January 18, 2018

動画:むはむはマハ

14jan18d















飼い主の調子をみながら、優しい優しいお顔で付き添ってくるブルゴーニュ君。

しんどい2日間だったので、ちょっと心配そうな表情で飼い主をピアノ室前まで導いた。

ところが曲を聴くときは変化します。此処が僕の場所! って自由な世界に遊ぶのです。




今日の演奏は完成形じゃあなく、ピアノ弾き的には撮り直したい箇所があるけれどブルゴーニュ君が面白いからこのままupしちゃうワ。

前半は僅かにお耳の中が動いてるのにご注目。そして

16jan18b















クレッシェンドで盛り上がる直前から察知して、お口をむはむはさせて歌い始める。

思いがけず急にピアニシモになると (ブルゴーニュ君にとっては思いがけなかったのね) オヤッ? って薄目を開き、

再び陶酔。むはむは歌います。

寝言かなとも思ったけど動画最後(約1分)のフレーズ仕舞いで 'ハイここで1フレーズ終わりネ' ってしっかり目を開ける。

元野犬ちゃんがこんなにお利口になりました。

lasalledeconcert at 13:35|Permalink││  曲のお話11 

January 17, 2018

チョコ問題その後

16jan18g
















長らくチョコレートの刺激がしんどくて食べられなくなってたけど少し変化してきました。

サメビタキ先輩にいただいたツリー型チョコ。葛藤とともに2週間ばかり家内で睨めっこして、クリスマス前に恐々手をのばしました。

16jan18f
















デコレーションになってるドライフルーツやナッツを捥いで美味しく頂き、次は葉っぱ。葉っぱはホワイトチョコでできてるようでした。

食べてみて自分でも知らなかったことがわかりました。
ツリーチョコの土台になってるカカオマス入りチョコは無理でも、カカオバターでできてるホワイトチョコを少しなら大丈夫みたい。そっか〜、受けつけなかったのはカカオマスなのね。

16jan18e















同じ頃に女の子ちゃんから頂いたエス小山さんのドラジェヌーボー。

一応チョコカテゴリーだけど優しく軽くて此方はまったく平気。

またひと月が経過して体調も変わってきて・・・

16jan18d















先日ケチケチと3個だけマカロンを買いました。

ローズのマカロンを異常に愛してて、15個入りでも総てローズがいいってくらいなのに急に冒険したくなった。

エルメさんのなら食べられるかも? と、何故か突然ガナッシュショコラ・クリームが挟んであるアールグレーを1つお願いしたくなった。マカロンに関しては普段からチョコ風味好きってわけでもないのに試したい気持ちがむくむく。

16jan18c






















あら不思議。美味しくいただけました。

半年以上もチョコ系は辛くて身内にも知人にもそうお願いしてたくせに、好きなお店のならパクパク。ありがち・・・

近頃はエス小山さんのマカロンを食べつけてたせいか、ネッチリしたエルメさんらしさが際立って感じられた。アンフィニマン・ローズは本当に好きです。

lasalledeconcert at 10:45|Permalink││  お茶の時間11 

January 16, 2018

プーと共感

15jan18f
























持ち手が擦り切れるまで使った大好きなガマ口バッグでした。

ハゲハゲになっちゃってお別れしました。相変わらずの捨てる直前シリーズ(汗)

ぱらっとプーのコンチェルトを弾いてみた。
お稽古ってほど真剣じゃなく、味わいの遊びにぱらっと。

15jan18e



















練習番号6辺りで譜面から目を離してて、
32個の32分音符のあとを走り過ぎたナ・・・って思った。

だから弾き直そうと譜面を見たらプーはpresserって書いてた。

  ああ〜好き! と声に出す。
  ね? そうよね? ココは走りたいわよネ。

心の中でプーの背中を抱きしめてニマニマする。
作曲家個人の感覚っていうよりパリの作曲家の感覚として此のシーンを受けとめた。(何故ってフランスの近隣国ならば突くような32分音符後半から腰を落として重くリタルダンドしそうだからだ)

15jan18g





















こういった時に共感と指したくなる。

本を読んだり音楽を聞いたりして、それもそうねって感じる受動的なものは '反意がない' って判断に過ぎなくて、共感とは違ってるんじゃないかなあって思うことが多い。

  だけど世の中には擬似共感なるものが溢れてる。
  共感を乱用したくない。

個人的な言葉の定義で一般的な説明付けとは異なると思うが、
共感は点じゃなく面だって感じる。

面としての自発的なアクトと、面としての作用が差し合わさった時に重なる一部の面が共感じゃあないのかなってしばしば思う。

15jan18c
















例えば尊敬するところのシューベルトはレパートリーじゃないしよくは知らない。人並みに大好きな彼つまり音楽愛好家以上に知ってるわけでもない彼に対しては '反意がない' と言うに留めておきたい。

それ以上なら例えばシューベルトが使った整髪料について何度も思い巡らせたことがある筈なのだ。
先程プーの背中を抱きしめたとき彼はどんな匂いがするのか、どんな香の中に居るのが好きな人か、整髪料はシェイビングクリームは何を使い、
エスプレッソのタスをどんな風に摘んだろうと、例えば中指と親指で、それとも人指指と親指で? と考えるように。

点じゃなくて面を愛するとは、それはそれはオタッキーかつnerdで非実用的な感覚じゃあないのか、と主張する馬鹿者は私だけか? 否あと10人くらいは居られるんじゃあないか。

15jan18i
















だからそうそう簡単に共感とは言えない。

シューベルトを私は '貴方はそうなさるんですね、考えもしませんでした、お勉強になりました' くらいにしか解ってなくて、彼の整髪料の匂いについて空想しもしなかった。そんな相手の仕業を点で取り出しておいて共感なんていうのは烏滸がましい。

点でしかわからないものには点の感想しか持てない。
プーをもっともっと面で知りたい。


■ブルゴーニュ君のプーランク
*お昼寝の曲
*雨の日のお昼寝動画
*可愛い音符

■プーランク楽曲関連
*爛熟、プーランクと爛れ
*腹巻FP146
*カラフルな月
*プー "ノヴェレットNo.1" の生地
*プーランク:一篇の。
*純真
*パレ・ロワイヤル
*似てるモノ・違うモノ

*プーランクで麻酔

*プーランク "ロマンツァ"
  *ロマンツァその後
*フランスとルイーズ
*カフェは難しい・・・
*プーランク x ルイーズ
*神のないルイーズとフランス
*ルイーズのチーズ
*ルイーズの赤
*思い出の硝子瓶 + ルイーズ
*ルイーズのお稽古
*落日の色、ヴィオロン音源up
*プーランク "花" 音源up
*女心とアンドレ婦人
*PJにてプーランク・マズルカ
*ラファエル前派とカードアイコン
*パリのプーランク
*プーランクとシュレアリスム

*プーランクのテクスチャー
*フランスの特権
*プーランク "草むらの中で"
*舌切り雀、Il vole

■クラブ・プーランク関連
*クラブプーランク中間報告
*クラブプーランク延期のお知らせ
*冬のお腹
*裏切者〜
*クラブP第6回ありがとうございました
*12月3日クラブP第6回
*クラブP第5回ありがとうございました
*夜道
*チョコメモ、プーランク、師弟
*プーランクの朝
*打合せ
*クラブ・プーランク5eme
*教養と無秩序
*クラブP4emeありがとうございました
*今日は楽しみましょ〜♪
*チェロソナタのピアノパート
*プーランクと遊ぼう4eme
*お出迎え
*ファリャとプーランク
*クラブ・プーランク第4回
*クラブP第3回終了デス
*プーランクで遊んでます
*プーランクと遊ぼう
*デートとクラブP
*クラブPのコンセプト
*プーランク遊び
*プーランクと伊達
*プーランクとカミュ
*プーランクの著作権
*プーランクと運命の人?
*クラブ・プーランク

lasalledeconcert at 15:11|Permalink││  パリの生活10 

January 15, 2018

震えるワンコ

14jan18f
















どうしてこう毎日体調が変動しちゃうのかなあってちょっと疲れ気味。変化って結構こたえるものですね。

昨日はあんなにも嬉しそうだったブルゴーニュ君なのに

  *お手入れと、クリーム状の物質

私が調子を崩した今朝のブルゴーニュ君は、振動が枕に伝わってくるほど震えていました。

14jan18c




















ブルゴーニュ君はね、私の体調が悪くなるのに逸早く気がついて
飼い主の具合が悪いと可哀想に震えてしまうの。

悪環境から救い出されたブルゴーニュ君にとって飼い主は全世界に匹敵する存在で、おうちの中でさえ絶対にそばを離れるまいと固く決意してるかのように付いて廻ります。

14jan18e















愛情と安らかな眠りと美味しいご飯とすべての楽しみを飼い主の手から受けたブルゴーニュ君は、ちょっとでも飼い主の調子が悪いとお空が落ちてくるくらい不安になってしまうのかもしれません。

抱っこして慰めてるとブルゴーニュ君の震えは止まり、この子を守らなきゃって思わせてもらうことで私自身も力が湧きます。

14jan18b















うちに来てくれてもうすぐ5ヶ月。

心を近く近く寄せ合った愛しい元野犬ちゃんは、夫よりも早く飼い主の体調変化に気づくお利口で優しい子になりました。


*フラット
  *与えられた中で
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標
  *薔薇の機会
  *行きたいな
  *つまらないお出かけ写真
  *貧血と熱でぽ〜っと・・・
  *2017年クリスマス
  *熱とおままごと
  *熱と眠りとm&m's


*微風
  *長いひと月
  *スイカ
  *ちっちゃなスイカ

  *慣れないこと
  *アイボリーのリネン
  *チェリービー
  *抗癌剤のこと
  *グロッグ的熱
  *狭い世界
  *熱の1日
  *悪い癖
  *不協和音だらけ
  *病院の前後
  *病院のあと

*友達
  *気持ちが折れる
  *友達の夢
  *旅立ち
  *哀悼
  *四十九日

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
  ?僕が見た鼻血

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日
  *副作用のこと(1)1日半の悩み
  *副作用のこと(2)ピアノと共に
  *幸せなピアノ時間

 *出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ

*病棟の朝
  *学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト
  *細い人って・・・

*回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ

*降格
  *2度目の冒険

*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井
  *合わせ目
  *モチクリーム

*怪我の功名
  *伸びとビーズバンド

*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
  *居場所

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ

*こんなお出かけ
  *ヴルスト先生

*結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭

*院内生活
  ?僕が聞いた踵のお話
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"

*病人と香り
  *2人の看護師さん
  *針と採血

*アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ
  *治療中のお食事
  *ある日の食卓

*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って

*Macへ行こう(19)未来を買う

*歩く
  *カプチーノ

*アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き

*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ

*諦めずに
  *過去の肺炎
  *コーナーアングル

*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します

lasalledeconcert at 18:30|Permalink││  思い浮かぶままに11 

January 14, 2018

お手入れと、クリーム状の物質

13jan18c















再び体調がいい感じになってきた。やった〜
お散歩に行こうとすると霧雨になった。

少しだけ湿ったくらいならエアコン前で乾かすほうが早いかもって、傘をお部屋で乾かした。好きな神戸元町オカダ洋傘店の傘。

13jan18b

















ブルゴーニュ君はお部屋の中に現れたテントみたいな存在が楽しいらしく、珍しそうに傘内を覗いてた。

湿気た4つの足を拭いてもらって
肉球の間にも伸びてきた毛を小さなハサミでカットされて

12jan18l















お散歩用の小さなお洋服を脱がせてもらって
蒸しタオルで包まれて綺麗にされて
それから優しくブラシをかけてもらう。

すると溶けかけのクリーム状になったワンコが出来上がる。
全身の力を抜いて、とろんとろん。

lasalledeconcert at 10:56|Permalink││  日々のお気に入り11 

January 13, 2018

プリュドムの風景

10jan18i
















井上究一郎様の訳詩集 "シテールへの旅" がとっても楽しかった。

ロンサール、ユゴー、マラルメなど翻訳が少ない詩も収録されてる価値ある1冊だった。

12jan18i















霜が降りて張りがなくなった花びらが多いエクステリアで
色の賑わいをくれるヒューケラが頼りです。

全国的な寒波の中、恒例行事があった。
バス用の給湯器が凍結で調子悪くなり、ガス会社さんを呼ぶ毎年の拙宅の催し。

12jan18j














昨年の今頃は入院前の検査が忙しく、その後すぐ入院になった。

全館暖房で一定気温に保たれた病棟で過ごした昨冬は給湯器行事のことなんて忘れてたし、それどころじゃあなかった。

面倒だけど土地の気候に根ざすが故に何か愛しい気もする例年の催しを、昨年は夫がしてくれたのかな? 毎日お見舞いに来てくれても其んなお話は耳にしなかった。

ネガティヴなことや心配なことは口にせず、ただただ優しく毎日見舞ってくれてた。

11jan18a















おそらくあっただろう給湯器トラブルを病中話さなかったのは夫らしい仕業だわって思ったのをきっかけに、昨夜は結婚前のことを思い出してた。プリュドム詩にフォーレが曲をつけた "水のほとりに" のような2人でいたいと話してた事を。

すると折良くフォーレの此の曲をこれから歌われる方からメールをいただいた。

新しい曲の命が生まれそうなお知らせは楽しい。何処かで誰かが何かの曲を愛する事実が卵のように1粒零れて、其処に楽曲の小宇宙が1つ生まれて、中に様々な風景が大切に閉じ籠められる。その素敵な球体を覗き見るのがコンサートなのかなナンテ思った。

12jan18k

















此うしたお知らせに私はたとえば '歌うときの彼女は川からどんな距離に居るか' と想像するのが大好きだ。

足許すぐ傍に流れる川か、遠景で見遥かす河か。

その何処かに彼女自身は居るのか、それとも主人公の心の中に入ってゆく形なのか、または並んだ2人の周囲に流れる音楽を写生する画家のような存在として歌うのか。

川の大きさは、深さは、対岸は?

川音は聞こえるのか、聞こえるならどんな風に?
それとも心の窓を隔てて何も聞こえない想像の岸なのか。

水の色は、空の色は、空気の流れは?

曲の想像は楽しい。演奏者の誰がどんな風に '曲の中の位置' を選ぶか知るのもとても楽しい。

心の中で風景をたくさん動かしながら
作るうちに演奏も自分も変わってゆける曲。

それ以外のお返事はまた改めまして・・・と、此んな所に伝言を置く。

lasalledeconcert at 15:58|Permalink││  曲のお話11 

January 12, 2018

僕のはじめてのお話

lasalledeconcert at 10:51|Permalink││  ワンコと一緒16 

January 11, 2018

エフと歯磨き

10jan18a















兄弟の関係が悪い場合、他人様とより根深い泥沼の揉め事になるケースがある。

肉親でしか起こり得ない種類の案件も多いから、騒動の大きさで一概に比較するのは間違いでしょうけれど、私個人は実感する。

あの弟さえ居なければと恨んだ幾十年は人生を変えてしまった。

変えたのは弟の存在か、それとも弟への私怨に拘わったせいかはわからない。直接の因果関係が後者だったとしてもいずれにしろ前者の余波だという事実が更なる宿怨を抱かせる。

10jan18d















弟は周り中の愛情を一身に受けてた。

私はラヴェルのおうちに遊びに行きたくても、フォーレに内緒話を教えてもらいたくても止められるのだ。'お友達と勝手をしないで、弟のエフの面倒をみてからにしなさい' と。

反抗心で一杯になった。
しかし姉の義務だから仕方なかった。
音楽学校を卒業するまでこの面倒くさい弟の手を繋いで、決して迷子にならぬように連れ回し、弟の身の回りのお世話一切を済ませなければならないって決まってたのだから。

それは全国の音楽学校の決まりだった。ピアノで遊びたい長女は必ずこの弟の面倒をみることに決まってた。

一番の遊び道具のピアノの前はいつもエフに横取りされてた。
お姉ちゃんだから我慢しなさいって言われた。

弟は発表会の寵児で、誰もが彼の曲に触りたがった。
私は弟と真反対の曲ばかり弾いた。幼児の頃はカバレフスキーの斬新で諧謔的な音運びが好きで虜になってた。小学校にあがると、弾ける近現代小品は増えた。

10jan18b

















自由に彼らと戯れるための自分のお部屋と自分のピアノが欲しかった。

毎日毎日エフに場所を譲らなければならなかったし、
しばしばエフがピアノを占領してて仲良しのプロコたちを自由に招き入れることができなかった。

当時の不満はそれだけだったかもしれない。
客観的に見ると何でもない事で諍いとなるのは、親密であることを余儀なくされ選ぶ余地なく束縛を受ける運命に、重圧を感じ続けた年月が乗算された時かもしれない。
この乗法は爆発的な数字になるのだ。

ジェンツーペンギン先輩が面白がってくださってエフ記事にコメントをくださった時に、自分の中で上記のように理解した。

'(エフと)お付き合いしたことがあまり無いですが' って書き出しを見て、ああもしかしたら私も、ずっと弟の面倒ばかりみなければならない立場じゃなかったら、
少女期と青年期全部を弟への義務で覆われた位置に立たされなかったら、エフをもう少し楽に愛せたかもしれないと思ったのだ。

10jan18c
















九九を憶えるほどの短期間義務でしかないバイエルにも、元素記号と付き合った程度の時間だけ共にしたツェルニー100番・30番・40番・50番・60番(40番以降くらいでクラーマー・ビューローを、50番からクレメンティ・グラドス・アド・パルナッスムを同時進行してる時代でしたっけ。懐かしいですね〜)にも、何の恨みもない。

何故って彼らの曲集に少しくらい好みじゃない曲があったって
クラス替えをすれば付き合わずに済む、その場限りのクラスメイトにすぎないから。

弟って存在とは違う。
子供にとって永遠に思える長い長い時間、遠すぎて見えない未来まで必ず一緒に、息苦しい距離に居なければならない弟は違う。

弟から逃げたかったのは、その才能のあり方じゃあない。
私は弟の歯磨きの仕方が大嫌いだった。
それだけのことなんだ。

だけどこの苛立ちは毎日歯磨きを見、歯を磨いてない時も弟の歯ブラシが目に入る煩わしさを日々感じ、歯ブラシがない外出先では見知らぬ人々が弟の歯を褒めるのを聞き流す作業に人生の時間を費やさなければならない環境が作り上げたのだ。


  ■これまでのお話
  *エフ
  *エフに狭まる心
  *エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
  *エフ。収容期間終了
  *エフ。女の言葉と男の語り
  *エフとお国訛り抗争
  *エフ。必須の紋所・無言の執拗
  *エフとドビュッシーの白
  *エフとお食事会

lasalledeconcert at 15:58|Permalink││音 パリの風10 

January 10, 2018

踏んでるよ

9jan18a

























僕、ブルゴーニュ。
2世がデニムを買ってもらった。

ひどく寒いからね、鹿児島育ちの2世は
冬の神戸じゃお散歩用コートは必需品なのさ。

9jan18b





















たまにはボーイッシュも可愛いなあ。
飼い主とお揃いを着て幸せそうだ。

でも2世のやつ、お姉ちゃまのルームシューズ踏んでるよ。

lasalledeconcert at 10:18|Permalink││  ワンコと一緒16 

January 09, 2018

エフとお食事会

8jan18b





















あるタイプの人間の相談事は、解決を求めているのじゃあないってことは、多くの方々がご経験済みでしょう。

相談の体をとった愚痴だったり、言いたいだけだったりするわけだから、聞いた側が解決策を提示しても 'でもね' が返ってくる。

解決したいのじゃあなくって口に乗せて満足したいだけだって、
聞く側が理解して流せば済む。

とはいえ聞き流して済ませましょうナンテ言ってるのじゃあありません。私なんかは聞きたくないから次は会わないもの。

8jan18a















2度目はないとわかってしゃべってんだろうな? え? と心の中で毒づきながら 'ふ〜ん、そう' と1度くらいは皮肉を込めて相槌を打ったりする。

其ういった種類の人との接触は複数人居る場での経験しかないから、受答えは他の方に丸投げして自分は食べてたり飲んでたりする合間に僅かな言葉を発すれば済んできた。

大根役者のセリフみたいな棒読み調で繰り出す 'ふ〜ん、そう' の真意は、
'今の相槌は共感であろう筈はなく、アンタはそんなくっだらない話を此の場の話題に選ぶ人間だとアピールしたいのだな? ふ〜ん、そう。上等じゃね? ' という皮肉に他ならない。

7jan18i















とまあ性格が悪いことこの上ないようだけど、つまらない状況を2度繰り返す価値を見出せないのだからしょうがない。

それなのに結論のない繰り言が始まっても
それがエフの口から出てる限り一応は聞いてきたつもりだ。

なにしろ世界のスーパースターだから、私ごときの理解で結論がないように感じられたとしても、それは私が馬鹿なせいであって、何かは得られるに違いないとの期待がそうさせた。

お食事会のグループ席で、またこいつのウダウダ話かよって思っても皆が神妙な顔でうんうんと頷いてるから同席してる感じ。

でも性格の悪い私は其んな時も様々なことを思う。

7jan18h














聞いてる人々が頷く。

その仕草こそ話してる本人を、同意されてる・次を聞きたいと思われてると勘違いさせてるのにと苦々しく感じたりもする。

頷いてる人の3分の1はただお話を次へ進めるための促しで、
今3分の1と括った内過半数は聞きたいからではなくお話の終了が速やかにやってくるよう促しているに過ぎず、
もう3分の1は目の前で聞かされてるのとは別のもっと好きな友達や身内や自分に照らしたストーリーを頭の中で展開しており、
あとの3分の1は次何食べようかな・どのタイミングで注文しようかなと思っており、

8jan18c














残る端数の私ともう1人くらいが皆を見渡して、

誰がどの3分の1に当たるかを頭の半分で考えながら、聞いてもらってると勘違いして顔を輝かせながらマシンガントークに移行した本人と2人で会うことは一生ないなと決心してる場面であったりする。

だけどエフの場合、比率はお食事席とまったく違ってる。

世界中で19世紀から今日までエフ曲を耳にしてきた人々の過半数が本気で次を聞きたいと願い、心を打たれ、涙に咽び(本項に関しては私もその1人に入れてもらえるだろうほど泣いてきた)、気持ちを救われ、求めた。

つまるところは 'エフのお食事会' を座って見ていてはならないのは私のほうなんだわって気づき始めてた。

そのときには、エフ曲ばかりを選択する私のためにフランスのお師匠様がエフのスペシャリストの先生をご自宅に招いてまで無料でレッスンを受けさせてくださっていた。無闇に可愛がってくださるお師匠様に、実はエフ苦手です、もうエフ辞めますと言うのは流石に憚られた。


  ■これまでのお話
  *エフ
  *エフに狭まる心
  *エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
  *エフ。収容期間終了
  *エフ。女の言葉と男の語り
  *エフとお国訛り抗争
  *エフ。必須の紋所・無言の執拗
  *エフとドビュッシーの白

lasalledeconcert at 17:54|Permalink││音 パリの風10 

January 08, 2018

熱と眠りとm&m's

7jan18c















病院帰りの一目惚れシリーズです。
おうちで前髪を上げる髪ゴム。

発熱が続くから冷えピタシートみたいなのをよくおでこに貼ってたりしてて (めちゃくちゃな格好・・・) 前髪が邪魔なの。

m&m'sチョコが透明な中に閉じ込められててピンク粒が飛び出してる。此んなので結んだら気分が上がりそうでしょう?

7jan18j















アメリカンでポップなものって大好き。
美味しそうで気に入って連れて帰りましたヨ♪

1日の中で横になってる時間・眠ってる時間が秋頃より長く、あまりにも起きられない目眩にも困って、昨日はとうとう夫にこの状態ってどこに向かってると思う? って言ってみた。

不安な気分を口にしててもm&m'sが頭にくっついてると深刻さが薄れてイイ感じ。

7jan18a


















夫はやさしい調子で、寒いと体力取られて休養が必要だからね、
桜ちゃんの身体は必要なことを知ってるんだよってm&m'sの上から掌を置いた。

音楽みたいなその口調に癒されつつ、放射線科のドクターもこの冬は大変かもって随分仰ったと思い出した。

7jan18b























ブルゴーニュ君と近くを少し歩いた。
筋力を落とさないための小さなトレーニング。

ペアルックっぽくして歩こうとすると、1日1回は自分の姿を最低限でも振り返ることができる。

元々お洋服のお洒落が嫌いな者が病人になると、身仕舞どころじゃなくなって本当にスゴイことになっちゃう。
メイクはもはや全くしないけど、ワンコと合わせるレベルでも良いから服装を整える心掛けだけ保持しましょ。

lasalledeconcert at 12:27|Permalink││  グラスの中11 

January 07, 2018

サダハル・アオキ2018エピファニー

6jan18e















今年のエピファニーのギャレット・デ・ロワは

サダハル・アオキさんのを試しました。

6jan18d















レイエ(飾り包丁)は月桂樹じゃなくって太陽のタイプでした。

層は隙間少なめカナ?

6jan18g















フェーブはサダハル・アオキの定番スイーツの形。

ロワを決める遊び用アーモンドが中に入ってて、陶器フェーブは別づきでした。

日本では事故防止のため陶器フェーブを直接入れないパティスリーさんは多いですが、此うすると安全面と楽しみ両面で好いですよね。

6jan18f















奥側のはエヴァンさんのフェーブ。

お2人のお店フェーブは一緒に置くことにしましょうか。

lasalledeconcert at 11:19|Permalink││  お茶の時間11 

January 06, 2018

僕が知った2世の教育

5jan18c



















僕、ブルゴーニュ。
僕のお姉ちゃまはアニマルトレーナーがやれる。

でも昔学校へ行ったのは職業にするためじゃあないよ。
飼い主が上手に躾けてあげられるのがワンコにとって幸せって考えたからさ。

ワンコ学校でも、飼い主さんが一緒に通って共に授業を受ける試みは多いよね。学校で訓練を受けるワンコだって、1等好きで信じてる飼い主さんに巧みに教えてもらえるのは格別だからね。

そんならば自分でトレーニングができたら話が早いって思ったそうだよ。音楽に何ら関係ないから口にしたのはごく最近だ。

  *僕らは遅すぎない

5jan18d
























ところがさ、僕はひどく疑問だったの。
ワンコの先生と思えないような甘やかした方法でお姉ちゃまが2世に接するのだあもの。

僕ね、嫉妬してんじゃないよ。
2世にとって善くないのじゃあって心配したの。

何故ってね、2世がジッと見つめた食材など、お味付けがなされてないうちならばチョイとお口に入れてやったりするのさ。

たとえばジャムを入れる前のプレーンヨーグルトをお指につけて舐めさせっちまったし、ミューズリーのドライフルーツも一粒与えっちまった。茹で上げてソースを絡める前のパスタをふぅふぅして4cmほど咥えさせてやったこともあったんだよ。

  そりゃあね、どれも身体には良いものさ。
  だからって教育には実によろしくない方法じゃあないか。

5jan18b


















人間のご飯の調理中や、リーダーになる人のお口に入る前に分け前を渡すなんてえのは間違ってるよって僕は忠告をした。

どう引っ繰り返してもワンコ教育をちゃんと学んだお人とは思えないやり方だあもの。

僕ん時はアルファシンドロームにならないように食べ物のことは特にきちんとしたじゃあないか。今2世にしてる風なのは教育じゃあないよ! って進言してやったんだの。

  するとお姉ちゃまは、いいえ教育よって言ったんだ。
  でも権威や順位の躾なんて2世にしてないワって答えたよ。

5jan18f

























其れっからおもむろに問われた。
ブルゴーニュは寒かったらどうする? ってね。

そりゃあ寒いから毛布出してってお姉ちゃまにお願いするに決まってんじゃないかって答えたさ。なにしろ僕はお利口で毛布の場所だって知っているしね。

じゃあどこか痛かったらどうするの? ってまた問われた。
僕はすぐに答えたさ。

痛いからお医者様へ連れてってよってお姉ちゃまにお願いするよってね。お注射は厭だけどお薬くらいなら我慢するからさ、って付け加えた。

そうでしょうとも、とお姉ちゃまは我が意を得たりって調子で頷いた。

5jan18e























2世はね、寒ければ我慢して2年半を過ごしたの。
痛ければ我慢のままの2年半だったの。
お腹が空いたら我慢して、暑くなったら我慢して、喉が渇いたら我慢して・・・可哀想に我慢しか知らないの。

誰にも何もしてもらえなかったからよ。
だからね、何か欲しいときは人間にお願いしたら手に入るのよって教えてあげなきゃいけないの。

ヨーグルトを見てたら貰える、
パスタいい匂いだなあって表現したら貰える。
辛かったら辛いよって表して
欲しいものをおねだりして
我儘になることを憶えなきゃいけないの。

  だってさ。
  其うと言われりゃあ確かに2世に必要な気がするよ。

4jan18b
















それっから、君は男の子で身体が大きくなる仔だからパピーから順位づけをきちんとさせたけれど、2世なんて幾らでもコントロールできるから此れでいいのよってさ。

よくよく聞いて僕は合点した。1人で我慢せずに、どんな事でも人間の家族に伝えたら良くしてもらえるって覚えてゆくんだね。
いつでも2世を思ってる家族が居るって分からせるんだね。

2世良かったなって、僕は小さな頭を優しく舐めてやった。
2世はうんとこさ嬉しそうな顔でじっとしてた。


?僕が間違えた道
?僕のお名前
?僕らの月日
?僕らの分かれ道
?きくらげの寄り道
  ?きくらげのコト
?僕らの十字路
  ?はぐぬまJて
?僕らの道のり
  *ワンコとの日々
  ?僕らがまた会えた朝
  ?僕が見たフードの食べ方
*涙と針路
  *振り返るワンコ
  *私たちの連弾
  *ダメになる
  *僕らのジュテーム・トンネル
*3歳のお祝いの日
  *2ヶ月のお祝い
  *2年半分のプレゼント
  *初めてのお誕生日

lasalledeconcert at 11:18|Permalink││  ワンコと一緒16 

January 05, 2018

ヴァーズに挿すゼロ円

4jan18d
























階段ごとに数個ずつニッチがあっても
特に飾る物も持ってないから

変なモノを飾りにしてる。

舐め終わったボンボンの缶やらシマエナガ先輩に頂いたカードやらの間に

4jan18c














見えますかしら・・・?

ムィエットを挿してるの。
コロンのテストにシューしてくれる紙ネ。

掘り出した骨の破片をワンコが大切にしてるみたいで
野良犬的で自己満足してる。

ムィエットは可愛くてゼロ円インテリアにしちゃいます。

lasalledeconcert at 12:54|Permalink││住 心地よい住まい11 

January 04, 2018

エフとドビュッシーの白

3jan18a
















フランスでのレッスン初日にエフのソナタを持っていってから再びエフにモヤモヤする年月が始まった。

  ■これまでのお話
  *エフ
  *エフに狭まる心
  *エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
  *エフ。収容期間終了
  *エフ。女の言葉と男の語り
  *エフとお国訛り抗争
  *エフ。必須の紋所・無言の執拗

10歳に満たない年にピアノ発表会で弾いて以降、大学卒業までは収容期間としてだった。だけれど今度は自分から望んだ。

何を? エフを弾くことをじゃない。好まないエフの感覚を手中にできる将来を望んで挑みたくなったのだ。
それは・・・おそらくとても男性的な、狩猟民族的な心理と習慣に起因してた。

エフは当時愛したい相手ではなかったけれど、周り中の人々が欲しがってるから手に入れたい、其うすれば多くの人達がエフの一部の感性でも手に入れたがる意味が自分にも解るかもしれないといった感じの欲望だった。

3jan18f





















エフは世紀を越えた世界のスーパースターだから、
エフを愛してなかった時には無論それを口にしなかった。

星の数ほど居られるエフの熱狂的フアンを無駄に敵に回す必要なんてないから、淡々とコンセルヴァトワール時代の3年間とラ・スコラ・カントリュム時代の2年間をエフと共に過ごした。

代わりに家の中では随分とエフの陰口をきいた。
相手は我が師、ドビュッシーだった。

ドビュッシー先生は喩えばブルゴーニュ君が眠る写真を
白色の重なりの観点で話された。

コートやカラーが白なのは見ればわかる。
写真の中で最も白いのは、ブルゴーニュ君の夢に現れた海の波頭だと先生は話す。

3jan18d















ブルゴーニュ君が名前も与えられなかった2歳半までを彷徨い暮らした南の島の海じゃない。
家族に抱かれて見る須磨の波の白さだと話す。

海の波頭は初めから白かったのじゃない。
ブルゴーニュ君が名を与えられ、撫でられ、抱き上げられた時、
なんて無垢な純白の心の子でしょうと飼い主にキスをされ
飼い主が口にした純白の語によってブルゴーニュ君の中に白の概念が生まれた。

その瞬間から波頭はブルゴーニュ君の中で白くなったのだ、と。

ドビュッシー先生は落ち着いた声で毎夜此んなお話を聞かせてくれるのだ。

3jan18g
















夜が明けるとエフとの義務が待ち受ける1日が始まる。
私が望んだ義務だった。
義務を全うできるのは人間の喜びだ。
でもエフとは、喜びよりフラストレーションが大きかった。

エフはブルゴーニュ君の写真を見て犬だ、犬が居ると言った。
私はげんなりした気分を隠し、黙ってエフが語る通り鍵盤を押した。

見ればわかる事をわざわざ口にする意味がわからなかった。
見てもわからぬ事柄を '新しく見せて' くれる作曲家に心酔した。

エフは、ああ犬。なんていう犬なのだろう? と続けた。
なんていう犬だって? それは種類を問うているのか、名前を問うているのか、はたまた感嘆符なのか、感嘆符なら美しさに対してか、想像した賢さに対してか、何に対してか、と私は疑問だらけになった。

疑問があっても黙って鍵盤を押した。
次のフレーズで応答があるだろうと考えたからだ。

しかし次のフレーズは 'ああ犬。なんていう犬なのか。' と語尾だけ違う同文が繰り返されてイライラした。

エフは話し方を変えなかったし、私は成長しなかった。
溝は永久に埋まらなかった。

私は一生エフが苦手で、エフを弾く限り凡才の演奏しかできはしまいと諦めた。エフ曲を上手くなりたい一心で進級試験にも最も苦手なエフ曲を選んできたが、この人に合わせるのはもう無理だと思った。

終わりたい。だから最後にと、
コンセルヴァトワールの卒業試験にまたエフ曲を選んだ。

アホか。

lasalledeconcert at 17:25|Permalink││音 パリの風10 

January 03, 2018

青銅の輪・縁どり

2jan17b
















昨日は丸1日寝込んだ。

何度も目を覚ました。
ブルゴーニュ君が覗き込んでる目が迫ってたり、
ブルゴーニュ君もクーカクーカ眠ってたり、
ほわほわの毛が頬を何度も行き来して(匂いを嗅いで飼い主の様子を探ってたみたい)、体調が悪くても幸せな気分になったり。

よく休めて今日は目眩が残るくらい。吐き気はない。

1jan18b














今朝まで動けなかったから本を読んだ。

《眼は輝き、肌は褐色、裸で歩くにふさわしい青年、二十歳、
しかも、額を青銅の輪で締めた見知らぬ魔神さえも、
ペルシアの月光のもとで、うっとりと
見とれたであろう美しい肉体。》

ってランボー詩。
後にヴェルレーヌ "万華鏡" に

《額を青銅で縁どった農夫の寡婦たちが、
淫売の群れに割り込んでくるだろう、》

と描かれるのが、ひょっとしたら夢に現れたランボーのイメージ (訳者様は '一化身' という言葉を使っておられます) かもっていう井上究一郎様の訳と解説を読んで楽しくなり

2jan17a
















青銅色がガラスに使ってあるアクセサリーでブルゴーニュ君の額を縁取ってみた。

ブルゴーニュ君が詩を楽しんだかどうかわからないけど
飼い主が少し元気を取り戻して安心した笑顔。

魔神にはほど遠い。

lasalledeconcert at 10:44|Permalink││  グラスの中11 

January 02, 2018

ドアプレート2つ目

1jan17q

















超絶調子悪いお正月2日目。

クリスマスを過ぎてから体調が崩れ、自分でも変化や体調ムラについてゆけない感。

其んな中、ブルゴーニュ君のプレートが届きました。

1jan17r























せんにワンコのママ友さんから購入したドアプレートが可愛かったから、今度はオリジナルをオーダーして作っていただいたのです。

似てるでしょう? 前のと並んでぶら下がってるの。
ブルゴーニュ君グッズがまた増えました。

今は飼い主にくっついてベッドでクークー寝息を立ててる。
柔らかいたんぽぽ毛に癒されて、明日は少し快復できるかな。

lasalledeconcert at 14:05|Permalink││  日々のお気に入り11 

January 01, 2018

2018年元日

1jan18d






















明けましておめでとうございます。

ジュリアンの改良種も年々増えてるんですね。プラチナジュリアン・グレープパレットって品種を求めました。透明感があって綺麗ね〜

今年はお年賀を失礼して、病院と小さな家事とブルゴーニュ君のお世話だけで過ごした12月だった。それ以上のことを今はとても出来ないから。

1jan18a




















冷える時刻に新年ミサに出かけるのも無理で、大晦日はお休みしながら夫婦でフランス映画DVDを観てた。

夫がDVDを挿入してくれる際テレビスイッチに触れて、そういえば紅白ってあったよねって言った。10年以上聞いてない言葉で今はどうなってるのカナって私も頭を掠めた。
夫が映画を再生すると其んなことさえすぐに忘れた。

1jan18m
























気がつくと零時半を過ぎてた。

知らないうちに新年になってるねって夫が時計を見、
2人でブルゴーニュ君を一緒に抱っこしながらブルゴーニュ君の幸せを口々に祝った。

昨年と一昨年のお正月は吹きさらしの野外で過ごした子が
初めて暖かいお部屋でお正月を迎えられることが嬉しい。

1jan18n















元日午前は頭が重く、簡単なお片づけやお洗濯が済むと座ってランボー詩を読んでた。

"記憶" って詩が今時期は好きなのだ。
《光る水。幼児(おさなご)の涙の塩の結晶のような、》と始まるのは井上究一郎様訳だ。

涙の結晶じゃないんだ。涙の塩の結晶だ。

光を、煌めく水を、おさなごを、涙を、
甘ったるく変えない一節が心地良い。

通院再開までの何でもない数日が有難い新年。

lasalledeconcert at 13:27|Permalink││  思い浮かぶままに11 

December 31, 2017

エフ。必須の紋所・無言の執拗

30dec17d














2017年今日の大晦日を迎えられると思わなかった。

約11ヶ月前は夏が無事に過ぎれば幸運だと思った。
その先に来る年末なんて遠過ぎて考えようともしなかった。

今年はいい年だった。癌にならなければ知らずに過ぎてたことが体験できた。どれもそこそこ大変だったが、なかなか楽しくもあった。

だからって、割合刺激的だった年のご挨拶など書くのは性に合わない。前中半の内容の割にコーダから突然大袈裟になる楽曲のようで手出ししたくない感じがする。

30dec17f















如何にもコーダらしいコーダを格好良いと感じられる方だって多いのは当然だ。

マンネリズムは安心感を与える。マンネリズム特有の心地良さもある。水戸黄門の安定感が心地良いように。

"この紋所が目に入らぬか" のセリフあってこそのコーダであり、
あれをすっ飛ばしたら水戸黄門の造りは成り立たない。

  国民的ドラマに一切文句はない。

黄門様的な造作の楽曲を前に溜息をついたことがあるだけ。

30dec17e



















あくまで一定楽曲に関してだが、

懐中で印籠にそっと触れながらも出しはしない瀟洒は、より高い芸術性を醸しそうではないか?
ある時は成敗よりも誰かの何でもない嘘を助けるために、こっそり印籠を落としてみせる心憎さもほしいではないか?
是が非でもグワシと掴んで "この紋所が" と押し出す大衆性は、何が何でも必要なのか?

と疑問に苛まれる青春期を送った。
(くどいがドラマの話はしてない。楽曲の喩えです。)

30dec17c




















上述の事柄は、

日々のブログにブルゴーニュ君の体つきが可愛いだとか、
寝顔にやられるだとか、いつまで見てても厭きないだとか、
綿菓子のようなほわほわコートを食べたいくらいだとか、
ブルゴーニュ君の毛を味わったら甘いに違いないとか

のキラキラワードを文字としてはあまり書き出さない表現信条と通じる嗜好でもある。

楽曲話題や書物話題の長文の間に場違いに幼い笑顔のブルゴーニュ君の写真が登場し続けることこそ、キラキラワードの紋所を使用しないプー他フランス作曲家たちの【無言の執拗性】であることを顕したかった今年後半だった。

ナンテおしゃべりが自分らしい2017年の締め括りなのかな。
大晦日にこんなものを読んでくださってありがとうございます。


*エフ
*エフに狭まる心
*エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
*エフ。収容期間終了
*エフ。女の言葉と男の語り
*エフとお国訛り抗争

lasalledeconcert at 16:21|Permalink││音 パリの風10 

December 30, 2017

僕らのジュテーム・トンネル

29dec17d





















僕、ブルゴーニュ。
神戸って所は山と海がある。

それでもって人間が住む町にも高低がいっぱいあるんだ。
高架橋が掛かってたり、丘を刳り貫いてあったりしてさ
自然とトンネルが多くなる。

パリィなんかはジョルジュ・オスマンってお人が街自体を刳り貫いたから、神戸の小さな町のようなトンネルはないけどね。

29dec17e






















僕んちの付近にも小さなトンネルがあるの。

オスマン大通りのように、僕らのトンネルにもお名前がついてんだよ。ジュテーム・トンネルってね。

トンネルを通る2世に 'Je t'aime ブルゴーニュ' って言うんだよ。
するとトンネルん中に 'ブルゴーニュ大好きよ' って声が響いて、2世は大好きに包まれる。

大変な生い立ちの末に僕んちに辿り着いた2世が、好きよってエコーを全身に浴びるのを見たいからね。

ジュテーム・トンネルは小さくて短くってオンボロだけど、2世にとって特別なトンネルなのさ。

lasalledeconcert at 09:42|Permalink││  ワンコと一緒16 

December 29, 2017

フードドライヤーとピーナッツ消しゴム

29dec17b
















キッチン続きのサンサイドにあるおままごとコーナー。
ミニチュアカッティングボードが見えますか?

  *2017年11月のミニチュア

乗っかってるクグロフはカッティングボードと同じフランスアンティーク。でも向かって上のピーナッツは・・・

29dec17a




















消しゴムなのでした。

右側の唐辛子と木の実は本物です。

アンティークと、100均の鶏さんと、作り物のピーナッツと、本物の木の実がこちゃっと仲良く並んでる感じが楽しいの。

29dec17f














さて、おままごとじゃないほうは・・・

キッチンから3歩ほど離れた冷凍ブース脇にちょこっと家電を置いている。よく使うフードカッターと、たま〜の使用のコーヒーメーカー。

1等前のフードドライヤーが最近のお気に入りなのです。

29dec17i






















今日もブルゴーニュ君用の胸肉ジャーキーを作りましたヨ。
金時人参を買ったから野菜チップスも作ろうかな。


*百均とスーパーでファーム
*食器棚の引出し
*熱とおままごと

lasalledeconcert at 15:57|Permalink││食 美味しいテーブル11 

December 28, 2017

エフとお国訛り抗争

27dec17a






















再び夫撮影写真。

熱で具合が悪かった。夜中夫の声に我に返ると、ストローでお水を飲ませてくれるところだった。その時まで気がつかないくらい苦しかった。

今日は随分スッキリしました。


さてお試し音楽・・・? どちらかというと面白映像です。




11小節目からの動画です。
13小節目にブルゴーニュ君が、えっ? って目を上げる。
わざわざフレーズを切ってピアニシモに落とした箇所。

ブルゴーニュ君がえ? ってなった理由は、11小節目からのフレーズは15小節目まで綿々と流れ渡ってゆくのがスタンダードだからカナ? それに結びついて13小節目からはむしろ間を詰めて巻いてゆくほうが多数派の考え方かもしれません。

だけどココをどうしてもピアニシモで歌い直してみたかった。

すると15小節目 (ブルゴーニュ君が再び目を閉じたトコロ) からが伸び伸びと推力を持つんですね。
それってエフ的じゃあありませんし、べったりを避けてこれくらい速めのかなりスッキリした速度設定の上でやらないと間が抜けちゃいますね。

27dec17d























暗い顔でむつむつ呟くのを途中で止したり、
ある一定のキッカケで

(ドビュッシーならば陽が沈み長くなった影が地面の枝陰に接触した瞬間に。フォーレならば回想の中に吹く風が今この時に繋がった錯覚を覚えた瞬間に。プーならば心の傷をあえて何でもなさ気に括弧つきで注釈のように挿入する瞬間に。ラヴェルならば今しがたのメロディを角度を変えて示したものが合体して立体化した瞬間に。イベールならば音がシャガールの絵の中の動物に届いて耳が絵の中で此方を向いた瞬間に。)

伸びやかに辺りを見晴らす行為はエフの前でしちゃダメなのかも。だけどね、ダメってわかるとやってみたくなるのよね。

15小節目に心を遠くへ飛ばす様な伸びやかさ (それこそを私は '夢' と顕すべきものだと考えてる) を味わってから17小節目で上昇。

18dec17f














本来19小節目はスピードを上げ気味にして20小節目あたりでフォルテに突入するがエフ的かもしれない。ただ其うした [長い上昇というお国訛り] を、演奏に際しては必ずしも好しとしない人種もあるのだ。

くどいフレーズ回しは19小節目で終えるべく、細めのフォルテで下降1小節を保持。高音だから此れくらいのテヌートが可能だけど1オクターブ下なら重さのバランスが取れないでしょう。

音の下り坂を心情が受け留める如く、20小節目に入る時にはもう終わりへと向かってる。時間をかけたdim.と僅かなcedez。

それは [長い下降というお国訛り] のフランス風を強調した一節になるのかも。

私はエフと、此んな抗争を何十年も繰り広げてた。


*エフ
*エフに狭まる心
*エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
*エフ。収容期間終了
*エフ。女の言葉と男の語り

lasalledeconcert at 16:07|Permalink││音 パリの風10 

December 27, 2017

熱とおままごと

26dec17c















上がったり下がったりしてた熱がド〜ンと出て
つらいのナンノ・・・

でも病院は休めないから頑張ります。

26dec17a















作っていただいたブルゴーニュ君のお人形に癒される。

ミニ・ブルゴーニュ君はクチュリエのラダーでお座りしてるの。
熱でもまぁまぁできそうなアイロンがけをしながら、お人形周りを可愛く整えて楽しんだ。お供は本物のブルゴーニュ君。

26dec17b














見て見て〜

フランスアンティークの豆粒みたいな木製のスプールとボタンを模したミニチュアです。中身は本物で、外のバスケットは100均なの。

アンティークと100均の組み合わせ、何だか好きですね。


*百均とスーパーでファーム
*食器棚の引出し

lasalledeconcert at 11:53|Permalink││住 心地よい住まい11 

December 26, 2017

エフ。女の言葉と男の語り

24dec17f























ブルゴーニュ君用のネイルクリッパー。

動物病院やサロンも良いけど、飼い主の手で隅々のケアをしてあげたいほうだからお爪のお手入れも自宅でやってます♪

先代ブルゴーニュ君くらい大きい仔は体重で自然に爪が磨り減るんだけど、2世ちゃんは先代の4分の1の10kgしかないから、お膝でまったり大人しくネイルをお手入れしてもらうのです。

飼い主自身の指はピアノ用で、女性らしいお手入れはできないですからね〜。自分ができない分、ワンコのお爪を綺麗にしてる。

お友達ママがつくってくださったブルゴーニュ君のバレッタ写真などupしながら、エフの続きのお話です。

  ■これまでのお話
  *エフ
  *エフに狭まる心
  *エフと、プーの消化と、フォーレの濾過
  *エフ。収容期間終了

24dec17g















大学3年のあの日、
いつの日か記念すべき今日を振り返るだろうと思った。
そして先日書いた科白を言ってやるつもりだった。"最後にエフを道の角でチラリと見た日は" って。

ところが考えを変えてしまった。
強いて言葉にするなら、エフ曲を満足に弾くことができる自分が未来に存在する可能性を捨てたくないって気持ちだった。

エフに情を残したわけじゃあなかったのだ。
美点はわかっても好みを大きく外れてたからだった。

男性は間々女性を指して例えば胸は好みじゃないが脚は綺麗だなんて仰るけれど、多くの女性は其うした構造を持ち合わせない。好みじゃない男の顔形がどうだろうと筋肉の格好がどうだろうと知ったことじゃないと感じるほうが多かろう。

もっといえば好みじゃない男の顔形が妙に整ってるのは苛立ちの元だし、好みじゃない男の筋肉など邪魔な異物でしかない。

24dec17h















女が [好みじゃない] と言えば大概終わってる。

[好みじゃない] は緩和して公約数的に発した言葉であり、男性が仰るところの '接触可能水準か否か' (と緩和表現します) なんて段階には無いのだ。'隣に座ってきやがって体臭でもさせたら、大袈裟に周りにアピールしてお前を立ち去らせてやるぞ' くらいの対象も含まれてるってことだ。

逆に言えば男性はそんな対象までを此の言葉では表現なさらない。しかし女性のそれはとても広い範囲を指すと思う。'おっさん、これ以上言わせるな。含みを読めよ' が内包される場合もある。

文字通りに理解して問題ないのは、愛が成就したあとに 'ほんとうはね、初めは好みじゃなかったのよ' と過去形で優しく白状する場合くらいだろう。[好みじゃない] 事実がなくなった後に口にする言葉には含みはない。

24dec17e














さておきエフに、あなたは好みじゃないと伝えた。
過去形ではない。

彼が、お前なんかに言われる筋合いはないと返さなかった理由はひとえに、女が口にする場合の [好みじゃない] のニュアンスを解さなかったからだ。

彼が如何に女性的な面をもっていようと其処は男性の脳回路だった。女性に母性愛を求めてきた人らしく、相手が大きな負の感情を抱いてると気づかぬまま長話を始めた。

ケッと思ったが、彼の話を聞ける音楽家になりたいという低レベルの望みが自制させた。エフ曲を1からやり直すのだと自分に言い聞かせ、パリで学びたかった課題の隙間にエフを捩じ込んだのだ。

望まなかった元許嫁のようなエフに、自らへの挑戦を理由に縁を戻すと言ったものの、目の前のエフが [好みじゃない] のニュアンスさえも理解せぬまま平気で自分語り --- その自分とは相手の好みじゃないところの自分であるにも関わらず --- を繰り広げるのを呆然と眺めてた。

この人とフォーレ達とは根本的に言葉の扱いかたも精神構造も違うのだと改めて思った。
しかしエフのフランス生活を通したパースペクティヴなら理解可能かもしれないと期待してた。

lasalledeconcert at 16:32|Permalink││音 パリの風10 

December 25, 2017

2017年クリスマス

24dec17b















クリスマスの朝の写真。

このところ身体がきつくて、あまり動けてない。
午前中にブルゴーニュ君と一緒に横になってると、天井にガラス窓が映ってるって気がついたの。綺麗。嬉し♪

調子がよくない代わりに与えられるものはいつもあるんだ。

24dec17a





















昨日気分が良い隙にブルゴーニュ君と短いお散歩をしたら

近くの広場で白いトナカイが休んでた。

  *トナカイの呟き

とっても可愛いお顔の子。立ち止まってジッと見た。
雨が来る前の空気は温かで、太陽が明るく照ってた。

24dec17d
















帰ってまた休まなきゃと、ほどなく広場を後にした。

おうち付近ではお隣さんが乗車されるところだった。すれ違いざまにケニーヒスクローネのアソートをハイってプレゼントしてくださった。左にブルゴーニュ君、右にお菓子で扉を入った。

今年はじっとして過ごすクリスマス。
だけど雨上がりの風が透明に感じられる。
ブルゴーニュ君がお隣で風の匂いを嗅いでる。

  何もキラキラしてない。
  豊かな風と、空の静けさだけ。

  とってもイイナ、こんなクリスマス。

lasalledeconcert at 12:54|Permalink││  グラスの中10 

December 24, 2017

インマヌエル

23dec17c















クリスマス・プレゼントは頂くよりも差出す喜びが
クリスマスらしいのじゃないかと思う。

今年も動物たちへの小さなプレゼントは外せない。

  *うさぎファー

聖夜に、人間1人がほんの僅かな手間とほんの少しの気持ちを差し出すだけで、私たちと同じ生き物が受けてる想像を絶する苦しみや痛みから救う力になる、と小さな呼びかけをした。
その微々たる益を動物たちへのプレゼントにした。

動物愛護管理法が改正できる年を迎えるに当たって多数の方が動かれてる。タレントさんの杉本彩さんの記事も判り易いです。


私たちは今夜はカトリックの小斎を守ります。
23日日没からクリスマスミサまで大斎をなさる方もいらっしゃるけれど、病気なので24日の起床から日没まで行ないます。

清められ、大切な事を考えられる日でありたいです。
人間1人1人の愛と力が、より小さなものに分け与えられるクリスマスになりますように。


■カトリック関連リンク
*病者の塗油
*薔薇の機会
*病者の秘跡

*この仔のように
*サンタクロース

*寛容というもの

*疎外感を越えて
  *不思議な駅(15)好きなもの
*サン・ニコラの日
*2011新年
*クリスマスツリーと恩寵の聖母
*禁欲のクリスマス・イヴ L'abstinence
*お年賀状プリント
*年頭2013
*ギャレット・デ・ロワ
  ?僕が見た挫折
*ロザリオの祈り
*ミサ前に
*チョコレートに悩む
*キャスピアと教皇聖下
*ミサのオルガン
*お祈りとお姑さん
*結婚式のブーケ
*結婚式のベール
*2013年年末間近
*潔斎のクリスマスイヴ
*クリスマスミサへ
*大掃除は5月
*ギャレットと待ち合わせ
*カルナヴァルでした
*灰の水曜日2014
*ブロッケス受難曲
*充実デート
*読後のひとりごと
  ?僕が見た舞台裏
*キヨ子様
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*マフィンとデート
*天井と訪問
*またまた修道院デート
*プロポーズとゴッドファーザー
*イザヤとシラー
*うさぎ型
*神様が呼んでらっしゃる
*入門式を終えました
*親戚とクリスマスイブと
*ノエルオーナメントの収納
*頭蓋骨・・・
*ただの1日
*混じりっ気
*明日何の日?
*謝肉祭
*灰とデート
*カーニバルの後に
*志願式を終えました
*マニフィカト
*アンティークおメダイ色々
*怖かった
*初聖体前
*初聖体でした
*洗礼式
*洗礼とキャンドル
*ミサとルリタマアザミ
*パリの大聖堂と
*夙川へ
*歌とエヴァンジェル
*人生の秋
*両親のお年賀状
*後でね
*好きな写真
*ラナンキュラスと英語ミサデート
*夫のお供で
*聖年
*クリスマス前夜2015
*クリスマスとクロス
*ミサ曲とクリスマス・オラトリオ
*新年2016
*初デート
*想像は味わい
*光の祭儀2016とモーツアルト
*オルガンと石のロザリオ
*サロペットで創世記
*病院、個展、授業
*フォーレと翼廊
*授業とボンボンロケット

lasalledeconcert at 15:08|Permalink││  パリの生活10 

December 23, 2017

エフ。収容期間終了

22dec17b















うふふ〜ブルゴーニュ君のお人形を作ってプレゼントしてくださった方がいらして、と〜っても嬉しいのです♪

タオル入れの中、見えますか?
夫もすごく気に入って、いいなぁって可愛がってる。

そんな夫の横顔に、貴方がたの楽器は一生の殆どをエフ曲無しで過ごしてるのよねと絡んだ。コンチェルト等ホンの数曲が出演プログラムにある時しかエフ曲に触れない人生なのだ。

  羨ましい気持ちが嵩じて妬みに変わりそうになる。
  私もエフを強要されない人生を送りたかった。

と、ピアノ科だけがエフの義務を負わされ翻弄される理不尽を嘆いた。

22dec17d














最後にエフを道の角でチラリと見た日・・・
あれは大学3年のコンチェルト課題発表の日だった。

掲示板のピアノ科の張紙には当然の顔をしてエフが名を連ねてた。ピアノのコンチェルトリストにエフが居ない筈はないが、当たり前のように名が書かれていることに軽い苛立ちを覚えた。

苛立ちはすぐに、何か不遜な気分に変化した。

無理強いされて付きあった元彼が視界に入ってイラつきながら、今彼に殊更派手に腕を絡めて元彼を 'ふふんっ' とチラ見する女のような意地の悪さでエフの名を見た。

そこに今彼の名も並んでたからだ。
楽曲選択に迷う余地はなかった。

22dec17e















この日は記念すべき日になるだろうと思った。

エフとの決別の日だ。
もう一生エフの顔を見ることはないだろう。

長い長いエフの監獄から脱出できる。
4年生の試験は自由課題だから当然フランスものを選ぶ。
そうして卒業してしまえばエフ課題は2度と訪れない。
OH! エフはもう私の人生に関わってこないのだ!

今後の人生が輝いて感じられた。
エフに閉じ籠められない日々はなんて自由なの?
金輪際エフと関わらなくて済むのだ!

私はスキップしてコンチェルト譜を求めに行った。

22dec17c
















パリへ渡った。

コンセールヴァトワール入試にもエフの課題はなかった。
心は晴れ晴れとしてた。ラヴェルが痩せた頬に一筋皺を刻んでふと微笑みかけてくれた。ドビュッシーは精密でさえあれば実に自由にやらせてくれた。

気持ちが踊った。
入学して初めてのレッスンに自己紹介がてらの曲を携えていった。

厚めの譜をカバンから取り出した。
私はエフのソナタをもっていった。

アホか。


*エフ
*エフに狭まる心
*エフと、プーの消化と、フォーレの濾過

lasalledeconcert at 13:13|Permalink││音 パリの風10 

December 22, 2017

僕らはたまらない

21dec17d















僕、ブルゴーニュ。
2世は相変わらずたまらなく可愛いよ。

僕らの '穴' のソファで写る1枚目の写真はね、
お茶でも入れてきてホンの2,3分後に穴の扉を開けた瞬間なの。

扉のほうをじっと見つめて待っててさ、
近づいてくと・・・近づいてくと・・・

21dec17c















うるうるうるってしてさ。

待ってたヨってさ、
2分も3分も待ってて寂しかったヨってさ、

ハゲハゲで保護された2世が新しい柔らかい毛に覆われてさ、
ふわっふわになってさ、皮膚疾患だったのが嘘みたいにさ、
キラキラほわほわしててさ。

僕らがご用事をしててもふと振り返ると、僕らのお背中をうるうるのほわほわが黙ってじっと見つめてるんだ。僕らはたまらなくなって1日30回も抱っこをする。

  今日のブログに
    オチはない。
      たまらない。

lasalledeconcert at 10:48|Permalink││  ワンコと一緒16 

December 21, 2017

メロディーに掛かる

20dec17e

















ヌガーを見るとつい素通りできなくなる。

メレンゲを加えて作るほうの、甘みを抑えて粘り気も少ないタイプのヌガーは子供時代の駄菓子で、懐かしい感じがする。

今月はじめにブルゴーニュ君が書いた記事をご記憶に留めてくださってるかたが居られるでしょうか・・・

  *僕が見た鼻血

後にフレーズのお話に使えいたくて、文章スタイルを試しました。

20dec17c
















文字色をワントーン落として原文の一部を貼りますね。
続く下をちょっと見ていただけたら嬉しいです。

**

2人で話してる最中にも一筋血が流れた。
だから蝶番君、焦って早口で言ったの。

  '桜ちゃん鼻血出てる'

慌てて滑舌が悪かったのか、お姉ちゃまには別な風に聞こえっちまった。

  桜ちゃん愛してる、ってさ。

おしゃべりを辞めて嬉しそうに笑った。なにしろ
お話途中で急に愛してるって言われたと思ってるからね。

驚くのは蝶番君さ。
鼻血出したまま笑う女はなかなかシュールだあもの。

蝶番君は前より強い調子でもう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

お姉ちゃま、くすっと笑ってウンって頷いた。なにしろ
強い調子で

  ねえ! 愛してるよ!、って言われたと思ってるからね。


20dec17b






















同形式のメロディーを2度重ねる曲ですと下のようになりますね。

(1)流れた。

  '鼻血出てる'

(2)別な風に聞こえっちまった。

  愛してる、ってさ。

(3)笑った。なにしろ
急に愛してるって言われたと思ってるからね。

(4)もう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

(5)別な風に聞こえっちまった。

  ねえ! 愛してるよ!、ってさ。

(6)頷いた。なにしろ
強い調子で愛してるよって言われたと思ってるからね。

20dec17d















だけども全く同じものを並べるのは人の耳にとって必ずしも '快' じゃなかったり、発展が感じられなかったりもしますね。

エステティックの問があったり、語るうちに変化するものの表現でもあったり、他様々な理由でメロディ納めに差異が現れる場合は多いですよね。

それを模して次のように作りました。

(1)流れた。

  '鼻血出てる'

(2)別な風に聞こえっちまった。

  愛してる、ってさ。

(3)笑った。なにしろ
急に愛してるって言われたと思ってるからね。

(4)もう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

(5+6)頷いた。なにしろ
強い調子で

  ねえ! 愛してるよ!って言われたと思ってるからね。


最後に5と6のメロディーを混ぜる(言葉を前後の文に'掛ける' の意味)手法ですが、ポイントは何の色もつけなかった最終行の句点にあるかもしれません。

  ココね➡️「てるよ!って言われたと

水色の2番愛してる、ってさ。
緑の5番ねえ! 愛してるよ!、ってさ。では
句点を使ってます。

ピンクの3番とピンクの6番愛してるって言われたと思ってるからね。は句点を使わない格好で揃えました。

2種類の書き方が5番+6番になって総括される格好です。
一見、此処には [必要ないかに見える句点] が2番3番5番6番みなに掛かるアーティキュレーションになるということ・・・楽曲の中でたくさん見つかりますよネ。


*お散歩とテーマの変容
*ソナタ的お茶の日

lasalledeconcert at 15:58|Permalink││  曲のお話11 

December 20, 2017

エフと、プーの消化と、フォーレの濾過

19dec17a















エス小山さんのクリスマスセレクション。
こちらのパティスリーは冒険心が好きです。

大メゾンのお菓子の歴史の広がりも大好きだけど
独りよがりじゃない攻め方はグッときます。

  *ボンボンと共感

セレクションものははじっこから順にいただくのが楽しいな。
いちじくの赤ワイン煮&シナモンの1つ目と
真珠粒のように美しいシャンパンカラーの2つ目。

モエ・エ・シャルドンとホワイトチョコベースのガナッシュで、サルタナレーズンのコンポートが入ってると説明書が。香高くて美味しかった。

19dec17c
















カラフルな可愛さが充分に売りになるマカロンにホワイトパールを採用する冒険は、敢て物言わぬが故に強調となる感覚のようで好きだ。

春ではなくマイナスの気温の中で真冬に咲くクレマチスのように魅力的だ。

  *エフに狭まる心

何が魅力的であるかを話し合うのが好きだ。
人生を終えるまでに、魅力を放つものを多く見つけることは、生きる手助けになるほどの愉悦だからだ。

喜びであれ悲しみであれ消化され処理されたものを濾過し尽くして書き出すフォーレのような感性に私たちの日常は及ばずとも、動作や言が音楽と美学から離れない日々を作りたい。

19dec17b















美学に正解はないが、美学のあり方には好みが存在する。

個人的には、事柄をよく消化して完全にこなれたものだけを用いようとする行為に美意識を感じる。端的に言えば蒸溜の度合の高さが美学(とするとライプニッツより森鴎外の感じ方に通じるの?)の形とも言える風な。そして其れは '純度' とは似て非なるものだと思うのだ。

エフの語りは、場合によっては '純度' は高かった。
しかし蒸溜によるものではなかった。
彼は端から蒸溜の香味とは違うものを求めてるようだった。

私は蒸溜器の精度や仕組みにばかり興味があった。
審美とは感性の精度でもあるからだ。

19dec17e














エフは話が長かった。
同じ話を繰り返した。

エフの目的は精度の追求とは異なっていた。
従って私たちはどこまでも相容れなかった。

プーは飽き性なのか? と思うくらいに続け様には同じ事をやりたがらない。プーたちの音楽を友と定め彼らに慣れた耳には、エフが同じ事を繰返す語りが入ってこなかった。

私はエフの長話を聞いてなかった。
彼の話を聞かなければならない立場は(音楽学校に普通に在籍してられる程度にお茶を濁して)保ちながら、何故エフはこんな話し方しかしないのだろう? との疑問に解答を見つけようとしてた。

消化しないままの言葉を口に乗せる人間がわからなかったのだ。


*エフ
*エフに狭まる心

lasalledeconcert at 18:54|Permalink││音 パリの風10 
Cours
ピアノレッスンのご希望
聴音、音楽史など
ご相談に応じます

ご紹介者様が
いらっしゃらない場合は
お教室専用アドレス

le_cours88@yahoo.co.jp

までお問い合わせくださいネ ♪
Album
メインサイトパリの風
ページです

ブログ写真のアルバムや
バックナンバーなども
どうぞご覧になって下さいね
Nouvelle
=====================


**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
Categorie