プロジェクトファイ

2016年08月21日

スマホ1GBプランに変更しようとしたら毎月割の適用外でゲンナリしたという話【au・ソフトバンク】
例えばauで秋にiPhone 6sに機種変更した場合、たいてい毎月2435円が通信料金から2年間割り引かれます。これが毎月割です。ソフトバンクでは月々割と呼びます。1GBプランに変更するとこれが無くなるので、3GBから1GBに変更したにも関わらず、月額で1132円も負担が増えてしまうのです。もちろん月々サポートが切れているユーザーならお得なのでしょうが、これは例外的なケースと言えます。(途中省略)

実はこの1GBプラン、誕生の背景には総務省からの携帯料金引き下げ圧力に応じて、キャリア側が仕方なく用意したという事情があります。とはいえ、消費者目線では安くなっておらず、むしろ3GBより高い1GBプランが本当に必要なのかと思ってしまいます。

スマホ・ガジェットカテを覗きに来る人ならば、スマホ1GBプラン・毎月割適用外はすでにご存じのことだろうが、考えてみればこれはおかしな話だ。自分の場合、auの3GBプランに加入しているが、毎月のデータ使用量は多くの月で1GBを下回っており、3GBを使い切ることはまずない。1GBプランがあればすぐにプラン変更したいところだが、毎月割適用対象外なので二の足を踏んでしまうわけだ。

さて早いもので新型Nexusが発売される季節が近づいてきた。現行Nexus5Xを購入してからまだ二月も経過していないので、新型が発売されたらどうしよう?買い換えるべきか?でも現行Nexus5Xでもまだまだ充分行けそうだし・・・と逡巡しているが、それにしてもNexusは魅力的な端末だ。

【保存版】Google Nexus5X購入直後のプリインアプリとシステムアプリの一覧表

【保存版】Google Nexus5XとキャリアAndroidスマホ購入直後のプリインアプリとシステムアプリ完全比較

「Nexus」シリーズがオリジナルの写真や動画をGoogleドライブに無料&無制限で保存できるように

機動迅速・動作快適・遅滞皆無とあって端末そのものの出来映えは文句なしだが、実は米国では料金面でも魅力に満ちあふれていることはあまり知られていない。

グーグルの格安スマホ 135カ国で快適通信
2016/8/15

周りでグーグルの「プロジェクト・ファイ(Fi)」を利用する人が増えている。

プロジェクト・ファイは、グーグルのMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスで、要は携帯電話をメジャー通信会社との契約よりもずっと安く利用できるものだ。ただ、これまでのMVNOとはいくつも異なった利点があって、それが携帯電話は本来こうあるべきでないか、という気持ちにさせるのだ。

まず、料金だが、基本プランはひとつしかない。月額20ドルで通話とテキスト、そしてWi―Fiテザリングが無制限に使える。

これにデータ料が1ギガバイトあたり10ドル加わる。データは使わない分は次の月に持ち越され、また最初に設定した量を超えると使った分だけ課金される。利用状況にもよるだろうが、この料金はおそらく従来の携帯電話契約の3分の2以下の価格なのではないかというのが、ざっとした感覚だ。

そして、契約上の縛りがないことも新しい。登録費や、2年間といった契約期間の規定もなく、途中で契約を中止してもペナルティーがつかない。支払うのは、毎月の利用料だけだ。

MVNOでも他社と異なるのは、複数の通信会社と提携している点だろう。米国ではスプリント、TモバイルUS、USセルラー。その場所、その時でもっとも速いネットワークに接続することができるのだ。

これは海外でも同じで、世界の135カ国で同じ携帯電話がそのまま使える。つまり、海外用携帯をレンタルすることも、SIMカードを入れ替える必要もないということ。その際、テキストは基本料金に含まれ、通話は1分あたり20セント、そしてデータ利用の料金も、米国と同じ1ギガバイトあたり10ドルだ。
20160822_Nexus_1
私が知っているプロジェクト・ファイの利用者は、海外出張や旅行に出かける人も多く、特に海外滞在中に使い勝手の良さを痛感するらしい。携帯電話に国境がなくなった感じだ。当初は、海外でのデータの速度が遅かったのだが、今はそれも改良されており、不都合は感じないという。

さらにもうひとつの利点は携帯通信とWi―Fiとを自在に切り替えることだ。Wi―Fiの信号の方が強ければそれを利用し、圏外へ出ると自動的に携帯通信に移る。

たとえ通話中でもその移行がシームレスで、障害を感じないという。携帯通信ネットワーク間だけの切り替えだけでなく、そこにWi―Fiネットワークも組み込まれている。Wi―Fiを利用することで、最終的に料金を安く押し下げることにつながっているのだ。

現在、プロジェクト・ファイは米国内でしか申し込みができず、また利用できるスマートフォンもグーグル製「ネクサス」の3種類に限られている。国内外の異なった携帯通信に対応するよう作られた製品だ。これを購入するために数百ドルの初期コストがかかるが、十分に元が取れる。

プロジェクト・ファイは、利用可能な135カ国は米国人の旅行先の97%をカバーするものだとうたっている。ただ、都市部から離れた辺ぴな地域などでは利用ができなくなることもあるようで、そのあたりはユーザーのフォーラムで「○○では使えました」とか、「○○では、○○デバイスの方が良かったです」といった意見交換がさかんに行われている。

100%完璧には作動しないことがあるようだが「海外でもこんなに簡単に安く使えてうれしい」という雰囲気が伝わってくる。

携帯電話の不便を仕方がないと我慢していたが、プロジェクト・ファイはかなり理想型に近づいていると感じるのだ。

まとめると

■プロジェクト・ファイは、グーグルのMVNOサービスである。
■キャリア契約よりも格安で利用できる。
■料金明細がシンプルかつ明朗である。
■月額20ドル(約2000円)→通話・SMS・テザリング無制限。
■データ→1GB・1000円→翌月繰り越し可。
■途中解約可の月額課金なので縛りなし。

自分の場合、auの毎月の支払料金は端末代金を除いて6200円。プロジェクトファイをもし利用できれば、おそらく3000~4000円程度で済む計算になり、記事文中の【おそらく従来の携帯電話契約の3分の2以下の価格なのではないか】と合致する。

キャリアの硬直した料金体系を打破するためにも、グーグルまたはアップルには常々MVNOサービスを展開して欲しいなと考えているが、果たして今秋発売されるiPhone7 & NexusでMVNO参入はあり得るのか?東京オリンピックまであと4年を切っているので何かしらの新しい動きがあってもいいような気がするのだが・・・

招待不要になったGoogleのMVNOサービス「Project Fi」、今知っておくべき5つのポイント

Lancer2000lancer2000 at 17:59│コメント(1)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック