ヴィクトリアマイル回顧 このレースは無かったことにします
ヴィクトリアマイル回顧
12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4 ラップギア △3△4△4
オウケンサクラの暴走により、前半3ハロンの通過が33秒5。スプリントG1並みのハイペースとなってしまった。1頭離れての逃げだったが、2番手のエーシンリターンズも推定34秒5程度で通過していると思われ、それでも十分に速い。2番手以降は一団の競馬で、全馬まったく脚をためるところのない追走だったと思われる。
オウケンサクラは意図的にこのペースをつくったわけではなく、ちょっと気合を付けると勝手に行ってしまった感じ。2ハロン目10秒6の時、北村宏司騎手が多少戸惑って後ろを確認しているのが印象的だ。あとはもう馬の行くまま行かせるしかないと腹をくくったか。
そしてそのオウケンサクラは昨年の桜花賞で逃げて2着、天皇賞(秋)でも先行して17番人気ながら4着に粘っている馬であり、ハイペースと分かっていても後続は早目に追いかけて行かざるを得ない。結果、残り400mでは 「全馬脚が上がって余力なし」 という状態になってしまう。あとは気力の勝負で、勝ったアパパネは気力で勝り、負けたブエナビスタも最後まで心は折れてはいなかった。
この3ハロン通過33秒5は、前日の1400m戦、京王杯SC (35秒0) より全然速い。というか、その京王杯SCは 「1800mではともかく、1400mでシルポートが楽に逃がしてもらえるはずがない」 と思い、それこそヴィクトリアマイルでのオウケンサクラのようなことになることを予想していたのだが。……まったく逆だった。
しかしこのレース、2011ヴィクトリアマイルについては例外的なノーカウント、 「無かったこと」 とにしても良いと思う。アパパネやブエナビスタはもちろん、3着以下の馬も全部、このレースを基準に後の予想を組み立てていく必要はないということ。唯一、「オウケンサクラは暴走することもある馬だ」ということだけ覚えておけば。
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オウケンサクラは意図的にこのペースをつくったわけではなく、ちょっと気合を付けると勝手に行ってしまった感じ。2ハロン目10秒6の時、北村宏司騎手が多少戸惑って後ろを確認しているのが印象的だ。あとはもう馬の行くまま行かせるしかないと腹をくくったか。
そしてそのオウケンサクラは昨年の桜花賞で逃げて2着、天皇賞(秋)でも先行して17番人気ながら4着に粘っている馬であり、ハイペースと分かっていても後続は早目に追いかけて行かざるを得ない。結果、残り400mでは 「全馬脚が上がって余力なし」 という状態になってしまう。あとは気力の勝負で、勝ったアパパネは気力で勝り、負けたブエナビスタも最後まで心は折れてはいなかった。
この3ハロン通過33秒5は、前日の1400m戦、京王杯SC (35秒0) より全然速い。というか、その京王杯SCは 「1800mではともかく、1400mでシルポートが楽に逃がしてもらえるはずがない」 と思い、それこそヴィクトリアマイルでのオウケンサクラのようなことになることを予想していたのだが。……まったく逆だった。
しかしこのレース、2011ヴィクトリアマイルについては例外的なノーカウント、 「無かったこと」 とにしても良いと思う。アパパネやブエナビスタはもちろん、3着以下の馬も全部、このレースを基準に後の予想を組み立てていく必要はないということ。唯一、「オウケンサクラは暴走することもある馬だ」ということだけ覚えておけば。




23:25│レース回顧