December 16, 2018

僕が見た2世の心

15dec18e























僕、ブルゴーニュ。
あはは! パンツに見えっちまうなあ。

これはね、2世のハーネスだよ。

2世の奴、ピアノレッスンについてくるワンコの面倒だってみるようになってね、時々行なう無料のワンコレッスンも楽しみにしてるんだ。

15dec18d
























先日は2世がピアノ室に置いてたワンコガムを奪われっちまった。

買ってもらったばかりの美味しいガムを2世は大切にしてたんだ。

それでも2世はちっとも怒ったりしないのさ。

15dec18f
























自分のガムを爆喰いしてる子を

"僕遊ぼうと思ってたのにナ、君はオヤツ食べるの? " って
びっくりして眺めた。

15dec18c















それっからお姉ちゃまと僕に、ちょっとガッカリした視線を送ってきたよ・・・

”あのガム僕のかと思ってた。勘違いだったんだネ” ってね。

2世は考え方も優しいなあ。
お山ほども代わりのオヤツを買ってもらえるに違いないから大丈夫だよって僕は慰めてやった。

15dec18a















でも2世はすぐにガムは自分のじゃなかったんだって風に記憶を塗り替えて

ガムを奪って楽しんでる子犬っこを応援するように
頬っぺをくっつけて可愛がり始めた。

ガムよりこっちのほうが楽しいっていうようにね。

15dec18b















子犬っこはガムに夢中で2世を振り返りもしないのに
2世は子犬っこの温もりを楽しみながらお昼寝を始めた。

ガムの所有権なんかより、子犬っこがガム噛んでる幸せな空気に2世自身が満たされて、それを大切にしてた。


2世はいつも此うして自分で幸せになってる。
2世は自分自身を幸せにできるんだ。

lasalledeconcert at 15:20|Permalink││  ワンコと一緒17 

December 15, 2018

夢のお話(6)トイレの前後

14dec18a























スーパーへ行くたび相変わらずアジフライを見つめる。

アジフライは大きく開いた口をパクパクさせていないし
苦しんで口を開いてるのじゃないともわかる。
そもそもお尻尾の反対側は口じゃあないと頭は知ってる。

  *夢のお話(4)アジフライ

それでも何か恐ろしい気がして手が出せない。

14dec18d
























アジフライのお隣にイワシの天麩羅と書かれた籠もあった。アジフライと同じく今までの人生で食べたことがないもの。試す勇気もない。

衣に阻まれ中が見えないと怖く感じる。
食の安全の観点と違う。巨大化したイマジネーションに本人がついてゆけなくなる馬鹿馬鹿しい構造。

迷いつつアジフライとイワシの天麩羅の辺りをうろうろして、やっぱり止した。

うろついた割にスーパーでの1コマは夢に反映されなかった。
そんなにお魚の夢ばかり見ないものだわネ。

14dec18b
























夢の中で、小綺麗で新しめの建物の中に居た。
私立学校か少々お洒落系に整えた公共施設の雰囲気だった。

私は御不浄を探してた。
ドアーを開くとグレーのカーペット敷きの大きな会議室があり、御不浄はその奥にしかないって聞いてた。

室内に入ると名ばかりの音楽家大御所たちが一斉に振り向いた。
彼らの中には当たり前のように廃車ダイセンセーも居た。

  *夏の恐怖体験

会議をしてたらしい。お前らの会議が音楽の話だったことは1度たりとも無いよな? と失笑した。

14dec18e

























この人たちの顔を見るとヤル気の着火を抑えるのに苦労する。

"トイレ行きまーす" と彼らの傍を通り過ぎた。
通過ぎ狭間にバッグを座った頭にぶつけてやろうかというアイディアを控えるのに苦心した。

あなたっ今会議してるのよっ! 後にしなさい! と、鼻の穴を膨らませて大仰にしゃべる癖のある固太りのごついババアが下品な声を出した。

御不浄に向かってスタスタ歩きながら私は大声で返答した。

"アンタ相変わらず耳と頭が悪いね〜。行っていいですか、って聞いたんじゃないのよ。行くって言ったの。意味ワカル? " と吐き捨て部屋を突っ切り、御不浄の個室に入った。

14dec18c





















入ってから、ドアーを開け放して用を足すのだったと後悔した。
会議室は廃車の掃き溜めなのだから排泄に適した場所なのにうっかり個室の扉を閉めちゃったぜと思った。

個室を退いた。
会議室へ入ったのと反対側の奥のドアーを出ると、見知らぬJKさんらが4,5人ずつ塊になってた。

  ババア、と声がかかった。

私が嫌いな年上をババアと呼ぶように、彼女たちも私をババアと指すのだと思った。

  ババア、トイレ近っ!

しかし彼女たちの言葉は年上への厭わしさというより
日常の鬱憤を通りすがりの個人に向けただけに思われた。

14dec18f
























こうした時、日頃から無視という形の学びがあまり為されてなくて、何らかの言葉を発する癖があるが夢の中でも同じだった。

"そうよ。あなたたちさ、ババアになるとみんなどんどん浄化されて綺麗になっていくから (自分自身がババアと呼ぶ対象である鼻の穴膨らませ婆などへの皮肉) トイレにも行かないと思った?

それがね、行くのよ〜。あなたたちと同じなのよ。
あなたたちは、あなたたちが憎む対象と同じなのよ。"


夢で声を張り上げスッキリ目覚めたのだが、普段から好意を持ってる下の世代にまくし立てたのは現実とは異なるところで合点がゆかなかった。

でも夢で口にした最後の行は、目覚めて考えるべき事のようだ。


*夢のお話(5)海老とアンコウ
*夢のお話(4)アジフライ
*夢のお話(3)シトデ
*夢のお話(2)キャンディプールと後悔
*夢のお話(1)ハミルとミンネ

*カオスになってるお話
*地球と散歩
*僕のホームセンター記録
*脚の形
*
*がるー属と音楽

lasalledeconcert at 14:49|Permalink││  思い浮かぶままに12 

December 14, 2018

プー "夢" と靄

13dec18a

























昨日、靄が立ち込める運河の訪問記を書いた。

'人と防災未来センター' のライトアップが明るかった。

クリスマス前だからってわけじゃなく、プロジェクトによってテーマとイルミネーション変えながら地域交流の目的で通年灯されてる。

13dec18b

























ブルーからグリーンへ建物の色が変わると、湿気を帯びた地面から同色の光が照り返す。

後ろ手に運河が流れるが、陸地もお水の中みたいだった。

半月前を思い出しながら写真を見ると水面から音楽が聴こえた。
何の曲だったか数秒間考えた。暈けて見える断片だったものが徐々に焦点が合ってきて1曲になった。

13dec18c
























口に含んだ葡萄の香気から詩と音楽が脳内に蘇ったように

  *ジャスミンとイヴ

目的地を定めてないかのようにゆっくり進んでゆく運河と
縦に重なり '和音' となったレッドやグリーンの光の音は、

Durとかmollという概念をとてもつまらないものに思わせた。
この夜の靄が気体か液体か定かじゃなかったように
それは狭間を動きゆく音だ。

13dec18d

























ル・コルビジエ風に写る建築前に設置されてる 'なぎさちゃん' (正式名称はサンシスターっていうのだそう) を、美術館前にあるまじき物って疎んじてたけれど、

よくよく見ると思ってたより更に奇態で悪くなかった。

配置と運河までの距離が写真で見るより何段階も悪い均衡になっている事も、不安定で嫌いじゃないと思った。

少女が巨大であるという矛盾もなんだか気持ちがいい。
じゃあ好きかって問われたら、わからないと答える。

13dec18e





















例えば・・・たくさんの脚のオブジェに迷い、見上げるとそのどれかが 'なぎさちゃん' の脚だったなら好きになってたかもしれない。それは心動く1つの出会いだから。

私はまだ 'なぎさちゃん' と出会ってないからわからないのだ。
飼い主の顔をそのまま写すブルゴーニュ君の表情が、私の理解の浅さを物語る。

確かな手応えを感じるにも関わらず心を追えば何処かに迷い込むような誘う和音が連なる。

lasalledeconcert at 16:00|Permalink││  曲のお話11 

December 13, 2018

窓を訪れました

12dec18a























美術館裏手、此の窓の辺で
ミュージアムコンサートの度に佇んでた。

初期に数回続けてあったソロコンサート。3度のババールコンサート。他所のコンサートメンバーに混ぜて頂いてソロを弾いたコンサート。

出番前に緊張して海の香りを求めて見た運河。

12dec18b





















トマソンみたいに壁が途切れる。
途切れた壁なのに窓がある。

不条理はいつも音楽のテーマだわ。

12月はじめの、温かい日に行った。
生ぬるい風が年の最後の月と信じられなくて

12dec18e
























霧雨と区別がつかぬような靄に運河の向こうの灯りが滲み

夜の水に映って波を照らす幻想風景を見てた。

コンサートのために此処へ来た日は、

12dec18c






















同じ場所にブルゴーニュ君がいそいそと付いてくる図を想像しなかった。

あの頃君はまだ生まれてなかったものね。
私たちは君と出会えてなかった。
不幸な運命に落とされた犬たちが、未来を托して君を産んだ。

「犬を飼うなら第一選択を保護犬に」って私が書くよう
君に伝言を頼んで彼らはこの世から居なくなった。

12dec18f
























君は美術館どころか高い建物の側へ近づいたこともなくて

私も病気になってコンサートをお休みしてる自分を思い描いたことがなかった。

12dec18d
























ハイウェイの先で街の光が煌々と射し
運河沿いはあらゆる人がランニングで走り抜けいった。

広場からスケートボードを練習する音がした。

12dec18g






















ぽつりと落ちた雨粒に夫が傘を広げて差しかけてくれた。

見れば1本しか持ってない。自分の傘はどうしたの? って問うと

'ああ忘れたね。いいよ、桜ちゃんとブルゴーニュが濡れなければ何でもいいよ' と夫らしい返事があった。

小雨はすぐに上がった。

lasalledeconcert at 16:56|Permalink││感 訪問記12 

December 12, 2018

柿の種と和音

11dec18d
























寒い雨の日の病院でした。
帰ってしばらく眠ってしまった。

お別れした手編みを記念にupしながら。ビーズと襟元が異なるのが3パターンあったから、以前同じの棄ててなかったっけ? って憶えてくださってる方がいらっしゃるかも?


昨日のレッスン記録は2箇所に今後への含みがありました。

'伝える' ための心緒を保ち発展させてゆく課題と別個の問です。

11dec18e















1つ目は、

2)の『生徒ちゃんはスープボウルじゃないシリアルボウル(把手なし)にポタージュスープを入れたいって答えました。いいですね。』って文です。

大きいスープボウルにスープをたっぷり入れたら重くなり、不安定だから片耳(片把手)より両耳がついてると持ち易いですね。
熱々でも手を添えたり持ったりできる。つまり温度を手に伝えないための役割も担う耳です。

対して生徒ちゃんがシリアルボウルにスープをと言ったのは '手で温度を感じたいから' だと思います。

生成りのあたたか色を選んだのも、クリーミーなポタージュスープと答えたのも、掌で熱を感じ、ボウルと共に手の平に湯気を包み込むイメージでしょう。

11dec18c














其のイメージは、手に熱さを感じさせないために耳がついたボウルと根本的に発想が異なりますね。

  これが音の取り扱いというものです。

  スープの熱を何者と捉えるか。

  [今の場合] [其の作曲家の場合] [其の曲の場合] に
  スープはどこに伝熱するのか?

斯く自問なしに自分は音を出すことができない気がします。

11dec18f
















これが2つ目の

3)の『温かい和音を温かな音色で弾くのと似ていますね。』の例になります。

平たく申せば [笑顔] という和音が書かれている。
楽しいお話と読み取っての笑顔であるか、悲しいお話と想定しての笑顔であるかで無論質が異なります。

a.楽しいお話の笑顔に温かい声を添えるか
b.悲しいお話の笑顔に温かい声を添え悲しみを引き立たせるか

c.楽しいお話の笑顔に冷たい声を添え皮肉を見せるか
d.悲しいお話の笑顔に冷たい声を添えピリッと突き上げるか

選択肢は此の限りじゃなく、小節の数を掛け合わせれば無限にあるでしょう。

生徒ちゃんが具体的に理解するために柿の種なんてどうかしら?
ピリ辛の '柿の種わさび' と甘辛の '柿の種チョコ' などは '音色にコーティングされた和音' に符合しそう・・・

あんまりロマンチックなレッスンおやつじゃないけど、たまにはいいよね。

lasalledeconcert at 19:27|Permalink││  曲のお話12 

December 11, 2018

レッスン記録:食器

10dec18h






















熱はあるけれど昨日に比べて体調がマシになってる隙に、遡ってレッスンのおしゃべりです。

お茶時間用の白い食器たちを生徒ちゃんの前に置きました。

心の中でどの食器か選んでもらいます。
そして'カップ' や 'スープボウル' などお名前は口にしないで、呼称以外の方法で何の食器かを相手に伝えるの。

外国語授業などでよくある方法ですね。

10dec18a















1)
呼称以外ならどんな方法でも良いんです。
生徒ちゃんは1回目は形を伝えてきました。

スープボウルは '把手が2個あります' って言ってたかな。
ソーサーは '4つの中で1番低いです' などでした。

  これは音読みの感じですね。

4つの食器例にト音記号のlaがあったとして、'加線が2本あります' って伝える感じ。

  その音高を示す形を言ったわけです。

10dec18b


















  


2)
音高などは表せても音楽は把手(加線)の数では語れないから、次は形以外の特徴で伝えてみるお稽古ですよ。

例えば何を入れたいか。
何を入れる物かじゃなく、何を入れてみたいかです。

生徒ちゃんはスープボウルじゃないシリアルボウル(把手なし)にポタージュスープを入れたいって答えました。いいですね。

10dec18c


















3)
食器(=楽譜)をよく視て「何を入れたいか」を考えたらば、今度は自己の内側をよく視て、「イメージの理由」を探ります。

ポタージュスープを入れたかったのは他の純白の食器に比べて生成色が温かく感じるからですって。

温かい和音を温かな音色で弾くのと似ていますね。

10dec18d

















4)
慣れてもらうための導入に1を通過点にしましたが、大事なのは2と3ですね。

食器(先ほど括弧で括った通り '=楽譜' )は習慣で使っちゃうことは誰しもあります。でも無頓着になるとキリがなく、楽譜にボウルと書いてあれば常にこのボウルだなんて構図になりがち。

お忙しい方は食器を細かく選べない日があって当たり前だけれど、音楽がそうなっては勿体ない。

'この音によって何を感じてるか' を自己の内部からいつも探し出し、それを示せるよう心がけたいものです。


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lasalledeconcert at 15:25|Permalink││  お茶の時間12 

December 10, 2018

消化

9dec18c



















テリーヌ型風が可愛いゼリー。
関西発祥のお菓子店のゼリーは此処に何回も登場してますね。

でも食べるより見るほうが好きなタイプかな。
自分の好みより甘めだから。

ゼリーは甘みを抑えて硬さもごくゆるく作られてるのが好き。
バームクーヘンは随分甘いのが好き。
正反対の方もいらっしゃる。お菓子の好みは皆それぞれよネ。

9dec18e














小さなお菓子をガラスに入れて光を楽しんで口に運ぶのが好きになってる。

でも食べ物の苦労がまた始まった。
消化器の調子がとても悪くなって・・・

合併症を起こし、悪化して飲み薬が増えて久しいのですが
お薬の刺激で弱ってるのかも。

今日は巻き寿司を食べただけでアウトになってダメージを受けてるの。


11月だったか急に 'お魚が食べられそう! 海のものが食べたい♪ 'と希望してお外に出てアウト。

普段 'アーモンド小魚' みたいなちっちゃいお魚をポリポリする程度だから、お魚が食べたいと感じられたのが嬉しかったのに。

9dec18b














その後怖くなってお魚からは再び遠退いたけど
スーパーへ行っても目に入る色んな物を食べたいと思うんです。

これならイケそう。あれは多分大丈夫! って、その時は美味しくいただけると確信に近い気分になって買って帰るのに、やっぱり身体が受けつけない。

今日美味しく食べられると思ったサラダ巻きだってカニカマとボイルの小エビと卵にレタスに少量のツナが具材で、刺激するものは特にない筈。

たった3切れ飲み込まないうちに戻してしまうなんて・・・

9dec18a

















お海苔が消化に悪かったかな?

2切れ半食べるくらいの時間だと、お海苔の消化まで辿りつくほど経ってなさそうなのにどうしたことでしょう。

そんなこんなの疑問と、食べられなかった上に酷く苦しんだ不満を抱えつつ

とりあえず必要なエネルギーを補給しましょうと濃いめに作った温かいカルピスをゆっくり飲みました。

9dec18d















一度吐いちゃったりすると身体中が冷え切って動けなくなる。実際触ると怖くなるくらい冷たい。

元気な時はへっちゃらで動くけど、半日以上それを保てる日はとても少ない。そして一旦こうなるとなかなか復活できない。

エネルギーがなくなっちゃう〜って焦ってキャンディーを口に入れ、半分くらい舐めたところでまた吐き気。どうなっちゃったのかしらって情けなくなった。


昨日映画のおしゃべりでサルトルの事なんか書いたからこんなことに? (いうまでもなく彼の著書 "嘔吐" に掛けて)と笑えない冗談を思いながら、キャンディーをゆっくり溶かすのも受けつけないのは初めてで少しショックだったかな。


*無形に出会う
*ガラスと花
*古い型・古い本


*フラット
  *与えられた中で
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標
  *薔薇の機会
  *難しいこと


  *行きたいな
  *つまらないお出かけ写真
  *貧血と熱でぽ〜っと・・・
  *2017年クリスマス
  *熱とおままごと
  *熱と眠りとm&m's
  *元気が出ない日
  *酷く疲れた日
  *ちょっと後悔


  *アイボリーのリネン
  *チェリービー
  *抗癌剤のこと
  *グロッグ的熱
  *狭い世界
  *熱の1日
  *不協和音だらけ
  *汚いこと


  *地球と散歩
  *監獄・アンチつるつる
  *メレンゲとエンゼルフード
  *からっぽ

____________

*震えるワンコ
  *雪の日の病院
  *病院のあと
  *ワンコのフレームと願い
  *焼き芋
  *ハノンとワンコ写真
  *病気の休憩
  *お掃除機動画
  *胃の不調と、泣くワンコ
  *mollの1日
  *エフがゴネる

____________

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
  ?僕が見た鼻血
  *歯医者さんに行けました
  *眠ってます
  *桜の花と難所
  *2018年3月最終の通院


  *始まって終わった
  *喉と赤いお食事
  *咽頭ファイバースコープ
  *元気色
  *ゼリーの境界


  *悩み、寝込み、望み
  *入院を考える


  *この夏最後の海の家
  *良くない結果
  *いい時間。お掃除の嬉しさ
  *身体の異常。そして安静
  *安静にする1日?
  *連続CTの後


  *気胸
  *2日間の日記


  *2018年10月の引き篭り
  *今週の3日間
  *吐きたくない

____________

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ
  *こんなお出かけ
  *ヴルスト先生


*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
  *居場所
  *怪我の功名
  *伸びとビーズバンド


*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って
  *アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

____________

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日
  *副作用のこと(1)1日半の悩み
  *副作用のこと(2)ピアノと共に
  *幸せなピアノ時間
  *アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート
  *1日だけピアニスト
  *自由なピアノの日
  *どうぶつお迎え日
  *斜め者のやすらぎ

____________

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭
  *結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい
  *微風
  *長いひと月
  *スイカ
  *ちっちゃなスイカ

____________

*友達
  *気持ちが折れる
  *友達の夢
  *旅立ち
  *哀悼
  *四十九日

____________

*出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ
  *降格
  *2度目の冒険
  *回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ


*病棟の朝
  *学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト
  *細い人って・・・


*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井
  *合わせ目
  *モチクリーム


*院内生活
  ?僕が聞いた踵のお話
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"
  *慣れないこと
  *悪い癖
  *病院の前後
  *自分を大嫌いになるとき
  *下らない自慢話
  *褒められた自慢のアレが
  *いいですね


*病人と香り
  *2人の看護師さん

  *針と採血
  *個人情報
  *血圧と台風
  *ギャップ

____________

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ
  *治療中のお食事
  *ある日の食卓
  *パンばっかり
  *体重戻そう
  ?僕が見た 'ナ' のつく食べ物
  *パンばっかり(2)
  *フィット
  *タンパク質
  *小さな副作用とプー
  *海で朝ごはん
  *夏のおやつと本
  *ジャスミンとイヴ
  *パンに逆戻り

____________

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き
  *歩く
  *カプチーノ
  *軽トラのシートベルト
  *たんぽぽ
  *ワンコの笑顔


*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ


*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します
  *諦めずに
  *過去の肺炎
  *コーナーアングル
  *Macへ行こう(19)未来を買う

lasalledeconcert at 17:13|Permalink││  グラスの中12 

December 09, 2018

シネマ記録(24)アデルの気後れ

8dec18c
























せんだってアデルの生涯の記事で触れたのは邦題 "アデル、ブルーは熱い色" という映画です。

レズビアンの裸のシーンが大きく取りあげられたそうですが、私たち夫婦は個人的に苦手な分野なので

(同性愛そのものには言及致しません。
プーは失恋後間もなく相手が病魔に襲われ急逝し、傷を負った末にゲイに向かいました。個別の例ですが彼の心の痛みを入り口として受け入れます。
同性愛が苦手というおしゃべりじゃなく、「同性愛のセックスシーンを長い尺で観賞するのが苦手」ということです)

そうしたシーンの都度早送りしてしまいました。

8dec18e



















苦手なシーンが多くあっても尚、素晴らしい映画でした。

特に 'ひずみ' が数多く散りばめられてるのがスリリングでした。

サロン風の集まりで、アデルは恋人となったエマに "インテリの人ばかりで気後れがする" というような事(1度観たきりなので科白詳細は憶えていませんが)を口にします。

しかし其処に集うのはごく一般的な階層で、特別な知識階級じゃあないんです。

それがアデルの位置であるという、ひずんだ[始まりa=前提]にしばしば苦しくなりました。

8dec18f























例えばシーレとクリムトについて話す人たちに対して、自分にわからないことを話してると怯む思いになるアデル。

シーレがわからない時点で絵筆をとるエマの恋人でいるのは先が見えてしまう・・・といったシーンが重なってゆきます。
観てる側は苦しくなる。

エマの絵に集まった初対面の人にもアデルは絵のお喋りに水を向けられますが無知故に話題自体がわからない。ひずみであります。または何を答えて良いかもわからない。

否、何を答えて良いかわからない部分は無知故じゃあない。彼女の[始まりb=本質]かもしれません。

8dec18d



















彼女は多分 '知らないから教えてほしい' と、初めて会った人に伝えられない。

そこで初めて気づかされました。わからない、と伝えることに勇気などは要さないが自信は必要なのだ、って。

此れ其れに関してはわからないけれど自分は他に大きなものを備えているという自信(fiereじゃなくconfiance)が根本になければ多分問うことに恐れを抱く。

'自分がわかっていないのは皆がわかってる筈の事なのか' 'わからないのは変なのか' 'わからないと人にどう思われるか' が、疑問より大きく膨らんで、惑い、怖気付く。

わからなければ、ただ問えばいいだけなのに。
これはアデルがエマと出会った早い時期の会話に繋がるでしょう。

8dec18g















哲学がよくわからないとぼやくアデルに、エマはサルトルの '実存主義はユマニスムか' を読むと良いと勧めていたのが思い出されるシーンです。

Existence(実存)がしばしば不在になるアデルの姿が映し出される度に、ひずみを漸く抑えている留具に隙間が空いてゆきます。

映画を多くは観てもいない者の私感ですが
もう少し続きます。


  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

lasalledeconcert at 19:10|Permalink││  パリの生活12 

December 08, 2018

人間

7dec18e





















ルクリアココっていう匂い桜。
傍を通るだけでも香りが立ちます。

このお花ポットをお玄関アプローチに置いてすぐ、寒くなってから見かけなかった小さなミツバチが1匹毎日通い詰めてくるようになった。

同じ頃、お庭に出入りするトナカイも此処に座るようになった。
お花の香りに誘われたのじゃないでしょうにどうしてかしら?

7dec18b
























病院からの帰り、角を曲がると遠くに見える家の前に
点のような影があって・・・

近づくとトナカイだった。

お庭で会うときと同じように、怖がらせないよう脚を留めて
'トナカイ? ' って声をかける。
トナカイはツトツト歩いて1m半の距離まで来る。

中庭からファサードへは大廻りが必要で幾十歩も歩く距離。
だからお庭で会う子がゲート前にやって来るのはとてもお利口な仕業に思えた。

7dec18c
























でもよく考えてみたら、高い空から見渡せて一っ飛びで越えてくる彼らには難しいことじゃあないんだワ。

人間は遠くのお花の香りの元を突きとめることもできず、近くしか見取れず、印象に騙され、並行した2本の道を通っても1軒の家の表側と裏側さえ一致しない有様で、ミツバチやトナカイのような能力が非常に低い。

そのくせミツバチより優れてると思ってる。
どちらが優れてるかなど気にとめる暇もなく働くミツバチを前に、支配者然と振る舞う人間の不細工さが耐え難い。

7dec18d

























限られた人との接触しか保持しようとしない人間嫌いで始まり終わることが、まるで残念だというような偏った観念に影響されて妙な努力をすることが少なくなった。

偉人に重ねて肯定したいわけじゃなく(自己他者ともに何らかの肯定を求めてるような人なら人間嫌いにならないものだ)

ボードレールには其れだからこそ彼のやり方があったように
自分みたいな者にも、もっとずっと低い地点でならそれなりのやり方はあるものかな? と半ば投げ出す気分で思い巡らせた。

《ボードレールはヴィクトール・ユゴーやラマルティーヌのような人々の博愛的理想主義は持ち合わせていなかった。また、ミュッセのような人の感情の歓喜も使いこなせなかった。

7dec18f
























彼はゴーティエのように自分の時代を楽しまなかったし、ルコント・ド・リールのようなぐあいに、時代に対してあだな望みをいだくこともできなかった。

またヴェルレーヌのように敬虔へ逃避することも不可能であったし、ランボーのように、叙情的高揚という青春の力を、壮年への裏切りによってさらに高めることもできなかった。》

  ベンヤミン著 "パサージュ論2ボードレールのパリ" より

             (今村仁司様/大貫敦子様/高橋順一様
             塚原史様/吉村和明様/三島憲一様
             村岡晋一様/山本尤様/横張誠様/
             与謝野文子様/細見和之様訳)

7dec18a






















上文を、面白い書き方と感じられることこそ
あらゆる '善しとされるもの' から零れた自分なりの形だ。

上で描写されたものを厭わしく感じている者はこう考える。

  彼は博愛主義をどの程度憎み、
  歓喜を何故愚かと考えたか。
  時代を楽しむのは処世術的故に嫌ったか。
  望みを抱くのが自身をも騙す行為と感じたか。
  敬虔を意識すると育ってゆく欺瞞の影響に何を思い、
  青い高揚の瞬発力の果てに何を見たか。

そして是等が是か非かよりも、アイディアや思念は人と共有できて時には分かち合える。たとえ人間嫌いでもその部分は大事に思う。


象 *2016年8月のおうち避暑
  *お掃除部隊登場
  *お野菜の呟き

トナカイ *トナカイの呟き
     ?僕が見た立場と実力
     *つがいのトナカイ

マンモス *歌わない歌
     *犯人は誰?
     *疲れとワンコとマンモス

金魚 *金魚
   *標題音楽
   *金魚とワンコ

タニシ *2017年5月3日
    ?僕が見たタニシ

クマ ?クマが来たよ
   ?子グマが生まれたよ

ライオン ?ライオンが来たよ

きくらげ ?きくらげのコト

*〜*〜*〜*〜*

■ベンヤミン関連リンク
1巻
*本欲しいなあ
*ミュゲとパリの始まり
*地球儀と室内と解放
*カラビナ・日常・本
?僕んちのどうぶつ達
*息詰まるフリーク
*1919
*
*楽譜のページの向こう
*ステップ
*監獄・アンチつるつる
(1巻のご紹介に際しまして訳者様の今村仁司様と高橋順一様のお名前に文字の誤りがあったと後に気がつきました。大変申し訳ありません)

2巻
*夏のおやつと本
*ボードレールの挑発と真意と音楽
*'ふと' とボードレール
?僕のホームセンター記録
*トロワイヨン
*少年の本当と嘘
*調和と追放
*ダリア

■ダダ関連リンク
*ツァラ、にぎやかな絶望
*プレイ
*ダダのお寿司ネタ
*ダダとプーと苦いコーヒー

■ちょっとだけアラゴン
*パノラマ
*優しく辛辣な女と、田分けた男

lasalledeconcert at 15:19|Permalink││  パリの生活12 

December 07, 2018

僕が見た映画DVD

6dec18a















僕、ブルゴーニュ。
レッスンの仲良しさんが来たよ。

お友達が避妊手術後に透明なエリザベスカラーをつけててさ、
見えるのにさわれないのが不思議でグルグル回ってた。

可愛いなあ。2世はものを知らないからね、仕方ないんだ。

6dec18b















お姉ちゃまも書いてる通り僕らはよく映画を観る。
観る時はそりゃぁもう酷い騒ぎさ。

蝶番君が "今のはどうしてだと思う? " など静かに問う分には良いんだよ。2人で意見を出し合いながらフィルムを戻す。

観る毎に新しく何かを発見するのは楽しいからね。

  *映画DVD

問題はお姉ちゃまのほうさ。
まず歌うね・・・

映画音楽を聴き聴き '此処でアコーディオンで対旋律入れたい! ' とか言ってさ、いい加減な調子でツィラッラ〜とか歌って五月蝿いんだの。

6dec18c














先日観たアデルの生涯には授業シーンがあってね、

哲学クラスで使われたのが誰の言葉か知らなかったもので画面前まで近づいてった。

テキストの表紙に光が当たって見えづらかったのは僕んちのライトがテレビに反射してんのか、映画の効果かはわかんないけどさ、[....ONGE] って文字っきり見えなかった。

'読んでないけど、これきっとFrancis Pongeよ' って推理して、今手元にあるベンヤミンが終わったらば読みたいものメモに書き込まれた。

MacやiPhoneじゃあなくメモをカサカサさせてね。
好きなものや希望は紙の質量の上に記録し、書かれたメモを質量として手に取るのが趣味に敵うそうだ。


なにせ映画内の授業に参加して先生の質問に2人で答えてた。
クラスメイトになりきったお次はデモ参加者になったね。

6dec18e
















せんだってブログに書いてたデモ行進シーンは、僕らのソファの上でワッフゥ〜とか奇声を発して歌ってたの。パーティーシーンじゃ座ったまま手だけで踊った。元気になればまた立ち上がって踊るに違いないさ。

画面に出てくるものに順になってゆくんだ。
役柄だけじゃなく、女優さん自身がこの役をどう考えてるでしょうと相談したり、監督にもなってみてここで1等描きたいのは何だったのか考えたりね。


幼稚園場面のアラン・ボスキ(飼い主註:BOSQUETは通常片仮名だとボスケと表記しますが発音はボスキのほうが近い気がします)の詩には、手を叩いて喜んだ。

  象のお鼻はピスタチオを拾うためのもの
  躰を屈めなくてもいい

  キリンのお首はお星を喰むためのもの
  飛ばなくてもいい

なんて具合に可愛らしい詩なんだの。けどね我が家はそれで済むわけない。登場人物の次は引用の詩人にもなるのさ。

ウーパールーパーのヒレは、とか独自の詩を思いつくまま繋げるうちに夜中になって、映画の続きは翌日に持ち越した。

6dec18d














独特過ぎやしないかな? って僕は心配になって進言したの。

蝶番君が不都合に思ってないか一度尋ねるがいいよってね。
だって踊ったり歌ったり詩を作ったり普通じゃあないもの。


翌日また一緒に続きを観ながら、僕の忠告通りこんな様子でいいか問うていた。つまりその、映画音楽に作曲されてない対旋律を歌いたがったり、どんどんリズムを入れたりして五月蝿くない? ってところも含めてさ。

蝶番君は、笑顔が見られてスッゴク楽しいよと大いに肯定した。
ガクッ

それっから何故其んな事を問うの? って尋ねたよ。
だってあまり普通じゃないかもだから・・・って応答すると
蝶番君は "そうかな? " とお首を捻って考えてた。

"僕もう何が普通かわからなくなってきてるのかな?
でも多分普通だと思うよ" と再び大いに肯定した。
ガクッ


*僕が聞いたステキだね

lasalledeconcert at 12:22|Permalink││  ワンコと一緒17 

December 06, 2018

ヨーグルトメーカー

5dec18a























グリオットのコンフィチュール♪ 美味し〜

日本ではスミミザクラ(酸実実桜) っていうのだそう。この商品には '桜桃' って説明がありました。このほうがわかり易いわネ。

グリオットチェリーを入れてよく食べてるのが自家製豆乳ヨーグルトです。

5dec18b
























キッチンでちょこちょこ使う家電を乗せてるコーナー。右奥のマシーンね。

コンセント横に 'フランス 食の悦び' のカードを貼ってみたけど写真に撮ってみたら合ってないワ〜。目視の感じと違うのね。あとで変えておきましょ。

5dec18c






















ブルゴーニュ君も豆乳ヨーグルト大好きで、今や我が家に欠かせない存在。

温度やタイムを調節できるからヨーグルト以外の発酵食品も作れるし、お味も好みの発酵度合いにできるから市販の豆乳ヨーグルトより美味しく感じます。

うちでは赤を選んだけれど白もあったヨ。

5dec18d



























コーナー脇の壁は今こんな感じ。

すぐ横にパントリーへのドアーがあるから、大人しめの色でまとめてます。

lasalledeconcert at 12:24|Permalink││  グラスの中12 

December 05, 2018

シネマ記録(23)アデルの生涯

4dec18e

























アブデラティフ・ケシシュ監督は、フランスの旧保護国チュニジアご出身なんですね。素晴らしくって驚きました。

しかし旧保護国って言い方はフランス側からの目線なのでしょう。条約に基づく保護国も、進出・侵略で得た植民地も相手方には関係ないから・・・

シャルル10世は1830年 'アルジェリア出兵' を行います。以後1962年まで長きに渡りアルジェリアはフランス領になります。

1842年アルジェリアを直轄地にすると植民地維持のためにアルジェリアの隣国チュニジアの領土に手を伸ばすことになるのです。

4dec18d
























チュニジアの歴史は厳しく、1869年に財政破綻すると英仏伊3国管理となり、その後は普仏戦争でフランスが敗れてイタリアがチュニジア進出となります。


こんな事はWebの多くのページにもっと正確に詳細が書かれていますから詳しい所をご参照くださいね。

歴史の素人が多分間違いもありながら北アフリカとの出来事を書くのは、チュニジアという国の哀しさが当監督映画の主人公に重なって仕方がないって感想を抱いたからなのです。

4dec18h























1878年ベルリン会議でもフランスはチュニジア統治の権利を主張します。数年後1881年にフランスが軍隊派遣しビスマルクにとっても都合の良い占領をしますが、それが翌1882年の三国同盟に繋がってゆきます・・・

  周囲の思惑・
    周囲の圧力・
      周囲の原則に、

本人 ----(監督の意図はわかりませんので取りおくとして、観る者にとっては過去のチュニジアに重なるところがある主人公)---- が取り残されてゆく。

4dec18i























事が起きる毎、何らかのデモに参加してる主人公。
比較的長めに此うしたシーンに尺を取られるのは、何ていうかフランス的ではありませんか。

集団を見せ、集団の中の主人公を見せ、主人公に集団を見させ、その双方を私たちが観る・・・

最初は社会的な(民営化)反対デモだったかな? 次はジェンダー解放(権利主張)デモでした。(多分。間違ってたらごめんなさい)

内容以上に主人公の姿態が北アフリカの悲哀とやるせなさに重なるのは "On Lache Rien" の楽曲も大きく影響しています。




この映画のおしゃべりには続きがありますが、とりあえず原題 "La vie d'Adele" を 'アデルの人生' でなく "アデルの生涯" (数年を切り取っただけにも関わらず) と仮訳したのは、映画内にピエール・ド・マリヴォーの "マリアンヌの生涯" がキーの1つに登場するからです。

マリヴォー書の日本語訳と重ねるのが好ましく思えてしまった。


  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

lasalledeconcert at 17:16|Permalink││  パリの生活11 

December 04, 2018

ラヴェルの俯瞰

3dec18p
























赤煉瓦倉庫前のショットです。

今はレストランや雑貨屋さんが入ってる煉瓦倉庫は、神戸市のページに拠ると1890年代建造ですって。

神戸港に到着する貨物で賑わった場所。1890年はファリャがフェリーペ・ペドレルに作曲を習い始めた辺りの年ですね。

前記事の続き、アパッシュ(La Societe des Apaches)でもファリャと繋がってたラヴェルのおしゃべりを。

  *なきもの

3dec18s
























昨日本文では '無き物' にふれ、それは '亡き者' の曲と重なるイメージを持ってたからと顕したくて、双方に掛かる音を平仮名で 'なきもの' って表記しました。

だけど後で老眼で眺めたらば、'なまもの' にしか見えない。
せんだっても壮麗を読み誤ったばかりなのにね。


先日ふとした事から "亡き王女のためのパヴァーヌ" の譜を何年かぶりに手に取って、13小節目からのTres lointainに注目しました。

3dec18r
























'遠くで' の表記をイベールの曲に関して書いたところですが

  *ナイーヴなロバ

此の曲の場合は '遠く' の単位が異なると感じます。天体の単位くらいに・・・

プラネットのように遠く
夜空のように近しく
天空のように淡く包んでくれるが

3dec18t


























'それ' が惑星なのか、惑星は自分のほうか定かならず
どちらがどちらを巡ってるのか分からないまま

手を伸ばせぬほど遠いのに
手を伸ばしたくなる優しいもの。

胸蓋がる想いの先。
ノスタルジーに流す涙の温かみを領るような・・・


こんな描写は、ルーペを覗く如くのジャック・イベールとは距離の部分で対極の世界を持った、ラヴェルの俯瞰であると思いました。

lasalledeconcert at 17:11|Permalink││  曲のお話11 

December 03, 2018

なきもの

3dec18d

























大昔、持ち運びできる電源なんてなかった時代に、古ケースを利用して父が工作した携行できるバッテリーです。

半世紀ほど前の昭和の頃。

持ち歩くためのショルダー・ストラップは流れた時間の色に染まった。ハンダゴテで接続した所も取れてしまいそうに朽ちました。

3dec18e















コネクタの形は私にとって父の顔と同じくらい、持ち主とセットになって子供時代の思い出によく登場する形なのです。

お仕事を終えた手作りグッズたちは必ず私の玩具になったから。


まだお名前のない断捨離はちょっとずつ進んでる。
いつか家から「大事だった物」が無くなる日が来るのを望む。

55歳までには、そうできたら良いな。

3dec18b



















人生もいよいよお尻尾が見えたらば、大事だった物の重たさに縛られない人間にくらいはなってたい。他には望んだどんな人にもなれてないから。

形ある物はいつか消える。そう悟れず足掻く気持ちを卒業したら
物も自分も楽になる。物との関係がわかる。

もともと彼ら物達は重い制約を望んだわけじゃあないのに
思い出だからとぐるぐる縛る人間が彼らに枷を与える。

3dec18c






















結構歳をとるまで・・・物を長く大切にするのと 'ただ保管する' のが同じって風に、自分を騙してた気がする。

形が無くなっても物達が与えてくれた輝きは消滅しない、って心から思えてなかったんだと思う。


自分の生存率はさておき、ちょっとだけ先を夢見る。
50代も後半になったら、ひと月以内に楽しく手に取り愛でた物だけ傍に置きたい。

その物達は何も縛らず黴が生えそうに長い思い出は持っておらず
だけど昔愛でた物との優しい共通点がたくさんあったら素敵。

3dec18a

















大切だった物が失われることを恐れず
失くしても、共に時を過ごした充足感のほうが大きいような

形を失った物が命ある者をいたわるような
(この場合は物との)関係をきづけたら・・・って

ラヴェル "亡き王女のためのパヴァーヌ" を弾きながら思った。


*屋根裏の心の整理
*物のお別れと未来

  *コートとボタン
  *くたっとした布たち
  *眠る物たち

lasalledeconcert at 16:17|Permalink││  曲のお話11 

December 02, 2018

ろくでもない日

2dec18b
























ろくでもない日だった。
憂さ晴らしに須磨のマスト型時計台へ行った。

相当質の低い思考回路でしかありえない発言というのがある。
所謂アンテナが弱いが故のデリカシーを欠いた(多く備えてるのに使わない人は好きだが)発言とその根本の無粋な発想。

野暮な頭脳と鈍い感性を、人間は直しようがないものだろうと人生4万106回目くらいに悟った日だった。

よくあの小賢しいオバチャンが仕出かしては周り中に疎まれてたなと思い出した。

悪い場面でしか思い出さない彼女の厭わしいドタ足をうっかり重ね合わせてしまったくらい不快な日だった。

2dec18a



















10代の娘さんが邪気なく無神経発言を繰り返したって成長の余地がある。

聞く方を和ませる可愛らしさゆえに、仮に失言をしても同時に放たれる魅力に触れたいがために同性でも情状酌量してしまう力があるお嬢さんも実際多く、

其うした方々はお若い場合に限り(今後悪癖も良い方向へ向く可能性が限りなく残されてる年齢の意)個人的には嫌いじゃない。

しかし、
可愛らしい女の子なら単なる物を知らないが故の非常識と寛容に捉えてもらえるかもしれない遅鈍な発想や不躾な発言も、60前だかのオッサンがやれば確実にアウトだ。

2dec18c

























イライラのあまり昨日は死んだ。

週末というのに身内と病院に居る時だった。相手側の日時指定でのやり取りのため、院内の時間の隙間を使った果ての出来事だったので身内も巻き込んで皆で彼に対し相当苛立った。

感度が極めて悪い鈍性の頭脳回路と感性の貧しさを目の当たりにした。受け入れ難い種類の感受性の低さだった。

皆で不満をぶちまけ合ってもむしゃくしゃしたままで、身体の不調を顧みず夜にお出掛けをしたいと夫に頼んだ。

体調がより悪くなるほど厭な気分にさせられた時は夫とブルゴーニュ君とラブラブ出かけるに限ります。

2dec18d




















文と一致しないスウィートな子がチョコンとお座りしてるのは、夫の提案で行った海浜公園。

海以外の所には行かないの? って感じですね。
色んな場所から海が見たいの。

右手のひときわ明るく写った街灯の奥に、赤いロケット型の建造物がうっすら見えるかな?

最終目的地の赤灯台です。

2dec18e
























まったく無知でしたが観光協会のページに依ると

1884年(明治17年)に木造灯台だったものを改造したのですって。
ドビュッシーがローマ大賞に輝いた年ですね。

和田岬から移設されたのだそう。
それにしても可愛いですね。
鉄骨灯台では最古と書いてありました。

此処の周りの浜や通路の一部は、先の台風被害の傷跡らしき様子がお片づけできてなかったですが、真冬までに手が回るといいですよね。

2dec18f






















夫が気を晴らしてやろうと思ってくれて
ブルゴーニュ君が何処へ行くのもトコトコついてきて

帰ったら作りおいたご飯が温めるばかりになってて
自家製豆乳ヨーグルトが楽しみで

ろくでもないことがあった日だったけれど、どんな時も家庭っていうチームがしっかり機能してると濾過作用は素晴らしく働く。

2dec18g

























帰宅して忘れないうちに象たちの次の日の朝ごはんをお庭へ出した。

象たちは定住先は拙宅じゃなくてお隣さんの大きな木の枝だけど
彼らも一応チームのメンバーだから。

lasalledeconcert at 18:15|Permalink││感 訪問記12 

December 01, 2018

レッスン記録:中耳炎

30nov18g




















陽だまりでブルゴーニュ君が全身の力を抜いて
大好きな日向ぼっこ。

レースカーテンの影がブルゴーニュ君を優しく包みます。

関節が柔らかくてふにゃんとしてて、コートもやわやわで
どこまでもふうわりした女の子。

30nov18b























レッスンでは生徒ちゃんが中耳炎になった週がありました。

私は経験がないから、どんな症状か問うと1等印象的だったのは音だったとか。

ピアノもヴァイオリンも習ってる生徒ちゃんらしいですね、音の聞こえ方に違和感があるのが面白かったんですって。

課題はキマリですね。
中耳炎の '音の作文' をするのです。

30nov18c




















先生も含め中耳炎になったことがない人に、中耳炎になると此んな風に聞こえるよ! って教えてあげるつもりで書いてみて、って言いました。

普通に話す声が、低音の不協和な響きを伴って
高音にもキンとした音が入ってくるのがわかりますね。


中耳炎時の響き以外に感動した点がありました。
お母さんに呼ばれるイントレーションが関西弁ですね。

標準語なら mi-re-mi-mi または mi-re-mi-re で表すのが可能ですが方言をちゃんと書き留めてる。

30nov18d




















'宿題やったの? ' の 'やったの' の音形にも方言が表れてます。
面白いネ。

中耳炎について此の楽譜から私が学べたのは、他の人の声よりも自分が声を出した時のほうが一層複雑な共鳴が起きるってこと。


簡単な題材で良いから曲を書いてみると、後に他作曲者の曲を読み、味わって演奏するための鍵が備わってゆくと思うんです。

30nov18f
























ピアノレッスンの標にもなりますね。

'作った曲をもしこんな風に弾かれたら厭だナ' とか 'こういう気持ちの曲を自分が書いたとしたら此う弾いてほしいナ' なんて風に作曲者に目を向けるきっかけにもなってます。

**

この頃長文が多かったため書いてなかったお掃除記録も。

午後は暖かかったからお庭全体のお手入れしました。
体調はそんなに良くないけれど、いつでも家内へ入って横になれる安心感があるせいか、お庭仕事は負担少なく思える。
座って植込みをいじったりで立ち動かないし体力は使いません。

鯨は穴と穴への階段、お玄関側からメザニンまでのローズ階段だけ。


■お教室関連リンク

曲を感じる
*ある白い花
*ままならぬ恋の花
*2枚目の扉
*白い花の贈り物


初期
*レッスン記録:音符イチゴ
*レッスン前の時間
*レッスン記録:オクターブ
*レッスン記録:メダカのドレミ
*レッスン記録:スタッカート

*レッスン記録:楽譜を作ろう!
*レッスン記録:上の音
*レッスン記録:痩せたメダカ
  *失敗しました
*レッスン記録:カタツムリ
*レッスンの成り行き
*レッスン記録:イチゴのタイ
*レッスン記録:指番号
*レッスン記録:音の実

*レッスン記録:復習とカメ
*レッスン記録:音ブロックで曲を弾こう
*レッスン記録:好きな曲を作ろう!
  *緊張するレッスン
  *泣いちゃダメ?
  *レッスン記録:下地(1)色
  *レッスン記録:下地(2)味


記号
*レッスン記録:ト音記号
*レッスン記録:臨時記号


音符
*レッスン記録:音符の長さを憶えよう
  *子供の絵、母の悩み
  *レッスンと色
*レッスン記録:音符の向き

*レッスン記録:十六分音符
*レッスン記録:床の五線
*レッスン記録:紙粘土
  *先生の真似

*付点音符を憶えよう
*レッスン記録:付点音符のサイズ
*レッスン記録:小節に触る


成長過程
*レッスン記録:記憶の拡張

*7ヶ月でカバレフスキー
*お庭レッスン

*レッスン記録:香りレッスン
*レッスン記録:ハーモニー体験

*レッスン記録:ハンカチのしみの音楽

*レッスン記録:花めき
*お庭レッスン日和
  *こんなレッスン始まりました


ヒント
*レッスン記録:お菓子パーティー
*レッスン記録:付箋を使う
*練習カウンター
*メトロノームの思い出(1)
*メトロノームの思い出(2)

*ハノンと恋
*プー、スケールに泣いた日
*プレイ
*ステップ


リズム
*レッスン記録:リズム解き
*レッスン記録:食べ物カード
*レッスン記録:楽語とリズム
*レッスン記録:リズム聴音


幼児期の聴音
*レッスン記録:はじめての聴音
*レッスン記録:寒暖の和音


暗譜
*レッスン記録:はじめての暗譜
*レッスン記録:楽譜の道筋
  *1年間のレッスン記録


お指トレーニング
*レッスン記録:音階練習
*レッスン記録:指遣いのカリキュラム
*レッスン記録:音階と和音


アウフタクト
*レッスン記録:アウフタクトの導入
*レッスン記録:アウフタクト実践例
  *レッスンこぼれ話:ピンクのうさぎ
*レッスン記録:なめこぐま
*レッスン記録:はじめてのバラード
*レッスン記録:ぬるぬる


音階遊び
*レッスン記録:シマエナガ式ケース
*レッスン記録:フェーブの音階
*レッスン記録:音階理解をシンプルに


お箱遊び
*レッスン記録:雪のパーツ遊び
*レッスン記録:お箱遊び
*レッスン記録:異名同音
*レッスン記録:異名同音 'として'
*レッスン記録:お箱卒業の日


画集遊び
*レッスン記録:画集遊び
*レッスン記録:ポムポム・キュビズム
*レッスン記録:ダリに参加する
*ダリとモチーフの引出し
*レッスン記録:ダリと創る
*レッスン記録:画集遊びと思考
*レッスン記録:ダリをお料理する
*レッスン記録:モチーフのイメージ
*レッスン記録:感得
*レッスン記録:お水に映る
*レッスン記録:最後のダリ


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*レッスン記録:感じがする

lasalledeconcert at 16:09|Permalink││  オフィシャル12 

November 30, 2018

日々のごちゃごちゃ

29nov18b
























ガス灯通りが後ろのほうに写ってるのかな?

けやき並木110本がLEDでライトアップされて、ガス灯と共に華やかさを加えてる通り。

ちょっと前のお出掛け写真をupしながら日常のごちゃごちゃを。

29nov18c

























インターホンに出ないことが多い。

体調が定まらない日もあるし、休んでる時は出られないって知人は理解してる。それを知らない関係の人間が勝手に呼出す場合、応じる理由がわからないよねって思う斜め者なのだ。

自治会などに必要な事柄のメモが入ればすぐ対応するし、宅急便には大容量の宅配用ストレージがある。ストレージ扉奥のシャリオには指示書きと、お疲れ様ですの手作りプレートと、夏の暑い日はドリンク缶など置いて、一応すべきことはやっている。

29nov18d

























お約束がないのに呼ぼうとする相手に応対しても面倒だと決め込んでるまでだ。お客様の日以外のインターホンボタンは飾りの役割しかない。今に始まったことじゃない。

だから郵便局員さんがホーンを鳴らした時も、普段通り音を切ってた。

不在連絡票が入った。
見ればレターパックにチェックが入ってる。ん?

A4サイズのレターパックならメイルボックスに余裕で入る筈。
楽譜が沢山届いても大丈夫な、大きなメイルボックスがあるのにレターパックを持ち帰った・・・?

よく見ると、印鑑が必要なためって走り書きがあった。

29nov18e






















捺印して対面で受け渡しするレターパック・プラスで送られてくるなんて随分大事な便でしょう。

なのに夫は差出人を知らないという。
はい?

知り合いでさえ面倒に感じると受取拒否を始終やってるのに、名前も知らない相手から受領印を求められるレターパック・プラスなんてありえない。

引取りに行かずスルーだな。

29nov18f















その夜ご飯を食べながら夫がふいに、'ああそうだ、楽譜が1つまだなんだよね... それの可能性もあるかな? ' って言った。

だったら良いけれど、楽団やグループから楽譜が届くなら普通オケの名称だけどね・・・

だから提案しました。

見に行って差出人に心当たりがないけど内容物は何ですかと問い、書類以外の形状の品が入ってるようなら受け取らない、と。

その場合は受取拒否の印を押すのさえ煩わしいから 'ちょっと主人に聞いてきま〜す' と言ってバックレてやる、と。

29nov18g
























ハイ、行ってきました。

ちゃんと楽譜って書いてありました。
通常通り差出人欄にオーケストラ名が書いてありました。

その下に郵送事務をお世話くださったかたのお名前も一回り小さく添えてありました。投函側は全部きちんと書いてくださってたのに、忙しい配達員さんが通信欄に書くべき事項を見誤っただけでした。

レターパック・プラスになってたのは、大切な楽譜だったからでした。ちなみに偶然ですがジェンツーペンギン先輩指揮の公演の楽譜でした。(笑)スルーしなくて良かった。

lasalledeconcert at 12:41|Permalink││  オフィシャル12 

November 29, 2018

パンに逆戻り

28nov18a























朝、毎日の習慣のシャワーを浴びて病院へ出かけ、診察を終えて早々に帰って何か食べたらすぐ寝込んでしまう。

夕方目覚めて少しの家事をし、また調子が悪くなって伏せる。
そんなのが繰り返されてた。今は元気。

先週かな、久々の外食で調子に乗って生ものを食べちゃった。
なんだか割合何でも食べられる気がしちゃったの。

28nov18b


















常識的には免疫が落ちた患者に生ものが望ましくないってわかってても、サラダ感覚で食べられる気がしてしまい夜中を苦しむことになった。

同じ感じで一昨日はグレープフルーツを食べて失敗した。

胃腸に刺激が強いグレープフルーツやパイナップルは控えなきゃなのに、どうしても食べたくなってきっと大丈夫な気がしちゃって。でも身体が受け付けずこれもアウト〜

28nov18c















病気で食べる物の範囲が狭まってしまうと、栄養の偏りが身体に障る結果になった。

長くなってきて点滴や栄養ペーストで賄うのに自分自身が疲れてきたから、口から食べる消化の良いもの・胃腸が受け付けるものを探してるのに、

欲しい・食べたいって思うものが、消化できなくて失敗続き。

28nov18d




















何かあって一旦胃腸を荒らしちゃうと、また後で辛い時間を過ごすのかな... ってお食事選びが厭になってしまい、結局パンに逃げる。

お食事を考えすぎて厭わしくなったら悪い結果を招きそうだから
しばらくは偏りを気にせずパン生活に逆戻りです。


*無形に出会う
*ガラスと花
*古い型・古い本


*フラット
  *与えられた中で
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標
  *薔薇の機会
  *難しいこと


  *行きたいな
  *つまらないお出かけ写真
  *貧血と熱でぽ〜っと・・・
  *2017年クリスマス
  *熱とおままごと
  *熱と眠りとm&m's
  *元気が出ない日
  *酷く疲れた日
  *ちょっと後悔


  *アイボリーのリネン
  *チェリービー
  *抗癌剤のこと
  *グロッグ的熱
  *狭い世界
  *熱の1日
  *不協和音だらけ
  *汚いこと


  *地球と散歩
  *監獄・アンチつるつる
  *メレンゲとエンゼルフード
  *からっぽ

____________

*震えるワンコ
  *雪の日の病院
  *病院のあと
  *ワンコのフレームと願い
  *焼き芋
  *ハノンとワンコ写真
  *病気の休憩
  *お掃除機動画
  *胃の不調と、泣くワンコ
  *mollの1日
  *エフがゴネる

____________

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
  ?僕が見た鼻血
  *歯医者さんに行けました
  *眠ってます
  *桜の花と難所
  *2018年3月最終の通院


  *始まって終わった
  *喉と赤いお食事
  *咽頭ファイバースコープ
  *元気色
  *ゼリーの境界


  *悩み、寝込み、望み
  *入院を考える


  *この夏最後の海の家
  *良くない結果
  *いい時間。お掃除の嬉しさ
  *身体の異常。そして安静
  *安静にする1日?
  *連続CTの後


  *気胸
  *2日間の日記


  *2018年10月の引き篭り
  *今週の3日間
  *吐きたくない

____________

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ
  *こんなお出かけ
  *ヴルスト先生


*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
  *居場所
  *怪我の功名
  *伸びとビーズバンド


*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って
  *アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

____________

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日
  *副作用のこと(1)1日半の悩み
  *副作用のこと(2)ピアノと共に
  *幸せなピアノ時間
  *アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート
  *1日だけピアニスト
  *自由なピアノの日
  *どうぶつお迎え日
  *斜め者のやすらぎ

____________

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭
  *結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい
  *微風
  *長いひと月
  *スイカ
  *ちっちゃなスイカ

____________

*友達
  *気持ちが折れる
  *友達の夢
  *旅立ち
  *哀悼
  *四十九日

____________

*出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ
  *降格
  *2度目の冒険
  *回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ


*病棟の朝
  *学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト
  *細い人って・・・


*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井
  *合わせ目
  *モチクリーム


*院内生活
  ?僕が聞いた踵のお話
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"
  *慣れないこと
  *悪い癖
  *病院の前後
  *自分を大嫌いになるとき
  *下らない自慢話
  *褒められた自慢のアレが
  *いいですね


*病人と香り
  *2人の看護師さん

  *針と採血
  *個人情報
  *血圧と台風
  *ギャップ

____________

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ
  *治療中のお食事
  *ある日の食卓
  *パンばっかり
  *体重戻そう
  ?僕が見た 'ナ' のつく食べ物
  *パンばっかり(2)
  *フィット
  *タンパク質
  *小さな副作用とプー
  *海で朝ごはん
  *夏のおやつと本
  *ジャスミンとイヴ

____________

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き
  *歩く
  *カプチーノ
  *軽トラのシートベルト
  *たんぽぽ
  *ワンコの笑顔


*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ


*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します
  *諦めずに
  *過去の肺炎
  *コーナーアングル
  *Macへ行こう(19)未来を買う

lasalledeconcert at 17:11|Permalink││食 美味しいテーブル12 

November 28, 2018

ももり

27nov18b
























ん? これな〜んだ?

先週かな...病院の帰り道ブルゴーニュ君のオモチャを探してたの。

オモチャはバスケット一杯に詰まってるのに、どれだけ与えても足りない気がして増えてしまう。

オモチャを見た事もなく物で遊ぶことも知らなかった子が、お部屋からお部屋へお気に入りを咥えて歩くようになった変化が愛しいのです。

27nov18c






















ペットグッズコーナーに近づいてみると

偶然にもシマエナガ先輩のもぎもぎちゃんと色違いの子(そして一回り大きい)が居るじゃありませんか。

連れて帰りながら、オモチャを置いてない読書室にこの子達を居させることにしようかなって考えて、読者室って呼び名が気になった・・・

フランスではよくあるから名付けたけど、うちのはビブリオテックといっても小規模な書棚と、古めかしいステレオと、テーブル類があるくらいの小さいお部屋で

27nov18d























読書は必ず此処って決めてもなければ
読書しかしない場所ってわけでもない。

この呼称どうかしら、ちょっと違うんじゃないかしらって思い立ち、首を捻りながら "ゾーヴァの箱舟" の豚さんページを開き飾ってるコーナーへ近づいた。

絵本から飛び出す豚さんを置いた。
益々読書室の名称が相応しくないように思えて夫に尋ねた。

この場所をどう思う? って問うたら、森かなぁですって。
植物が1つしかないのに森は変? だけどグリーンリーフ以外でも '重なり' を森って呼べそうな気がしない?

27nov18e






















ももり、なんてどう?

豚さんの肌の桃色が重なって
'桃の森' になり、これ 'も、森' ですよって場所。

お名前がピッタリのももぎが '穴' からごそごそ出てきて 'ももり' の番豚に立候補した。この家での経験年月は先日新入りしてきた豚さんより長いから番豚に向いてるって。

27nov18f





















桃みたいな色の、または豚さんの腿のような色した小鳥がヴァーズで振り返り、ももぎを見た。

お部屋を離れて暮らしてた彼らが同じ場に集うのはお初。


これから此の場所をももりらしく整えてゆくのね。
読書室・・・その可愛くない呼び方がうんと昔みたいに思える。

模様替えをしなくても呼び名を変えると違うものが見える。
曲タイトル問題と似た構造かも。

lasalledeconcert at 17:36|Permalink││住 心地よい住まい12 

November 27, 2018

真水の売り子

26nov18d



















先日の記事の続きです。

この曲については特にシマエナガ先輩と意見が違ってて、何分間もそのイメージを話し合った。

シマエナガ先輩は1つのイメージを口にされ(断定的ではなく、頭を掠める絵柄といった感じに)、私はそれは全くないと断言(こちらは非常に断定的に)したところからイメージの交わし合いが始まった。

こんな会話にずっと付き合ってくれる方が居られる喜び。
擦り合わせを目的としない、写像の投げ掛け合いを楽しんだ。

26nov18a






















私はこの曲に関してふうわりした印象で語ることはしなかった。

パリの上水道が長い間非文明的なまま改良されなかった歴史と切り離せない気がしたから。

文化が大きく花開き、華の衰えを知らぬように次々に芸術を世に送り出した都は反面で給水設備が考えられないほど整っておらず、水に関する衛生観念も低かった。

タイトルに真水とおいたのは、清さを顕すのじゃない。
海水ではなく、浄化したり沸かしたりもしてない「ただの水」の意だ。

汚水が混在する川の水を飲むことも多かった市民にとって、真水は十二分に飲料水に値した。

26nov18b
























そんな背景は私の内では当曲の形象と心象に重なる。
活き活きした軽快な歩みの女、とは全く違う。

  1)活き活きした
    2)軽快な歩みの
      3)女とは全く違う

1)
以前、曲冒頭にmonotoneと書き入れられていると書きました。

楽曲の音色を物語る単語にもなるがフランス語でモノトーンは気分を表すことも多い。楽譜上以外のところで日常に使われる際は殆ど気持ちのトーンを示すでしょう。

活き活きしていない。モノトーンである。
シャンソン "パリのお嬢さん" のお針子さんのように気の晴れない心のまま、安い賃金の仕事を淡々とこなす売り子。


2)
軽快な歩みじゃない。記載通りun petit pas egalである。

此の指示書きの時点で、その足取りに華やぎはないと見なして良いでしょう。モノトーンにpas egalで進む時、それも裕福ではない人とわかる職種の仕事中に水を零さぬpetit pasを余儀なくされた時、僅かでも弾む心持ちに関連した演奏になるでしょうか。

あの日も詰め寄るようにお喋りした。

26nov18e
























ご丁寧にもイベールは、'曲前の記載でも伝わらぬ場合がないように' と言わんばかりにわざわざピアニシモを刻んでる。

同時に1小節8つの16分音符がヴァイタリティある表情にならぬために、懇切丁寧に「La m.g. par dessus」とまで、言わずもがなを書き入れている。

D'un petit pas egal・monotone・pp・La m.g. par dessusと作曲家に4つも書かせてしまうのは、張り紙をしても・看板を掲げても・張り紙に赤線を引いても・別の標識を立てても、まだ間違った使い方をされる公共施設のようで心が痛くなる。

イベールがこれほど重ねて書き連ねなければならないくらい演奏者は隠し絵を見ないのか。どれか1つで察することができる演奏者でありたいではないか。


26nov18c






















3)
水はいりませんか、と少々俗っぽくコケティッシュに呼ばわる女なんかじゃないとも口にした。

パリの水事情はカオスだった。
エミール・ゾラの時代にも続く暗黒がある。

ジョルジュ・オスマンがウジェーヌ・ベルグランに設計させ、第2帝政期から19世紀後半に掛かるころ・・・ジャック・イベール 誕生の少し前に下水はやっと整備されている。

政府はその後に上水道の改善に取り組んでる。従って上水の供給が行き渡るのは更に後になる。

個人が群がる給水栓や貯水場、カンパニーが使う停泊池が設けられ人々は飲料を求めたが、どの時代もパリの水の弁は悪く、水路の引き込みと質の悪さに長年悩まされた。

そんな事実が水の道が完備される以前の「パリの水」だ。
歴史の半ばにあった幾つかのカンパニー。水質汚染により蔓延したコレラによる死者たち。汚染と悪臭の黒いパリを抱いて現在の浄化に至るのだ。

この売り子にとって肩に重い水はパリの水事情の途上にある。


現時点での個人的な考えです。


*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

*スピード落とせの表記比較(1)
*スピード落とせの表記比較(2)

*(No.2)ナイーヴなロバ
    *小さなロバと葉っぱたち
*(No.3)物乞いの生気
    *年老いた
    *時とメンデルスゾーンとイベール
*(No.6)美女と宮殿
*(No.9)隠し絵
    *OOの女

*元素
*知りたがり屋の物語

*幸せお昼ご飯
*ニヤニヤ
  *甘いひと口
  *その時
  *本当のこと
*サーモンのムース
*ひねくれ者の希望

lasalledeconcert at 16:19|Permalink││  曲のお話11 

November 26, 2018

シュシュでお揃い

25nov18d























ヘアサロンへ行くのが厭過ぎるから、通う回数を減らしたくて髪を伸ばしてる。基、伸びてる。

シャルトリューズ修道院みたいに無言のまま、ただ髪を切ってくれる処があればいいのになって昔から思ってる。

25nov18f
























抗癌剤で一旦抜けてバージンヘアになるのを結構楽しみにしてたくらいで、髪型なんてどうだっていい。

やりたかったのはブルゴーニュ君のお尻尾みたいなシュシュをつけること。

ブルゴーニュ君とおんなじバックスタイルになったかな?

25nov18b




















もう少し伸びないとシュシュが似合わないけど

お尻尾とお揃いっぽくなったかな。

25nov18g

























ブルゴーニュ君のブチと同じ優しいアイボリーで作った。

だから何ってわけじゃないけどさ・・・
ブルゴーニュ君のお尻尾が羨ましくて真似してるお話。

lasalledeconcert at 14:11|Permalink││  日々のお気に入り12 

November 25, 2018

夜のハーバーウォーク

24nov18b



















ハーバーウォークをお散歩しました。

夜も賑わうハーバーランドはブルゴーニュ君のお気に入りスポットになり、普段のお散歩よりいそいそクンクン忙しそう。

バトン部? チア部? 可愛らしいJKさんたちがお稽古してて、お散歩中のワンコたちもすれ違ってく。この日は大型犬さん多し。

24nov18a
























此処は1921年に建設された旧神戸港信号所前。

嗚呼1921! フランス6人組結成から間もない頃。
ジャック・エミル・ブランシュがLes sixの肖像を描いた年。

何処を訪れても「この時代に」ばかり目が行く。
何を見ても何をしてもフランス音楽から離れられない。

連想が広がる。プーが生きた時代。
2枚目画像のブルゴーニュ君はお顔の角度こそ違っても、1925年作のマリー・ローランサン "馬と女(Femme au cheval)" によく似た目元。

24nov18c
























ほらほら今度の写真は目とお口、お鼻の角度までがシャガールの "Laiterie" っぽいでしょう?

親馬鹿のツボがオタクな観点へ向かうと一層伝わりづらい。
プー時代の何かに似てる所を探しながら、ゆっくり歩いた。

24nov18d























体感では調子良いのに今年冒頭に急に出てきちゃった血中問題をこじらせて、歩くのだけ極端にゆっくりになってる週。

ブルゴーニュ君は飼い主を一生懸命応援して、優しく歩調を合わせてくれた。

これから少し眠ります。お休みなさい。

lasalledeconcert at 15:48|Permalink││  訪問記11 

November 24, 2018

映画DVD

23nov18e






















肌寒い春にブルゴーニュ君とお出かけした写真の整理がてら。

初めて生えただろう冬毛をまだ残してる頃。
途中小雨が降ってきた。ブルゴーニュ君が1等残念そうだった。
凹む子を慰めながら雨宿りに急いだ日。

23nov18d





















雨は残念だったけど、前年に比べてブルゴーニュ君がたくさん表情を出せるようになったのを喜んでた。

感じることを怖がらなくなった証だった。
感じたい嬉しいことが多くなった証明だった。

お出かけしながら夫やブルゴーニュ君の表情を楽しむ。
私はブルゴーニュ君に視線の殆どを費やしちゃうけれど、夫は妻が自分を見るよりもずっと妻の表情に心を砕いてるでしょう。

  海へ行くことより、家族一緒に行くのが大事。
  多くのご家族が感じなさる共通の想いでしょう。

23nov18b
























目的地が大事なのじゃあなくて共に到着する楽しさのほうがずっと得難いもの。
ある恋人と別れて別の恋人を持った日にも思ったんだった。

若かったその頃、自分はまだまだ結婚なんて考えてはなかったけれど、恋人同士も家族も同じ定義だわって個人的な心うちを確認した出来事。

別れたのは、彼となら行先は何処でも良いって気分が薄れたと気がついたから。何処へ行きたいかのほうが大事になったから。

場所や事柄は仲立ちで、ただ一緒に居たくなった相手が新しい恋人になった。

23nov18a















我が家ではいつも夫婦で映画を観ます。
どちらかが1人で観ることはない。

お約束したわけじゃなくて自然にそうなってた。
DVDを借りて3,4日で少しずつ観るから、先が楽しみになる。

だけど1人で続きを観ることはしない。
自分的にはあり得ない。

続きが知りたいなら先に観たらと人に言われてびっくりした。
思いつきもしなかった。もしそう考える時は夫と別れる時だろうと思った。

23nov18l























映画観賞をしたいなら1人で観ればいいけど
夫婦で映画を観るって、そうじゃないよネ。

相手がこのシーンでどういう風に思うのかしらって、映画と相手を何割かずつ見てる。

夫はしょっ中上映をポーズボタンで止める。同じ瞬間に相手が見たものや感じたことを重ね合わせたくて、今の何? どう思う? って話してくる。大事な会話。

楽器同士を合わせるのと同じなのねと思いながら夫を見る。
3秒の音を2時間討議するように納得するまで話し
瞬間の音と映像を分かち合う楽しさに埋没する。

23nov18f















'早く続きを観たいね、楽しみね' ってLINEやお電話で会話して
一緒に焦れる。映画が楽しみなのか並んで食べるおやつが楽しみなのか、2人とも区別はついてない。

ただ楽しい時間であることは間違いない。趣味じゃない映画に当たったとしても。

夫と共に暮らしてるうちは1人で映画を観ることはないかも。
昔は映画が好きだった。今は2人で観る映画しか好きじゃない。

1人で観たらつまらないと感じるに違いない自分が居る。

lasalledeconcert at 16:08|Permalink││  思い浮かぶままに12 

November 23, 2018

OOの女

22nov18d















冬の夜、教会前広場の階段座りこのバッグを膝にお喋りした。

細いデニムに踵の太いブーツを履いてた。目が憶えてる。バッグの下にそれらがあったなって。

真冬に石の階段に座って話し、寒さを感じてなかった。すぐに終わる恋をしてた。

その日携えてた、ふっくらしたバッグと先冬お別れした。

22nov18e














思い出の物に触れると映像が蘇るが、
体験してない事柄も私たちはしばしば映像化するものでしょう。

無意識下で情報を集め、纏める。
イストワールNo.9 "真水の売り子" を例にします。

タイトル再考の末、私はこのように訳した。今年前半に触れてたブルグミュラーでも再三訳の変更を重ねました・・・

理由はどんな楽曲か目を見開こうとする際に、上述「無意識下で集める情報」に於いてタイトルが大きな役割を担うから。望む望まないに関わらず。

22nov18a
























特に日本語を頼りに楽譜を見る場合に、目に飛び込んでくる訳が楽曲の本髄じゃなければ出発点がずれてしまう。

最初のところの勘違いや思い込みをなるべく少なくできたら、ずっと近道で遠くまで行ける人がもっと居るはず。

例えば "水売りの女" のタイトルと '隠し絵' とにも大きく隔たりを感じたのです。

  *(No.9)隠し絵

(↓写真は紙パックドリンクを模したポーチ。
昭和にリアルタイムだった人と、今レトロ感を楽しむ人とで
脳内情報の集積率が違う... って考えと同種かな)

22nov18g




















伊丹十三監督映画で国税局査察の女性とのやり取りを描いた "マルサの女" や、内容をよくは知らないのに例に挙げて申し訳ないのですが題名をよく聞くドラマ "科捜研の女" など、'OOの女' と日本語で表す時、

良いにつけ悪いにつけ特異な性質なり能力なりと切り離せない特別な女性を指すことが多い気がしますし、

もっと言えばその女性は表されたOO(マルサや科捜研)に密接で、時間の多くを割いて身を捧げ(この場合仕事に)た状態で関わっている。

仕事に拘束されることを厭わない生活・性格・人格の代名詞として使われる 'OOの女' です。
"水売りの女" はそれとは完全に異なる表し方ですね。

22nov18f






















一見すればわかるがイストワールNo.9の原題に [女] の文字はどこにもない。

商人・売人が女性形なだけ。
それだけで [女] がタイトル化された。

問はそのことよりも、この商人の性別が女性であるって事実の他に、楽曲に登場する人が「女でなければならない要素」がそう大きくないということだ。

女の勘を働かせたり、女ゆえに執拗さの表現をコントロールし易かったり、また女の優れた部分で得ることができる種類の縛られない思考、などの訳合いでいう [女] とは完全に違ってる。

他方性的なものを覗かせて雌を謳い、本人も雌であることを謳歌してる [女] とはもっと異なる。


そんな売り手を殊更に [女] と冠することに私個人はあまり納得がゆかず、"真水の売り子" としてみた。


*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

*スピード落とせの表記比較(1)
*スピード落とせの表記比較(2)

*(No.2)ナイーヴなロバ
    *小さなロバと葉っぱたち
*(No.3)物乞いの生気
    *年老いた
    *時とメンデルスゾーンとイベール
*(No.6)美女と宮殿
*(No.9)隠し絵

*元素
*知りたがり屋の物語

*幸せお昼ご飯
*ニヤニヤ
  *甘いひと口
  *その時
  *本当のこと
*サーモンのムース
*ひねくれ者の希望

lasalledeconcert at 15:12|Permalink││  曲のお話11 

November 22, 2018

ケーキとかお砂糖漬けとか

21nov18g



















1週間ちょっと前だったかな、お夕食準備のあとに時間があったからザクザクっとケーキを作りました。

ポイントは金色のスプーンに乗ってる、ネーブルのピール。

21nov18d























ピールを軽くドライしてからお砂糖漬けでじわじわ濃度を高めた自家製です。

香りと弾力が楽しいの。
細かく砕いて、そのままお口に入れてもクリームのトッピングにしても美味しいのです。

21nov18c




















焼きあがった裏面はこんな風。
食感が想像できる裏面をすぐ見ちゃう。変な癖。

卵少なめ・バター多めのクッキーみたいな生地で
サクッと噛み締めるとポロッとほどけるの。

薄めに作って(生地の量に対して大きめの型を選ぶだけです)
170度で40分くらい焼いたかな。

21nov18e





















生地の甘みは控えて、いただく前にメイプルシロップをトロ〜ンしました。

気温が下がってからは、ご飯作ってる間にオーブンに放り込んでおけばいいお菓子をぽちりぽちり焼いてます。

lasalledeconcert at 11:03|Permalink││  お茶の時間12 

November 21, 2018

僕が聞いたステキだね

20nov18f























僕、ブルゴーニュ。
芋虫みたいな格好だなあ。

2世の奴ってば、おやつも例の食べ方なのさ。転がって食べんのが家庭犬らしいやり方だって未だに信じてるんだの。

  *僕が見たフードの食べ方

20nov18g


















あ〜あ〜、ボーンおやつのお粉だらけにしちまってさ。

でもお姉ちゃまは2世の好きにさせ、美味しくて良かったわネ〜と見守って、あとで鯨でお掃除すんのさ。

だから2世は笑ってるみたいな安心顔で、お粉を散らしておやつを食べるんだよ。

20nov18c






















お姉ちゃまも今週は総じて加減がいい。先週は絶不調だったね。
絶不調んときの格好は酷いもんさ。

四季変わらず朝晩2度のシャワーはするよ。問題はシャワー後に着る物さ。

一応ルームウエアってお名前はついてるけれど、そのまんま寝ちまうんだからお寝間と変わりゃしない。

何かモクモクフカフカした素材の大きめの上下だ。
色は少しずつ違ってるけど毎日大体似たようなものさ。

20nov18h




















お寝間で横になり、お寝間で起きてピアノを弾く。
お寝間でお洗濯物を畳み、また横になる。

仕方なかったさ、なにしろ絶不調だあもの。
それっからお寝間でぼちぼちお料理をして蝶番君を迎える。

帰ってきた蝶番君は早速に、重たいお品など買い足しに行ってくれるって親切な提案をした。蝶番君は帰宅するなりいつもお家ごとを気にかけてくれるのさ。

お姉ちゃまは今夜は体調も良さそうだから一緒に行きたいって、2世にリードをつけた。

20nov18i


















3人で歩き出した。お寝間でね。
僕はチョイと蝶番君を見たよ。

ご病気なんだから1週間もお寝間で過ごすのは仕方ないとして
常にお寝間のまんまお外を歩いてるお嫁を蝶番君はどう思ってんのかな? って考えたのさ。

20nov18d





















僕は蝶番君を見てたけど、蝶番君はお姉ちゃまを眺めながら手を取ってた。

それでもって "ステキだよね" って言った。

  うん? 何が? って問うたお姉ちゃまは
  左手に2世のリードを持ち、右手を蝶番君に引かれてた。
  正直みっとも良い風采じゃあなかった。

"寝間着、ステキだね"

  僕、はあ? って思った。

"何にも縛られなくてさ。自由な感じがいいね。
寝間着で道歩いてお店入る人って格好いいよね"

  スゲエなぁ・・・

  流石僕のお姉ちゃまなんかをお嫁にしようってお人は
  ツボが常人じゃないなあって感心した。

lasalledeconcert at 12:17|Permalink││  ワンコと一緒17 

November 20, 2018

19nov18b























チョコレート色やパープル系リーフが楽しい季節。
コンクリートの刳貫きもよく見える写真だナ。

クリスマス・ベゴニア 'ラブミー' のお隣、小さなカップの中はヒューケラ 'フォーエバーパープル' です。

2枚目の写真、ミルクポット型のに植わってるのはリシマキア 'ペルシャン・チョコレート'。

19nov18e














色と形と質感は
連なって海になると
1枚1枚の葉が見えなくなる。

視覚が散るような感触の中で
葉は [印象] の膜の向こうに
朧な姿を現してる。

葉の1枚ずつを創り、
創っておいて見えなくする。
印象を大切に色づけるために。

19nov18d
























楽曲はしばしば其んな形を取る。

耳を傾ける者はそのことに気づいて印象の不思議を識り
譜を読む者は印象から1枚の葉を検出しようとする。

印象の膜に妨げられる前の元の葉の形を辿ろうとする。

  しかしその膜は誰の手によって其処にあるか。

膜の多くは作曲者より主に演奏者が包(くる)み
小さな庭のような囲いに置き描いた葉の残影だ。

19nov18c

























聴衆の手で膜にプツリと小さな穴を開け
破ってみせるのは難しい。

何故って葉の残影には模倣者の模倣が組み込まれているし
1枚と思い込んでいる膜も2枚3枚と重なってるかもしれない。

その膜は模倣者の手垢で濁っているかもしれない。

19nov18a























目を醒ませ、覚醒せよと過去の画家達作家達が高らかな声を上げ
新しい絵や文学とそれらへの関わり方を扇動したのは
彼らの世界にも此れと同じような撞着を見つけた時なのか?

でも私は声を出さず眠ってる。
膜の汚れは '雑味' として求められ

  *雑味

膜は存在しないかのように皆安々と通り抜けてゆくから。

膜の外側の世界は行き詰まってなさそうだ。
だから眠りをやめる必要はない。必要なのは諦めか?

これからラヴェルを弾こう。

lasalledeconcert at 15:51|Permalink││  曲のお話11 

November 19, 2018

本当のこと

18nov18g
























お庭でちょこっとヘアカットしたブルゴーニュ君は、お洋服の形のせいか殊更幼く見える。でももうじき4歳になるんです。

推定2歳半〜3歳前くらいでうちの子になって早1年と数ヶ月。
幸せに、ふわふわ・ふわふわ暮らしてる。

秋になり名前がまだない断捨離めいたものも再開しました。

昨日や今日の写真みたいな古いお洋服を小間布にして、最後にお掃除に使って、幾十年よく働いてくれたと1つずつ送り出す毎日です。

18nov18e
























シマエナガ先輩ことピアニスト山本実樹子様が書いてくださったブログ、神戸でイベールという記事で

アーティショのマリネをお気に召してくださってて嬉しいナ。
え... そこがツボ? って思いますよね。ワケがあるんです。

これはシマエナガ先輩用だからこそ可能だったことなのですが、お味付けのお好みを伺うこともなく敢えて一般的じゃないお料理の仕方をした一皿だったんです。

イベールの日のために [お腹に一物ありながら] 作ったのでした。
一物とは・・・

18nov18h
























日本のかた(の習慣)に合わない(とされる)お味であり、かつ(ココが大事ですが)古いフランス流、昔ながらの方法でマリナードを作って漬け込んだんです。

日本食が基準のかたの舌にならば、私が使用したタイプのヴィネグレットの香りは葡萄が熟成した臭気が強過ぎると感じられたかもしれないし

酸味の使い方自体がそもそも日本的じゃありませんでした。

ヴィネガーが貴重な贅沢品だった大陸が何千年温めてきた習慣的感覚を示すようなアクセントを効かせたのでした。

18nov18d























お料理は音楽だから。
ご飯は音楽のための序奏だから。

もしも「元のあり方に遡らず、エスプリを軽視して」「単に習慣だからって理由で」日本的なテイストに基づいたお料理に改易するならば、

それは私たちが食後に行なおうとしてた、元素を探す旅とは正反対の行為になってしまうからです。

  *元素

楽曲で本当のことを探すなら
序奏から本当のことを始めていなきゃネ。

18nov18f


























お初にお食事をご一緒するかたに手作り押しつけた上に [何が何でもフランス風! ] を守ろうだなんて、どうかしてるけど

シマエナガ先輩なら尖んがった考えも、彼女のピアノの音と同じくらい深い懐にマルッと納めてくださりそうな気がしたから、フランスフランスってもぉバンバン強要しました。むふ

強引に周り固めするやり口はフランス的で、フランス文化に触れるのに欠かせないノダ。


*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

*スピード落とせの表記比較(1)
*スピード落とせの表記比較(2)

*(No.2)ナイーヴなロバ
    *小さなロバと葉っぱたち
*(No.3)物乞いの生気
    *年老いた
    *時とメンデルスゾーンとイベール
*(No.6)美女と宮殿
*(No.9)隠し絵

*元素
*知りたがり屋の物語

*幸せお昼ご飯
*ニヤニヤ
  *甘いひと口
  *その時
*サーモンのムース
*ひねくれ者の希望

lasalledeconcert at 17:35|Permalink││音 パリの風11 

November 18, 2018

その時

18nov18a



















心が喜んでる時間を過ごしてた日
目の前の楽しいことに夢中になって、2人一緒の写真も撮ってないって気づいたのは日が暮れてからでした。

自撮りなんて全く慣れてない2人が失敗しつつ騒ぎつつ写した。
それから思い出して言った。

'今日ねジェンツーペンギン先輩もお声がけしたらどうかな? って、ちょっと思ったんですヨ' って。

厚かましい発言よねって知りつつ、こっそりと。

17nov18l
























2人がペースを作る集中した時間にしたくて、ピアノ好きのお友達など呼ぶことはしなかったけど、ジェンツーペンギン先輩が音楽のご意見を挟まれたりは楽しい遊びになりそう♪ って想像したのでした。

するとシマエナガ先輩は "私ね実はこの日どこに居るかだけ聞いちゃったヨ。関東に居る日だったから声かけないままになって..." って。

シマエナガ先輩も同じ事を考えてらしたのが嬉しかった。
それでイタズラを提案しました。

17nov18k























ジェンツーペンギン先輩もこの日参加されてたかのように、
その時2人が口にしてた一言をそのままLineで送ること。

  "次はいつにしますか? "

Line画面に打ち込んで、せーの! で2人一緒に送信。

ジェンツーペンギン先輩は意味不明で唐突な同じフレーズを2人から同時に受け取られたのです。

楽曲には真面目に取り組んだけど、ノリは此んなふうでした。
意味不明なことを面白がってはケラケラ笑ってた。

今日のはパリの風じゃなくて80年代桐朋の風。


*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

*スピード落とせの表記比較(1)
*スピード落とせの表記比較(2)

*(No.2)ナイーヴなロバ
    *小さなロバと葉っぱたち
*(No.3)物乞いの生気
    *年老いた
    *時とメンデルスゾーンとイベール
*(No.6)美女と宮殿
*(No.9)隠し絵

*元素
*知りたがり屋の物語

*幸せお昼ご飯
*ニヤニヤ
  *甘いひと口
*サーモンのムース
*ひねくれ者の希望

lasalledeconcert at 12:30|Permalink││音 パリの風11 

November 17, 2018

雑味

17nov18d

























連続ドラマってあまり観ないけど、点けた時に入ってくる言葉に学ぶことが度々あります。

ドラマストーリーを知らない者ならではの聞き方で
数秒灯った画面から抜き取られた科白をドラマ内会話と捉えず、命題として受け取るからでしょうか。

数週間前にも印象に残った事がありました。

女優さんの新垣結衣さんが主人公を演じるドラマ。
バーでマスターと体格の良い男性が会話してました。
会話内容はビールの雑味についてでした。

17nov18b
























耳にした瞬間から他の事を考え込んでしまったから会話詳細は聞いてませんでした。

泡には雑味が・・・って科白だった気がするけれど
以前醸造に関わられてる方に、泡=雑味じゃなく雑味があるビールの泡だから雑味になるってお話を伺ったことがあるから、ドラマの会話は憶え違いかもしれません。(いい加減でごめんなさい)

  どっちみち今日の焦点はビールの質じゃなくって
  雑味を求める層があるという歴然たる事実を
  雑味って言葉を以って再認識したってお話です。

17nov18a


















今更そんな事? って、鈍過ぎるとお思いですよね。

何割かの演奏者にとって雑味を極限までなくしていく作業こそお稽古の仕上げに神経を尖らせ、擦り減らせるもの... つまりそれだけ価値高く意義深い優先事項だから

雑味を欲する構造を実感として理解するのが自分には難しかったんだと思います。

17nov18e














勿論楽曲に関しても。

フランスロマン〜フランス近代の一部には、どんどん雑味を排除することを求められる楽曲が数あります。

濾過を繰り返し純度を高めることは、張りつめたものをつくることでもありましょう。クリーンになるほどシャープになる・・・清くなるほどに緊張感を増すのです。

動揺を伴う心の緊張じゃなく(今の場合それは雑味に分類します)
清澄が本来持っている引き締まった緊張感。

17nov18c






















やさぐれた昨日のブログも結局のところ

  *斜め者のやすらぎ

[浄さが不可欠な分野] か否かの精査なしに何にでも雑味が求められること (精査をしようとする処なら最初から '雑味' なんていう文字通り雑な投じ方をしないでしょう)。
'元が何であろうと' とにかく雑味、と欲する世界がある。

其の動勢に幻滅し15年前には諦めたってお話でしたが
今は別の物思いも加わりました。

17nov18f
























塩分や糖分を制限された方が、最初は薄味に物足りなさを感じても日が経てば僅かなお味付けでしょっぱい・甘いと感じられるようになったり

合成調味料をよく摂取する方は、お食事に合成物が入っても独特のえぐみに鈍感になっていたり

音楽の 'お味' と 'ザツミ' の習慣的な取り入れ方が、音楽の嗜好・聞こえ方にあまりにも大きく作用してるならば
最早お料理の問題じゃない部分が大きすぎるのじゃないかと...

そう改めて気づいて、更に意気を欠かれた日々がありました。
だから今1匹の聴衆のために弾くのが尚大きな癒しになりました。

lasalledeconcert at 19:47|Permalink││音 パリの風11 
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**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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