IGZO

2013年07月24日

朝三暮四型・携帯電話販売の終焉が刻一刻と近づいていることを教えてくれるWindows Phone 8 "Nokia Lumia 520"の完成度の高さ

Windows Phone8 Nokia Lumia520とAndroid ZETA SH-02Eを交互に使い分けているが、気温が高くなると発汗に敏感なのはシャープIGZO液晶パネル。iPhone5,Lumia520は10~15分程度の長電話をしても問題がないのだが、SH-02Eは通話終了後に画面反応が極端に悪くなる。

長電話が終わった後に到着したメールを読もうと、画面を押しても無反応になってしまうのだ。購入直後の2012年冬には長電話をしても反応が悪くなることはなかっただけに、これはIGZO液晶パネル固有の現象?あるいはまだまだIGZO液晶パネルが発展途上段階?なんて考えてしまう。

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それにしてもLumia520は完成度の高い端末だ。Windows Phone8の日本語対応アプリが極端に少ないためにiPhone5やSH-02Eと比較すると使い勝手は確かに悪い。これ、安いから買ってみなよとは決して人に勧めることができないぐらいにアプリ環境は貧弱なのだが、端末そのものの完成度は群を抜いている。

通販サイト購入金額約17,000円、米国スーパーマーケットでは約130ドル(約13,000円)でばらまかれている端末としては出色の出来映えだが、このLumia520を使用していると従来型のガラパゴススマートフォンの6~8万円、さらには店頭での頭金1万円て一体何なの?って思ってしまうのだ。

日常生活を過ごすうえで、Lumia520で支障を来すことは全くなく、通話・メール共に実に使いやすい。Windows Phone8の特質なのか?あるいはLumia520の性能が素晴らしいのかは不明だが、特に秀逸なのが無線LAN環境化でのスカイプ通話。Lumia520,SH-02E,iPhone5の順に通話品質が悪くなり、Lumia520のスカイプ通話は時折、固定電話通話をしているのかと錯覚するほどだ。

多忙な毎日を過ごしているために長電話は多いのだが、最近はSH-02Eで長電話をしていると横幅が68ミリと広いために、持ちにくさから手が疲れることに気がついた。なので横幅64ミリのLumia520や横幅58.6ミリのiPhone5を多用したくなるのだが、長電話をするときや通話主体の時にはやはり大画面スマートフォンは使いにくい。

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Nokia Lumia 520 & ドコモモバイルルータ"L-03E"でWindows Phone 8を楽しむ

GALAXYシリーズに代表されるAndroidスマートフォンの大画面化は確かに受け身主体の動作の時には利便性が高く、快適さをもたらしたが、通話主体の人達にとって、あるいは手が小さい小柄な女性にとっては決して使いやすいスマートフォンではないのだ。

4.9インチIGZO液晶パネル搭載SH-02Eと4インチIPSディスプレイのLumia520のバッテリー持ちを比較するのも酷かもしれないが、自分の使い方でSH-02Eは2日間バッテリーが持つことは殆どないのに対し、Lumia520は結構バッテリーが持つことが多く、2日に一度の充電でもなんとかなる。なんだ、長持ちなのね、と思うこともしばしばで、こういうときに小画面?スマートフォンの恩恵を如実に感じてしまう。

そしてLumia520はタッチしたときに画面応答、画面を切り替えたときの描画速度、そして上下左右のスクロールが実にスムーズで端末を操作しているときのフィーリングや上質さはiPhone5と同等なのだ。13,000円~17,000円でばらまかれている携帯電話として文句があろうはずもなく、一刻も早くここ日本でも発売して、その素晴らしさを多くの人に分かって欲しいと思うのだが、逆にキャリアからすればこれほど迷惑千万なスマートフォンも珍しいのだろう。

通話・メールという携帯電話の基本は抑えつつも、端末自体はiPhone5と同等の完成度を持つLumia520を使用していると、改めて携帯電話の使いやすさは何だろうと思ってしまう。携帯電話を使用する環境は人によってそれぞれ異なるためにこれがベストだとは言い切れないのだが、自身の環境化で考えると、iPhone5,SH-02E,Lumia520の中から選ぶとすればやっぱりiPhone5。

通話・メール・ハード仕様・アプリ環境・カメラなどのそれぞれの項目で採点すると、突出した分野は何一つないのに対し、各項目において満遍なく高得点を挙げているスマートフォンといったらいいのか、iPhoneはいろんな意味で扱いやすいのだ。Lumia520のアプリ環境がiPhoneと同等になるまでには少なくとも数年はかかることを考えると、ここしばらくはiOS & Androidが二大勢力として覇権を争うことになるのだろうが、個人的には鼎立の一角に食い込めるだけの実力を兼ね備えたWindows Phone8を再認識させてくれただけでもLumia520は購入した甲斐があった。

アップルCEO、「すばらしい新製品」投入を示唆 今秋にも
2013/7/24 6:17

【NQNニューヨーク=川内資子】米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は23日発表した4~6月期の決算資料で、「(今年の)秋や2014年にかけて投入する、すばらしい新製品群に取り組んでいる」と述べ、早ければ数カ月以内にも有力な新製品を公表する計画を示唆した。

本日のアップル公式発表で一番の注目はなんと言っても上記の発言。【早ければ今秋にも素晴らしい新製品が投入される】に耳目が集まりがちだが、この発言は次のように解釈するのが正しいのかもしれない。

オマエたちにはこんなに革新的なモノは作れないだろう?と全世界のPCファンの度肝を抜いた超弩級モンスターマシン"Mac Pro"は、アップルにしては珍しく発売前にその雄姿をお披露目したが、その姿をいまもって披露することができない【今秋投入予定の新製品】は"Mac Pro"以上に素晴らしい可能性があるわけだ。ひょっとしたらあの"Mac Pro"が前座なのか・・・・と思わせるほどの新製品を期待したい。

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米アップル、2四半期連続減益 iPad不振で純利益22%減
2013/7/24 6:03

【シリコンバレー=岡田信行】米アップルが23日発表した4~6月期決算は純利益が前年同期比22%減の69億ドル(約6860億円)となり、2四半期連続で前年実績を割り込んだ。スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売は堅調だったが、タブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」の販売が落ち込んだ。

売上高は1%増の353億2300万ドルとなり、4~6月期としては過去最高を更新した。1株利益は7.47ドル(前年同期は9.32ドル)。売上高、1株利益ともに証券アナリストの事前予想平均を上回った。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は声明で「いくつかの驚くような製品を今年秋から2014年にかけて送り出すために注力しているところだ」と述べた。

製品別の販売台数は「iPhone」が20%増の3124万1千台。「iPad」が14%減の1461万7千台。パソコン「Mac(マック)」は7%減の375万4千台。携帯プレーヤー「iPod」は32%減の456万9千台だった。

アップル、停滞か助走期間か 「沈黙」の9カ月
2013/7/24 14:50

米アップルの2013年4~6月期業績は、2四半期連続の減益となった。売上高が前年同期比で微増となるなど、市場予想を上回ったことから米株式市場で同社の株価は一時5%以上値上がりした。ただ約10年ぶりの減益となった1~3月期から回復しなかったことで、同社の「成長神話」に陰りが出てきたことは否めない。アップルは今、同社が停滞期へと突入するか、あるいは再び高い成長を実現できるのかの瀬戸際に立っている。

■今秋発売のパソコンを“チラ見せ”

最も注目すべき点は、昨年10月に低価格版のタブレット(多機能携帯端末)「iPad mini」を発表して以降、約9カ月にわたって革新的な新製品を投入するに至っていないことだ。同社はこれまで高付加価値のある先進的な製品を次々と投入し、世界各国で生まれた熱狂をそのまま利益に転換する戦略で成功をおさめてきた。そのペースが明らかに鈍ってきている。

同社の焦りを象徴するのが6月に開いた開発者を対象とした会議「WWDC」での一こま。ティム・クック最高経営責任者(CEO)ら幹部が登壇した基調講演で、今秋発売予定のプロ向けパソコン「Mac Pro(マックプロ)」を“チラ見せ”したのだ。同社が発売前の製品を披露するのは極めて異例。WWDCでは目玉のハードウエアを発表することが恒例になっており、「なんとか取り繕うために無理して出してきた印象」(国内パソコンメーカー関係者)とも受け取れる。

同社は良くも悪くもハードウエアの会社だ。魅力的なハードウエアで消費者と接点を持ち、そのうえで垂直統合型でソフトウエアやサービスを提供して独自の生態系を作り、そこにユーザーや開発者を囲い込む。ソフトウエアやサービスは魅力的な生態系を作るためのツールで、利益の大半はハードウエアからかせぐ。同社の四半期ベースの売上高を製品種別ごとにみると、実に9割をハードが占め、音楽配信やアプリ配信は1割にとどまる。

■低価格製品の人気が利益率を圧迫

同社が2四半期連続で減益となったのは、低価格商品が利益率に影響を与えたものだ。

ハードウエア製品の中でも、4~6月期に3124万台を販売したスマートフォン(スマホ)iPhoneが、売り上げは約181億5400万ドルと全売り上げ353億2300万ドルの半分以上を占め、同社の屋台骨を支える存在である。しかしながら、このiPhoneも前年同期と比べて台数が20%増えたものの、売り上げは15%増にとどまる。

一方、もう1つの主力製品であるiPadは、前年同期比で台数が1461万台と14%減になり、さらに売り上げは63億7400万ドルの27%減と大きく落ち込んだ。

クックCEOは昨年10~12月期決算の場で「(旧型の)『iPhone4』と(低価格な)『iPad mini』が終始品薄だった」と発言。同社のイノベーション(革新)を象徴する最新型「iPhone5」や高精細液晶『Retina(レティーナ=網膜)』を搭載したiPadより、低価格製品の支持が広がっていることを印象づけた。

スマホやタブレットといった市場では、アップルのライバル各社が新興国市場を狙っている。アップルの4~6月期の地域別売り上げでは米国・欧州・日本が全体の7割と前年同期から横ばいで、新興国での売り上げは高まっていない。アップルとしては、“アップルらしさ”を保ったまま新興国向けの安価な製品を開発することが経営上の重要課題となっている。新興国を攻めるため廉価版のiPhoneを開発しているとの噂がしばらく絶えないのはこうした事情からだ。

見逃されがちだが実はアップルは、時間をかけて競合他社よりコストパフォーマンスに優れた製品を作るということは苦手ではない。

例えば2008年1月に「世界一薄いノートパソコン」と銘打って華々しくデビューさせた「Macbook Air」が典型。当初は約23万円からと、イノベーションをそのまま転嫁した価格で発売したものの、それでも熱狂的なファンがまず飛びついた。それから5年の期間を経て徐々に高性能化と低価格化という2つの難題をクリアし、いまでは10万円を切る手ごろな価格を実現している。ここ数年世界各地のカフェなどでMacbook Airを広げている人を多く見かけるのは、単にデザインのかっこよさだけでなく、現在のコストパフォーマンスの良さが広く支持されたためだろう。

■光り輝く製品を再び出せるか

クックCEOは今決算の資料の中で「今秋から2014年にかけていくつかの驚くような製品を送り出すために注力している」と述べている。大型製品発表を控えMac Proをチラ見せしてまで開発に取り組んだ「驚くような製品」がなにかいやが応でも期待が高まる。

その一つになる次世代のスマホやタブレットでは、単にスペックで競合に勝つのではなく、他社にはない新しい魅力を盛り込んでこなければ、常に驚きを求めるファンや株主は許してくれないだろう。また噂されているウエアラブル型コンピューター「iWatch(アイウォッチ)」に関しても、「iPhone」「iPad」発表時のようなずば抜けた革新性を打ち出せなければ、多くの消費者がまぶしく見ていた銀色に光る林檎マークは輝きを失ってしまう。

9カ月間以上にわたる「沈黙の時」は、今後の飛躍への助走期間だったのかそれとも停滞期突入のサインだったのか――。明らかになるのは、例年9月ごろ開く年末のホリデーシーズンをにらんだ新製品発表会になるはずだ。それまでは、同社がじっと耐える試練の時が続く。


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2013年07月15日

それにしても先週の東京は猛暑だった。そんなに頻繁に出かけていたわけではないが、外出時にZETA SH-02Eで長電話をしていると困ったことが一つ発生した。どうやら耳もと周辺の汗がSH-02Eの画面に伝わったらしく、挙動がおかしくなるのだ。通話終了後に届いたメールをチェックしようと画面をタッチしても無反応。しばらく放置しておくと何事もなかったように画面が反応するので、これが巷間伝えられている敏感すぎるIGZO液晶パネルの弊害なのだろう。

AQUOS PHONE ZETA SH-02Eの製品アップデート情報

ちなみにSH-02Eは良アップデート(2013年2月28日)と悪アップデート(2012年12月19日)を繰り返しており、悪アップデート時の対応に手間暇がかかることから全てのOS自動アップデートは禁止にした。禁止にしてもなんら困ることは全くなく、実に快適にSH-02Eは動作するので、基本OSアップデートはそのアップデート内容を自分が必要としないのであれば、律儀にアップデートしなくてもいいような気がする。

公式サイトを見ると過去に4回のアップデートがあるらしいが、5月8日分と6月3日分は完全にスルー。SH-02E自体はなんのトラブルもなく快適に動作していたので、危険を冒してまで無理にアップデートする必要もあるまいとの判断だった。

が、ネット情報では、画面に水滴が付くことにより発生する画面暴走が改善されるとの指摘があったために、思い切ってアップデートをすることにした。どうやら今年は猛暑らしいし、今後も外出時に水滴が付くことにより画面無反応ないしは画面暴走が始まる可能性は少なからずある。

アップデートする気がなかったので、5月8日と6月3日アップデートの風評は殆ど知らず。つまり良アップデートなのか悪アップデートなのかが分からないわけだ。ユーザ側で自衛意識を働かせ、良なのか悪なのかを判断してアップデートをするというのも本末転倒のような気がするが、現時点ではガラパゴススマートフォンを使用する以上、誰しもが避けて通れない道、やむを得ないかなと思っている。

一応調べてみると、功罪相半ばといった印象でアップデートすることにより改善されたとの指摘もあれば、その逆もある。こうなってくると単なる上書きアップデートではなく、端末初期化から行った方が得策だ。というのも急がば回れではないが、経験的に時間を節約しようとして上書きアップデートをしたはいいけれど、何となくシステム状態が不安定、で、結局のところ初期化からもう一度やり直す・・・・といった事例をたくさん見ているからだ。

Android端末アップデート時によりOS安定度が増すかもしれない7つの方法

このブログでは何度か書いているが、端末初期化をすることなくして行う大規模アップデートは正直なところあまりお勧めできない。Nexus4に代表されるようなグローバルAndroidスマートフォンならまだしも、国産独自仕様のガラパゴススマートフォンになると、キャリアまたはメーカー独特のしがらみが発生するために、どうしても素のAndroid OSとの整合性が取れなくなってしまうのだ。

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購入以来Nexus7も5,6回ほど初期化作業を行っているが、素のAndroid端末は実に快適にトラブルとは無縁に動作する。不純物といったらキャリアやメーカーの方に失礼かもしれないが、素のAndroidの完成度を押し下げているのが、いわゆるキャリア独自のアプリや仕様なのだ。その意味で、【不純物】が内包されたままOSアップデートを行うと、その【不純物】は新しいOSの仕組みを理解できないために衝突を起こし・・・・ということになってしまう。

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久方ぶりにOSアップデートとソフトウェアアップデートを同時に行い、一番驚いたのはその容量だ。公式サイトによると、OSアップデート+ソフトウェアアップデートの総和がなんと837MB。83.7MBの間違いじゃないの?と思ってよくよく調べてみたが、やっぱり837MB。OSアップデートの容量が○○MBで、ソフトウェアアップデートの容量が○○MBとは明記されていないものの、単純にAndroid 4.0 → Android 4.1.2へのアップデート容量にしては尋常ならざる数字と言っていいだろう。

公式サイトを見ても2013年7月1日のアップデートは、【メッセージアプリを横画面で使用時、送信ボタンを押下してもSMSが送信されない場合がある】【下記以外にも、より快適にご利用いただくための更新や一部仕様および表示変更などが含まれています】と書かれているだけで、具体的な説明は一切なし。数値から想像するのみだが、おそらくZETA SH-02Eが発売されたときのAndroid 4.04からAndroid 4.1.2のOSバージョンアップに伴い、標準で搭載されている独自仕様のアプリにも相当手を入れなければならなかったのだろう。

アップデートインストールで具合が悪くなったZETA SH-02Eをオールリセットしてみた結果

さてSH-02E内蔵の取扱説明書によると、オールリセットは以下のように記述されている。

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AQUOS PHONE ZETA SH-02E No.1
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AQUOS PHONE ZETA SH-02E No.2
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ということで、まずはオールリセット画面で、【本体内データを消去】、【microSD内データを消去】を選択し、SH-02Eを工場出荷時の状態に戻す。不純物が一切含まれていないまっさらの状態に一度戻し、その後にAndroid 4.1.2へのOSアップデートを行った。そして2013年7月1日提供の【ソフトウェア更新】を実施。

現時点ではこの順番でOSアップデート及びソフトウェア更新作業を行ってから、自分が使用するアプリをインストールしていくのが適切のように思うが、ここまでに要した時間は約2時間ほど。日常使用するアプリを全部インストールし、それぞれのアプリの設定作業を済ませただけに結構時間がかかったが、これで何かしらの障害が発生するのであれば、もう個人の力ではどうにもならないということだ。

あとは素直にドコモショップの話の分かる人に症状を伝えた方がいいかと思うが、Android 4.1.2になっても特段の不具合は発生しておらず、快適さは相も変わらずで実にサクサクと気持ちよく動く。今更ながらSH-02Eの使い勝手の良さに惚れ惚れとしてしまったが、ただ対応アプリの本数を度外視して単純に端末完成度で比較すると、iPhone5=Nokia Lumia520>SH-02Eになってしまうのだ。

それぐらいにWindows Phone8 Nokia Lumia520は素晴らしい端末なのだが、次回はグローバルスマートフォンの諸問題について書くかもしれない。

Lancer2000lancer2000 at 19:23│コメント(0)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2013年03月13日

【2012年11月15日】 シャープIGZO液晶パネルを巡るアップル・サムスンのスパイラル連鎖

ちなみにiPadの液晶供給メーカーはサムスン・LG・シャープの三社。液晶パネルとしてはシャープIGZOがサムスン・LGよりも優れているのだが、製品品質を統一する必要からサムスン・LGに合わせる形でIGZOをデスペック(品質を落とす)し、わざわざ消費電力を上げるための仕様にしているとのこと。他社に合わせるために自社製品の品質をわざと落として納入するとは、逆に言えばシャープIGZOがいかに優れているかの証左となるわけだが、この業界、あっという間に追いつかれてしまうのは過去いくつもの事例が証明しているのだ。

前記事でも書いたが、2013年春には新型iPad5が登場すると思っている。より薄く、より軽く、そしてより高性能の10インチタブレットとしての王道を歩むのに不可欠なのはシャープIGZO液晶パネル。シャープの業績が絶好調であればアップルへの1社単独供給があり得たのかもしれないが、現状のシャープを取り巻く環境を見ていると、まさにジェットコースターそのもの。第20回転換社債の利回りはいま現在でも86.8%と危機的水準を通り越しており、経営に関して盤石の信頼を置けるとは言いがたい。

アップルからすればシャープからIGZO液晶パネル供給を受けるのがベストなのだろうが、過度のシャープ肩入れは万が一のときに生産ラインの停止を招くことになるために、返り血を浴びる可能性はあり得る。安定度からすればサムスンディスプレイ供給も選択肢の一つではあるが、法廷内外で熾烈な闘争を繰り広げているライバルだけに、部品供給でもできるだけ距離を置くようにしたい。すでに紹介した日経新聞に書かれているように、iPhone5ではサムスン外しが始まっているのだ。となると、来年春には登場すると思われるiPadの部品供給メーカーはどこになるのか?その時まで耐えられる余力がシャープにあるのかどうかまでは分からないが、いずれにしてもアップル・サムスンを中心にこの業界はスパイラル連鎖が生じていくのだろう。

【価格とRetina非搭載を度外視すればiPad miniが最強の7インチタブレットだが、モバイルルータとしても最強だと考えた理由】を投稿した後に考えたのは、もし次期iPadまたはiPadminiにIGZO液晶パネルが搭載されたとしたら、まさに鬼に金棒だろうということだ。強い者がさらに勢いをつけることを表す例えとして、虎に翼を添えるとかなう者はいないという意味で為虎添翼(いこてんよく)という言葉があるが、IGZO液晶パネル搭載iPadはまさに為虎添翼タブレットになり得る可能性を秘めている。

となるとアップルのみならず誰しもが思うのが、最近のシャープはどうなんだろう?という不安だ。一時期社債利回りが140%を超えたときにはさすがに持ちこたえられるかどうか疑心暗鬼になったが、ここに来て多少の落ち着きを取り戻しているとはいえ依然としてその利回りは20%を超えている。

こちらは本日朝刊に掲載されたドコモの社債。さすがに財務基盤盤石だけあって利回りに注目。
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2012年02月01日 2012年3月期が2900億円の赤字になると発表。

2012年03月27日 台湾・鴻海精密工業との資本業務提携を発表。

2012年04月01日 社長交代。奥田新社長、片山新会長の体制に。町田会長は退任。

2012年08月02日 通期予想を2500億円の最終赤字へと下方修正。

2012年08月30日 鴻海・郭台銘董事長が来日。シャープ幹部と協議せずに帰国。

2012年12月04日 半導体大手米クアルコムから約100億円の出資を受けると発表。

2013年02月01日 2012年10月~12月の営業利益が黒字化。

2013年03月06日 韓国サムスン電子から約103億円の出資を受けると発表。

2013年03月26日 【第1の関門】 台湾・鴻海精密工業からの出資期限。

2013年03月28日 サムスン電子からの出資、約103億円の払込期日。

2013年03月29日 クアルコムからの出資、約50億円の払込期日。

2013年4月~5月 【第2の関門】 2013年3月期決算発表。主要銀行に約束した下期黒字化の達成は?

2013年06月30日 【第3の関門】 主力2行による3600億円の融資の契約期限。

2013年09月30日 【第4の関門】 2000億円の新株予約権付社債の償還期限。


以上は東洋経済2013年3月16日号20Pより抽出したものだが、この1年間のシャープを取り巻く事象をざっと並べてもその株価同様にまるでジェットコースターのような乱高下を繰り返しており、一喜一憂、予断を許さない現状が続いているのだ。すでに4~5インチスマートフォンや10インチタブレットではアップルRetinaディスプレイ越えの解像度を誇る新製品が続々と発売されており、アップルにとってその意味で喉から手が出るほど欲しいシャープIGZO液晶パネルだが、このシャープの経営不安は逆に喉に突き刺さった小骨と言えるのかもしれない。

アップルが約1000億円を負担して生産設備を入れた、通称アップル専用亀山第1工場は2013年9月に発売となったiPhone5専用パネル工場だが、iPhone5の原材料投入が止まった現在、稼働率は急激に落ち込み、遠くない時期にパネル生産はいったん停止するという。そして隣接する亀山第2工場のiPad用のパネルは2012年12月に生産が止まったままだ。

このままでは前述の【第2の関門】を超えることはかなり難しくなるがゆえに、今回のサムスン電子からの出資を受け入れたのだろうが、このことがさらにアップルとの取引を縮小させる要因になることは容易に想像がつく。とはいえ背に腹は代えられないがためにサムスン出資となったが、それにしてもサムスン、韓国国内でも相当風当たりが強いという記事は散見されるのだ。

サムスンは、グループ売上高が韓国のGDP(国内総生産)の約2割を占めるほどで、同国内での影響力は絶大だ。ただ、サムスンは韓国国民にきわめて嫌われているという。ニューズウィークが2012年3月28日号で特集した『サムスンはなぜ嫌われるのか』では、冒頭でこう書かれている。

《アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)や日本のソニー、トヨタはアメリカや日本を代表する企業で、問題を抱えながらもそれぞれの国で誇りとされている。だが、サムスンは違う。これほど国民の反感を買っている企業は世界でも珍しい》

韓国国民がサムスンを嫌い、不信感を募らせている理由について、ニューズウィークはいくつかの理由をあげている。

韓国で最も嫌われるサムスン!? シャープ出資はXデー狙いとの憶測も

今回の提携で、サムスン側は「シャープの経営には関与しない」「新型液晶技術(IGZO)の提供は求めない」という考えを示したといわれる。傲慢企業の片鱗(へんりん)は全く見せず、資金不足に陥っているシャープの救世主に徹している。しかし、業界内には「サムスンの狙いはもっと深い」との声が少なくない。

韓国、台湾の企業事情に詳しい業界関係者は「今回の提携はサムスンがシャープに出資を頼まれたという単純な構図だと思う」と推測する。サムスン側の狙いについて「表向きはシャープを助けるという風に装ってはいるが、さまざまな狙いはあるはずだ。IGZOなど技術面で取り込む相手として、シャープは悪くはない相手だろう。技術提携を視野に入れているかもしれない」と解説する。

その上で、こんな大胆な筋書きを口にする。「シャープの経営が行き詰まってしまったとき、スポンサーとして名乗りをあげるための準備かもしれない」

■アップル、iPad4にIGZO液晶パネル搭載を目論むも、供給不安からデチューンIGZO液晶パネル搭載。
■アップル盟友、鴻海精密工業、シャープ株価急落に伴い、資本業務提携が暗礁に乗り上げる。
■Androidスマートフォンの市場シェアが高まるにつれ、アップルiPhoneのシェアが落ちる。
■アップルRetinaディスプレイ越えの新製品が続々と登場する。
■Android勢を引き離すために新型iPad5 & iPad miniにIGZO液晶パネル供給を目論む。
■シャープ、主要銀行に約束した下期黒字化の必達のためにサムスン資本を受け入れる。

アップル、サムスン、鴻海精密工業、そしてシャープの現況はまさに複雑怪奇で、各社の思惑が錯綜し、一寸先は闇の状態が続いていると言っていいだろう。破綻のトリガーを引きたくない主力2行による3600億円融資継続のハードルはまだしも、第4の関門は相当にハードルが高い。なりふり構わぬ生き残りへの賭けはついにサムスン資本受け入れとなったが、最後に笑うのはアップルなのか、それともサムスンなのか。いずれにしてもiPad5 & iPad mini2の液晶パネル供給メーカーが気になるところだ。

【追記】 記事投稿を優先しました。書き込んでもらいました方、今しばらくお待ちください。

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2013年02月04日

ドコモ冬モデル人気No.1 AQUOS PHONE ZETA SH-02E 対 iPhone5の徹底比較!

点数をつけると
iPhone5:SH-02E=52:48?
iPhone5:SH-02E=51:49?
iPhone5:SH-02E=50:50?
と迷うぐらいに完成度が高く、ドコモ冬モデルの中ではずば抜けていると思う。GALAXY S III αと比較できないのが残念だが、このレベルまで来れば正直韓国製端末を選ぶ理由は見当たらず、国産端末もようやく一皮むけたと感慨もひとしおだ。

個人的には外出時の受動的な使い方がメインのビジネスマンには、ありとあらゆる意味で大画面を活用できるので、iPhone5よりもSH-02Eが向いているもしれない。また、一部サイトでは神機種認定されているが、嘘偽りは全くないので安心して購入できる機種だと思う。


2012年12月01日 完成度の高いAQUOS PHONE ZETA SH-02Eはバッテリーも長持ちだった!


と評価したSH-02Eだが、購入してから2か月以上経過すると、多少の不具合が見つかるようになってきた。一番驚いたのはこの画面。これはYouTubeにアップされている他の人の動画なのだが、ほぼ似たような画面動作がいきなり始まったのでこれにはびっくりした。何の前触れもなく、唐突に始まると誰でも驚いてしまうかと思うが、たまたま読んだ2ch該当スレでその理由が分かったので一安心。なんでこのように画面が揺れ動くかというと、要するにIGZO液晶パネルの特性の一つらしい。



docomo AQUOS PHONE ZETA SH-02E part47

キッチンや風呂や雨の中傘を差しながら、また汗かきや運動時には使用が難しい
IGZOのノイズの少なさを生かし2mmのタッチ性能をウリにしているが
そのせいで、針の先ほどの水滴や水蒸気で操作不能、運が悪ければボタン押しっぱなし状態で暴走する
他機種も静電式パネルは水で反応するがSH-02Eはより過敏で、通常の生活環境で使用できない
(Panasonicにも同様のタッチ性能の機種はあったが以降は採用されていない)

実は手を洗った後によく拭かないでSH-02Eに触れたのだが、その際に直径4,5ミリぐらいの水滴がSH-02Eの液晶パネル上に落ちてしまったのだ。iPhone5だったらすぐにハンカチなどで拭くところだが、まあ防水携帯なんだから別に拭かなくてもそのうちに乾くだろうと思って、そのまま放置しておいたのがいけなかったようだ。水滴が落ちてから数秒後にはもう暴走が始まったことを考えると、IGZO液晶パネルはかなり敏感な液晶パネルなのだろう。とはいえ、次期モデルではそのあたりは当然改善されるだろうし、iPhone5同様に水滴を落とさなければいいわけだから、あまり気にする必要はないのかもしれない。

AQUOS PHONE ZETA SH-02Eの製品アップデート情報

基本アップデートはリリースと同時に行うことはまずなく、ネット上での情報を集めてから行うようにしている。いろんな意見があるのは知っているが、アップデートにより不具合が全面的に改善されるということはまずなく、いわゆる気休め程度ぐらいに考えておいた方が良いのだ。こういったら身もふたも無いかもしれないけれど、素性が悪い携帯はいつまで経っても悪いままで、抜本的な改善をアップデートに期待するのは酷というもの。だからこそ購入前の素行調査がとても大事なのだ。

最終的にはセキュリティホール対策のためにアップデートを行った方がいいのだろうが、いつも人柱報告待ちだ。なのでSH-02Eも人柱報告を読んでからアップデートするつもりでいたのだが、どうやらアップデートの自動確認がONになっていたためか、気がついたら最新版に変わっていた。が、どうもこのアップデートを行ってから具合が悪くなってきたような気がするのだ。

証拠はないし感覚的なものだが、まず顕著に見られる症状が充電台に置いてしばらく時間が経過しても、バッテリー残量が一向に反映されないということ。バッテリー残量が50%になったから充電しておこうか→1時間後にバッテリー残量チェックをすると相も変わらず50%のまま→再起動するとバッテリー残量が修正されて90%ぐらいになっているということが結構ある。

再現性100%の現象かというとそうでもなく、充電台に置いてバッテリー残量が着実に増えていく場合もあり、どういう条件の時に発生するのかが分からない。充電台に置きっ放しにしておいて、あれ、バッテリー残量数字、変わっていないじゃん!というときにだけ再起動をしているが、できればこのあたり次回のアップデートで改善して欲しいものだ。

それと知らず知らずのうちに端末が自動的に再起動することがアップデート前とその後では、確実にアップデート後の方が増えてきたような気がするのだ。もちろん再起動回数をいちいち計測しているわけでもないし、証拠は全くないのだが、購入当初は殆ど不具合が無かっただけに、アップデートそのものを疑いたくなってしまうのは自然の理。たまにタッチしても反応が全く無いときがあるために、そのときは再起動を行うようにしているが、アップデート前と後では確実にアップデート後の方が再起動を行っている回数が多いのは事実だ。まとめると

■アップデートを行ってから不具合発生頻度が多くなってきた気がする。
■4,5ミリの水滴程度が落ちてもIGZO液晶パネルは敏感に反応し、暴走が始まる。
■端末自ら勝手に再起動を行うことが多くなってきた。
■画面無反応あるいは反応が悪いときに再起動を選択すると状況が改善されるが、その頻度が増えてきた。
■充電台に置いてもバッテリー残量がいっこうに増えない→再起動をするとバッテリー残量が正常値を示す
■その逆で数時間放置してもバッテリー残量が全く減らない→再起動をするとバッテリー残量が正常値を示す


昨日は朝の時点でバッテリー残量がほぼ100%だったので放置。夕方見ても全く数字の変化がなかったので、これはおかしいと思って再起動をしたら一気にバッテリー残量が70%ぐらいまで減ったのでびっくりしたが、こうなってくると残すところは端末初期化により状況が改善されるかどうか・・・・ちなみに過去に所有したAndroid端末はというと・・・

au IS01 5~6回
NEC LifeTouch NOTE 3~4回
ドコモ L-04C 3~4回
ドコモ GALAXY NEXUS 2~3回
Google Nexus7 1回


ぐらいの割合で端末初期化を行っている。基本はWindows PC母艦でAndroid端末やiPhone,iPadには個人重要データを全く置かないので初期化が凄く楽なのだ。モバイル端末のデジタルデータはすぐにWindows PCに転送するようにしているために、思いついたらすぐその場で初期化できる。なので、SH-02Eもそろそろ初期化してみるつもりだが、端末自体の出来映えは冒頭で書いたようにiPhone5と同等のものを持っているのに、こういう細かいところがあまり良くないよね、やっぱりiOS搭載端末の方が完成度が高いってことなのかな?と思ったが、Nexus7と比較して初めてガラスマ特有の症状ではないのか?と思うようになってきた。

これを読めば全部分かる!買って損はしないコスパ最強Google Nexus7!

というのもNexus7、発売当初はAndroid4.1搭載だったのだが、現在は4.2.1。Android 4.2のリリース時期は2012年11月中旬だが、不具合発生に費やす時間が厭だったので、しばらくはアップデートを放置しておいたのだ。確か12月の末近くになってAndroid4.2にアップデートしたように記憶しているが、今のところトラブルフリーで不具合が何一つ発生しておらず快適そのもの。何度かこのブログでは書いているが、このNexus7はキャリアのプリインアプリが皆無のために現状国内で発売されているAndroid端末の中で、Googleが思い描いたAndroid Worldに最も近い、いわゆる純粋無垢、不純物皆無のAndroid端末だ。なのでGoogle謹製アプリや大手Androidアプリを使っている限り、常にきびきびと快適に動作し、トラブルフリーだ。

もちろんNexus7のAndroid4.2へのアップデートでも不具合発生の事例が報告されているのは知っているし、この一例だけをもってグローバルスマートフォン>>ガラパゴススマートフォンと言い切るつもりはないが、以前にはこういう記事を投稿しているだけにどうしてもガラスマアプリは疑惑の目で見ざるを得ないのだ。

2012年07月09日 何に使うか分からないけれど、抜ける個人情報は抜いておこうという姿勢で開発されるAndroidアプリが多すぎ

2012年08月26日 Android端末のバッテリー持ちが悪い要因の一つとしてプリインアプリの存在は決して無視できないと考える理由

2012年10月04日 spモードメールに代表されるドコモプリインアプリがAndroid OSアップデートの妨げになっていると考えた

2013年01月18日 百害あって一利なしのプリインアプリが無くならない本当の理由

2013年01月06日 Android端末初期化・工場出荷時設定を行っても削除されない個人データがあるかもしれないので注意喚起すべきだが、もう少し積極的にキャリアも告知して欲しいと考えた理由


過去PCで辛酸を嘗め尽くした経験則が直感的に伝えているのは、シャープのエコ技設定。根拠・証拠が全くないので単なる憶測と言われればそれまでだが、どうもこのあたりが怪しいとにらんでいる。仕事が忙しくて、とてもAndroid端末の調査解析まで手が回らず、Windows8解析作業だけで手一杯なのでしばらく放置だが、それにしてもバッテリー残量が正常値を示しているのか否かが判断できないというのは困りものだ。

個人的にはNexus4+おサイフケータイ機能搭載端末が理想なので、ガラスマAndroidはあまり好みではない。単なる個人の意見だが、ガラスマ機能てんこ盛りは不具合発生の誘因となる可能性はかなり高いような気がする。もちろんガラスマ機能てんこ盛りを必要とする人がいるのは事実だろうし、それはそれで仕方のないことだと思うのだが、不純物皆無のNexus7の起動迅速・動作安定・遅滞皆無を身をもって体験しているだけに、ここまで要らないんじゃないの?という考えがチラッと頭をよぎることもあるのだ。

こうなってくると"dtab"、ドコモ謹製10インチタブレットだけにプリインアプリがてんこ盛りだろうなぁ・・・・削除するだけでも疲れそうな気がしてきたが、【NECタブレット”LifeTouch L"とAndroid端末を購入したら最初にやること】から引用すると、【ゲームから情報アプリまで、50種類以上の役立つアプリを搭載。買ったその日から、タブレットを楽しめます】とのこと。dtab、プリインアプリ50個を超えそうな気がしてきた。

【追記】 記事投稿を優先しました。書き込んでもらいました方々、明日までお待ちください。

Lancer2000lancer2000 at 20:25│コメント(2)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年12月20日

いまだに素晴らしいiPhone5のタッチパネルフィーリング

正直なところ、iPhone5とiPad miniさえ持っていなければその差は分からないと思う。比較さえしなければGoogle Nexus7,ZETA SH-02E,Kindle Fire HDといったAndroid端末のタッチフィーリングは悪くないのだ。特にSH-02Eは、おそらく現時点で国産端末の頂点を極めるほどの完成度の高いAndroidスマートフォン。でもSH-02EからiPhone5に持ち替えると、すごくホッとするのもこれまた事実なのだ。

SH-02Eは機能や仕様の面で完全にiPhone5を凌駕しており、感性以外の項目点でiPhone5が勝てる箇所は少ないように思うが、なかでも微妙な差ながらも確実に存在するのがパネルのタッチフィーリング。iPhone5にシャープは液晶パネルを供給していることから、ひょっとしたら今現在、自分が手にしているiPhone5のそれはシャープ製なのかもしれないが、それでも味付けが微妙に異なる。

SH-02Eのパネルのタッチフィーリングは素晴らしく、画面応答、画面追随性、画面切り替え、拡大縮小のどれをとっても文句は出ない。初めて手にしたスマートフォンがSH-02Eならば充分に満足できる製品となっており、誰もがこれでいいじゃないの?と思うだろう。

だが指の先に画面が吸い付いているかのような、より人間の指の動きに忠実な反応というか、画面が絹のように滑らかに人間の指に合わせて動いてくれるかのような感覚、感性はまだまだiPhone5の方が一枚上手だ。幼少の頃運動会でムカデ競争をした経験は誰にでもあるかと思うが、そのムカデ競争に例えるのならば、前者から最後尾の者までが一寸の狂いも無く、綺麗に手足の可動部分がものの見事に揃っているのがiPhone5だという気がする。GALAXY S III αはまだ触れていないので断定はできないが、Androidスマートフォンが追いつこうとしてなかなかその境地に到達できないのが、このタッチフィーリングだろうと思う。

もう自分の感性がiPhoneフィーリングにピタリと当てはまって、他のAndroidスマートフォンだと納得しなくなっているのかもしれないが、やはり多くの人が記事を書いているようにiPhoneのタッチパネルのフィーリングは素晴らしいのだ。となると誰しもが思うのが、ではなぜ?という疑問だ。その疑問に技術的な観点から解説した記事が日経新聞に掲載された。

iPhone 5中核部品に見た、究極の「独り勝ち戦略」

2012/12/19 7:00

「驚きがない」――。米Apple(アップル)の最新スマートフォン「iPhone 5」に対し、世間では「完成度は高いが、ユーザーを驚かすような目新しさがない」という評価が定着している。しかし、iPhone 5に搭載された部品を詳細に解析していくと、それが事実ではないこと分かった。中核部品に自らが開発した技術を盛り込むことで、「究極の独り勝ち」を目指す新しいメーカーの姿が見えてきた。

【ディスプレイ】 自らの特許をベースに開発、他の追随許さず

iPhone 5は、「Apple史上で最も薄いディスプレイ」(同社)を搭載した(図1)。筐体(きょうたい)表面のカバー用ガラスを含めた、ディスプレイの厚さは約2.2mm。従来機種「iPhone 4S」の約3.1mmに比べて、約0.9mm薄い。

ディスプレイの薄型化に向けて、Appleが新たに導入したのが「インセル」と呼ばれるパネル技術である。これまで外付けだったタッチパネルの機能を液晶パネルに内蔵するものである。実現するための技術的なハードルは高く、製造が高価になるため用途が限られてきたが、iPhone 5に搭載されたことで本格的な離陸期を迎えたといえる。

日経エレクトロニクス誌では電子デバイスの解析・評価などを手掛けるエルテックと、複数のディスプレイ技術者・関係者の協力を仰ぎ、iPhone 5のインセルパネルを分析した。そこから見えてきたのは、Apple自らが技術開発を手掛け、それをパネルメーカーに作らせるという、これまでにない構図だった。

■米国や日本で数多くの特許を出願

Appleが採用したインセル技術を使ったパネルは、詳細が明らかにされていないものの、ジャパンディスプレイ(旧・東芝モバイルディスプレイ(TMD))とシャープ、韓国LG Displayの3社が供給しているもようだ。

端末メーカーの中で現在、インセル技術を推進するのは、Appleのみ。競合他社は、筺体表面のカバーガラス(強化ガラス)にタッチ入力用配線を形成する「カバーガラス一体型」技術を導入し始めているところだ。

分析の結果、今回iPhone 5に採用したインセルパネルの技術開発をApple自らが手掛けていると、日経エレクトロニクス誌は推測した。そのように考える最大の根拠は特許だ。同社は、米国や日本などでインセル技術の特許を多数出願している(図2)。

■パネル構造は特許のものと同じ

パネルメーカー3社は、この技術を基に、生産しているとみられる。我々が入手したiPhone 5用パネルの構造は、Appleの特許に書かれているパネル構造と、「ほぼ同じもの」(エルテック)だった。

液晶パネルの開発は、機器メーカーからの画面寸法や表示性能などの要求仕様に対して、パネルメーカーが自社の技術を用いて設計し、生産していくのが一般的な流れだ。半導体業界のような「ファウンドリービジネス」がほぼ存在しないため、「Appleのように、機器メーカー自らがパネル技術を開発するのは珍しい」(パネル設計に詳しい技術者)といえる。

■狙いは二つ

Apple自らが開発を進めた狙いとして考えられるのは、以下の二つだ。

まず一つが、同社が複数社からパネルを調達した場合に、互換性を確保しやすくなること。インセル技術には、タッチ入力の検出の方法によって「光学式」「抵抗膜式」「静電容量式」など、幾つかの検出方法が存在する。

パネルメーカー各社が得意とする方式は異なるため、「ユーザーインタフェース(UI)に直結するタッチ性能に、各社で差が出る可能性がある」(インセル技術に詳しい技術者)。Apple自らが技術を開発すれば、こうした問題は起きない。

■競合他社はマネできない

もう一つの狙いが、今回用いたインセル技術を、競合他社に導入させないことだ。Apple社が特許を保有する以上、パネルメーカー3社は、他の機器メーカーに向けて、今回の技術を導入したインセルパネルを供給できない。Appleは製品の競争力の源泉となる主要部品を自社で囲い込めるわけだ。

推測されるこれら二つの狙いのうち、パネルメーカーに与える影響が大きいのが後者だ。これまでは、「まず、最新技術を盛り込んだパネルを先行の機器メーカーに提供し、歩留まりが安定した段階などで他の機器メーカーに展開できた」(パネル設計に詳しい技術者)。しかし、今回はその手が使えない。「Apple社は競争力を維持できるが、パネルメーカーにとってはうま味が少ない」(同氏)といえる。

とはいえ、パネルメーカーにとって同一パネルを大量に買い取ってくれるAppleとの取引を止めるのは自殺行為に等しい。

今後、パネルメーカー各社は、自らが技術開発を手掛けるAppleのようなメーカーと、どう付き合うべきかを考える必要に迫られている。

■外付けのタッチ機能をパネルに導入

Appleが開発したインセル技術は、どのようにタッチ入力を検出しているのか。結論から言えば、薄膜トランジスタ(TFT)基板上にセンサー配線を形成することで、投影型の静電容量式タッチセンサーの機能を内蔵している(図3)。

20121220_iPhone5_001


液晶パネル駆動用の共通電極(ITO)の上に新たに形成した金属配線と、TFTの「ゲート層」に追加した金属配線を、タッチ入力の検出に利用する。ユーザーの指先がパネル表面に触れた際に、それぞれの電極間の容量分布の変化を検出する仕組みだ。「一般的に用いられている、外付けの静電容量式タッチパネルの機能を、そのままパネル内部に導入した」(エルテック)ものである。

この記事からは、アップルは自社主導で数々の特許を持つタッチパネルを開発し、他社が容易にその技術を利用できない戦略を採用していることが分かる。ほぼアップルの独壇場と言っても良いユニボディが産み出す比類の無い質感と同様に、タッチパネル技術でもその追随を許してなるものかということなのだろう。

とはいえ、昨日掲載したアマゾンKindle Fire HDのあまりの完成度の高さからは、今後この価格(15,800円)のこの出来映えが事実上の標準となる可能性もあり得るのだ。その意味で2013年の第一弾アップル製品はおそらくiPad5(ひょっとしたらMacBook Air?)だろうが、価格面を含めた機能および仕様が気になるところ。IGZO液晶パネル搭載で劇的な変化をもたらすことができるかどうか、試金石となる気がする。

「インセル」型液晶パネルに秘められたアップルの仕掛け

「電話を再発明する」――。故スティーブ・ジョブズ氏が2007年1月にこう宣言して発表した初代「iPhone」は、タッチ・パネル機能と独自のグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)画面により、携帯電話機の操作と表示に革新をもたらした。第6世代品であるiPhone 5が示したのは、それから5年が経った今もアップルがタッチ・パネル関連技術で業界の先頭を走り続けていることだった。


【2012年11月27日】
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Lancer2000lancer2000 at 21:00│コメント(4)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote