したもの。内部の板紙はiPhone 4Sのものだが、外側の紙は分解の結果を基に村上紙器工業所の協力を得て作り直したもの。また、右の写真の下2つのサンプルも村上紙器工業所の提供

これに対して一般的な貼り箱の作り方だと、構造上、膨らみや段差がどうしても生じてしまう。図の右側に示したように、構造箱の仮止めにテープを使うため、その上に化粧紙をかぶせると、テープの厚み分だけ段差ができるのだ。また、構造箱に化粧紙を貼り付ける際に使う従来型の自動製函(せいかん)機の構造だと、化粧紙のフラップ部分を小さくする必要があり、そこでも段差が生じてしまう。

■箱の内側にも、地味だが大きな違い

さらにiPhoneの箱は、内側にも大きな特徴がある。化粧紙の折り返しが箱の内側を完全に覆うようになっているのだ(図3)。通常の貼り箱の場合、折り返しは箱の縁に1センチから2センチほどが巻き付く程度だ。裏側も徹底して磨き上げることを良しとするアップルらしい作りだ。

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図3 箱の内側にも大きな違いがある

表面にも内側にも段差がない箱は、見た目が美しいだけではない。このほかにも、箱を開閉するときにある効果を与える。

箱の本体からフタを取り外すとき、フタが隙間から空気を含みながらすっと滑らかに開くようになるのだ。閉じるときも、箱の本体の縁にあわせてフタを置くだけで、自重で滑らかに閉まっていく。精緻な茶筒のフタを開閉するときのような感動をiPhoneと対面するときに演出し、消費者に高い商品価値を印象付けようとしている。

村上社長によれば、「アップルが作る箱の量を考えると、一つ一つ手貼りに頼ることは考えにくい。しかし、これまでの一般的な自動製函機では理論上、この箱を作るのは不可能」なのだと言う。

■iPhone向けと同じ製函機を発見

ではアップルはこの箱をどのように作っているのか。日経デザイン誌はさらなる調査を始めた。すると、iPhoneの箱を製造しているものと同じ機械を持つ工場が国内にあるとの噂を聞き付け、その存在を突き止めた。イタリアのエメッチ社が製造する製函機「MC-2004 MEB ST-HM」。東京の貼り箱メーカーの三光紙器工業所が導入しているものだ。

三光紙器工業所の菊池嘉章・統括製造部長によれば、これまでの製函機はサイドののりしろ部分を貼るときも、箱内側の折り返しを貼るときも、左右を同時に貼る仕組みになっていたと言う。そのため、iPhoneの箱のようにのりしろや折り返しの面積が大きい紙を貼ろうとすると、前出の図3の左のイラストのように、左右の紙が互いにぶつかってしまい、きれいに貼ることができなかった。また、紙を貼るためのカムと呼ばれる部品も、これまでは箱の側面全体を貼れるような大きさには設計されていなかった。

一方、エメッチ社の製函機は左右別々に紙を貼る機構を備えており、アップルが求めるクオリティーの箱を作れる設計だ。

「箱を貼る際の一連の動作を1つの動力で賄っているのがこれまでの機械。そのため、できることに制限が多かった。それに対してエメッチ社の機械は、紙を貼る一つ一つの動作を個別のモーターで制御する。これまでの製函機とは全く違う思想で設計されている機械」(菊池部長)なのである。

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iPhoneの箱を製造しているのは、伊エメッチ社の全自動製函機と見られる。国内では、三光紙器工業所が同じ機械を保有。写真は同社が導入しているエメッチ社の「MC-2004 MEB ST-HM型」

菊池部長は数年前、この機械を導入するに当たってイタリアのエメッチ社まで視察に行ったことがある。そのときにエメッチ社がiPhoneの箱とほぼ同じ仕組みの箱を作るデモンストレーションをしていたと言う。「仕事柄、多くの高級ブランドの箱を見てきたが、ここまで精度を追求した箱も、そんな箱を作れる製函機も見たことがなかった。何のためにこれほどの機械が必要なのか、そもそもどんな企業がこんな箱を必要とするのか当時は全く理解できなかった」。

菊池部長はその後、iPhoneの箱が登場して、初めてこの機械の存在意義を理解したと言う。それから今になっても、菊池部長はiPhoneの箱に迫るクオリティーの箱を見ていない。現状、アップルほどこの機械を使いこなしている企業はない、と言えそうだ。

この機械を購入するに当たってエメッチ社とやり取りをしていた三光紙器工業所の堀泰之・社長は言う。「アップルがエメッチ社にこの機械を作らせた、というのは言い過ぎかもしれないが、アップルの存在が、エメッチ社にこの製函機を作らせる後押しとなったのは間違いない」。アルミニウムの加工を中心に、モノ作りにさまざま革命を巻き起こしたアップルは、貼り箱の分野でも大きな革命を巻き起こしていたのだ。

■あらゆる手を尽くして可能になる精度

だが、単純にこの機械があれば、iPhoneと同じ箱を作れると思うのは軽率だ。紙は生き物。ちょっとしたことで伸縮してしまい、精度に大きな影響を及ぼすだけではなく反りや曲がりの原因になる。

紙を貼り合わせる接着剤の選択や接着の際の工夫はもちろんだが、伸縮せず、接着剤の乗りが良い紙の見極めが欠かせない。そして工場の温度と湿度の管理、紙を貼り合わせた後に箱を定着させるプレスの技術など、「あらゆる工程で最善の手を尽くさなければ、このレベルの箱は作れない」(堀社長)。

そのコストも破格だ。「おそらく我々にこの箱を作るよう依頼が来たら、1箱当たり600円にはなると思う。また、事前に相当の準備期間が必要だ」(堀社長)。パッケージに非常に気を使う和菓子メーカーの箱や、高級ブランドの腕時計の箱でコストは300 円ほどだというから、iPhoneの箱は相当な“高級品”だ。「我々自身、このサイズで1個600円という仕事はほとんど受けたことがない」(堀社長)。

中国や台湾で生産し、大量生産のメリットを生かして、徹底的にコストダウンを図ったとしても、かなり思い切った投資になるのは間違いない。パッケージも重要な商品力の1つ。そうした思いを強く持っていなければ、決して生み出せない箱だ。

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iPhoneの箱の分解図


【追記】 記事投稿を優先しました。書き込んでもらいました方々、明日までお待ち下さい。

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2013年07月02日

2chを流し読みしていたら、【AndroidはなぜiPhoneに勝利したのか 317勝目】というスレが目に入ってきた。読んでいるとAndroid巣窟の迷路に入り込んだようで、巣くう人たちからはアップル信者に対してバッシングに近い書き込みが時折散見される。これは鬼門だから即座に脱出すべし・・・と思いきや、書いてあることはまさに正論であることに気がついた。

AndroidはなぜiPhoneに勝利したのか 317勝目
5 名前:SIM無しさん[sage] 投稿日:2013/06/29(土) 21:58:34.82 ID:Eqj3IhJt [1/2]
iPhoneの駄目っぷりは半ばないです

ワンセグ無い
おサイフ機能無い
防水無い
赤外線無い
液晶が3.5inch/4inchで劇狭
液晶劇狭なのに液晶の上下の無駄スペースが広すぎ
iPhone5で4inch液晶になり画面上端が遠くなったのに戻るキーが無い
micro SDスロット無い
そこらに転がっているmicro USBケーブルで充電できない
内臓バッテリーを自分で簡単に交換できない
auの800MHz帯プラチナバンドLTEを掴めない
近接センサーが無いからポケットに入れてもロックできない
Bluetooth機器のペアリングが上手くできずイライラする

ホーム画面アプリを替えられない
iOS7でゲイ用デザインになるけど受け入れるしかない
IMEとソフトキーボードを替えられない
ATOKはATOK Padの中でしか使えない
インテントが無い
ウィジェットとショートカットをホームに置けない
ファイラーアプリで好きなようにファイルやフォルダを作れない
iOS6でマップがウンコマップになりました
Gooleマップを入れてもAndroid版ほど機能が無い
まともに使える2ch専用ブラウザが無い
razikoで日本全国の民放ラジオ局を聴けない
LINEアプリがAndroid版より機能落ち
マックアプリで割安クーポンが当たるスクラッチくじができない
マックのかざすクーポンを使えない new
アプリをApp storeからしか入れられないからAppleが許可しかアプリしか使えない
1種類しか売ってないから選べない

ZETA SH-02EとiPhone5を愛用しているので、最近のAndroid端末の伸長ぶりは手に取るようによく分かる。ハードウェア仕様では完全にiPhone5は後塵を拝しているし、アプリ間の連係プレイもAndroidスマートフォンの方が使い勝手が良いと思うこともしばしばだ。

このiPhone包囲網を突破するのは容易なことではないわいと思っていたら、日経新聞でも追い打ちをかけるかのように【もうiPhoneに負けない機能充実、夏に買う最新スマホ 】という記事が掲載されていた。

もうiPhoneに負けない 機能充実、夏に買う最新スマホ
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■地上デジタル放送の受信機能を搭載

解像度はHDでもかなり高精細だが、フルHDとの差にこだわるユーザーもいる。いずれにしても、「これが識別の限界」(丸山氏)と見られており、解像度を重視するユーザーでも買って後悔しないタイミングになったといえる。また、レコーダー機器にあるフルHDの録画データを解像度を変換することなく、スマホに移せるメリットもある。

フルHD対応機の中では、ドコモの1製品、ソフトバンクモバイルの2製品が、フルセグメントの地上デジタル放送の受信機能を備えた(図2)。ワンセグより高精細な半面、受信エリアはワンセグより狭い。フルセグを受信できない場合は、ワンセグの受信に切り替わる。

■電池が3日持つモデルも

2013年の夏モデルでは電池の持ちも良くなった。春モデルは実際の利用で電池が1~2日持つ状況だったが、NTTドコモは「夏モデル全製品で2日持つように改善した」と発表した。特に「AQUOS
PHONE ZETA」、「ARROWS NX」については、実使用時間を60時間以上に延ばした。

■GALAXY S4のCPUは1.9GHz駆動

春モデルの焦点だったCPUの処理能力と通信速度の高速化も、引き続き伸展した。大半の製品が4つの中核回路(コア)を持つクアッドコアのCPUを搭載し、ほぼ全てが最大100Mビット/秒(bps)の高速通信に対応(ソフトバンクモバイルは76Mbps)。夏モデルでは全メーカーが米クアルコムのCPU「Snapdragon(スナップドラゴン)」を搭載した(図3)。高精細動画の表示などで処理負荷を高めても、消費電力や発熱を抑えられる点が評価されたという。

■非接触型のUIも登場

このほか、使い勝手を高めようと、新しいユーザーインタフェース(UI)を採用する製品が増えたのも夏モデルの特徴だ。NTTドコモは4製品に、画面に触れることなく画面ロックの解除などができる「ホバー」機能を搭載した(図6)。

■Xperiaが最安で約5000円

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NTTドコモが人気製品の販売価格を引き下げたことも、今回の大きな変化だ。Android搭載機の機能は年々高まっているが、iPhoneを擁するソフトバンクモバイルとKDDIが、新規契約数から解約を差し引いた純増数でNTTドコモを大きく上回る状態が続いている。これに待ったをかけるため、ドコモは“ツートップ”と位置付けるXperiaとGALAXYを中心に、端末の実質負担金をiPhone 5(16GB)に対抗できる水準に下げた(図7)。

■サービス表示にはメス

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今後のサービス予定を見ると、ドコモがLTEサービスの高速化に最も積極的で、通信速度を最大150Mbpsに高めたサービスを2013年度内に東名阪で開始する予定だ(図11)。

読んでいると思わずちょっとこれはいいかも・・・・と思う製品ばかりで、やはり一番人気はなんといってもXperia A SO-04E。前記事の朝三暮四型価格表示とはいいながらも、機種変更25,200円は実に魅力的。実は何を隠そう、9月末の最終決戦に臨むために日本通信の、いわゆるMNP弾の仕込みは完了し、照準はこのXperia A SO-04Eに合わせているのだ。

Designed by Apple in California

多勢に無勢という言葉がある。【相手が多人数なのに対して少人数なので、勝ち目がないこと】を指しているが、今まさにそのような状況下に陥りつつあるアップルからのカウンターパンチとも言える広告がつい最近全国紙朝刊に見開き両面広告として掲載された。

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朝の慌ただしいときには思わず見過ごしてしまいそうな、実にシンプルで明快な広告だが、含蓄のある一つ一つの言葉は堅如磐石(けんにょばんじゃく)と呼ぶにふさわしく、アップルマニアならずとも多くの人の琴線(きんせん)に触れたに違いない。

考えてみれば冒頭の2chスレから引用したiPhoneの弱点は開発者にとっては百も承知のことなのだろう。が、【一つのYESの前には数え切れないほどのNOがある】と判断し、決断し、削除された機能なのだ。Mac Fan 2013 August 38Pにはこう書かれている。

製品がユーザにもたらす体験にこだわってアイディアを絞り込み、デザインを練り、試行錯誤を重ねる。そして「ユーザの生活をよりよいものにできる」と確信した製品にのみ、「Designed by Apple in California」と署名する。

アップルは人々が「便利さ」を「喜び」と、「豊富さ」を「選択」と錯覚し始めているという。例えば、メーカーが手間をかけずにスマートフォンを作れるアンドロイドは、製品ラインアップが豊富だ。でも、それでユーザがワクワクするような製品、本当に使いやすい製品がいくつも出てきているだろうか。むしろ、消費者は同じような製品に退屈しているのではないか。便利な製品なら豊富にある。だけどそれは「喜び」をもたらしてくれる「最高の選択」なのだろうか。人々の気持ちを満たすことがアップルのこだわりであり、同社のいう体験だ。

あたながそれを意識することは滅多にないでしょう。
でもいつもその存在を感じているはずです。これが私たちの署名です。
「Designed by Apple in California」。
それは、アップルだけが提供できる体験の証しです。

見た瞬間、身をわななかせ、Personal Computerの歴史に確実に名を刻む驚天動地のモンスターマシン"MacPro"を発表する一方で、広く普及している部品だけでスマートフォンiPhoneを組み立てるアップルは、ともすれば相反する設計思想のようにもとれるが、実は根底に流れているのは「Designed by Apple in California」なのだ。

直近のネット情報ではどうやら9月ぐらいにiPhone5S & 廉価版iPhoneが登場するとのこと。前記事でも掲載したようにWindows Phone Nokia Lumiaは低価格ながらも誠に素晴らしい製品に仕上がっていた。個人的にはiPhone5Sよりも廉価版iPhoneの出来映えが気になってしまう。

【追記1】 更新頻度が落ちています。【http://blog.livedoor.jp/】ドメイン一括ページランク0指定 by Google & Google八分により落ち込んで意欲がなくなったかということは殆ど無く、むしろこれからiPhone5S発表に向けてやる気満々・・・・なのですが、従来から継続している仕事の佳境が7月になり、正直更新がしんどい状況に。

もう少し手を抜いて更新頻度を上げる手もあるんですが、記事の質を落とすぐらいだった休載するほうがましなので、どうしてもこういう風に頻度が落ちてしまいますね。

【追記2】 書き込んでもらいました方、記事投稿を優先しました。明日までお待ちください。

Lancer2000lancer2000 at 22:22│コメント(5)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2013年05月06日

米アップル、9年ぶりに米国で本格生産 中国コスト高など背景

確か今年からMacintoshの一部を米国でも製造するアップルだが、基本は工場を持たずに外部に製造を委託している。その代表的な会社がこのブログでも何度か掲載した鴻海(ホンハイ)精密工業だが、調べてみたらその設備投資額があまりにも巨額すぎるのでびっくりしてしまった。

素人目に考えれば工場を持たないで企画設計に専念しているのであれば、設備投資額は極端に少ないはずなのだが然にあらず。2012年はソニー2049億円の3倍近い5893億円もの設備投資を行っている模様だ。この約6000億円弱の設備投資額がいかに巨額かは、日本を代表する製造会社であるトヨタ自動車のそれと比較すれば一目瞭然だ。

トヨタ公式サイトによると、2010年から2012年度の設備投資額はおおよそ6000~7000億円強。自動車製造会社であるトヨタとITハードウェア企業であるアップルの設備投資額を比較するのは無理があることは承知だが、それにしてもすさまじい金額の設備投資額であることは間違いない。なにゆえにそれほどの設備投資が必要なのかは記事最後に掲載した日経新聞の記事をお読みいただきたいが、もはや人知を越えた執念とでも形容すべきその理念の追求にはただただひたすら感服するのみだ。

さて前々からアップルデザインのまとめ記事を作りたいなと思っていたのだが、これ、単なるコピペのように思われるかもしれないが作るのは結構大変なのだ。時間があるときにしかできない作業なのでこのゴールデンウィークを逃すと、おそらく夏。となるとiPhone5Sは間違いなく発売されているだろうし・・・・ということでその前に投稿したかったのだが、ようやく完成することができた。

機能や仕様を度外視し、ことデザインだけに限定すれば、現時点でのアップル全製品の質感の高さは神の領域に到達しており、他社製品は比較対象の土俵にすら上がることを許されないほどの圧倒的な差を今でも感じる。デザインとは、好む好まざるとを問わず、人間の深層心理に奥深く、確実に刻まれるものだと定義するのであれば、アップル製品は追随者が皆無の至高の極みにいるといっていいかと思う。

iPhoneやiPadの使い勝手の良さや素晴らしさを称えた記事は星の数ほどあるが、デザインに言及した記事は驚くほど少ない。このブログに初めて訪れた方にお勧めしたいのは、以下に再録した記事の最初【現代工業最先端技術を注ぎ込んで製造されたAppleTVリモコンとiPhone5にユニボディが搭載されたら】。このリモコンの製造方法は専門家でさえ今もって断定することができないのだ。

過去に掲載したiPhone,iPad,iPod touchなどのデザインに関する記事のまとめ

投稿日 上段:記事名称 下段:記事内容の抜粋 
2012年06月19日現代工業最先端技術を注ぎ込んで製造されたAppleTVリモコンとiPhone5にユニボディが搭載されたら
とまあ、ここまではよくあるアップルの話で特段驚くべきことでもないのだが、ちょっと凄すぎるのはこのアップルTVのリモコンの製造方法だ。なにが凄いってこの写真をまずは順番に見ていただきたい。そう、このリモコンには継ぎ目、継ぎ手が一切無いのだ。となるとここで生じるのは以下の疑問だ。金属加工パーツに継ぎ目、継ぎ手が一切無いとなると、ボタンなどの可動部分は一体どうやって作っているのだろう?

2012年08月13日工業製品としての美しさと質感を極めるアップルユニボディの秘密とiPhone5
それにも関わらずアップルが、このユニボディと呼ばれるアルミニウム切削方式を採用する理由はただ一つ。継ぎ目・継ぎ手・溶接・接合箇所を排除したいのだ。そして排除することにより、より一層質感を高めてモノとして美しく、そしてきらびやかに見せたいのだ。
 
2012年09月22日新型 iPhone5の工業製品としての完成度が高すぎて度肝を抜かれた
 au iPhone5を購入したので、いざ実際に設定作業をやろうとしてまじまじとiPhone5を見ていたら、これはちょっと凄いなと思った。なにが凄いって、これ、一体どうやって組み立て加工しているのだろうっていうことだ。思うに昨日 iPhone5を購入した工業製品のデザイナーって後頭部をハンマーで思いっきりぶん殴られたような衝撃を受けたに違いないのだ。 

2012年09月24日 新型 iPhone5のドコモ運用はメリットが殆どないので、素直にau iPhone5を買って良かったと思う 
Iveとはジョナサン・アイブのことだが、確かに狂っているといえば狂っている。なぜなら従来の携帯電話とは根本的に製造方法が異なる手法を編み出し、しかもそれを、繰り返すが、販売台数年間1億台を越える商品に適用しようとしているのだ。その発想力に改めて度肝を抜かれてしまうが、それを理解するには上記書き込みに引用されているもう一つの記事を読むとよく分かる。 

2012年11月03日 異次元空間に突入したiPhone5 & iPad miniの端末としての質感
 自宅内の様々な生活道具を見て欲しいのだが、同一平面上で相反する仕上げをするときには普通は別パーツを使う。なぜなら同一素材、同一平面上でミラーとつや消しという全く逆の仕上げをするとコストが上昇すると同時に、その境目(下図D部分)の仕上げが凄く難しいのだ。 

2012年11月27日 神の領域に到達したアップルデザイン!次世代 iPhoneに搭載が噂されている夢の新素材とは? 
 これまで筆者はiPhoneを評価した記事で、「神は細部にこそ宿る」という、よくある表現を使ってきた。だが、iPhone5の細部の完成度を表現する言葉としては、いささか物足りない。同様の表現を使うならば、もはや「神をも凌駕する完成度」とでも言ったら、言い過ぎだろうか。
2012年12月20日 いまだに他社の追随を許さないiPhone5タッチパネルに隠された戦略 
 この記事からは、アップルは自社主導で数々の特許を持つタッチパネルを開発し、他社が容易にその技術を利用できない戦略を採用していることが分かる。ほぼアップルの独壇場と言っても良いユニボディが産み出す比類の無い質感と同様に、タッチパネル技術でもその追随を許してなるものかということなのだろう。
 
2013年03月03日デザインと質感で iPhone5の領域に到達しつつあるハイエンドHTC Oneの魅力とその価格
 HTC Oneはアルミニウム削り出しのユニボディで、そのケースの製造にはだいたい200分くらいかかります。見た目はLumia 920みたいに重そうですが実際は驚くほど軽く、ひんやりした感触は個人的には好きです。重量は143g、背面がテーパードになっていて持ちやすいです。HTCの前世代モデルの一部とは違い、HTC Oneにはプレミアム感があります。
 
2013年03月15日究極の機能美を感じさせるiPhoneのホームボタンとiPod touchの表面処理の謎に迫る! 
 モノづくりの仕事に従事している人ならば理解してもらえるかと思うが、別素材を組み合わせ時に隙間・段差を知覚させないのは現代工業技術では不可能に近い。常時固定部品ならまだしも稼働部品で継ぎ手の存在を皆無にすること、あるいは隙間を0にすることはできないのだ。

その、ともすれば不可能とも思える、もっと言えばアップル以外の全工業製品のデザイナーを持ってしても挑戦しようとすら思わない目標に果敢に挑戦したアップルのモノ作りの原点がiPhoneやiPadのホームボタンだと思うが、iPhoneやiPadを所有している人はぜひ今一度ホームボタンと周囲のガラスパネルとのつながりを確認して欲しい。
 
2013年04月01日iPad miniを分解するとジョブズのDNAが至るところに息づいているという事実 
 詳細はこの後に引用する日経新聞記事をお読みいただきたいが、次から次へと展開されるアップルマジックショーはまさに読む者を陶酔の世界に引きずり込み、しばし諦観の境地、いやもとい、達観の境地へ導こうとしているかのよう。プライドなのか、理念なのか、それとも遺伝子なのか、あるいはそれら相乗効果のなせる技なのかはジョブズやアイブに聞かないとわからないが、確実に言えることはただ一つ。アップル以外は誰もやらないということだ。

彼ら自身が公言しているようにBest One & Only Oneを目指すという言葉に偽りはない。繰り返すが、iPhone5以降、アップルデザインは新次元である神の領域に到達し、追随者は存在すらしないと思わせるに充分な記事だった。ジョブズのDNAが隅々にまで息づいていることを教えてくれた記者に感謝したいと思う。
 
2013年04月07日 ドコモiPhone発売によるメーカーの淘汰の可能性と次期iPhone5Sのデザインがちょっと驚き
 ここからは完全妄想の世界に入ってしまうのだが、もし本当にこのデザインでiPhone5Sが発売されるとしたら、これは驚愕以外のなにものでもないのだ。というのも真ん中が厚く、両端部が薄い製品の場合、ホールド感は確かに優れるものの、部品の集積配置の制約が一段と厳しくなり、その困難さは従来の、直方体形状のスマートフォンなど比べものにならないからだ。

 


数字が語るアップル「デザイン経営」のすごみ 設備投資に5900億円
2012/4/19 7:00

◇設備投資額 3320億円

工場を持たないファブレスメーカーという印象が強いアップルだが、その設備投資額は実はソニーの2049億円をはるかに上回る。2011年は3320億円を注ぎ込んだ。2012年はさらに増額して、5893億円もの設備投資を行う計画だ。

巨額の資金を活用し、同社は何千台という単位の大量の切削加工機やレーザー加工機を導入。これらを製造委託先の加工工場に貸し出すことで、1枚のアルミ板を削り出して形を作る「ユニボディー」構造など、これまでの常識では考えられなかったデザインを生み出した。実はアップルは新しいデザインを実現するために相当のリスクを負っているのだ。
モノ作りの常識から考えると、製造委託先の工場や自社工場が持つ既存の生産設備に合わせた加工ができるようにデザインを行うのが当たり前だ。しかしアップルのアプローチは逆。実現したいデザインに合わせて、加工設備をゼロから工場に導入させるのだ。

その代わりに生産設備のみならず検査機器までをアップルが用意する。これらをどのように使いこなせばアップルが求める品質のデザインが出来上がるか、というレシピも添えて設備をサプライヤーに貸与する。こうして安定して高い品質のモノ作りを行う態勢を整えている。あるサプライヤーの幹部によれば「アップルのモノ作りに対する知識は、生産の現場で働く工場の技術者よりも豊富だ」と言う。

生産設備をアップルが握っているので、製造委託先の加工工場がほかのメーカー向けに同じ加工技術を提供することはない。デザインの流出を防ぐと言う意味でも、アップルが設備を持つ意義は大いにある。

アップルが目指しているのは、新しいモノ作りのシステム。同社は決して、企画とデザイン、マーケティングだけの企業ではない。


Lancer2000lancer2000 at 18:41│コメント(2)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote