スプリンターズS2011 予想全文
競馬最強の法則WEB ラップギア スプリンターズS 予想全文
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世界最強級のスプリンターとも言われる(5)ロケットマンが参戦するスプリンターズS。夏のスプリント戦線を賑わせた(10)カレンチャンも(14)エーシンヴァーゴウも、さらには(8)ダッシャーゴーゴーさえも脇役になってしまうのか?
…ということで、前日最終単勝1.6倍の(5)ロケットマン。スプリンターズSとしては1998年タイキシャトル(単勝1.1倍、3着)以来の1倍台になるようだ。(5)ロケットマンはそこまで強いのかと言われれば、21戦17勝21連対の実績、これが強くないはずはない。1998年に12戦11勝12連対だったタイキシャトルとしても互角クラスの成績だと言えるだろう。……ただ、シンガポール以外での成績は4戦2勝、2着2回だったりする。遠征に強いって本当か?
自分の予想は基本的に外国馬は無視なのだが、この(5)ロケットマンに限ってはそうもいかないか。……というより、興味があって(5)ロケットマン出走レースのラップタイムを調べてみたのだが、どうだろう? ちょっと良く分からない部分もあるのだが、その感想を言わせてもらうと……
このスプリンターズSというレースはJRAのスプリント重賞の中でも特殊な流れ(後述)になりやすく、それは世界のスプリント重賞の趨勢ともかけ離れている感がある。(5)ロケットマンのラップタイムは、スプリンターズSというレースには合わないような気もするというのが正直な感想だ。つまり世界のスプリント重賞で強ければ強いほど、スプリンターズSに合わないのではないかという懸念。(5)ロケットマンにはそれがある。
(5)ロケットマンの話はこれぐらいにして、スプリンターズSの話。このスプリンターズSは夏の小倉、北九州記念と並んでズブズブの消耗戦になりやすいレース。近年スプリントS重賞はスローペースになりやすく、前半3ハロンのペースは500万下、下手すれば未勝利戦とも同じ数字にしかならない。それはG2、G3に限らずG1・高松宮記念も含めてそうなのだが、そういった中で北九州記念とスプリンターズSの2重賞だけが例外っぽくなっているということだ。
ただ、北九州記念とスプリンターズSの違いは、差しの決まる北九州記念に対して、スプリンターズSは差しが決まりにくいというところ。坂があるとか無いとかね、そういうのは実際のところ逃げ差しの有利不利にあまり関係ないと思っている。坂があればツライのは逃げ馬も差し馬も同じ。坂がなければ楽なのは逃げ馬も差し馬も同じ。
そういうことでスローペース症候群が蔓延している近年の1200m重賞なのだが、これが不思議とオープン特別には蔓延していない。1200mの重賞はスローになりやすいのだが、1200mのオープン特別は逃げ馬がガンガン飛ばしてハイペースになりやすいのだ。だからオープン特別で強いスプリンターは重賞になると途端に苦戦する。
結び付けるまでが長くなってしまったが、つまりこのスプリンターズSというレースは、1200m重賞ではなく1200mオープン特別の成績のほうがリンクするのではないかということ。例えばオーストラリアTとUHB杯を勝った(3)パドトロワ。例えばバーデンバーデンカップを勝った(2)ケイアイアストン。いずれもハイペースから「±0△4△10」、「△7△1△8」、「△3±0△5」の消耗戦を勝利した。スプリンターズSは、CBC賞やセントウルSといった1200m重賞よりも、こういったレースに近い流れになるはずなのだ。
とくに先手を取れる脚を持つ(3)パドトロワは、適性的には大本命。瞬発指数も1位に出て嬉しくなってしまった。重賞未勝利よりも消耗戦のオープン特別2勝を高評価。オープン特別と同じレースをすれば主導権を握れるし、それで後続は追走に苦労するはず。あとはあたかもオープン特別を勝つように、息継ぎ無しでゴールまで駆け抜けるだけだ。
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■2011スプリンターズS ラップタイム
12.0-10.2-10.8-11.2-11.5-11.7 ラップギア △4△3△2
1.5倍ロケットマンを切って、12番人気2着のパドトロワが本命で、それでいて1円にもなってないんだよね。しかもカレンチャンが早々に抜け出したのでそんなに惜しいとも思えなかったという。最悪だ。
ロケットマンは多分、ラップギアでいう消耗戦は苦手なのではないかと。もしそれが正しいのなら、パドトロワのハナを叩いても失速していただろうし、後方から届くレースでもない。すなわちスプリンターズSというレースに限っては、どう乗られてもロケットマンの勝ち目は薄かったのではないかと。
しかしカレンチャン、5連勝中1度も◎を打てなかったなぁ(>_<)
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…ということで、前日最終単勝1.6倍の(5)ロケットマン。スプリンターズSとしては1998年タイキシャトル(単勝1.1倍、3着)以来の1倍台になるようだ。(5)ロケットマンはそこまで強いのかと言われれば、21戦17勝21連対の実績、これが強くないはずはない。1998年に12戦11勝12連対だったタイキシャトルとしても互角クラスの成績だと言えるだろう。……ただ、シンガポール以外での成績は4戦2勝、2着2回だったりする。遠征に強いって本当か?
自分の予想は基本的に外国馬は無視なのだが、この(5)ロケットマンに限ってはそうもいかないか。……というより、興味があって(5)ロケットマン出走レースのラップタイムを調べてみたのだが、どうだろう? ちょっと良く分からない部分もあるのだが、その感想を言わせてもらうと……
このスプリンターズSというレースはJRAのスプリント重賞の中でも特殊な流れ(後述)になりやすく、それは世界のスプリント重賞の趨勢ともかけ離れている感がある。(5)ロケットマンのラップタイムは、スプリンターズSというレースには合わないような気もするというのが正直な感想だ。つまり世界のスプリント重賞で強ければ強いほど、スプリンターズSに合わないのではないかという懸念。(5)ロケットマンにはそれがある。
(5)ロケットマンの話はこれぐらいにして、スプリンターズSの話。このスプリンターズSは夏の小倉、北九州記念と並んでズブズブの消耗戦になりやすいレース。近年スプリントS重賞はスローペースになりやすく、前半3ハロンのペースは500万下、下手すれば未勝利戦とも同じ数字にしかならない。それはG2、G3に限らずG1・高松宮記念も含めてそうなのだが、そういった中で北九州記念とスプリンターズSの2重賞だけが例外っぽくなっているということだ。
ただ、北九州記念とスプリンターズSの違いは、差しの決まる北九州記念に対して、スプリンターズSは差しが決まりにくいというところ。坂があるとか無いとかね、そういうのは実際のところ逃げ差しの有利不利にあまり関係ないと思っている。坂があればツライのは逃げ馬も差し馬も同じ。坂がなければ楽なのは逃げ馬も差し馬も同じ。
そういうことでスローペース症候群が蔓延している近年の1200m重賞なのだが、これが不思議とオープン特別には蔓延していない。1200mの重賞はスローになりやすいのだが、1200mのオープン特別は逃げ馬がガンガン飛ばしてハイペースになりやすいのだ。だからオープン特別で強いスプリンターは重賞になると途端に苦戦する。
結び付けるまでが長くなってしまったが、つまりこのスプリンターズSというレースは、1200m重賞ではなく1200mオープン特別の成績のほうがリンクするのではないかということ。例えばオーストラリアTとUHB杯を勝った(3)パドトロワ。例えばバーデンバーデンカップを勝った(2)ケイアイアストン。いずれもハイペースから「±0△4△10」、「△7△1△8」、「△3±0△5」の消耗戦を勝利した。スプリンターズSは、CBC賞やセントウルSといった1200m重賞よりも、こういったレースに近い流れになるはずなのだ。
とくに先手を取れる脚を持つ(3)パドトロワは、適性的には大本命。瞬発指数も1位に出て嬉しくなってしまった。重賞未勝利よりも消耗戦のオープン特別2勝を高評価。オープン特別と同じレースをすれば主導権を握れるし、それで後続は追走に苦労するはず。あとはあたかもオープン特別を勝つように、息継ぎ無しでゴールまで駆け抜けるだけだ。
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■2011スプリンターズS ラップタイム
12.0-10.2-10.8-11.2-11.5-11.7 ラップギア △4△3△2
1.5倍ロケットマンを切って、12番人気2着のパドトロワが本命で、それでいて1円にもなってないんだよね。しかもカレンチャンが早々に抜け出したのでそんなに惜しいとも思えなかったという。最悪だ。
ロケットマンは多分、ラップギアでいう消耗戦は苦手なのではないかと。もしそれが正しいのなら、パドトロワのハナを叩いても失速していただろうし、後方から届くレースでもない。すなわちスプリンターズSというレースに限っては、どう乗られてもロケットマンの勝ち目は薄かったのではないかと。
しかしカレンチャン、5連勝中1度も◎を打てなかったなぁ(>_<)




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