2008年06月23日

海外事務所探訪:mcgregor+partners

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「LOOK!!MY OFFICE」は、日本を飛び越え世界で活躍するランドスケープ事務所とそこに働く人たちを紹介する企画です。

新企画の第一回目に、ランドスケープ事務所探訪をさせていただくのは、オーストラリアはシドニーにあるmcgregor+partners事務所です。
以前、メディアミックスで取材した保清人さんが、こちらの事務所に所属したということで、訪ねてみました。(宮川)


LD61.jpg◇今回の記事は、ランドスケープ専門雑誌「ランドスケープデザイン」のマルモ出版とのメディアミックスにより、2008年6月23日発刊「LANDSCAPE DESIGN (ランドスケープ デザイン)no.61」と同時掲載になっています。(内容は一部異なります)





1.OFFICE
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(左:事務所周辺 右:事務所エントランス)

このmcgregor+partnersは、Adrian Macgregor(エイドリアン・マグレガー)が1998年に大手のランドスケープ事務所から独立して立ち上げたランドスケープ事務所です。そして2000年にキャンベラ大学でエイドリアンと共学し、イギリスや香港でデザイナーとして活躍していたPhillip Coxwell(フィリップ・コックスウェル)と再会、彼も事務所に加わります。

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左がフィリップ、右がエイドリアン フィリップからプロジェクトを紹介してもらいました。

ちなみにフィリップはサハラ砂漠を自転車で横断した経験のあるエキセントリックな人ではあります。日本で生活もしたこともあるということです。

事務所設立後は二人でコンペに挑み、賞をとるにつけ会社は大きくなります。海外のランドスケープ事務所にとって、こうした賞の挑戦と獲得は大きいようです。


2.STAFF

さて、保さんも既にプロジェクトに加わっています。ここでは、オーストラリア人だけでなく、ドイツ人やノルウェー人、中国人もスタッフとして働いています。

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スタッフ全員レストランに集合 確かに様々な人材が世界から集まっています

スタッフのバックグランドは、ランドスケープ、土木、建築、園芸、グラフィックデザインに加え環境のスペシャリストもいます。スタッフは、時代のニーズ、顧客のニーズによって幅広くなっていったと思います。

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明るく、壁にプロジェクト関係のプレゼン資料がずらりと張られています。

こちらの事務所のワークスタイルは
「エコロジーに!ヒューマニティーに!」
ということで、例えば、紙をリサイクル、エアコンの温度調節するなどは、基本にありますが、出勤、移動はできうる限り公共交通を利用し、自転車、徒歩を推進しています。車もハイブリッド車を使用、環境チャリティーも行っています。このあたりはワークスタイルとしても徹底していますね。

みなさん、入社出社時間もきちんと守り(8時半から6時頃まで)休憩時も近くのマンリービーチでサーフィン、水泳を楽しんだりしてリフレッシュさせます。うらやましいですね。クリエイティブな仕事はリラックス状態で発揮されるというのは、オフィスの方針だそうです。

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仕事はクリエイティブに。そして、近くには美しいマリンビーチがあります。


3.PROJECT

少し現在のプロジェクトを覗かせて頂きました。
最近かちとったグリーンスクウェアのコンペは、その環境のスペシャリストを中心にスタッフのランドスケープアーキテクト、パートナーの建築家と共に提案されています。

プロジェクトの骨子は、特にグリーンスクウェアの都市の小川の再生と緑の基軸をつくる事を目標にしています。このグリーンスクウェアのプロジェクトはシドニーで最初の"エコセンター"、エコロジカルエンジン!になるとメディアも報道されるなど、注目を浴びているプロジェクトだということです。

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プロジェクトの展示を見つめます。

現在はグリーンスクウェアのような都市公園から公共のためのBP公園を主に、Public やPrivateのクライアントからのお仕事をしています。

明るい事務所の雰囲気や、プロジェクト図面がずらりと並べられた中での打ち合わせなど、大変興味が尽きない事務所探訪でした。日本のランドスケープ事務所では見られなくなった手作り感や人の存在も強く印象に残っています。

事務所のワークスタイルが、そのままランドスケープデザインに繋がるということはとても重要で、大切なことのように感じました。


プロジェクトレポート:

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Green Square Town Center:
シドニーで最初の"エコセンター!エコロジカルエンジン"としてデザインされたグリーンスクウェア・タウンセンターは駅のデザインから始まり、3つのアーバンスクウェア、公園、コミュニティ施設、映画館、バー、図書館、居住施設、教育施設など多岐にわたり、5000人の居住スペースと7000名の雇用を生み出せる提案となっています。
プロジェクトの骨子は、特にグリーンスクウェアの都市の小川の再生と緑の基軸をつくる事を目標にしています。

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事務所プロフィール

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