おときき通信

若いなりに色々な音楽について考え, おススメする普通の大学生ブログ
目指せ1000記事!
ツイッターやってます。 http://twitter.com/おときき通信で検索!
当ブログはAmazon.co.jpアソシエイトの参加者です。

只の音楽好きな大学生です。 ロック、メタル、ジャズ、フュージョン、ブラックミュージックなどなど… 自分の好きな音楽を発信します。 ギターもやってます。愛機はフェンダーアメリカンスタンダードテレキャスターです。 お気軽にコメントください。 よろしくお願いします!


Amazonで一円のCDってあるじゃないですか。
大体送料がその360倍くらいなんで、送料無料じゃない限りはそこまで嬉しくないですよね。

一円のCDを買うときは、まともに聴けないかもしれないって覚悟を決めとくべきですね~。
まあそんな気分で買ったのが…

ドリーム・シアターの初期のライブ盤『Live at the Marquee』です。
 
現在ではドリムシのライブ盤やDVDも結構出ていますが、このアルバムを聴いたことのある人は多くないかもしれません。

代表作『Images and Words』をリリース後、キーボードのケヴィン・ムーアが制作中に脱退する『Awake』までの間に、ロンドンのマーキー・クラブという行われたライブを録音した作品。

このマーキー・クラブ、60年代にはレッド・ツェッペリンローリング・ストーンズキング・クリムゾンジミ・ヘンドリックスなどのロックミュージックの始祖、70年代にはポリスXTCダイアー・ストレイツなどのニューウェイブやパンク系ミュージシャン、80年代にはデフ・レパードアイアン・メイデンマリリオンなどのNWOBHMメタル、ネオプログレ系のバンドがライブをしてきました。

言わばロックシーンの歴史と共に歩んできた重要文化財ですね。
日本で言う武道館みたいな場所でしょうか?

数えきれない程、誰もが知るレジェンド達がココで演奏してきたようです。

さて、話を戻して…
本作はドリムシの初のライブ盤ということで、ボリュームは少なめ。

ですが、初期のレア曲なども収録されていて、若さバリバリのエネルギッシュなメンバーに会う事が出来る貴重な作品となっています。




Dream_Theater-Live_At_The_Marquee-Frontal

01. Metropolis—Part I: "The Miracle and the Sleeper"
02. A Fortune in Lies
03. Bombay Vindaloo
04. Surrounded
05. Another Hand / The Killing Hand
06. Pull Me Under


日本盤では04が『Another Day』になっています。

☆参加メンバー

・ James LaBrie - vocals
・ Kevin Moore - keyboards
・ John Myung - bass
・ John Petrucci - guitars
・ Mike Portnoy - drums




初っ端から代表曲Metropolis』ということで、バンドの勢いが伝わってきます
演奏自体はスタジオバージョンとあまり変化がなく、マイアングのベースが聴こえやすくなったくらい。
ライブだとたまにズレるギターとキーボードの鬼ユニゾンも、ここでは全く隙がありません。

やはり聴きどころはラブリエのヴォーカルで、シャウトも含めド迫力の歌唱に震えます。
この後喉をぶっ壊し、バンド内での立場もしばらく危ぶまれることになる彼ですが、ここでは演奏隊以上の目立ちっぷり。
やはり初期のラブリエは別格でしたね。




ファーストアルバムの一曲目だったA Fortune in Lies』も今では聴けませんね。
勿論ヴォーカルはチャーリー・ドミニシではなくラブリエ。
原曲でのゲディ・リーっぽいドミニシの歌唱は、こういうスラッシーな曲には少し細めに聴こえました。
また、マイアングのベースもやたら尖ったトーンで、且つ全体的なサウンドプロダクションがあまり良くないので、少しB級っぽさがありました。

ここでは音も分かりやすく整理され、この頃のラブリエの厚みのあるヴォーカルはドミニシよりも楽曲に合っています。
原曲のヒステリックなサウンドとは異なり、メタルバンドとしての貫禄が増したと言えるでしょうか。

インプロビゼーションがベースのインストBombay Vindaloo』は、初期の曲でもレア中のレアですね(笑)
スタジオバージョンも存在せず、ライブでも数えるほどしか演奏されていません。
アラビアンな独特のメロディーに、スティーヴ・ヴァイからの影響丸出しのペトのソロが重なります。

弾きまくりのペトとは対照的に、初期のドリムシらしいサイバーなサウンドで全体を包み込み、メタリックになりすぎない絶妙な線引きをしているケヴィンのキーボードが印象的
やっぱりこの人は音選びが抜群に上手いですね。
今でもドリムシで一番好きなキーボーディストです。

Surrounded』もそこまで変化はありませんが、キーボードの音が少し違います。
スタジオ版よりタメの効いた演奏や、ライブという事もあって更に開放感のあるテイクに。
ポートノイのドラムもよりアグレッシブになって、ライブらしいアドリブフレーズも楽しいです。
初期音源では『Another Day』の方がレアなので、日本盤を聴くのもイイですね。

Another Hand / The Killing Hand』も初期ならではのセトリ。
The Killing Hand』はファーストの曲ですが、そこに『Another Day』を意識した『Another Hand』をイントロに加えたニューバージョンです。
Images and Words』の頃だからこその爽やかなサウンドが聴きやすく、ラブリエのシャウトしまくりのヴォーカルもボルテージ高め。
この曲はドミニシのヴォーカルもマッチしているので、どちらのバージョンも好きですね。
でも、『Another Hand』が凄くイイんだよなあ…




最後はお馴染みPull Me Under』。
こちらもスタジオバージョンよりヴォーカル、演奏共にテンションが数段高めです。
ここでもケヴィンの音がより前に出ているのが分かり、初期はケヴィンのバンドだなーと改めて感じますね
現在でもライブで定番の曲ですが、このうねるようなグルーヴ感は初期ならでは。




♪まとめ

ここまで書いておいてなんですが、本作のヴォーカルは大半がスタジオで再録音されたものです。
ですが、当時の日本でのライブを映像化した『Images And Words : Live in Tokyo』や、あまり知られてない同時期のライブを録音したオフィシャルブートレグを聴くと、本作で聴けるヴォーカルは決してスタジオ限定のクオリティーではありません
演奏隊の上手さというより、本作はラブリエの実力をアピールしたアルバムだと言えるでしょうね。
初期のドリムシファンなら間違いなく満足できると断言します!


Live at the Marquee
Dream Theater
Atlantic UK
1993-09-08






こちらのブートレグは音は良くないですが、『Images and Words』の曲は網羅。
更にケヴィン時代の『A Change of Seasons』も収録し、ラブリエのヴォーカルも修正なしです。


高校の頃、勉強中に眠くなってきたときに聴いていたのがメタル。
アイアン・メイデンジューダス・プリーストは勿論、アマランスラプソディーなどもよく聴きました。
それはもう高速の貧乏ゆすりでノリながら眠気を乗り切っていましたね。

そして、今回のテーマ『Keeper of the Seven Keys: Part I (邦題:守護神伝 - 第一章 -)』を生み出した、ジャーマンメタルの雄ハロウィンも。

「アーライッ!」でお馴染みのカイ・ハンセン在籍時代の代表作で、超実力派ヴォーカリスト、マイケル・キスクが加入した作品でもあります。

参加当時18歳とは思えぬ歌唱力で、フロントマンとしての資質を存分に発揮している彼ですが、本人はメタルミュージシャンとしてのヴィジョンは持っていなかったとか。

本作と、続編『Keeper of the Seven Keys: Part II』は元々二枚組だったそうですが、諸事情により別々に発売されました。

現在は二枚組の完全版が出ていて、そちらの方がお得
間違えて完全版とパート2の両方を借りてきてしまった苦い思い出が蘇ります…




l

01. Initiation
02. I'm Alive
03. A Little Time
04. Twilight of the Gods
05. A Tale That Wasn't Right
06. Future World
07. Halloween
08. Follow the Sign

☆参加メンバー

・ Michael Kiske - vocals
・ Kai Hansen - guitar, front cover concept
・ Michael Weikath - guitar
・ Markus Grosskopf - bass
・ Ingo Schwichtenberg - drums




メタラー大好きなアルバムイントロInitiation』は、クラシカルで壮大。
嫌でも期待を煽られる構成は、毎回同じなのにワクワクしてしまうスターウォーズの如くです。
こういうイントロだけ集めてクイズ大会したい。

そして、ヘヴィなリフ、ドコドコ疾走するリズム隊、あまりにも堂々としたキスクのハイトーンヴォーカルに震えるI'm Alive』で、早くもテンションは極限状態に。
この曲で最高なのはやはりギターソロでしょうね。
「飛翔」という言葉がピッタリなクサすぎるフレーズは何度聴いてもダサカッコイイ!
次作の『Eagle Fly Free』よりもこちらの方が衝撃は大きかったです。




A Little Time』は加入したばかりのキスクの作品で、結構お気に入りの曲。
ザクザク刻むリフが気持ちよく、ハンセン節とは違ったキャッチーなメロディーに熱を持たせます。
途中でレッド・ツェッペリンの『Whole Lotta Love』のようなサイケなパートがあるのも、キスクの趣味でしょうか?
若い頃のブルース・ディッキンソンを彷彿とさせるヴォーカルは、本人が望んでいなかったとしても曲によくマッチしてますね。

一発でハンセンだと分かるイントロのTwilight of the Gods』もアツいメロディーですね~。
メロスピの元祖的存在だけあって、フォロワーが真似しまくってきたお約束なアレンジが微笑ましい。
でも、しっかりとキャッチーなのは流石ですね。
ガルネリウスなどが好きな方は絶対気に入るでしょう。

疾走系だけではなく、A Tale That Wasn't Right』のような泣きモノも完備してあります。
ジャーマンロックらしく、演歌に通ずる哀愁を感じさせる雰囲気は、日本人の感性にも響きやすいのでは
以前スコーピオンズの『Virgin Killer』についての記事でも同じような事を書きましたが、あそこまで鬱々としてはいませんのでご安心を(笑)

ガンマ・レイでもお馴染みFuture World』は結構ポップですよね。
キスクのハイトーンが映える、キーの高いメロディーラインが情熱的。
未来っぽいエフェクト(今聴くと古臭いけど)や、爽快なピロピロギターソロなども含め、ライブでオーディエンスと合唱するのも分かるほど聴きやすい曲です。
そう言えば、プリティ・メイズにも同じタイトルの曲ありましたね。

プログレ的な大曲Halloween』でアルバムはいよいよクライマックスへ。
大仰なイントロの後の、焦燥感を抱かせるせわしないリフがカッコいい。
ツーバス乱射のメタルらしい激走パートも多いですが、ダークなスローパートを効果的に挟むことによって、曲全体にメリハリをつけています
キスクの表現力があってこそ出来た曲ですね~。
こればっかりはカイのヴォーカルでは厳しいですから。

全体的にボス戦みたいな展開のこの曲、バンド名とは一文字違いですのでご注意!




Follow the Sign』はパート2に続くことを予告するエンディング。
Keeper of the Seven Keys』という物語は次作で完結するのですが、2005年にまさかの新章が発売
普通だったら蛇足もいいとこのクソアルバムになりそうなトコロ、これが見事な傑作となりました。
彼らの波は現在でも収まることがないようです。




♪まとめ

パワーメタル、ジャーマンメタル、メロスピを語る上では最重要クラスの名作ですね。
始まりから終わりまで一切妥協のない完成度で、現在でもメタルの歴史に輝いているのにも頷けます。
イタリアのラプソディーや、フィンランドのストラトヴァリウスソナタアークティカなどのバンドよりも、日本人好みな曲が多いと思うので、北欧系が合わなかった人にもおススメ。
このバンドが気に入ったら、ブラインド・ガーディアンなども良いかもしれませんね。
高校の時、古文の先生とハロウィンの話で盛り上がったなあ…


守護神伝 完全版
ハロウィン
ビクターエンタテインメント
1994-02-23









WBC残念でしたね…
今日は朝からアコギを弾きつつ見てたんですが、惜しくも準決勝敗退。
最後の9回裏が勿体なかったな~。

気分を切り替えて、前回の記事に続いてウエストコーストの名盤をご紹介します。

ジェームス・テイラーの『Dad Loves His Work』などの記事でも言及したことのある、J.D.サウザーのサードアルバム『You're Only Lonely (ユア・オンリー・ロンリー)』についてです。

J.D.サウザーというミュージシャンは、イーグルスジャクソン・ブラウンリンダ・ロンシュタットなどのウエストコースト系ミュージシャンの作品に関わってきた、同ジャンルを語るには不可欠な存在。

ライターとしてだけではなく、シンガーとしても素晴らしい作品を残している彼の最大のヒット作が本作なんですね。

イーグルスのメンバーや、ジェームス・テイラーの作品でもお馴染みのセッションマン達、ジャクソン・ブラウンまで参加している本アルバム、ウエストコーストファンなら必聴ですね。




LZZZZZZZ

01. You're Only Lonely
02. If You Don't Want My Love
03. The Last in Love
04. White Rhythm and Blues
05. Til the Bars Burn Down
06. The Moon Just Turned Blue
07. Songs of Love
08. Fifteen Bucks
09. Trouble in Paradise

☆参加メンバー

・ J.D. Souther - guitar, vocals
・ Michael Botts - drums
・ Jackson Browne - vocals
・ Jorge Calderón - vocals, harmony vocals
・ Dan Dugmore - guitar, steel guitar
・ Kenny Edwards - bass, harmony vocals
・ Phil Everly - vocals, harmony vocals
・ Don Felder - guitar, rhythm guitar
・ Glenn Frey - guitar
・ Don Grolnick - piano
・ Don Henley - vocals
・ Danny "Kootch" Kortchmar - guitar
・ Rick Marotta - drums
・ David Sanborn - alto saxophone
・ Tom Scott - tenor saxophone
・ John Sebastian - harmonica
・ Fred Tackett - acoustic guitar, guitar
・ Waddy Wachtel - guitar
・ J.D. Waddy - harmony vocals
・ Jai Winding - organ




紛れもなく代表曲であるYou're Only Lonely』がトップバッター。
ふくよかなコーラスワークはイーグルスの三人とジャクソン・ブラウン、エヴァリー・ブラザーズフィル・エヴァリーによるもの。
ダニー・コーチマーの立ち位置をわきまえたギターと、ドン・グロルニックの奥行きを保ったピアノの組み合わせは、ジェームス・テイラーの作品でもお馴染みの涼し気なサウンドです。
「ウエストコーストミュージックそのもの」を簡潔に示した曲と言えるんじゃないでしょうか。

アダルトコンテンポラリーチャートでは5週間に渡り首位を記録した名曲です。




If You Don't Want My Love』は、イーグルスとも仲の良い彼らしいカントリーロック。
オルガンのカラフルなフレーズと、マイケル・ボッツのタイトなドラムが特徴的ですね。
ドン・フェルダーの引き締まったカッティングがあることで、ポップでも曲が緩みすぎないのが上手い
イーグルスの『On the Border』が好きな方なら気に入るのでは?

グレン・フライとの共作であるThe Last in Love』は、サウザーが叙情的に歌い上げるアコースティックバラード
綺麗なメロディーと調和するピアノの曇りの無い響きにグッときますね~。
スティーヴン・ビショップ似の美声は、一体このナイスガイのどこから出ているんでしょう(笑)
グレンとの共作ということもあってか、ドン・ヘンリーのヴォーカルでも良さそうです。
人気カントリー歌手、ジョージ・ストレイトのカヴァーの方が知られているようで、こちらも素晴らしい出来なので一度聴いてみてください。




フィル・エヴァリーとのデュオWhite Rhythm and Blues』もハートウォーミングで、じわじわとしみ込んでくるような味わい深さがあります。
この曲なんかはジェームス・テイラーっぽくありませんか?
Her Town Too』ではサウザーがデュオに参加していますが、この人のヴォーカルはスローな楽曲によく合うんですね
フォーク色がとても強く、R&Bというよりソフトロックですね。




同じくフライとの共作Til the Bars Burn Down』は豪快なロックンロール
透明感は保ちながらも、ワイルドなサウンドを楽しんでいるのが分かります。
ティモシー・B・シュミットのソロアルバムにもこういう曲がありましたが、声が綺麗な人はこういう曲をやっても上品になってしまう(笑)
とは言え、ウエストコーストミュージシャンがやるアップテンポなロックは爽やかで良いですね。

The Moon Just Turned Blue』を聴くと、カントリーミュージックをもっとやりたいんだろうなって感じます。
ソフトロック向きの声質でもあるんですけど、こういうクリスピーなサウンドの曲ではいい具合に渋さが増してますし。
2015年の作品はジャジーに華麗に仕上げていますが、上手くバランスを取ってやれるといいですね。
ドン・ヘンリーも同じ年にカントリーアルバム出してるんですから。

やはりイーグルスっぽく聴こえるSongs of Love』。
フォーキーで耳に優しいアレンジは、本作の少し懐古的な雰囲気を象徴している気がします。
浮かれる80年代を目前にして、彼のマイペースさが出ているんですかね?

サックスも登場し、乱れたロックナンバーFifteen Bucks』には少しびっくり。
気取ったような展開をリードするのはクーチとワディ・ワクテルの二人です。
この二人はテイラーの当時のライブでもお馴染みで、『Honey Don't Leave LA』などのロックな曲では中心となっていましたね。
でも、なんとなくインパクトが薄いのが残念。

元は75年のサウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド時代の曲だったTrouble in Paradise』。
原曲はホンキートンクなピアノが活躍し、間奏ではジャジーな空間に変化するという凝ったアレンジが楽しい曲です。
こちらのセルフカヴァーはアレンジがホーン中心になり、より派手なロックンロールになりましたが、元アレンジの方が好きですね~。
二つを合わせれば完璧になるかも?




♪まとめ

You're Only Lonely』だけのアルバムと書かれていることもありますが、とんでもない。
聴き応えのあるウエストコーストロックの良曲が沢山入ってますよ
全体的に夏にマッチするような曲が多く、もう少し先の季節になったら試してみてはいかがでしょうか。
ウエストコーストの影の立役者としての印象が強い人ですが、このアルバムを聴けば分かる通り、大きな人気を得た他のウエストコースト系ミュージシャンと並ぶ秀才だと思います。
もう一人のイーグルスの名は伊達じゃないですね。


ユア・オンリー・ロンリー
J.D.サウザー
SMJ
2014-06-25



このページのトップヘ