前走着順別の次走成績
普段、こんな感じのデータを出して考えたりしています。
・昇級馬の成績って、平均するとどれぐらいなんだろうね。そんな疑問から調べたデータ。自分用のメモを公開するだけなので、以下雑感を箇条書きで。
・データは1986年1月1日〜2008年2月1日。芝、ダート、障害、アラブとかも含めての全部。約99万6000頭。
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・「前走1着昇級馬」の好走率は、「前走同級5着馬」と同レベル。基本的に昇級馬は「前走同級5着クラス」と考えてもよさそうだが、人気先行であり、回収率は「前走同級9着馬」と同レベル。昇級馬は基本的に過剰人気。大局的には嫌うべき存在。
・「前走同級1着馬」、つまり「勝って同条件」の馬より、「前走同級2着馬」のほうが好走率が高い。勝率、連対率、複勝率、すべてにおいて。ただし、なぜか「前走同級2着馬」のほうが人気になりやすく、回収率は「勝って同条件」の馬が圧倒。つまり「勝って同条件」の馬は、「前走同級3着馬」の人気で出走する「前走同級2着馬」という感じ。
・好走率の全体成績は、「前走同級6着馬」の成績に近い。JRA競馬の平均が12〜13頭立てなので、当たり前か。
・単勝回収率は「前走同級8着馬」と「前走同級9着馬」の間に明確な差がある。
・複勝回収率は「前走同級11着馬」と「前走同級12着馬」の間に明確な差があるが、どっちにしても60%台なのでどうでもいい。とにかく前走2桁着順の複勝を買い続けたら悲惨なことになるのは間違いない。
さて、ここからが本題。
・「前走出走を取り消した馬」の次走成績は「前走同級6着馬」に相当。つまり「全体成績」と同じっちゅーこと。気にしても意味がない。
・「前走出走を中止した馬」は「前走同級7着馬」に相当。「全体平均」より若干良くない。
・「前走失格および降着馬」の好走率は「前走同級3着馬」に相当。人気は「前走同級4着馬」に相当。若干「買い」傾向。失格や降着になるような馬(気性が悪いと言われるような馬)は、他の馬より「走る気がある」という証明。
・「前走同着だった馬」や「前走繰り上がりになった馬(降着馬の1つ後ろ)」の好走率は、「通常のその着順」の次走成績よりも下がる。「同着より1つ下の着順」、「繰り上がりになる前の着順」の好走率とほぼ重なる辺りが興味深い。しかし、人気だけはその着順通り。つまり回収率は60%にも届かず、絶対に手を出してはいけないレベル。
・「前走、発走を除外された馬」。これに関しては凄いデータが出た。好走率は「前走同級6着馬」と変わらないのだが(つまり「全体成績」と同じ)、何せ人気になりづらい。必要以上に嫌われる。「前走9〜10着馬」レベルの人気で、普通に「全体平均」と同じぐらい来る。ゆえに単勝回収率は120%を超える。サンプルは1000頭に届かないので決してデータとして十分な数とは言えないが、「前走除外は嫌われる」という明確な理由のあるデータ。勝率7.9%、単勝回収率121%は、かなり収束値に近い数字と考えて良いはず。出走数は1週間に1頭いるかいないか。勝てるのは7.9%なので13週間に1頭、つまり3〜4ヶ月に1頭ぐらいだろうけど。
・まとめ。昇級馬は「前走同級5着馬」と同レベル。過剰人気。「勝って同条件」は言うほど勝てない。でも回収率は高い。前走同着馬や繰り上がりの馬は次走買ってはいけない。前走除外馬は積極的に買い。
・昇級馬の成績って、平均するとどれぐらいなんだろうね。そんな疑問から調べたデータ。自分用のメモを公開するだけなので、以下雑感を箇条書きで。
・データは1986年1月1日〜2008年2月1日。芝、ダート、障害、アラブとかも含めての全部。約99万6000頭。
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・「前走1着昇級馬」の好走率は、「前走同級5着馬」と同レベル。基本的に昇級馬は「前走同級5着クラス」と考えてもよさそうだが、人気先行であり、回収率は「前走同級9着馬」と同レベル。昇級馬は基本的に過剰人気。大局的には嫌うべき存在。
・「前走同級1着馬」、つまり「勝って同条件」の馬より、「前走同級2着馬」のほうが好走率が高い。勝率、連対率、複勝率、すべてにおいて。ただし、なぜか「前走同級2着馬」のほうが人気になりやすく、回収率は「勝って同条件」の馬が圧倒。つまり「勝って同条件」の馬は、「前走同級3着馬」の人気で出走する「前走同級2着馬」という感じ。
・好走率の全体成績は、「前走同級6着馬」の成績に近い。JRA競馬の平均が12〜13頭立てなので、当たり前か。
・単勝回収率は「前走同級8着馬」と「前走同級9着馬」の間に明確な差がある。
・複勝回収率は「前走同級11着馬」と「前走同級12着馬」の間に明確な差があるが、どっちにしても60%台なのでどうでもいい。とにかく前走2桁着順の複勝を買い続けたら悲惨なことになるのは間違いない。
さて、ここからが本題。
・「前走出走を取り消した馬」の次走成績は「前走同級6着馬」に相当。つまり「全体成績」と同じっちゅーこと。気にしても意味がない。
・「前走出走を中止した馬」は「前走同級7着馬」に相当。「全体平均」より若干良くない。
・「前走失格および降着馬」の好走率は「前走同級3着馬」に相当。人気は「前走同級4着馬」に相当。若干「買い」傾向。失格や降着になるような馬(気性が悪いと言われるような馬)は、他の馬より「走る気がある」という証明。
・「前走同着だった馬」や「前走繰り上がりになった馬(降着馬の1つ後ろ)」の好走率は、「通常のその着順」の次走成績よりも下がる。「同着より1つ下の着順」、「繰り上がりになる前の着順」の好走率とほぼ重なる辺りが興味深い。しかし、人気だけはその着順通り。つまり回収率は60%にも届かず、絶対に手を出してはいけないレベル。
・「前走、発走を除外された馬」。これに関しては凄いデータが出た。好走率は「前走同級6着馬」と変わらないのだが(つまり「全体成績」と同じ)、何せ人気になりづらい。必要以上に嫌われる。「前走9〜10着馬」レベルの人気で、普通に「全体平均」と同じぐらい来る。ゆえに単勝回収率は120%を超える。サンプルは1000頭に届かないので決してデータとして十分な数とは言えないが、「前走除外は嫌われる」という明確な理由のあるデータ。勝率7.9%、単勝回収率121%は、かなり収束値に近い数字と考えて良いはず。出走数は1週間に1頭いるかいないか。勝てるのは7.9%なので13週間に1頭、つまり3〜4ヶ月に1頭ぐらいだろうけど。
・まとめ。昇級馬は「前走同級5着馬」と同レベル。過剰人気。「勝って同条件」は言うほど勝てない。でも回収率は高い。前走同着馬や繰り上がりの馬は次走買ってはいけない。前走除外馬は積極的に買い。
10:37│その他