とうとうこの時がやってきました。今や全国に名を轟かす中華そばの名店、琴平荘さん。


その知名度と人気は増すばかりです。そんなすごいお店が山形県の鶴岡市にあります。


実は、らんちばにとって、山形県は未だ一度も訪れたことのない県です。


ラーメン消費量日本一のラーメン処山形県を訪れたことがないラーメンブロガーってありなの…お恥ずかしい話です。


その中でも琴平荘さんは10年来憧れてきたお店です。


その積年の思いを実行する日がついにやってきました。

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夜中の12時に自宅を出発です。下道では日帰りはできないと判断し、高速で向かいます。東関東自動車道から、圏央道に入り、常磐道へ。磐越自動車道から、東北道へ。東北中央自動車道、山形自動車道を通って山形県鶴岡市に入りました。


らんちば家からはこのルートが最短時間です。都内を通らなくて良いのも利点なんです。途中休憩を含めて約6時間ちょっと。


無事に早朝の琴平荘さんに到着しました。


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ついにやってきましたよー!憧れの琴平荘さん。お店の後ろは日本海。とっても素敵な場所にあります。


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お店の前に行きますと、まだ誰もいません。よっしゃ!一番乗りですよ。


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店頭には、詳しくシステムが書かれた紙が貼ってあります。これはとてもありがたいですね。じっくりと熟読して、これからの行動に備えます。


午前8時に整理券発券機がお店の玄関に出されます。番号紙を1組1 枚取るシステムです。


その後は場を離れても車内で待っていてもよくて、10時30分に入店開始となります。


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ちなみに、琴平荘さんは、10月1 日から翌年5月31日までの期間営業のお店です。


冬場の営業となるため、雪がない時期を考えると、10月、4月、5月が安心して訪れることができる期間となります。


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お店の周りには、駐車場スペースがたくさんあります。ただ、まだ誰も来ていないので止め方がよく分かりません。


とりあえずこんな感じ?という場所と向きで止めて、店頭の椅子に座ります。



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山形恐るべし。朝の寒いこと寒いこと🥶防寒着は1枚持っていたので着ましたが、そのレベルではとても足りません。


そう言えば、来る途中の高速道路の温度計は3℃を示していました。寒い訳です。


7時を過ぎると、2番目の方、3番目の方がやって来られました。さすが琴平荘さん。平日の寒い朝でも人は集まって来られますね。


皆さんそれぞれ玄関の階段に座られます。並び方が分からなかったのでお聞きしますと、適当に座っていいということでした。誰の次かを覚えておけばいいから、ということでした。


皆さん優しく教えてくださいます。庄内の方は優しい!感激です。


体の芯まで冷えながら待ちます。8時には、12人くらいの方がお待ちでした。




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時間になり、玄関が開いて発券機が出されます。皆さんにお礼を言いながら、念願の1番券を取らせてもらいました。


ちなみに整理券は、朝並んでいる方だけでなく、営業時間中は皆さん取るシステムになっています。


お店に着いたら、とにかくまず整理券ですね。


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じゃじゃーん!これが琴平荘さんの番号カードですよ。記念に写真を撮ってウキウキ。と、同時に車に駆け込んで暖房MAXで冷えた体を温めました。


次に集まるのは10時30分です。地元の皆さまは一旦お家にお帰りになりました。


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らんちばは、体が暖まったら、地元の方に教えていただいた、市営のクラゲドリーム館に行きました。琴平荘から15分くらいのところにあります。


この施設、市営なのにクラゲやお魚あざらしなどすごく見応えがありおすすめです。ソーシャルディスタンスもしっかりしていますので、安心して見学できます。

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さて、クラゲドリーム館を楽しんだ後は、再び琴平荘さんに戻ります。


するとびっくり。たくさんの車が駐車場に止まっています。そして続々と車がやってきます。


ああ、こうやって車を止めるのか、ここも駐車場なのか、などと思いながら車を止めます。

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車を止めて玄関に。もうたくさんの方が集まって来ております。


さあ、いよいよですよ。ワクワクどきどきが止まりません。


10時30分になり、スタッフの女性の方が、


1番から12番の方、お入りください。


とお声掛けくださいました。皆さん靴を脱いで上がります。周りの方のお気遣いで先頭に。皆さんに案内をいただきながら、奥の大広間に向かいます。


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こちらです!緑の暖簾の奥が、大広間のお食事場所になります。本当に旅館のそのままを利用したお店なんですね。


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大広間に入ると、手指の消毒をして、それぞれ好きなテーブル席に座ります。指定の場所はありません。4人がけのテーブル席が12卓あります。だから、12番までなんですね。



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テーブルの間隔も充分ゆとりがあり、ソーシャルディスタンスに気を配っておられるのが分かります。

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13番から23番の方は、大広間の後ろにある待ちスペースの畳みに座って待ちます。こちらもたくさんの衝立てで仕切られています。安心して待つことができますね。


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それ以降40番の方は、大広間手前の大漁・漁火の部屋で待つことになります。


さらにそれより多くなると入場制限がかかるようです。平日でも大漁・漁火の間で待っている方がいらっしゃいますから、土日祝などは、大変な数の方が来られるのでしょうね。


それでも、ソーシャルディスタンスに対応したシステムを構築されているのは素晴らしいことです。


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大広間には、お土産コーナーや、

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壁面掲示などがあり、セルフのお水を汲みがてら拝見しました。


さすが、琴平荘さん。専用の小麦粉があるのですね。店主さんの似顔絵入りです。

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色紙もたくさん飾ってあって、ラーメン関係の方もいらっしゃいます。いつからんちばも…ないない 笑

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それでは、メニューを拝見しましょう。


中華そば、チャーシューメン、メンマ中華そば、肉抜き中華、があります。


それぞれ、あっさりとこってりが選べます。

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トッピング・替え玉・ご飯もあります。飲み物・おみやげも。

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別メニュー表で、中華そば塩もあります。平日限定20食でやっていたは味噌そばは、今期は提供ないそうです。

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外したマスクは、テーブルには置かない様掲示がありました。このマナー、らんちばも常々気をつけていることです。周知される様になるといいですね。

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限定20箱の冷蔵タイプのお持ち帰りメニューがあります。家庭でお店と同じ味が楽しめるのはいいですね。庄内の方がうらやましいです。

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メニューを見ていますと、女性スタッフさんが注文を取りに来てくださいました。卓上に置いてあった番号表を見ておられたのか、ちゃんとらんちばのところから順番に注文を取っておられました。

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営業時間は、午前11時から午後2時。木曜日がお休みです。


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フロア担当は、女性の方2名と男性の方1 名です。厨房には、緑のTシャツに鉢巻きをした店主さんのお姿がチラッと見えます。感動ですね!


しばらくして、最初の中華そばが運ばれて来ました。もちろん、らんちばのところですよ!

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こちらが、中華そばあっさり750円です。

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外で待っているときに、地元の方に初めてだったら何を食べたらいいか伺ったところ、中華そばのあっさりだと教えていただきました。


ご覧ください。このビジュアル。店名の入った丼自体がオーラを発しています。これですよ、これ。夢にまで見た琴平荘さんの中華そばとついに対面することになりました。


トッピングは、大ぶりのチャーシュー2枚とメンマ、海苔、ネギです。シンプルな構成が逆にただものではない雰囲気を醸し出しています。

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もう、らんちばはハードルをMAXに高くして臨みます。だって、10年来の念願の一杯ですよ。しかも今では日本で最も有名な中華そばと言っても過言ではありません。


らんちばは天の邪鬼。皆さんが絶賛すればするほど、本当かぁ〜と思ってしまう厄介者なんです。


さあ、琴平荘さんの中華そばと真剣勝負です!



まずはスープを一口。外待ちをしていたときに店内から漂ってきていた、何とも言えない魚介のよい香りが丼から溢れています。

少し甘さを感じるところは、醤油だれ由来でしょうか。

スープは、最初拍子抜けするほどスルッと喉をすり抜けて行きます。鶏と自家製焼きアゴ干しなどを使ったスープということですが、確かにアゴ出汁は感じるのですが、それでも非常に普通に感じるのです。

何といいますか、押しつけがましさのない普通の中華そばのスープ、という感じなのです。


自家製で焼きアゴ干しを作ってまでこだわったスープを、これだけ何かが突出することなく、バランスよくまとめ上げているということに気がつくと、背筋がぞくぞくするものを感じました。


このスープ、羊の皮を被った狼ですよ…


二口、三口と飲んでいくうちに、知らず知らずのうちに琴平荘ワールドに包み込まれていくという感じです。


らんちばの駄舌では、これ以上うまく表現できないのですが、玄人受けするスープだなと感じました。

それでも、お店には老若男女、地元から全国からたくさんの人々が訪れるわけで…

必ずしも玄人受けだけの難解なお味では、これだけの人を集めるわけはないし、全国からリピーターが絶えないわけがないですし…


これが、多くの人を魅了する、究極の普通の中華そば、と言われるスープなんだなぁ、と感心しました。


誰しもが懐かしいと感じる中華そばのイメージを、こだわり抜いた食材で表現するとこうなるんだな、という感じです。


周りくどい文章すみません。まだらんちばには、このスープの全てを受け止められていないようです。これだから、ラーメン食べ歩きはやめられません。


次に自家製麺を啜ります。


店内はBGMがありません。シーンとした大広間に、らんちばの麺を啜る音が響きます 笑


太さの微妙に違う縮れ麺は、喉越しがたまりません。もっちりとした食感も素晴らしいですね。スープの拾いもよく、これは理想的な麺ですね。

チャーシューがまた素晴らしい。どこの部位かはちょっと分かりませんでしたが、非常に美味しいです。シャクシャクのメンマ、生きの良いネギもいいですね。海苔がまた立派なこと。




全部食べ終えて、改めて究極の中華そばという表現が分かる気がしました。

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こちらが、中華そば塩750円です。

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こちらもまた素晴らしいビジュアルにうっとりします。


トッピングは、チャーシュー2枚とメンマ、ネギです。

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それではスープをいただきます。


ここでびっくり!


こちらは、中華そば醤油とイメージが違って、あさりなど素材の旨味を解放した感じがします。いや、あさりが加わることで鶏やアゴの旨味も解放されたのか?


究極のバランスを目指した醤油に対して、旨味を解き放った塩。


これは、食べ比べて初めて分かる世界ですね。連食してよかったです。この塩ラーメンは、分かりやすい旨さに仕上げているように思いました。


これだけ旨さ溢れる塩ラーメンは初めて食べたかもしれません。素晴らしいです。特に、麺を啜ると旨味が載ってくる感じが半端ないですね。


求道者の醤油と華やかに徹した塩。らんちばはそんなイメージを抱きました。

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会計は、セルフレジが設置されています。これだけ楽しませていただいて、1,500円。何ともありがたいことです。

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らんちばの積年の願いだった琴平荘初訪問は、こうして無事に終えることができました。


日本海に面したロケーション、元旅館という建物、行き届いたサービス、こだわり抜かれた中華そば、そして地元の温かい人々。


これらの要素が全てプラスに働いている、奇跡のようなお店です。これは、掛け値なしに遠方から来る価値があるお店です。

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お店を出てまたびっくり。更に人が増えているではありませんか。車も次々にやってきます。皆さんが虜になる理由が、食べ終えた今となってはよく分かります。




らんちばも、ぜひまた訪れたいお店です。これだから、ラーメン食べ歩きはやめられないのです!